59 / 131
熱々干しぶどうとリンゴのパイ
熱々干しぶどうとリンゴのパイ
しおりを挟む
ジョゼフの事件があって数日後、レオが仕事場にしている塔へと行こうとしていた時、ボリスがレオを引き止めた。そこにアリシャも呼び寄せてこんな提案を持ちかける。
「家は明日からでも住めるようになります。それで俺はちょっと考えたんですけど──」
三人のいる宿屋の広間には南側と東側に窓がある。その東側の窓を指して言う。
「あの窓を潰すことになりますが、あそこに大きな暖炉を作ったらどうかと思うんです。食事をする時も快適になりますし、雪の中訪れた客は暖をとりたいはずですから」
ボリスの案にレオがヒゲを扱いて窓をジッと見つめていた。
「煙突をあそこから出したいってわけだな」
「はい。石造りの壁はむやみに手を加えないほうがいいでしょう。ならばいまある窓を利用するのがいい」
「確かにそれはそうだな。嵐が来たときの避難所として考えたとき、料理用の炉だけではあまりにも事足らないと思ってはいたが──」
そこでレオはアリシャを見下した。アリシャは何の話を振られるのかわからず、そんなレオを見上げていた。
「アリシャ。費用は掛かるが暖炉はあったほうが良い。これは君が支払いをすべきだと思う。宿屋の儲けはアリシャのものだ。宿屋を整備するのは宿屋の主人の仕事だ」
もちろん、避難所にする時は皆に何かしら払ってもらうとレオは付け加えた。
アリシャもレオのように顎を擦って考えてみた。今でも食事中に肌寒いことがある。例えば雨続きの夜とか、晴れ渡る前の早朝とか。まだ火を入れるほどではないが、これが真冬になればかなり寒いはずだ。
「費用はいかほどかかりますか?」
ボリスが少し言いにくそうに「五十銀貨くらいかな」と、答えた。それはアリシャには目にした事もない高額な金額だが、感覚的には妥当なのではないかと感じた。実際、レオは高すぎるとも安すぎるとも言わなかった。
「少し時間が掛かるけど、払えると思います……たぶん」
それほど、アリシャの作る料理は好評で、リリーの店に出した物も相当な悪天候でなければ早々に完売するらしい。食材は格安でドク一家から調達できるし儲けはかなりあった。
「俺も宿屋のツケがあるしね。そこは全然ゆっくり払ってくれたらいいし。それともう一つ」
今度は料理部屋が付いている西側の壁をボリスは指す。
「あそこにカウンターを。それと壁に棚を作ってリリーの店みたいなのをしたらいいと思うんだけど」
今はガランとしている場所で、カウンターを作っても邪魔にはならないだろう。それに確かに村に店があるのは何かと助かるが──。
「でも、私は店番は出来ないわ。収穫の手伝いをしたりして食材を安くしてもらっているし。それに、リリーさんの所に置いてもらっている以上に作るのは難しいかも」
「んー、店番はアヴリルにやらせて欲しいんだ。今は動けているが、腹が大きくなったら動くのは難しいだろ? それに子供が生まれてからもなかなか動けないから」
ふむ。と、ドクが相槌を打つと悪くないと言った。
「アヴリルとて金が欲しいだろうからな。手数料だけじゃ然程金にはならんが、ないよりマシだ。いずれ村に妊婦や幼子を抱えた母親が出来たら、今度はその人に店番をやってもらえば良い。宿屋に店があれば旅人も助かるだろうしいい提案だ」
「あのー、でもリリーさんが気を悪くしませんか?」
散々世話になっておいて急に品物を卸さなくなるのも気が引けた。
「自前で店を持つとなったら仕方ないことだと諦めるであろう。まぁ、でも世話になったのは確かだから一番よく売れる傷薬は少し持っていくとするか」
レオが傷薬をリリーの所に少し卸すならアリシャは時々甘い物を卸すことに決めた。レオにそう告げたら、そう伝えておこうと言ってくれたので交渉は任せることにした。
「じゃあ、明日から暖炉を作るよ。前金に少し貰えると俺も助かるんだけど。エドやユーリを雇えるし」
