試練

Yamaoka

文字の大きさ
8 / 9

現実

しおりを挟む
 カスを掴むようだ。「今田」家も。帰省くらいしたら?この木がですか?らしい。ただ、あまりに不透明だろ。……。俺も思ったよ。神が?到底。理由でもあるのか?おい。それ以上は汲み取れんかった。行ってきます。
 御前、筆握れよ。なぁ?
 確かめんと――。待っててくれ。まず、第一にあなた方は本物ですか?
 二択だって、このまま彼らを信じ木を育てるか四枝石を手にするかの。何故、あなた方は実際に動かず様子だけを見るんですか?
 狡知じゃないが(あぁ、狡知以下を)。歴とした戦事もあって。無理だよ。四枝石を手に入れるには彼らが死ぬしかない。
 大体、外に持ってくだけで冷や汗もの。だろ。絵画では剽窃です。別にいいが、俺はもう汲み取れない。それでもです。あぁ、であったら銅像をスケッチでもして帰ればいい。仰る通りです。まだあるのか?意思も一致か?なら開かないだろう。
 携帯っていうんですか?貸して下さい。
 聞こえますか――?俺だ。像は呪いがかかってます。まさか奥では?それが?それ以上、進むと呪いによって砦が全壊します。俺にはこれくらいしか出来ない。さっきはすまん。携帯と把握できたんで、OKです。あんた、行けたんだろう。最短はあるんですが、ゲッシュに反します。ただ、私ですら触れたことがありません。信じられるんだな。それとすまん。
 砦が全壊?もうちょっとわかりやすくいってくれ。とにかく先に進んでは行けないんだろ。待て。解決になりません。あー、わかった。
 よくわからんが、行くのか?行きたい。なんの確証も得られないまま終わりたくない。わかった。俺が後に付いて行く。危険とわかったらすぐ戻る。いいな?
 理詰めでいったところで常識かなんかが出てくるんだろう。意味はある……。
 ちょっとずつだ。はい。?
 心配のものです。あなた方も?銅像でしょう。常識を平たくいったものですが、進むことが……。なんだ、これ?怪物か?
 我々、ケルトつまりアイルランド人は一種の生態系を持ってます。保ってます。これもまた運がいい種族というか生体の反応もケルト人のみであったら問題がありません。しかし、高エネルギーはかえって仇に。人種は?関係なしです。
 回帰するんだろう。原理とやら常識であって。戦ったことあるか?
 ないです。薄汚い――。
 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

妻への最後の手紙

中七七三
ライト文芸
生きることに疲れた夫が妻へ送った最後の手紙の話。

処理中です...