きぃちゃんと明石さん

うりれお

文字の大きさ
37 / 60
この先、イチャつくだけです(番外編Ⅰ?)

→おまけ

しおりを挟む

 
 おまけ
 
「お皿洗い終わったよ。」

フライパン一つと少し大きめのお皿とスプーンを二つずつをさっと洗い終わって、声を掛けると、季衣がパタパタとこちらにやってきて、

「ありがとうございます。」

と少しよそよそしげに言う。

間違いなく俺が朝まで抱く宣言をしたからであるのだが、あの後ほとんど言葉を交わすことなく黙々と食べ進め、今に至る。

今まで何回も抱かれているのに、まるで初めてかのように緊張している季衣に、思わず笑みが零れてしまう。

俺の前に立ってもじもじしているのを見て、何か言うまで待ってみようかと思っていると、

「……ん。」

言わなくても分かるだろと言わんばかりの顔で、両手を広げて抱っこをせがんできた。

何このせがみ方、可愛いすぎでしょ。
たまに赤ちゃんみたいになるきぃちゃんがたまんないんだよね。

何を求められているのか、分からない訳がないのだが、もっと可愛い姿が見れる気がして、分からないフリをしてみる。

「なに?どうしたの?」

「…………ん!」

おぉ、さっきより主張が強くなった。
やっぱり意地になった子供のようで可愛い。

「口で言ってくれないと分かんないよ。」

「んぅ。…………だっこっ。」

はい可愛い。世界一可愛い。

「抱っこ?」

「うん。だっこしてぇ。」

駄目だ。ヤバい。
俺の頭の中で可愛いの洪水が起きている。

朝まで抱くとは言ったものの、そこまで激しくするつもりは無かったが、これは加減するのが難しいかもしれない。
てか加減なんて出来ない気がする。

「首に掴まって……しっかり掴まっててよ。
  よいしょっと。」

首にぎゅっと掴まって、俺の匂いを嗅ぎながら、脚を腰に絡ませてくる季衣を落とさないように大事に抱えながら寝室に向かう。

毎回思うけど、めちゃくちゃ軽いんだよなぁ。
華奢だし。
こんなにすぐ壊れちゃいそうな身体に、いつも俺のを咥えこんでると思うと、どうしようもなく興奮してしまう自分は大分変態なのだろう。
こうやって寝室に連れ込む度に自分が悪役のような気がしてくる。

ベッドに辿り着いて、季衣を降ろそうとすると、

「もうちょっとだけこのままがいい」

と、しがみつかれる。
もう、なんなんだよこの赤ちゃん。
可愛すぎて、俺爆発しちゃうよ?
(何がとは言わない)

「いいけど、そのまま寝ないでね?」

このまま、すやぁ、なんてされたら、生殺しが過ぎる。
しかも季衣は、俺の匂いを精神安定剤のようにしている節があるため、余計に心配になる。

「寝ぇへんもん。
  ……だって、きぃも、ひぃ着いちゃったもん。」

柊真の耳にぽってりとした唇を寄せた季衣が、
相変わらず無自覚に、柊真に火を着けた。























しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

お義父さん、好き。

うみ
恋愛
お義父さんの子を孕みたい……。義理の父を好きになって、愛してしまった。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ドSな彼からの溺愛は蜜の味

鳴宮鶉子
恋愛
ドSな彼からの溺愛は蜜の味

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

一夏の性体験

風のように
恋愛
性に興味を持ち始めた頃に訪れた憧れの年上の女性との一夜の経験

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

処理中です...