「でも……払えるのは一銀貨くらいよ。私も仕入れ用に必要だから。この前、掛け布団用のカバーを買ったばかりで持ち合わせがないの」
「そういうことなら私が用立てよう。十銀貨アリシャに貸そう。それをボリスに支払うといい。私にはボリスへの支払いが済んでから返してくれればいいから」
二人がほぼ同時に助かりますと言うものだから苦笑して、レオはヒゲを捻った。
「記録しておこう。なんなら、それの管理もアヴリルに頼むか。文字と計算は出来るかな?」
「はい。出来ます」
そこでアリシャはユーリとの会話を思い出してお節介だと思いながらも聞きたくなってしまった。
「レオさん。実はルクとユーリ兄弟は学んだことがないみたいで、どちらも読み書きが出来ないみたいなんです。あと計算も。冬の間、教えていだけませんか?」
ああ。とレオは返して二人が読み書きが出来ないことには気が付いていたと話した。
「ではナジと相談してみよう」
アリシャは快諾して貰えたことに胸を撫で下ろした。計算が出来ないと取引相手に騙されてもわからない。それは悲しいことだ。
話がまとまり、アリシャは村の外れにあるリンゴ園に向かった。前日に今日はリンゴ狩りをするから来るようにとドクに言われていたのだ。
秋は深まってきたはずなのに、ここのところなんだか生温い空気に覆われている。夏の終りの方が涼しかったほどだ。いつもの年より寒くないので作業は楽だが、なんだか調子が狂ってしまう。
「おう! リンゴがリンゴ狩りか?」
カゴを持って麦畑の斜面を上がっていくと、途中でエドに追いつかれた。しかも、からかわれてちょっとむくれる。
「もう! いつも赤いみたいに言わないで!」
いつも赤いだろと断言するから、アリシャは腹が立って持っていたカゴを頭から被った。
「これで見れないでしょ!」
「お前、馬鹿だなぁ。転ぶぞ」
確かに前はほとんど見えない。編み目の隙間からぼんやりと地形なんかは見えるが、まるで酔ったときみたいに全ての輪郭が定かではなくなった。
「家は明日からでも住めるようになります。それで俺はちょっと考えたんですけど──」
三人のいる宿屋の広間には南側と東側に窓がある。その東側の窓を指して言う。
「あの窓を潰すことになりますが、あそこに大きな暖炉を作ったらどうかと思うんです。食事をする時も快適になりますし、雪の中訪れた客は暖をとりたいはずですから」
ボリスの案にレオがヒゲを扱いて窓をジッと見つめていた。
「煙突をあそこから出したいってわけだな」
「はい。石造りの壁はむやみに手を加えないほうがいいでしょう。ならばいまある窓を利用するのがいい」
「確かにそれはそうだな。嵐が来たときの避難所として考えたとき、料理用の炉だけではあまりにも事足らないと思ってはいたが──」
そこでレオはアリシャを見下した。アリシャは何の話を振られるのかわからず、そんなレオを見上げていた。
「アリシャ。費用は掛かるが暖炉はあったほうが良い。これは君が支払いをすべきだと思う。宿屋の儲けはアリシャのものだ。宿屋を整備するのは宿屋の主人の仕事だ」
もちろん、避難所にする時は皆に何かしら払ってもらうとレオは付け加えた。
アリシャもレオのように顎を擦って考えてみた。今でも食事中に肌寒いことがある。例えば雨続きの夜とか、晴れ渡る前の早朝とか。まだ火を入れるほどではないが、これが真冬になればかなり寒いはずだ。
「費用はいかほどかかりますか?」
ボリスが少し言いにくそうに「五十銀貨くらいかな」と、答えた。それはアリシャには目にした事もない高額な金額だが、感覚的には妥当なのではないかと感じた。実際、レオは高すぎるとも安すぎるとも言わなかった。
「少し時間が掛かるけど、払えると思います……たぶん」
それほど、アリシャの作る料理は好評で、リリーの店に出した物も相当な悪天候でなければ早々に完売するらしい。食材は格安でドク一家から調達できるし儲けはかなりあった。
