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第三章 語られた真実
2 求め、愛を囁き合って
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それは、ある日突然に途絶えた。
明人が、譲を求めてこなくなった。他のゲイセレブたちも。
(どういうことだ……? 「償い」は十分ということか?)
隣人の腹を量りかねながらも、二十五歳の青年はほっとしていた。
だが、すぐに安堵は苦痛に代わることになる。
「あああーー……! ゆず君……ゆず君……。♡いいよおおっ……!」
「美緒……美緒……!」
土曜の夜。
白木家の寝室では夫婦の営みが行われていた。
(ちくしょう……! なんだこの物足りなさは……? 俺はどうなっちまったんだ……?)
嫁を抱きながら、譲は戸惑い悶えた。
今でも自分は美緒を愛している。彼女とのセックスで勃起も射精もできる。
なのに。全然満足できない。
(ねっとりと愛撫されてないから……。たくましいものを挿入されてないから……)
恐ろしいことに気づく。
満足を得られないのは、ゲイ行為ではないからだ。自分はすでに、男の勃起したものなしでは生きていけなくなってる。
「ゆず君……!♡ あああああっ……。♡素敵……とっても素敵……!」
嫁の甘い声が遠くに聞こえる。
快感はあっても永遠に満足を得られない。変わってしまった自分に、青年は恐怖した。
日曜の夜。
譲は隣家のインターホンを鳴らしていた。
「よう。こんな時間にどうした?」
明人が出迎える。あたかも、普通の隣人のように。
「あがっても……いいですか……?」
メガネのイケメンの考えが読めない譲は、取りあえずそう問う。
「いいぜ。入りなよ」
隣人は笑顔で迎え入れてくれる。
(あああ……。もうがまんできない……)
衝動に命じられるまま、譲は明人の背中に抱きついていた。まるで恋する乙女のように。
「お願いです……明人さん……。俺を抱いて下さい……」
ためらうことなくそう懇願していた。
自分は完全にゲイに覚醒してしまった。なにより、明人を心から愛してしまっている。
彼に愛してもらわずには、生きていけない身体になってしまった。
「いいのか? 今までは俺に対する「償い」だった。お前から積極的に求めたら、いよいよ不倫だぞ。言い訳のしようがない」
振り返って目をのぞき込みながら、明人が問い返す。
(美緒……)
一瞬、幼さを残す顔に大輪の花のような笑顔を浮かべた嫁が頭に浮かぶ。が、それも儚い。
目の前にあるイケメンのきれいな顔。透き通った目。譲の理性は一瞬で麻痺した。
「かまいません……。俺は……明人さんのち×ぽでないとダメなんです」
はっきりと返答する。
「わかった。んんん……」
きれいな顔に妖しい笑みを浮かべ、明人は譲の唇を奪った。
「おおお……!♡ あ……明人さん……。声出ちゃいます……。♡おおおお……」
あろうことか明人は、白木家で譲を抱こうとしていた。すぐそばで美緒が寝ている寝室で、男同士裸で触れ合う。
「じゅるじゅるっ……。♡ れろれろ……。尻の穴が広がってるじゃないか? ちゃんと拡張してるんだな……?♡」
譲の尻の穴を舐める明人が、満足そうに言う。
「ああああ……。♡それは……いつお声がかかってもいいように……」
青年は白々しく答える。本当は、自分が挿入して欲しかったのだ。
「ふふふ……。譲から求めてくれるなんてうれしいよ。♡まあ、それが最初から目標だったけどな。数日男のものを入れてもらわないとがまんできなくなるのは、わかってたよ」
満足げな明人の言葉に、譲は悟る。自分は今までずっと彼の手のひらで踊らされていたのだと。
「じゃあ、入れるけどいいな?」
美緒が寝ているベッドに上半身を預けた譲に、明人がバックからのしかかる。
「は……はい……♡。入れて下さい……」
今入れられたら大きな声を上げてしまうかも知れない。嫁に、隣家のイケメンと不倫をしているのがバレてしまう。
そう思ったのも一瞬だった。欲しくてたまらなかったものが与えられるのだ。
譲に選択の余地はなかった。
ローションを塗り込んだすぼまりの入り口で軽く出し入れがされ、ゆっくりと埋め込まれてくる。
「おお……!♡ ち×ぽ来た……。♡すごい……。おおおおおおおおううっ……!」
(やばい……。出る……。♡出る……)
〝あっ〟と思った時には遅かった。青年は挿入だけでトコロテンをしていた。トロトロとあふれた白濁が、フローリングを汚してしまう。
「なんだ……もう出したのか……?♡ 早すぎるぞ」
「す……すみません……。♡どうぞ続けてください……」
焦らされ続けた譲の身体は、がまんが効かなかった。明人が果てるまで、何度も白い飛沫を出し続けてしまった。
「ふうっ……!ふうっ!♡ 譲のケツま×こは最高だなっ!♡」
「おおお……!♡ おおおおおっ! うれしいです……。明人さんのご指導のおかげです!」
ダイニングに移動した二人は、疲れなど知らないとばかりに続きをする。
テーブルの上に仰向けになった譲に、明人の巨根が挿入される。
「おおおおおっ……! 明人さん……!♡ 好きい……好きですううっ!」
思い切り抱きついて、いわゆる中出し固めの形になり、譲は愛を囁く。
「俺も……譲が大好きだぜ……!♡」
(あああ……うれしい……。♡好きです明人さん……)
愛を囁き返されるだけで、また誰も触れていない譲のものから白濁があふれた。
自分の全部はもう明人のものだ。全身でそう感じながら、うっとりとした心地に身を任せた。
明人が、譲を求めてこなくなった。他のゲイセレブたちも。
(どういうことだ……? 「償い」は十分ということか?)
