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美少女クラス委員は隠れオタ
誰にも言わない代わりに
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02
コスプレイベントが終わり、待ち合わせて近所のカフェの個室に入った二人の間に会話はなかった。
なお、個室カフェは21世紀の日本でいうところの漫画喫茶とカラオケを兼ねたようなものだ。
壁は防音で、魔法で流される音楽に合わせてマイクで歌うこともできる。
まあ、80年代のように、紙に書かれた歌詞を読みながら歌う原始的なカラオケではあるが。
また、こちらの世界にもAVやアダルト動画の類いは存在する。これまた魔法により記録され、再生される物だ。
家では家族の目が合って見られない物も、ここでなら見ることができる。
言葉が見つからないかのように沈黙したままのメリーアンが話してくれるようになるまで、パトリシアは辛抱強く待つこととする。
ここで焦っては元も子もない。
メリーアンが自分に弱みを握られたと思っているのを、言葉は悪いがうまく利用する。
そのためには度量が広いことを見せるのが一番だ。
それに、私服姿のメリーアンもなかなかに美しい。
コスプレ時とは打って変わって、いかにもふつうの女の子という感じの服装。
紺のロングスカートに水色のシャツ、そして白のカーディガンという装いだった。
「その…パトリシアさんもコスプレするなんて意外でしたわ…」
メリーアンは言葉を選びながら切り出す。
「そうだね。私もびっくりだよ。まさかあそこでメリーアンさんに会えるなんて。
グラディエーターのコスプレ、すごく可愛かったし」
「そ…そう…。ありがとう…」
メリーアンが真っ赤だが嬉しそうな表情になる。
オタバレは怖いが、コスプレを褒められるのはコスプレイヤーとして、何より女として嬉しいらしい。
(女はさりげなく褒めると喜ぶ。露骨に褒めるともっと喜ぶ)
そんな格言を思い出していた。
だが、メリーアンはすぐに喜んでいる場合ではないと思いだしたらしい。
「あの…パトリシアさん…。わたくしがコスプレをすることは…内緒にしていてくれると嬉しいのですけど…」
「ええ…そうなの…?こんなに可愛いコスプレイヤーと一緒に写真撮ったんだって、自慢したいのになあ…」
メリーアンの言葉に、パトリシアは迫真の演技で困惑した表情を作って応じる。
なぜオタバレが怖いのか理解できないという表情で。
「ですから、自慢そのものはしてくださってけっこうです。
ただ、わたくしがこういう趣味があるということは…どうかご内密に…」
メリーアンの言葉に、パトリシアは真面目な顔になり、背筋を伸ばす。
「周りにばれるの、恥ずかしいの?」
「ええ…家でも学校でも、真面目な優等生で通ってますから…」
表向きの自分のキャラを維持したい。そういうことらしい。
(それって矛盾することかね?)
パトリシアにしてみれば、真面目な優等生であることと、オタク趣味があることは別段矛盾しないと思う。
だが、こればかりはそれぞれの感じ方の問題なのだろう。
(まあ、好都合だしね)
パトリシアはそう考えることにする。
オタバレをメリーアンが怖れていることこそ、彼女を百合に堕とす鍵なのだから。
「内密にするのはいいのだけれど…。ひとつお願い聞いてくれる?」
「なんでしょう…」
メリーアンが不安そうになる。聡明な彼女は、どんな条件がつくか心配なのだろう。
「キスさせてくれないかな?」
メリーアンのすぐ横に移動すると、顔を近づけながら言う。
「キスって…パトリシアさんて…もしかしてレズなの…?」
「うーん…そう言う趣味はなかったはずなんだけど…。
なんかメリーアンさんが可愛すぎて我慢ができないっていうか…」
そう言ってパトリシアはメリーアンの美しい金髪を撫でながら目をのぞき込む。