「俺も宿屋のツケがあるしね。そこは全然ゆっくり払ってくれたらいいし。それともう一つ」
今度は料理部屋が付いている西側の壁をボリスは指す。
「あそこにカウンターを。それと壁に棚を作ってリリーの店みたいなのをしたらいいと思うんだけど」
今はガランとしている場所で、カウンターを作っても邪魔にはならないだろう。それに確かに村に店があるのは何かと助かるが──。
「でも、私は店番は出来ないわ。収穫の手伝いをしたりして食材を安くしてもらっているし。それに、リリーさんの所に置いてもらっている以上に作るのは難しいかも」
「んー、店番はアヴリルにやらせて欲しいんだ。今は動けているが、腹が大きくなったら動くのは難しいだろ? それに子供が生まれてからもなかなか動けないから」
ふむ。と、ドクが相槌を打つと悪くないと言った。
「アヴリルとて金が欲しいだろうからな。手数料だけじゃ然程金にはならんが、ないよりマシだ。いずれ村に妊婦や幼子を抱えた母親が出来たら、今度はその人に店番をやってもらえば良い。宿屋に店があれば旅人も助かるだろうしいい提案だ」
「あのー、でもリリーさんが気を悪くしませんか?」
散々世話になっておいて急に品物を卸さなくなるのも気が引けた。
「自前で店を持つとなったら仕方ないことだと諦めるであろう。まぁ、でも世話になったのは確かだから一番よく売れる傷薬は少し持っていくとするか」
レオが傷薬をリリーの所に少し卸すならアリシャは時々甘い物を卸すことに決めた。レオにそう告げたら、そう伝えておこうと言ってくれたので交渉は任せることにした。
「じゃあ、明日から暖炉を作るよ。前金に少し貰えると俺も助かるんだけど。エドやユーリを雇えるし」
「でも……払えるのは一銀貨くらいよ。私も仕入れ用に必要だから。この前、掛け布団用のカバーを買ったばかりで持ち合わせがないの」
「そういうことなら私が用立てよう。十銀貨アリシャに貸そう。それをボリスに支払うといい。私にはボリスへの支払いが済んでから返してくれればいいから」
二人がほぼ同時に助かりますと言うものだから苦笑して、レオはヒゲを捻った。
「記録しておこう。なんなら、それの管理もアヴリルに頼むか。文字と計算は出来るかな?」
「はい。出来ます」
そこでアリシャはユーリとの会話を思い出してお節介だと思いながらも聞きたくなってしまった。
「レオさん。実はルクとユーリ兄弟は学んだことがないみたいで、どちらも読み書きが出来ないみたいなんです。あと計算も。冬の間、教えていだけませんか?」
ああ。とレオは返して二人が読み書きが出来ないことには気が付いていたと話した。
「ではナジと相談してみよう」
アリシャは快諾して貰えたことに胸を撫で下ろした。計算が出来ないと取引相手に騙されてもわからない。それは悲しいことだ。
話がまとまり、アリシャは村の外れにあるリンゴ園に向かった。前日に今日はリンゴ狩りをするから来るようにとドクに言われていたのだ。
秋は深まってきたはずなのに、ここのところなんだか生温い空気に覆われている。夏の終りの方が涼しかったほどだ。いつもの年より寒くないので作業は楽だが、なんだか調子が狂ってしまう。
「おう! リンゴがリンゴ狩りか?」
カゴを持って麦畑の斜面を上がっていくと、途中でエドに追いつかれた。しかも、からかわれてちょっとむくれる。
「もう! いつも赤いみたいに言わないで!」
いつも赤いだろと断言するから、アリシャは腹が立って持っていたカゴを頭から被った。
「これで見れないでしょ!」
「お前、馬鹿だなぁ。転ぶぞ」
確かに前はほとんど見えない。編み目の隙間からぼんやりと地形なんかは見えるが、まるで酔ったときみたいに全ての輪郭が定かではなくなった。
67
あなたにおすすめの小説
【完結】追放された生活錬金術師は好きなようにブランド運営します!