隣人の腹を量りかねながらも、二十五歳の青年はほっとしていた。
だが、すぐに安堵は苦痛に代わることになる。
「あああーー……! ゆず君……ゆず君……。♡いいよおおっ……!」
「美緒……美緒……!」
土曜の夜。
白木家の寝室では夫婦の営みが行われていた。
(ちくしょう……! なんだこの物足りなさは……? 俺はどうなっちまったんだ……?)
嫁を抱きながら、譲は戸惑い悶えた。
今でも自分は美緒を愛している。彼女とのセックスで勃起も射精もできる。
なのに。全然満足できない。
(ねっとりと愛撫されてないから……。たくましいものを挿入されてないから……)
恐ろしいことに気づく。
満足を得られないのは、ゲイ行為ではないからだ。自分はすでに、男の勃起したものなしでは生きていけなくなってる。
「ゆず君……!♡ あああああっ……。♡素敵……とっても素敵……!」
嫁の甘い声が遠くに聞こえる。
快感はあっても永遠に満足を得られない。変わってしまった自分に、青年は恐怖した。
日曜の夜。
譲は隣家のインターホンを鳴らしていた。
「よう。こんな時間にどうした?」
明人が出迎える。あたかも、普通の隣人のように。
「あがっても……いいですか……?」
メガネのイケメンの考えが読めない譲は、取りあえずそう問う。
「いいぜ。入りなよ」
隣人は笑顔で迎え入れてくれる。
(あああ……。もうがまんできない……)
衝動に命じられるまま、譲は明人の背中に抱きついていた。まるで恋する乙女のように。
「お願いです……明人さん……。俺を抱いて下さい……」
ためらうことなくそう懇願していた。
自分は完全にゲイに覚醒してしまった。なにより、明人を心から愛してしまっている。
彼に愛してもらわずには、生きていけない身体になってしまった。
「いいのか? 今までは俺に対する「償い」だった。お前から積極的に求めたら、いよいよ不倫だぞ。言い訳のしようがない」
振り返って目をのぞき込みながら、明人が問い返す。
(美緒……)
一瞬、幼さを残す顔に大輪の花のような笑顔を浮かべた嫁が頭に浮かぶ。が、それも儚い。
目の前にあるイケメンのきれいな顔。透き通った目。譲の理性は一瞬で麻痺した。
「かまいません……。俺は……明人さんのち×ぽでないとダメなんです」
はっきりと返答する。
「わかった。んんん……」
きれいな顔に妖しい笑みを浮かべ、明人は譲の唇を奪った。
「おおお……!♡ あ……明人さん……。声出ちゃいます……。♡おおおお……」
あろうことか明人は、白木家で譲を抱こうとしていた。すぐそばで美緒が寝ている寝室で、男同士裸で触れ合う。
「じゅるじゅるっ……。♡ れろれろ……。尻の穴が広がってるじゃないか? ちゃんと拡張してるんだな……?♡」
譲の尻の穴を舐める明人が、満足そうに言う。
「ああああ……。♡それは……いつお声がかかってもいいように……」
青年は白々しく答える。本当は、自分が挿入して欲しかったのだ。
「ふふふ……。譲から求めてくれるなんてうれしいよ。♡まあ、それが最初から目標だったけどな。数日男のものを入れてもらわないとがまんできなくなるのは、わかってたよ」
満足げな明人の言葉に、譲は悟る。自分は今までずっと彼の手のひらで踊らされていたのだと。
「じゃあ、入れるけどいいな?」
美緒が寝ているベッドに上半身を預けた譲に、明人がバックからのしかかる。
「は……はい……♡。入れて下さい……」
今入れられたら大きな声を上げてしまうかも知れない。嫁に、隣家のイケメンと不倫をしているのがバレてしまう。
そう思ったのも一瞬だった。欲しくてたまらなかったものが与えられるのだ。
譲に選択の余地はなかった。
ローションを塗り込んだすぼまりの入り口で軽く出し入れがされ、ゆっくりと埋め込まれてくる。
「おお……!♡ ち×ぽ来た……。♡すごい……。おおおおおおおおううっ……!」
(やばい……。出る……。♡出る……)
〝あっ〟と思った時には遅かった。青年は挿入だけでトコロテンをしていた。トロトロとあふれた白濁が、フローリングを汚してしまう。
「なんだ……もう出したのか……?♡ 早すぎるぞ」
「す……すみません……。♡どうぞ続けてください……」
焦らされ続けた譲の身体は、がまんが効かなかった。明人が果てるまで、何度も白い飛沫を出し続けてしまった。
「ふうっ……!ふうっ!♡ 譲のケツま×こは最高だなっ!♡」
「おおお……!♡ おおおおおっ! うれしいです……。明人さんのご指導のおかげです!」
ダイニングに移動した二人は、疲れなど知らないとばかりに続きをする。
テーブルの上に仰向けになった譲に、明人の巨根が挿入される。
「おおおおおっ……! 明人さん……!♡ 好きい……好きですううっ!」
思い切り抱きついて、いわゆる中出し固めの形になり、譲は愛を囁く。
「俺も……譲が大好きだぜ……!♡」
(あああ……うれしい……。♡好きです明人さん……)
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