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第3章 ワールドメイク
第47話 最後の戦い④
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次の部屋には何もなかったので、そのままスルーし、突き当りに見えた階段を上っていく。
結局、最後に残ったのは俺と南、そして沙代里だけだったのは意外だった。
まぁ、順当にいった結果なのかもしれない。
そのまま階段を上っていくと、次に見えたドアからは風の音が聞こえた。吹き付ける風によってドアがカタカタと揺れている。
そう。ここが屋上の前のドアだ。
もうこの先はないのだ。
また都会の喧騒、いわゆる車の排気音だったり、人の声が聞こえてきたことから、このファウストのビルが街中に建っていることに気が付く。
こういった謎の組織は辺境の地に、本部を構えていると思っていたがどうやら違ったようだ。
何も知らされず、沙代里の異能により瞬間移動させられて着いたことから、ここがどこなのか分からぬ不安も少なからずあったが、これで少し落ち着きを取り戻した。
まぁ結局、その町もどこの町かは分からないため、何もわかっていない事には変わりないのだが。
そうして俺たちは東と、敵の幹部がいるであろう屋上のドアを開いた。
「あらあら。えらく早かったわね。こんにちは。西京さんと南さん?」
そこには幼女が偉そうに椅子に座って待っていた。
パーカーを羽織り、スカートをはいて、長い藍色の髪を後ろで束ねている幼女。もちろん、南は最終決戦なのに少しはにかんでいた。流石のロリコンである。
幼女は容姿に似合わぬ礼儀正しい口調で言葉を紡いだ。
「そうだぜ。お嬢さん。で、君がそのファウストの創始者か?」
彼女はその南の問いに口元を綻ばせる。
「いいえ。私は四天王の最後の一人。草木 明菜よ。」
おそらく彼女が最後に戦わないければいけない異能者なのだろう。もっといかつい敵を予想していたが、その予想は外れたわけだ。
「そうか。なるほど。」
しかし、もうこれですべてが証明された。シナリオ通りに進めば、この子はとんでもない異能を持っているはずである。ここからは何が起こるか分からない。
しかし、下手に手も出せないのだ。結局、未来は分からないためシナリオに沿った行動をとることが一番安全であり、彼女の意図を探れる。
そうして、その子の後ろに制服姿の東がいることで何故だか腑に落ちた。
彼女はただ平然とそこに立ち、俺たちを見ている。
そして、口を開いた。
「西京。大丈夫だった?」
「まぁ。大丈夫だ。南と沙代里も問題はない。」
「そっか。良かった。」
彼女はホッと一安心したように息を吐いた。そして、俺の顔を直視すると、ニコリと笑いかけてきた。俺はその手前の幼女を無視し、そのまま東に声をかける。
「東は大丈夫か?」
「う、うん。特に手荒なことはされていないよ。大丈夫。」
そうして、彼女の前に向かおうとしていると、手前の幼女が椅子から立ち上がり俺の前に立ちはだかる。
「感動の再会のところ悪いけれど、そろそろ始めましょうか?」
「おいおい。この幼女すごいやる気だな。もうこっちとしては異能も腹いっぱいって感じで早く帰りたいんだがなぁ。」
南が揶揄するも、幼女は一切表情を変えることなく、こちらに不適な笑みを見せる。
「なんか面倒臭いしぃ。さっさと終わらせるよぉ。」
沙代里はもう飽きていたのか、ダルそうに指を鳴らそうと手を上げる。そして幼女を標的として、その指を交わらせた。
「そうね。早く終わらせましょう。」
しかし、それよりも先にパチンっと幼女の指が鳴る。その幼女の声と同時に指の鳴る音が聞こえてきたかと思えば、隣にいた沙代里は膝から崩れ落ちて、その場に倒れた。
本当に息をつく暇もないほど、突然の出来事であった。
は?今何が起こった?
これは何の異能だ?
相手を気絶させる異能か?