加藤伊織
ファンタジー
(全151話予定)世界からは魔法が消えていっており、錬金術師も賢者の石や金を作ることは不可能になっている。そんな中で、生活に必要な細々とした物を作る生活錬金術は「小さな錬金術」と呼ばれていた。
カモミールは師であるロクサーヌから勧められて「小さな錬金術」の道を歩み、ロクサーヌと共に化粧品のブランドを立ち上げて成功していた。しかし、ロクサーヌの突然の死により、その息子で兄弟子であるガストンから住み込んで働いていた家を追い出される。
落ち込みはしたが幼馴染みのヴァージルや友人のタマラに励まされ、独立して工房を持つことにしたカモミールだったが、師と共に運営してきたブランドは名義がガストンに引き継がれており、全て一から出直しという状況に。
そんな中、格安で見つけた恐ろしく古い工房を買い取ることができ、カモミールはその工房で新たなスタートを切ることにした。
器具付き・格安・ただし狭くてボロい……そんな訳あり物件だったが、更におまけが付いていた。据えられた錬金釜が1000年の時を経て精霊となり、人の姿を取ってカモミールの前に現れたのだ。
失われた栄光の過去を懐かしみ、賢者の石やホムンクルスの作成に挑ませようとする錬金釜の精霊・テオ。それに対して全く興味が無い日常指向のカモミール。
過保護な幼馴染みも隣に引っ越してきて、予想外に騒がしい日常が彼女を待っていた。
これは、ポーションも作れないし冒険もしない、ささやかな錬金術師の物語である。
彼女は化粧品や石けんを作り、「ささやかな小市民」でいたつもりなのだが、品質の良い化粧品を作る彼女を周囲が放っておく訳はなく――。
毎日15:10に1話ずつ更新です。
この作品は小説家になろう様・カクヨム様・ノベルアッププラス様にも掲載しています。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
【完結】没落令嬢、異世界で紅茶店を開くことにいたしました〜香りと静寂と癒しの一杯をあなたに〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
夜会で父が失脚し、家は没落。屋敷の裏階段で滑り落ち、気づけば異世界――。
王国貴族だったアナスタシアが転移先で授かったのは、“極上調合”という紅茶とハーブのスキルだった。
戦う気はございませんの。復讐もざまぁも、疲れますわ。
彼女が選んだのは、湖畔の古びた小屋で静かにお茶を淹れること。
奇跡の一杯は病を癒やし、呪いを祓い、魔力を整える力を持つが、
彼女は誰にも媚びず、ただ静けさの中で湯気を楽しむのみ。
「お代は結構ですわ。……代わりに花と静寂を置いていってくださる?」
騎士も王女も英雄も訪れるが、彼女は気まぐれに一杯を淹れるだけ。
これは、香草と紅茶に囲まれた元令嬢の、優雅で自由な異世界スローライフ。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/466596284/episode/5320962
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/387029553/episode/10775138
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/84576624/episode/5093144
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793391534/786307039/episode/2285646
出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。
平民に転落した元令嬢、拾ってくれた騎士がまさかの王族でした
タマ マコト
ファンタジー
没落した公爵令嬢アメリアは、婚約者の裏切りによって家も名も失い、雨の夜に倒れたところを一人の騎士カイルに救われる。
身分を隠し「ミリア」と名乗る彼女は、静かな村で小さな幸せを見つけ、少しずつ心を取り戻していく。
だが、優しくも謎めいたカイルには、王族にしか持ちえない気品と秘密があり――
それが、二人の運命を大きく動かす始まりとなるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる