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肉のパン包みフリッターガーリック風味
肉のパン包みフリッターガーリック風味12
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答えたもののパンを作る時間はないので、頭の中で食材を並べて悩む。さっきまで練っていたのは翌日用なのだ。
「あ、ねぇ。申し訳ないけどそこにある鍋にえん麦を持ってきてくれる?」
「えん麦かよ。あれ不味いじゃねーか。これ食った後だと不味さが引き立つぞ?」
遠回しにパンは褒めてくれているが、えん麦は断固拒否したいのもヒシヒシと伝わってきた。アリシャにもその気持ちは理解できた。基本的にえん麦はそんなに好まれる食材ではないし、家畜の餌に回すことが多いものなのだ。
「体にはいいらしいわよ。それにレオさんの作ってくれた粥は美味しかったわ」
「他にないのか?」
「今日は初めてだし時間がなかったから……」
しょうがないなぁ。と呟くと鍋を持って素直に取りに行ってくれた。それならもっと快諾してくれたら良いのにとも思ったが、とにかく食事を作らなければならない。
その後エドはえん麦を持ってくると、直ぐに丸太運びを再開した。それはいいのだが、料理部屋に入ってくるたびに何かをつまみ食いしようとする大きなネズミみたいだった。
お陰でパンの後に揚げた、タマネギのリングは焦げたのがチラホラ。エドに集中出来なくて焦げたと文句をつけた、お詫びにと言って焦げたのを口に放り込んでいった。
最後にえん麦を少しでも美味しく食べてもらおうとアーモンドを細かく砕いて入れ、てんさい糖と水を火にかけとろみがついたところで投入した。そこに干し葡萄も加えると水分がとぶまで炒っていく。
水分がなくなると琥珀色の塊になり、それを平らに潰して暫く放置して固まったところでナイフを入れる。ビスケットより硬いが甘さの中にほろ苦さも加わって、堪らずアリシャもエドのようにつまみ食いを何度もしてしまった。
(これ、明日時間が余ったら沢山作ろう)
パンよりずっと作るのが簡単でいて、腹持ちもいいはずだ。てんさい糖を使っているから贅沢ではあるが、ここの食料庫をみればそんなこと誰も咎めないと確信していた。
最後にココの為に野ウサギの肉を茹でていると、ドヤドヤとみんながそろってやってきた。
「いい匂いだわ。ここは天国かしら? そうに決まってる。ねぇ、ドク」
ドクはレゼナに「死ぬ前に食いたいぞ、俺は」と、持ってきた布の水筒をテーブルに置いた。
「りんご酒を持ってきた。よし、食うぞ」
揉み手をして丸太のイスに座ると、ウィンやエドもそれにならった。レオは一番炉の近くのイスを勧められてそこに腰を下ろした。
「器にこれを乗せて配るわ」
レゼナは給仕するのを手伝ってくれるが、初めて見る棒状のパンに興味津々だった。
「そこのニンニクを掛けてください」
アリシャはアリシャで同じ器にタマネギのリングを乗せながらレゼナにお願いした。
「へぇ、砕いたのね。とてもお腹が減る匂いだこと」
「いいから、回してくれよ。それ死ぬほど美味いんだから」
「あら、エド? なんで知っているの?」
レゼナに突っ込まれたがエドは聞こえなかったフリで通して、受け取った器をレオに渡した。全員分行き渡ると、揃って祈りを捧げてから食べ始める。
この時期は夜になるとぐっと気温が下がる。炉の温もりはそれだけで食事時間を楽しみへと変える。幸せなひとときなのだ。
アリシャだけは食べる前に一度立ち上がる。欠けた器にウサギの肉を乗せて、足元に居るココに出してやったのだ。
「ほぉ、美味いな。アリシャの住んでいたところではこんな風に食べるのか?」
ドクが脂のついた指を舐めながら問う。
「いえ、パンが残っていたのでアレンジしてみたんです」
「私のパンを使ってくれるなんて……感激だわ。自分でも美味しくないと思っていても、作った手間暇を考えるとね。豚の餌になるのは寂しかったのよ」