沙代里は倒れたままピクリとも動かない。
その様子を見ていた幼女は何が楽しいのか、満面の笑みでこちらに話しかけてきた。
「あら。勘違いしていないかしら?これは気絶の異能ではないわ。」
南は何か異変に気付いたのか、深刻な顔つきで幼女に詰めかかる。
「おい!待て!…………。じゃあ。これって。」
「そう。これは死の異能よ。相手を即死させる異能。」
幼女はこちらに笑いかけ平然とそう宣った。
俺は急いで、沙代里のもとに向かい、彼女を抱きかかえるも、その意識はもうなく、顔も白く血が通っていないように見える。そして、酷く重く感じられた。
「なんだと…………?死ぬ異能?」
「そうですよ。これは死の異能。相手を即死させる異能ですって。何回言えばいいですか?」
「は?…………。いや!そんなことあってたまるか!!」
南は沙代里に駆け寄り、その冷たくなった体を左右に揺らすも、全く何の反応もない。そして、腕に手をあてて、脈を測るも南は未だ焦った顔で彼女を揺らしていた。
脈がないのだ。
彼の用いるすべての知識で、彼女の生死を確認しようとも、最後にはすべて同じ答えに行き着く。
脈がなく、意識を失い、心臓の鼓動も聞こえない。
そう。死んでいるのだ。
「もう死んでますよー?」
幼女はこちらを嘲笑しながら、南を揶揄ったように声をかける。
「うっせぇ!!黙ってろ!!」
それでも南は未だ、沙代里から離れようとはせず、なんとか生かす方法を模索する。
「もう。しょうがないなぁ。じゃあ。これで信じてくれますか?」
幼女は二度目の音を鳴らした。
それが鳴ったとき、次に誰が死ぬのか分からないため皆が身構えるも、何も起こらない。
しかし、未だ幼女の不適な笑みは消えない。
何やら嫌な予感がする。
ん?音が聞こえてくる。
えらく騒々しい音が。
いや確かに屋上の上に着いた時から、都会の喧騒が聞こえていたが、これはなんだろう。
胸騒ぎが消えない。
「ほら、外を見てください。」
「は?」
俺はそのまま、ビルの屋上から下を見渡す。彼女が二度目に指を鳴らしたときから、何か緊急避難音やら、車のクラクションがやったらめったら鳴っているなと思っていた。そして、何かけたたましい激突音やら、建物が決壊したような破裂音にとにかく下が騒々しい。
しかし、屋上にいる俺たちに下を確認するすべはない。ここで何が起こったのかは分からない。
しかし分かったことがある。
ここは俺たちが住んでいた町の中央に位置するということだ。
見覚えのある建物や、特徴的なランドマークも見える。
そうして、現状を把握できずにいる俺たちに幼女はさらに追い打ちをかける。
「んーと。多分。これでこの町の人間は私と貴方たちの三人しか生きていません。他は皆、死にましたよ?今、指を鳴らしたのはそういうことです。私の異能は標的を選ぶ必要がありませんから。初めて殺したときからずっと今までファウストに異能を使うことを止められていたのでやっと解放できました。はぁ。本当に爽快な気分です。」
「は?」
この幼女は何を言っている?
この町の人間を皆殺しにしたと言わなかったか?
そんな事を平気な顔で宣ったのか?
ペタや、植木、北条に宮姉妹。他にも全ての人間が息絶えたとそう言うのか?
