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06 原作:人間 漫画:あやかし の漫画家です
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「刑部さん! この話どうですか!?」
「ふむ。どれどれ」
受け取ったネームを見て、まずは刑部姫の感想をもらう。
刑部姫も佳祐からのネームをじっくりと読み、それは自分が描きたいものであるのかどうか判定を下す。
この先、二人が原作と作画担当としてやっていくのならば、二人が描きたい漫画を描き続けなければならない。
漫画家における原作と作画のタッグとはある意味、恋人や夫婦以上に互いの気持ちが通じ合っていなければならない存在。故に妥協は許されない。
その想いで佳祐はネームを描き、そして刑部姫もそれを見る。
そして、その判定は――
「……ぷっ」
「ぷ?」
「ぷははははははは! 面白い! やはりお主の漫画は面白いぞ! 祐介ー!」
ケラケラと腹を抱えて笑うあやかしの少女。
やがてひとしきり笑った後、刑部姫は告げる。
「わらわではとてもこのような話など思いつかぬ! バカバカしい! 実にバカバカしい話じゃ! じゃが、お主はそんなバカバカしい話を本気で、しかもこのように面白おかしく描いておる! 全くお主の頭の中はどうなっておる、あやかしのわらわでも覗けぬわ!」
「ってことは刑部さん」
「うむ!」
頷き、刑部姫は手に持ったネームをバンと勢いよく机に叩きつけ、原稿を手に取る。
「合格じゃ! わらわもこれを漫画にして見てみたい! いや、むしろわらわ自身がこれを描きたいと思っておる!」
「じゃあ!」
「ああ! 後のことはわらわに任せるがよい! わらわが作画担当として、お主のこの『ネーム』を元に素晴らしい原画に仕上てやろう!」
ドンと胸を叩き宣言する刑部姫。
そんな彼女の姿に期待を膨らませる佳祐。
無論、佳祐も彼女一人に原稿を任せることはなく、自分が手伝える分は手伝うつもりであった。
「では、早速原稿に取り掛かるとするか。まずは下書きをして、そのあとにペン入れじゃな?」
「はい。刑部さんの画力なら、そのまま鉛筆とかで下書きしてください。ペン入れの際はオレが教えますし手伝います。多分、刑部さんならすぐにペン入れもオレより上手くなりますよ」
「うむうむ。任せておけ」
「ちなみに背景ならオレが手伝えます。ちょっとパースとか自信ないかもですけど……少しでも時間短縮ができれば」
「背景か……。それならわらわはたくさん見てきたから、どのような位置や構図からでもおそらく描けると思うぞ。それに時間の心配ならばする必要はないぞ。なにせわらわはあやかし。睡眠など必要ない」
「え!? 寝ないで描くんですか!?」
その一言に思わず仰天する佳祐。
だが、刑部姫は「何を当然のことを」と逆に聞き返していた。
「あの……ちょっとお聞きしたいんですけど、このネーム、原稿として完成させるとしたらどれくらいで出来ますか? もしかして……一週間とか?」
恐る恐る尋ねる佳祐に対し、刑部姫は呆れたように返す。
「何を言うか、一週間などと」
「そ、そうですよね。さすがに一週間じゃ無理ですよねー」
「三日じゃ」
「……は?」
「このネームの分量なら、三日で原稿として仕上げられる。まあ、そのペン入れというやつになれる時間も加えて一日余分に入れさせてもらったが」
ドヤ顔で宣言する刑部姫に対し、この時初めて佳祐はあやかしの持つプレッシャーに気圧されたという。
「ふむ。どれどれ」
受け取ったネームを見て、まずは刑部姫の感想をもらう。
刑部姫も佳祐からのネームをじっくりと読み、それは自分が描きたいものであるのかどうか判定を下す。
この先、二人が原作と作画担当としてやっていくのならば、二人が描きたい漫画を描き続けなければならない。
漫画家における原作と作画のタッグとはある意味、恋人や夫婦以上に互いの気持ちが通じ合っていなければならない存在。故に妥協は許されない。
その想いで佳祐はネームを描き、そして刑部姫もそれを見る。
そして、その判定は――
「……ぷっ」
「ぷ?」
「ぷははははははは! 面白い! やはりお主の漫画は面白いぞ! 祐介ー!」
ケラケラと腹を抱えて笑うあやかしの少女。
やがてひとしきり笑った後、刑部姫は告げる。
「わらわではとてもこのような話など思いつかぬ! バカバカしい! 実にバカバカしい話じゃ! じゃが、お主はそんなバカバカしい話を本気で、しかもこのように面白おかしく描いておる! 全くお主の頭の中はどうなっておる、あやかしのわらわでも覗けぬわ!」
「ってことは刑部さん」
「うむ!」
頷き、刑部姫は手に持ったネームをバンと勢いよく机に叩きつけ、原稿を手に取る。
「合格じゃ! わらわもこれを漫画にして見てみたい! いや、むしろわらわ自身がこれを描きたいと思っておる!」
「じゃあ!」
「ああ! 後のことはわらわに任せるがよい! わらわが作画担当として、お主のこの『ネーム』を元に素晴らしい原画に仕上てやろう!」
ドンと胸を叩き宣言する刑部姫。
そんな彼女の姿に期待を膨らませる佳祐。
無論、佳祐も彼女一人に原稿を任せることはなく、自分が手伝える分は手伝うつもりであった。
「では、早速原稿に取り掛かるとするか。まずは下書きをして、そのあとにペン入れじゃな?」
「はい。刑部さんの画力なら、そのまま鉛筆とかで下書きしてください。ペン入れの際はオレが教えますし手伝います。多分、刑部さんならすぐにペン入れもオレより上手くなりますよ」
「うむうむ。任せておけ」
「ちなみに背景ならオレが手伝えます。ちょっとパースとか自信ないかもですけど……少しでも時間短縮ができれば」
「背景か……。それならわらわはたくさん見てきたから、どのような位置や構図からでもおそらく描けると思うぞ。それに時間の心配ならばする必要はないぞ。なにせわらわはあやかし。睡眠など必要ない」
「え!? 寝ないで描くんですか!?」
その一言に思わず仰天する佳祐。
だが、刑部姫は「何を当然のことを」と逆に聞き返していた。
「あの……ちょっとお聞きしたいんですけど、このネーム、原稿として完成させるとしたらどれくらいで出来ますか? もしかして……一週間とか?」
恐る恐る尋ねる佳祐に対し、刑部姫は呆れたように返す。
「何を言うか、一週間などと」
「そ、そうですよね。さすがに一週間じゃ無理ですよねー」
「三日じゃ」
「……は?」
「このネームの分量なら、三日で原稿として仕上げられる。まあ、そのペン入れというやつになれる時間も加えて一日余分に入れさせてもらったが」
ドヤ顔で宣言する刑部姫に対し、この時初めて佳祐はあやかしの持つプレッシャーに気圧されたという。
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