(きれいな瞳…吸い込まれそう…)
メリーアンも、顔を背けるようなことはしない。
これはいける。パトリシアは読んだ。
「ねえ…目を閉じて…」
メリーアンの耳に口を寄せて、優しく囁く。
メリーアンは静かに目を閉じた。
「んん…」
「ちゅ…」
唇が軽く触れあう。本当に軽く触れあうだけのキス。
(でも…すごく心地良い…)
身体でなく、心が気持ちいいという感じだった。
パトリシアはやがて唇を深く触れあわせていく。
メリーアンは抵抗しなかった。
おそらくキスに身体と心が蕩けだしているのだろう。
(だが、焦りは禁物)
パトリシアは、心が急くのを抑えて、時間をかけてキスを交わしていく。
「口を少し開けて…」
「はい…あむ…」
ぽーっとなってしまったメリーアンは、パトリシアの言いなりに口を開ける。
パトリシアはためらうことなく舌を入れる。
メリーアンの唇、歯列、口の中の粘膜、そして舌まで丁寧に舐めていく。
「ああ…ちゅ…メリーアンさん…」
「うむ…はああ…パトリシアさあん…」
二人の吐息がだんだん艶めかしくなっていく。
キスを交わしているだけだが、性的な興奮を我慢できなくなっていったのだ。
「ちょっとごめんなさい…」
「ああ…恥ずかしい…」
パトリシアは濃厚なキスを交わしたまま、メリーアンのスカートをまくり上げる。
そして、スカートの中に手を入れる。
興奮してしまっているメリーアンは、本気で抵抗しようとはしない。
「ちゅっちゅっ…」
「んん…あはあ…」
メリーアンの秘密の部分をパンツの上から触っていく。
そこはすでにじんわりと濡れているのが、指先に感じられた。
(キスで感じている…。素敵だよメリーアン)
濃厚なキスを交わし、スカートの中に手を入れて弄っていると、パトリシアはメリーアンを愛おしく思わずにはいられない。
「れろれろ…」
「んちゅう…はむ…」
メリーアンも、パトリシアに負けじと舌を突きだし、舌先をつつき合わせる。
(すごい…女の子の身体だから…?全身が蕩けちゃう…)
パトリシアもまた、メリーアンとのキスに全身が甘く蕩かされていくのを感じていた。
まるで、唇と舌が性器に変わったかのようだ。
彼女も、またパンツを淫らな汁で汚していた。
メリーアンの女の部分をパンツ越しに弄る指にも、熱が入ってしまう。
「ああ…可愛いよ…メリーアン…」
「ちゅっちゅっ…パトリシアさん…素敵…とっても素敵…」
メリーアンの表情は、すでに盛りのついた牝犬のものだった。
パンツはもうぐっしょりで、パトリシアの指に淫らな汁が絡みついてくる。
「パトリシアさん…わたくし…もう…もう…!」
「いいよ…そのままイって…!れろお…!」
パトリシアとメリーアンが口を大きく開けて、思いきり深くキスを交わした瞬間、メリーアンの官能が弾ける。
パトリシアに思いきり強く抱きついて、キスを交わしたまま全身を硬直させる。
パトリシアも少し遅れて、舌同士がねっとりと絡み合う感触と、思いきり抱きしめられた心地よさに絶頂を迎えていた。
「ああ…メリーアン…好きだよ…」
「わたくしも…パトリシアさんが愛おしいですわ…」
絶頂に達してしまっても、二人のキスは長く長く続いた。
「ねえ、メリーアン、これからも趣味の話したり、一緒にコスプレしたりしたいな」
パトリシアは、サービスのアイスティーに口をつけながら切り出す。
「ええ…でも…」
メリーアンはパトリシアの申出にためらう様子になる。
サブカルチャーの話をしたり、コスプレをしたりするだけではすまない。
またえっちなことをされてしまうことがわかっているのだ。
なにより、レズに目覚めつつある自分にとまどっているらしい。
「ねえ、お願い。一緒にいろいろしようよ」
「はい…」
目をのぞき込んで言われると、メリーアンは拒むことができなかった。
(それでいい。あなたのこと、全部私のものにしてあげる)
パトリシアは妖艶な笑いが浮かぶのを抑えることができなかった。
