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美少女クラス委員は隠れオタ
衣装合わせで変な気分になって
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05
数日後、今度はパトリシアがメリーアンを自宅に招待していた。
「けっこうシンプルでいい感じの部屋ですわね」
(良かった。違和感はないみたいだ)
メリーアンを招くに当たり、いつも散らかった部屋を急いで片づけた。
が、そこで問題が生じる。
女の子の部屋としてはあまりに飾り気がないのだ。
もともとパトリシアが部屋を飾る習慣がなかったことに加え、前世での記憶がよみがえって心と感性が男になってしまった。
部屋をかわいく飾るという感覚がそもそもないが、そのままではまるで男の部屋だ。
町へ出て、申し訳程度にぬいぐるみや装飾品を買い求めて飾ったのだ。
「まずはお茶でも」
パトリシアはそう言って、用意しておいた茶と茶菓子を振る舞っていく。
(まずは焦らずに)
本日、メリーアンには恥ずかしくハレンチなお願い事をする予定だ。
がっついた態度は厳禁だ。
他愛もない雑談をしながらしばし時を過ごす。
「じゃあ、衣装合わせしようか」
「そうですわね」
茶を飲み干した二人は、本日の目的であるコスプレ衣装の合わせに入ることにする。
「着替え手伝うよ」
「あら、ありがとう」
下心丸出しのパトリシアの申し出を純粋に善意と解釈して、メリーアンは快諾する。
(うわ。
肌きれい。腰細い。お尻小さい!)
目の正月といえる光景だった。
メリーアンはいわゆるグラマーではない。
だが、しなやかで細く美しい。かといって痩せすぎていることもない。
見事なスレンダー体形だった。
「ホック外してくださるかしら?」
「え…ええ…」
パトリシアはごくりと唾を飲み込んでしまう。
コスプレ衣装が胸の空いたタイプだから、ブラも外す必要がある。
女の子のブラのホックを外す。心が男だから、ロマンともいえるシュチュエーションではないか。
(これが…メリーアンのおっぱい…)
衣装を着つけるメリーアンに目を奪われる。
格別大きくはないが、きれいなお椀型をしていたのだ。
(落着け、鎮まれ、私…)
パトリシアは深呼吸をする。
埋まり声をあげてメリーアンに襲い掛かりそうになっているが、がっついてはいけない。
ムード作りが重要なのだ。
「すごいすごい!
かわいいじゃない。似合うねー!」
「もう…おだててもなにも出ませんわよ」
パトリシアのほめ言葉にまんざらでもない様子のメリーアンは、衣装を次々と変えていく。
メイド、姫騎士、尼僧、そしてゲームや漫画のキャラ。
「こちらはあまり見かけませんわね。
どういう衣装なんですの?」
「ああ、本で読んだんだ。遠い国ではそういうのが用いられているとか。
まあ用途は良く知らないし、形だけ再現したんだけどね」
(やっぱりメリーアンは可愛いから似合うじゃないか!)
パトリシアは心の中で快哉を叫んだ。
セーラー服、ナース服、巫女服、くノ一、フライトアテンダント、そしてミニスカポリス。
わざわざ作った甲斐があったというものだ。
「ねえねえ、これ、折角だから広めてみませんこと?」
「いいねえ」
(どんな使い道か説明するのが大変そうだけどね)
セーラー服は単に女子学生の制服という意味合いしかない。
ミニスカートにナースキャップの看護師など、地球でも絶滅している。
巫女は、神道という概念から説明する必要がある。
現実のくノ一は、網タイツに凶悪に短い腰巻きというスタイルなどするわけがない。
こちらの世界には飛行機という概念自体存在しない。
なんとか説得力があるのは、ミニスカポリスが異国の官憲の制服というくらいだろうか。
まあ、深く考えずに、「かわいいからいいじゃない」で通すのが無難だろう。
「じゃあ、次はこれを着てみない?」
「う…それは…」
差し出された衣装を見て、さすがにメリーアンがためらう。
「私も一緒に着るからさ」
「そういうことなら…」
パトリシアの言葉に、メリーアンが腹を括る。
女の子としての羞恥心と、コスプレイヤーとしての矜持と好奇心が拮抗していた。
パトリシアが一緒に着るという申し出が、彼女の振り子を後者に傾かせたのだ。
「さすがにこれは…」
「うん…今になって恥ずかしくなってきた」