レゼナがしみじみ語るとすかさず「味もそうだけど量も作りすぎなんだよ、母さんは」とエドが口を挟んだ。
「あらぁ、あなた達が食べるようになったから、足らなかったら可哀想だと思う母心なのに」
「確かに、これが二本じゃ足らないしな」
そのエドの言葉を待っていたように立ち上がったアリシャは二つの器をテーブルから持ってきた。一つはタマネギのリング、もう一つはアーモンドとえん麦の菓子だ。
「タマネギまだあるので食べてください。あとこちらは甘いのでデザートに」
端からレオ、エド、ウィン、レゼナ、ドクの順で器が手渡される。自分のところに来たら、膝の上の器に少し取ってまた回すのだ。
「これはえん麦か」
菓子を摘んで炉の方にかざしたレオがまじまじと観察し言った。
「はい。えん麦は腹持ちがいいですよね。時間もかからず作れました。ただ、てんさい糖を結構たくさん使ってしまいましたが……」
話に耳を傾けながらレオが一口齧って味わっていた。
「これも美味いな。てんさい糖は使っていい。薬用のはうちに確保してあるからな」
「皆さんたくさん作りましたから良かったら持ち帰って食べてください」
「朝ごはんの前に一仕事するから助かるよ」
ウィンの言葉にニッコリ微笑むと、ウィンも笑顔で応えてくれた。
「明日かぁ、人参を間引かないとな」
ドクはそう言ってりんご酒を一口。皮の水筒をレオへと出すと、レオもそれを飲んだ。
「その間引いた人参を少しいただけますか? 葉に衣をつけて揚げると美味しいので」
「残りのパンやえん麦の次は間引いた人参。豚の餌が減っちまうな」
「エド! あんたって子は。いいじゃない、人間も食べられるなら食べましょうよ」
レゼナが叱りながらエドの器を取り上げようとしたが、エドの方が機敏だった。さっと持ち上げて、その後はレゼナに敢えて背を向け食事を続ける。
りんご酒を飲んでからドクの頬はほんのり赤く色付いた。そんな頬を自分で叩いてから「んー、そうか。アリシャに食事を頼めるならレゼナは畑をやれるな?」と、腕を組む。
「ってぇことは、俺はここの扉を作るか。エドに手伝わせて──」
「マジかよ。鹿狩りに行くつもりだったのに」
「皮も肉も既に十分だろ」
反論出来なかったエドは不機嫌にタマネギのリングを口に放り込んだ。
二人のやり取りを聞いていたレオが板作りは任せておけと請け負った。
「あ、ねぇ。申し訳ないけどそこにある鍋にえん麦を持ってきてくれる?」
「えん麦かよ。あれ不味いじゃねーか。これ食った後だと不味さが引き立つぞ?」
遠回しにパンは褒めてくれているが、えん麦は断固拒否したいのもヒシヒシと伝わってきた。アリシャにもその気持ちは理解できた。基本的にえん麦はそんなに好まれる食材ではないし、家畜の餌に回すことが多いものなのだ。
「体にはいいらしいわよ。それにレオさんの作ってくれた粥は美味しかったわ」
「他にないのか?」
「今日は初めてだし時間がなかったから……」
しょうがないなぁ。と呟くと鍋を持って素直に取りに行ってくれた。それならもっと快諾してくれたら良いのにとも思ったが、とにかく食事を作らなければならない。
その後エドはえん麦を持ってくると、直ぐに丸太運びを再開した。それはいいのだが、料理部屋に入ってくるたびに何かをつまみ食いしようとする大きなネズミみたいだった。
お陰でパンの後に揚げた、タマネギのリングは焦げたのがチラホラ。エドに集中出来なくて焦げたと文句をつけた、お詫びにと言って焦げたのを口に放り込んでいった。
最後にえん麦を少しでも美味しく食べてもらおうとアーモンドを細かく砕いて入れ、てんさい糖と水を火にかけとろみがついたところで投入した。そこに干し葡萄も加えると水分がとぶまで炒っていく。
水分がなくなると琥珀色の塊になり、それを平らに潰して暫く放置して固まったところでナイフを入れる。ビスケットより硬いが甘さの中にほろ苦さも加わって、堪らずアリシャもエドのようにつまみ食いを何度もしてしまった。
(これ、明日時間が余ったら沢山作ろう)
パンよりずっと作るのが簡単でいて、腹持ちもいいはずだ。てんさい糖を使っているから贅沢ではあるが、ここの食料庫をみればそんなこと誰も咎めないと確信していた。