これが男だったら、さぞかしゲス顔であったことだろう。
メリーアンを百合に堕とす計画は、まだ始まったばかりだった。
コスプレイベントが終わり、待ち合わせて近所のカフェの個室に入った二人の間に会話はなかった。
なお、個室カフェは21世紀の日本でいうところの漫画喫茶とカラオケを兼ねたようなものだ。
壁は防音で、魔法で流される音楽に合わせてマイクで歌うこともできる。
まあ、80年代のように、紙に書かれた歌詞を読みながら歌う原始的なカラオケではあるが。
また、こちらの世界にもAVやアダルト動画の類いは存在する。これまた魔法により記録され、再生される物だ。
家では家族の目が合って見られない物も、ここでなら見ることができる。
言葉が見つからないかのように沈黙したままのメリーアンが話してくれるようになるまで、パトリシアは辛抱強く待つこととする。
ここで焦っては元も子もない。
メリーアンが自分に弱みを握られたと思っているのを、言葉は悪いがうまく利用する。
そのためには度量が広いことを見せるのが一番だ。
それに、私服姿のメリーアンもなかなかに美しい。
コスプレ時とは打って変わって、いかにもふつうの女の子という感じの服装。
紺のロングスカートに水色のシャツ、そして白のカーディガンという装いだった。
「その…パトリシアさんもコスプレするなんて意外でしたわ…」
メリーアンは言葉を選びながら切り出す。
「そうだね。私もびっくりだよ。まさかあそこでメリーアンさんに会えるなんて。
グラディエーターのコスプレ、すごく可愛かったし」
「そ…そう…。ありがとう…」
メリーアンが真っ赤だが嬉しそうな表情になる。
オタバレは怖いが、コスプレを褒められるのはコスプレイヤーとして、何より女として嬉しいらしい。
(女はさりげなく褒めると喜ぶ。露骨に褒めるともっと喜ぶ)
そんな格言を思い出していた。
だが、メリーアンはすぐに喜んでいる場合ではないと思いだしたらしい。
「あの…パトリシアさん…。わたくしがコスプレをすることは…内緒にしていてくれると嬉しいのですけど…」
「ええ…そうなの…?こんなに可愛いコスプレイヤーと一緒に写真撮ったんだって、自慢したいのになあ…」
メリーアンの言葉に、パトリシアは迫真の演技で困惑した表情を作って応じる。
なぜオタバレが怖いのか理解できないという表情で。
「ですから、自慢そのものはしてくださってけっこうです。
ただ、わたくしがこういう趣味があるということは…どうかご内密に…」
メリーアンの言葉に、パトリシアは真面目な顔になり、背筋を伸ばす。
「周りにばれるの、恥ずかしいの?」
「ええ…家でも学校でも、真面目な優等生で通ってますから…」
表向きの自分のキャラを維持したい。そういうことらしい。
(それって矛盾することかね?)
パトリシアにしてみれば、真面目な優等生であることと、オタク趣味があることは別段矛盾しないと思う。
だが、こればかりはそれぞれの感じ方の問題なのだろう。
(まあ、好都合だしね)
パトリシアはそう考えることにする。
オタバレをメリーアンが怖れていることこそ、彼女を百合に堕とす鍵なのだから。
「内密にするのはいいのだけれど…。ひとつお願い聞いてくれる?」
「なんでしょう…」
メリーアンが不安そうになる。聡明な彼女は、どんな条件がつくか心配なのだろう。
「キスさせてくれないかな?」
メリーアンのすぐ横に移動すると、顔を近づけながら言う。
「キスって…パトリシアさんて…もしかしてレズなの…?」
「うーん…そう言う趣味はなかったはずなんだけど…。
なんかメリーアンさんが可愛すぎて我慢ができないっていうか…」
そう言ってパトリシアはメリーアンの美しい金髪を撫でながら目をのぞき込む。
(きれいな瞳…吸い込まれそう…)
メリーアンも、顔を背けるようなことはしない。
これはいける。パトリシアは読んだ。
「ねえ…目を閉じて…」