ならんで姿見に自分たちを映して、二人は顔を上気させる。
それは、人気のコミックの劇中で、ヒロインが精霊を召喚する儀式を行うときの衣装だった。
きらびやかでエキゾチックなのだが、とにかく肌の露出が多い。というか、最低限シークレットゾーンを隠す程度。
ほとんど紐でしかない凶悪に布地の少ないビキニがベース。
一応腰布はついているものの、スケスケのシースルーで、むしろエロティックな感じを助長している。
全身に身に着けた豪奢なアクセサリーが実に華やかだが、露出度を減らすことには全く貢献していない。
パトリシアは赤、メリーアンは青の、対となる色違いのものをまとっている。
「さすがに、これはコスプレイベントでも見せられませんわね」
「うん、運営の人たちに連行されるね」
コスプレイベントも、最低限ルールはある。
シークレットゾーンを隠していない衣装は問題外だが、極端に布地の少ない衣装もだめなのだ。
(それにしても…。メリーアン、きれいでかわいい…我慢できないかも…)
鏡に映ったあまりにも美しくエロティックな姿のメリーアンを見ていると、パトリシアは変な気分になっていってしまう。
胸の奥がもやもやとして、股間がじゅんと熱くなるのを感じる。
「ねえ…メリーアン、キス…するね…」
「はい…」
パトリシアが目をのぞき込んでそういうと、メリーアンは目を閉じた。
「んん…」
「んんむ…」
唇が軽く、本当に軽く触れ合う。
ゆっくりとついばみ合い、時間をかけて触れ合うだけのキスを楽しむ。
やがて、キスは深くなっていき、舌同士が絡み合う。
「ああ…ちゅっ…メリーアンのキス…甘い…」
「んん…パトリシア…もっとキスして下さい…」
突き出された舌同士をつつき合わせる。唾液が舌の間につーっと糸を引く。
パトリシアとメリーアンは、コスプレ衣装のままベッドに倒れこんだ。
「あああん…メリーアンの指…気持ちいいよ」
「パトリシア…素敵…とっても素敵…」
幻想的な光景だった。宝石を散りばめた露出度の高い衣装をまとった美少女二人が、濃厚なキスを交わしながら互いの股間を指で愛撫し合っている。
パトリシアとメリーアンが深い絶頂に沈むのに時間はかからなかった。
数日後、今度はパトリシアがメリーアンを自宅に招待していた。
「けっこうシンプルでいい感じの部屋ですわね」
(良かった。違和感はないみたいだ)
メリーアンを招くに当たり、いつも散らかった部屋を急いで片づけた。
が、そこで問題が生じる。
女の子の部屋としてはあまりに飾り気がないのだ。
もともとパトリシアが部屋を飾る習慣がなかったことに加え、前世での記憶がよみがえって心と感性が男になってしまった。
部屋をかわいく飾るという感覚がそもそもないが、そのままではまるで男の部屋だ。
町へ出て、申し訳程度にぬいぐるみや装飾品を買い求めて飾ったのだ。
「まずはお茶でも」
パトリシアはそう言って、用意しておいた茶と茶菓子を振る舞っていく。
(まずは焦らずに)
本日、メリーアンには恥ずかしくハレンチなお願い事をする予定だ。
がっついた態度は厳禁だ。
他愛もない雑談をしながらしばし時を過ごす。
「じゃあ、衣装合わせしようか」
「そうですわね」
茶を飲み干した二人は、本日の目的であるコスプレ衣装の合わせに入ることにする。
「着替え手伝うよ」
「あら、ありがとう」
下心丸出しのパトリシアの申し出を純粋に善意と解釈して、メリーアンは快諾する。
(うわ。
肌きれい。腰細い。お尻小さい!)
目の正月といえる光景だった。
メリーアンはいわゆるグラマーではない。
だが、しなやかで細く美しい。かといって痩せすぎていることもない。
見事なスレンダー体形だった。
「ホック外してくださるかしら?」
「え…ええ…」
パトリシアはごくりと唾を飲み込んでしまう。
コスプレ衣装が胸の空いたタイプだから、ブラも外す必要がある。
女の子のブラのホックを外す。心が男だから、ロマンともいえるシュチュエーションではないか。
(これが…メリーアンのおっぱい…)
衣装を着つけるメリーアンに目を奪われる。
格別大きくはないが、きれいなお椀型をしていたのだ。
(落着け、鎮まれ、私…)
パトリシアは深呼吸をする。
埋まり声をあげてメリーアンに襲い掛かりそうになっているが、がっついてはいけない。
ムード作りが重要なのだ。
「すごいすごい!