最後にココの為に野ウサギの肉を茹でていると、ドヤドヤとみんながそろってやってきた。
「いい匂いだわ。ここは天国かしら? そうに決まってる。ねぇ、ドク」
ドクはレゼナに「死ぬ前に食いたいぞ、俺は」と、持ってきた布の水筒をテーブルに置いた。
「りんご酒を持ってきた。よし、食うぞ」
揉み手をして丸太のイスに座ると、ウィンやエドもそれにならった。レオは一番炉の近くのイスを勧められてそこに腰を下ろした。
「器にこれを乗せて配るわ」
レゼナは給仕するのを手伝ってくれるが、初めて見る棒状のパンに興味津々だった。
「そこのニンニクを掛けてください」
アリシャはアリシャで同じ器にタマネギのリングを乗せながらレゼナにお願いした。
「へぇ、砕いたのね。とてもお腹が減る匂いだこと」
「いいから、回してくれよ。それ死ぬほど美味いんだから」
「あら、エド? なんで知っているの?」
レゼナに突っ込まれたがエドは聞こえなかったフリで通して、受け取った器をレオに渡した。全員分行き渡ると、揃って祈りを捧げてから食べ始める。
この時期は夜になるとぐっと気温が下がる。炉の温もりはそれだけで食事時間を楽しみへと変える。幸せなひとときなのだ。
アリシャだけは食べる前に一度立ち上がる。欠けた器にウサギの肉を乗せて、足元に居るココに出してやったのだ。
「ほぉ、美味いな。アリシャの住んでいたところではこんな風に食べるのか?」
ドクが脂のついた指を舐めながら問う。
「いえ、パンが残っていたのでアレンジしてみたんです」
「私のパンを使ってくれるなんて……感激だわ。自分でも美味しくないと思っていても、作った手間暇を考えるとね。豚の餌になるのは寂しかったのよ」
レゼナがしみじみ語るとすかさず「味もそうだけど量も作りすぎなんだよ、母さんは」とエドが口を挟んだ。
「あらぁ、あなた達が食べるようになったから、足らなかったら可哀想だと思う母心なのに」
「確かに、これが二本じゃ足らないしな」
そのエドの言葉を待っていたように立ち上がったアリシャは二つの器をテーブルから持ってきた。一つはタマネギのリング、もう一つはアーモンドとえん麦の菓子だ。
「タマネギまだあるので食べてください。あとこちらは甘いのでデザートに」
端からレオ、エド、ウィン、レゼナ、ドクの順で器が手渡される。自分のところに来たら、膝の上の器に少し取ってまた回すのだ。
「これはえん麦か」
菓子を摘んで炉の方にかざしたレオがまじまじと観察し言った。
「はい。えん麦は腹持ちがいいですよね。時間もかからず作れました。ただ、てんさい糖を結構たくさん使ってしまいましたが……」
話に耳を傾けながらレオが一口齧って味わっていた。
「これも美味いな。てんさい糖は使っていい。薬用のはうちに確保してあるからな」
「皆さんたくさん作りましたから良かったら持ち帰って食べてください」
「朝ごはんの前に一仕事するから助かるよ」
ウィンの言葉にニッコリ微笑むと、ウィンも笑顔で応えてくれた。
「明日かぁ、人参を間引かないとな」
ドクはそう言ってりんご酒を一口。皮の水筒をレオへと出すと、レオもそれを飲んだ。
「その間引いた人参を少しいただけますか? 葉に衣をつけて揚げると美味しいので」
「残りのパンやえん麦の次は間引いた人参。豚の餌が減っちまうな」
「エド! あんたって子は。いいじゃない、人間も食べられるなら食べましょうよ」
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りんご酒を飲んでからドクの頬はほんのり赤く色付いた。そんな頬を自分で叩いてから「んー、そうか。アリシャに食事を頼めるならレゼナは畑をやれるな?」と、腕を組む。
「ってぇことは、俺はここの扉を作るか。エドに手伝わせて──」
「マジかよ。鹿狩りに行くつもりだったのに」
「皮も肉も既に十分だろ」
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