メリーアンの耳に口を寄せて、優しく囁く。
メリーアンは静かに目を閉じた。
「んん…」
「ちゅ…」
唇が軽く触れあう。本当に軽く触れあうだけのキス。
(でも…すごく心地良い…)
身体でなく、心が気持ちいいという感じだった。
パトリシアはやがて唇を深く触れあわせていく。
メリーアンは抵抗しなかった。
おそらくキスに身体と心が蕩けだしているのだろう。
(だが、焦りは禁物)
パトリシアは、心が急くのを抑えて、時間をかけてキスを交わしていく。
「口を少し開けて…」
「はい…あむ…」
ぽーっとなってしまったメリーアンは、パトリシアの言いなりに口を開ける。
パトリシアはためらうことなく舌を入れる。
メリーアンの唇、歯列、口の中の粘膜、そして舌まで丁寧に舐めていく。
「ああ…ちゅ…メリーアンさん…」
「うむ…はああ…パトリシアさあん…」
二人の吐息がだんだん艶めかしくなっていく。
キスを交わしているだけだが、性的な興奮を我慢できなくなっていったのだ。
「ちょっとごめんなさい…」
「ああ…恥ずかしい…」
パトリシアは濃厚なキスを交わしたまま、メリーアンのスカートをまくり上げる。
そして、スカートの中に手を入れる。
興奮してしまっているメリーアンは、本気で抵抗しようとはしない。
「ちゅっちゅっ…」
「んん…あはあ…」
メリーアンの秘密の部分をパンツの上から触っていく。
そこはすでにじんわりと濡れているのが、指先に感じられた。
(キスで感じている…。素敵だよメリーアン)
濃厚なキスを交わし、スカートの中に手を入れて弄っていると、パトリシアはメリーアンを愛おしく思わずにはいられない。
「れろれろ…」
「んちゅう…はむ…」
メリーアンも、パトリシアに負けじと舌を突きだし、舌先をつつき合わせる。
(すごい…女の子の身体だから…?全身が蕩けちゃう…)
パトリシアもまた、メリーアンとのキスに全身が甘く蕩かされていくのを感じていた。
まるで、唇と舌が性器に変わったかのようだ。
彼女も、またパンツを淫らな汁で汚していた。
メリーアンの女の部分をパンツ越しに弄る指にも、熱が入ってしまう。
「ああ…可愛いよ…メリーアン…」
「ちゅっちゅっ…パトリシアさん…素敵…とっても素敵…」
メリーアンの表情は、すでに盛りのついた牝犬のものだった。
パンツはもうぐっしょりで、パトリシアの指に淫らな汁が絡みついてくる。
「パトリシアさん…わたくし…もう…もう…!」
「いいよ…そのままイって…!れろお…!」
パトリシアとメリーアンが口を大きく開けて、思いきり深くキスを交わした瞬間、メリーアンの官能が弾ける。
パトリシアに思いきり強く抱きついて、キスを交わしたまま全身を硬直させる。
パトリシアも少し遅れて、舌同士がねっとりと絡み合う感触と、思いきり抱きしめられた心地よさに絶頂を迎えていた。
「ああ…メリーアン…好きだよ…」
「わたくしも…パトリシアさんが愛おしいですわ…」
絶頂に達してしまっても、二人のキスは長く長く続いた。
「ねえ、メリーアン、これからも趣味の話したり、一緒にコスプレしたりしたいな」
パトリシアは、サービスのアイスティーに口をつけながら切り出す。
「ええ…でも…」
メリーアンはパトリシアの申出にためらう様子になる。
サブカルチャーの話をしたり、コスプレをしたりするだけではすまない。
またえっちなことをされてしまうことがわかっているのだ。
なにより、レズに目覚めつつある自分にとまどっているらしい。
「ねえ、お願い。一緒にいろいろしようよ」
「はい…」
目をのぞき込んで言われると、メリーアンは拒むことができなかった。
(それでいい。あなたのこと、全部私のものにしてあげる)
パトリシアは妖艶な笑いが浮かぶのを抑えることができなかった。
これが男だったら、さぞかしゲス顔であったことだろう。
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