「いやいや、信じられないなら、お友達にでも電話をかけてみては?」
俺は急いで、北条さん、亜里沙ちゃんに電話をかける。しかし誰も応答しない。亜里沙ちゃんはスマホゲームをしていたので、絶対に出るはずなのに。
誰にもつながらない。安否確認が出来ないのだ。
いや。多分違う。
もう死んでいるのだろう。
しかし頭では分かっていても、どうしても納得できない。こんな幼女にすべてを奪われたと思うと、どう受け止めたらいいのか分からないのだ。
「まだ信じられないって顔をしていますね?」
「ああ。何かの間違いだ。こんなことありえない。俺はこんな異能を教えた覚えはない。」
「はい?何を言っているのかわかりませんが、では貴方で試してみますか?」
そういうと、彼女は俺の方を見ながら指を鳴らした。
結局、最後に残ったのは俺と南、そして沙代里だけだったのは意外だった。
まぁ、順当にいった結果なのかもしれない。
そのまま階段を上っていくと、次に見えたドアからは風の音が聞こえた。吹き付ける風によってドアがカタカタと揺れている。
そう。ここが屋上の前のドアだ。
もうこの先はないのだ。
また都会の喧騒、いわゆる車の排気音だったり、人の声が聞こえてきたことから、このファウストのビルが街中に建っていることに気が付く。
こういった謎の組織は辺境の地に、本部を構えていると思っていたがどうやら違ったようだ。
何も知らされず、沙代里の異能により瞬間移動させられて着いたことから、ここがどこなのか分からぬ不安も少なからずあったが、これで少し落ち着きを取り戻した。
まぁ結局、その町もどこの町かは分からないため、何もわかっていない事には変わりないのだが。
そうして俺たちは東と、敵の幹部がいるであろう屋上のドアを開いた。
「あらあら。えらく早かったわね。こんにちは。西京さんと南さん?」
そこには幼女が偉そうに椅子に座って待っていた。
パーカーを羽織り、スカートをはいて、長い藍色の髪を後ろで束ねている幼女。もちろん、南は最終決戦なのに少しはにかんでいた。流石のロリコンである。
幼女は容姿に似合わぬ礼儀正しい口調で言葉を紡いだ。
「そうだぜ。お嬢さん。で、君がそのファウストの創始者か?」
彼女はその南の問いに口元を綻ばせる。
「いいえ。私は四天王の最後の一人。草木 明菜よ。」
おそらく彼女が最後に戦わないければいけない異能者なのだろう。もっといかつい敵を予想していたが、その予想は外れたわけだ。
「そうか。なるほど。」
しかし、もうこれですべてが証明された。シナリオ通りに進めば、この子はとんでもない異能を持っているはずである。ここからは何が起こるか分からない。
しかし、下手に手も出せないのだ。結局、未来は分からないためシナリオに沿った行動をとることが一番安全であり、彼女の意図を探れる。
そうして、その子の後ろに制服姿の東がいることで何故だか腑に落ちた。
彼女はただ平然とそこに立ち、俺たちを見ている。
そして、口を開いた。
「西京。大丈夫だった?」
「まぁ。大丈夫だ。南と沙代里も問題はない。」
「そっか。良かった。」
彼女はホッと一安心したように息を吐いた。そして、俺の顔を直視すると、ニコリと笑いかけてきた。俺はその手前の幼女を無視し、そのまま東に声をかける。
「東は大丈夫か?」
「う、うん。特に手荒なことはされていないよ。大丈夫。」
そうして、彼女の前に向かおうとしていると、手前の幼女が椅子から立ち上がり俺の前に立ちはだかる。
「感動の再会のところ悪いけれど、そろそろ始めましょうか?」
「おいおい。この幼女すごいやる気だな。もうこっちとしては異能も腹いっぱいって感じで早く帰りたいんだがなぁ。」
南が揶揄するも、幼女は一切表情を変えることなく、こちらに不適な笑みを見せる。
「なんか面倒臭いしぃ。さっさと終わらせるよぉ。」
沙代里はもう飽きていたのか、ダルそうに指を鳴らそうと手を上げる。そして幼女を標的として、その指を交わらせた。
「そうね。早く終わらせましょう。」
しかし、それよりも先にパチンっと幼女の指が鳴る。その幼女の声と同時に指の鳴る音が聞こえてきたかと思えば、隣にいた沙代里は膝から崩れ落ちて、その場に倒れた。
本当に息をつく暇もないほど、突然の出来事であった。
は?今何が起こった?
これは何の異能だ?
相手を気絶させる異能か?