かわいいじゃない。似合うねー!」
「もう…おだててもなにも出ませんわよ」
パトリシアのほめ言葉にまんざらでもない様子のメリーアンは、衣装を次々と変えていく。
メイド、姫騎士、尼僧、そしてゲームや漫画のキャラ。
「こちらはあまり見かけませんわね。
どういう衣装なんですの?」
「ああ、本で読んだんだ。遠い国ではそういうのが用いられているとか。
まあ用途は良く知らないし、形だけ再現したんだけどね」
(やっぱりメリーアンは可愛いから似合うじゃないか!)
パトリシアは心の中で快哉を叫んだ。
セーラー服、ナース服、巫女服、くノ一、フライトアテンダント、そしてミニスカポリス。
わざわざ作った甲斐があったというものだ。
「ねえねえ、これ、折角だから広めてみませんこと?」
「いいねえ」
(どんな使い道か説明するのが大変そうだけどね)
セーラー服は単に女子学生の制服という意味合いしかない。
ミニスカートにナースキャップの看護師など、地球でも絶滅している。
巫女は、神道という概念から説明する必要がある。
現実のくノ一は、網タイツに凶悪に短い腰巻きというスタイルなどするわけがない。
こちらの世界には飛行機という概念自体存在しない。
なんとか説得力があるのは、ミニスカポリスが異国の官憲の制服というくらいだろうか。
まあ、深く考えずに、「かわいいからいいじゃない」で通すのが無難だろう。
「じゃあ、次はこれを着てみない?」
「う…それは…」
差し出された衣装を見て、さすがにメリーアンがためらう。
「私も一緒に着るからさ」
「そういうことなら…」
パトリシアの言葉に、メリーアンが腹を括る。
女の子としての羞恥心と、コスプレイヤーとしての矜持と好奇心が拮抗していた。
パトリシアが一緒に着るという申し出が、彼女の振り子を後者に傾かせたのだ。
「さすがにこれは…」
「うん…今になって恥ずかしくなってきた」
ならんで姿見に自分たちを映して、二人は顔を上気させる。
それは、人気のコミックの劇中で、ヒロインが精霊を召喚する儀式を行うときの衣装だった。
きらびやかでエキゾチックなのだが、とにかく肌の露出が多い。というか、最低限シークレットゾーンを隠す程度。
ほとんど紐でしかない凶悪に布地の少ないビキニがベース。
一応腰布はついているものの、スケスケのシースルーで、むしろエロティックな感じを助長している。
全身に身に着けた豪奢なアクセサリーが実に華やかだが、露出度を減らすことには全く貢献していない。
パトリシアは赤、メリーアンは青の、対となる色違いのものをまとっている。
「さすがに、これはコスプレイベントでも見せられませんわね」
「うん、運営の人たちに連行されるね」
コスプレイベントも、最低限ルールはある。
シークレットゾーンを隠していない衣装は問題外だが、極端に布地の少ない衣装もだめなのだ。
(それにしても…。メリーアン、きれいでかわいい…我慢できないかも…)
鏡に映ったあまりにも美しくエロティックな姿のメリーアンを見ていると、パトリシアは変な気分になっていってしまう。
胸の奥がもやもやとして、股間がじゅんと熱くなるのを感じる。
「ねえ…メリーアン、キス…するね…」
「はい…」
パトリシアが目をのぞき込んでそういうと、メリーアンは目を閉じた。
「んん…」
「んんむ…」
唇が軽く、本当に軽く触れ合う。
ゆっくりとついばみ合い、時間をかけて触れ合うだけのキスを楽しむ。
やがて、キスは深くなっていき、舌同士が絡み合う。
「ああ…ちゅっ…メリーアンのキス…甘い…」
「んん…パトリシア…もっとキスして下さい…」
突き出された舌同士をつつき合わせる。唾液が舌の間につーっと糸を引く。
パトリシアとメリーアンは、コスプレ衣装のままベッドに倒れこんだ。
「あああん…メリーアンの指…気持ちいいよ」
「パトリシア…素敵…とっても素敵…」
幻想的な光景だった。宝石を散りばめた露出度の高い衣装をまとった美少女二人が、濃厚なキスを交わしながら互いの股間を指で愛撫し合っている。
パトリシアとメリーアンが深い絶頂に沈むのに時間はかからなかった。
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