沙代里は倒れたままピクリとも動かない。
その様子を見ていた幼女は何が楽しいのか、満面の笑みでこちらに話しかけてきた。
「あら。勘違いしていないかしら?これは気絶の異能ではないわ。」
南は何か異変に気付いたのか、深刻な顔つきで幼女に詰めかかる。
「おい!待て!…………。じゃあ。これって。」
「そう。これは死の異能よ。相手を即死させる異能。」
幼女はこちらに笑いかけ平然とそう宣った。
俺は急いで、沙代里のもとに向かい、彼女を抱きかかえるも、その意識はもうなく、顔も白く血が通っていないように見える。そして、酷く重く感じられた。
「なんだと…………?死ぬ異能?」
「そうですよ。これは死の異能。相手を即死させる異能ですって。何回言えばいいですか?」
「は?…………。いや!そんなことあってたまるか!!」
南は沙代里に駆け寄り、その冷たくなった体を左右に揺らすも、全く何の反応もない。そして、腕に手をあてて、脈を測るも南は未だ焦った顔で彼女を揺らしていた。
脈がないのだ。
彼の用いるすべての知識で、彼女の生死を確認しようとも、最後にはすべて同じ答えに行き着く。
脈がなく、意識を失い、心臓の鼓動も聞こえない。
そう。死んでいるのだ。
「もう死んでますよー?」
幼女はこちらを嘲笑しながら、南を揶揄ったように声をかける。
「うっせぇ!!黙ってろ!!」
それでも南は未だ、沙代里から離れようとはせず、なんとか生かす方法を模索する。
「もう。しょうがないなぁ。じゃあ。これで信じてくれますか?」
幼女は二度目の音を鳴らした。
それが鳴ったとき、次に誰が死ぬのか分からないため皆が身構えるも、何も起こらない。
しかし、未だ幼女の不適な笑みは消えない。
何やら嫌な予感がする。
ん?音が聞こえてくる。
えらく騒々しい音が。
いや確かに屋上の上に着いた時から、都会の喧騒が聞こえていたが、これはなんだろう。
胸騒ぎが消えない。
「ほら、外を見てください。」
「は?」
俺はそのまま、ビルの屋上から下を見渡す。彼女が二度目に指を鳴らしたときから、何か緊急避難音やら、車のクラクションがやったらめったら鳴っているなと思っていた。そして、何かけたたましい激突音やら、建物が決壊したような破裂音にとにかく下が騒々しい。
しかし、屋上にいる俺たちに下を確認するすべはない。ここで何が起こったのかは分からない。
しかし分かったことがある。
ここは俺たちが住んでいた町の中央に位置するということだ。
見覚えのある建物や、特徴的なランドマークも見える。
そうして、現状を把握できずにいる俺たちに幼女はさらに追い打ちをかける。
「んーと。多分。これでこの町の人間は私と貴方たちの三人しか生きていません。他は皆、死にましたよ?今、指を鳴らしたのはそういうことです。私の異能は標的を選ぶ必要がありませんから。初めて殺したときからずっと今までファウストに異能を使うことを止められていたのでやっと解放できました。はぁ。本当に爽快な気分です。」
「は?」
この幼女は何を言っている?
この町の人間を皆殺しにしたと言わなかったか?
そんな事を平気な顔で宣ったのか?
ペタや、植木、北条に宮姉妹。他にも全ての人間が息絶えたとそう言うのか?
「いやいや、信じられないなら、お友達にでも電話をかけてみては?」
俺は急いで、北条さん、亜里沙ちゃんに電話をかける。しかし誰も応答しない。亜里沙ちゃんはスマホゲームをしていたので、絶対に出るはずなのに。
誰にもつながらない。安否確認が出来ないのだ。
いや。多分違う。
もう死んでいるのだろう。
しかし頭では分かっていても、どうしても納得できない。こんな幼女にすべてを奪われたと思うと、どう受け止めたらいいのか分からないのだ。
「まだ信じられないって顔をしていますね?」
「ああ。何かの間違いだ。こんなことありえない。俺はこんな異能を教えた覚えはない。」
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