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第三章 魔法陣(進展)編
036_ガラクと休息
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翌日からのガラクは多忙をきわめた。
平日の朝は普段通りに起きてスクラを送り出し、副社長が早速用意してくれた運搬用の大型ヴィークルを運転するパリスと合流、中身をさっさと満載してから魔力操作と魔法の練習、他の運搬ヴィークルが戻ってくる前に社屋に戻って資材の受け渡しをパリスに任せて会議室へ、日中に事務員が準備しておいてくれた書類につい逐一説明を受けながら内容を理解できたらサインと言う作業を定時まで、クロスタと合流して自宅に戻り2人が魔力操作練習後の魔法の勉強をしている間に夕食を済ませ、クロスタを送ってから帰宅、就寝時間まで魔法の練習をギリギリまでして寝る。
ようやく迎えた公休日も朝から3人の魔力操作練習の合間に自身の魔法の練習を行い、折よくスクラの魔力操作が魔法を使用できるレベルまで習熟したので、今まで事前に勉強していた熱耐性の魔法を実際に詠唱をして発動するための練習を開始し、うまく発動しないたびにアドバイスを求められるため都度対応していて気がつくと夜になってしまっていた。
少しずつやることを増やした結果とはいえ、起床から就寝まで休むまもなく全く休まらない最大の原因はハコの魔法を展開するための場所確保ができていないことだ。
今までであれば夜中にハコの魔法を展開した状態で魔法の練習などの作業を開始し、その状態で現実の時間で朝まで作業と食事と睡眠をリズムよくこなして生活することにより、日中の生活による疲労の回復するための時間としても有用だったことがここにきて明らかになった。
いくらガラクが10代で若く体力に満ち溢れているとはいえ、そんな生活が何日も継続すれば疲労が睡眠だけでは抜けきらずに蓄積していくことになる。
公休日を終えて3日ほど経った日の夜、数年ぶりにガラクは疲労から熱を出した。
「お兄ちゃん、大丈夫?」
この衛星にももちろん医療機関と言うものはあるものの基本的には受診するだけでも高額となる。
その最大の原因は、他の星系等との統合情報によりにおいてこの衛星では発生していない病気ですら基本的には対策済みであり、遺伝病や加齢等が原因の病気に対処するのが医療の基本スタンスであるため、発熱などの体調不良が発生した場合に新たに発生した病気の可能性があり、医療機関側のリスク管理体制構築など、実費だけで一般的な収入の十数年分の金額がかかってしまうためである。
もちろん新たな病気の蔓延を防止する観点から公的機関が負担する部分が大半となるものの、それでも何年か分の金額はかかるため、健康になった後に多大なる借金を背負って生きていくことになることが多い。
なお、ガラクの体調不良については普段より高めの熱とだるさと頭痛で朝起き上がることができなかった段階で、端末に記録されたバイタルを公的機関に送信してあり、その結果、ただの疲労であり安静にする以外の対処方法はなしとの連絡がすでに本人の端末宛に返信が返ってきているので医療機関にかかる必要はないとの結論が出ている。
体調不良の中、公的機関からの返信にひとまず安心したところで自室よりスクラに声をかけて今日は自分で通学の準備をするように声をかけたと言うわけだ。
だるさもさることながらとにかく頭痛がひどくて受け答えするのも億劫な中うめき声で返事を返しながらも、R/R者の事務に今日は休む旨連絡を入れ、パリスには今日は出勤できないので練習はできないことと仕事をするならシーカーとして就業することになること、クロスタには練習ができないので会社に立ち寄る必要はない旨、どうにか三カ所に連絡を入れ、スクラに向かって飲料を枕元に何本か置いておいてほしいとお願いたところでベッドの上の枕に向かって体を倒した。
「・・・もう動けない・・・スクラ、気をつけて行ってくるんだよ・・・」
そう言い切ると、意識が飛んでしまったガラクを見て、心配をしつつも公的機関から連絡の話は聞いているので、学校に行く以外に選択肢の無いスクラは幾度かガラクの様子を見てから学校へ向かった。
熱に浮かされつつガラクは夢を見ていた。
ガラクはまだ年端もいかない年齢で、優しい母が冷やしたタオルで首筋を拭いながら飲料を口に含ませてくれていた。
母親の表情はガラクを心配しつつも優しい眼差しで見つめてくれており、汗で額に張り付いた髪の毛を分けながら撫でてくれた手の温もりを感じた時、不安の中にいたガラクは心からの安らぎを感じ、その手に頬を擦り寄せて甘えていた。
ふと目を覚ますと、ガラクは誰かの手を掴んで首元に抱き込んで枕にしていた。
少しひんやりとした手が肌に触れている感覚が心地よく、どうやら目を覚ます直前まで見ていた夢の原因はその心地よさにあったようだ。
ボーっとする頭では状況がわからないまま、その手を辿るように目線を動かすとその腕の先には掴まれた腕を引くべきかそのままにしておくべきかの天使クロスタと悪魔クロスタによる脳内裁判が最高裁判所までもつれ込んだことにより完全に思考停止したまま顔を真っ赤にしたクロスタがいた。
自宅で寝ていたはずなのになぜここにクロスタがいるのか理解できず、ガラクはさらに自分の置かれている状況がよくわからないままクロスタを見つめているとガラクが目を覚ましたことにおようやく気がついたクロスタと視線があった。
幸いぐっすりと眠ったことで体力が回復ためかスクラを学校が通学のがめに家をでた頃よりは体調が回復していたガラクは疑問をそのまま口にした。
「クロスタおはよう。どうしたの?」
「どどどどうしたのって、あなたが寝込んだから今日は魔力操作の練習は無しって連絡してきたのを心配して様子を見に来たわけじゃないわよ!そうじゃないけど体調はどうなの?」
混乱から心情がダダ漏れしてしまっていることに気が付かずになぜ家にいるのかをそのまま説明してしまうクロスタに、そういえば初めて会った頃はこんな喋り方だったなと思った。
「ありがとうクロスタ。ゆっくり寝たから調子はかなり良くなったみたい」
「だから違うわよ!ととと所で冷感パットをとって来たいからそろそろ手を話てくれないかしら?」
指摘されて自分がクロスタの腕を首元に抱き込んで抱き枕のようにしていることに気がついたので手を離した。
手をあっさりと離されたクロスタはちょっと名残惜しそうに自分の手を見つめた後、勝手知ったる家の冷蔵庫にパットをとりに行くためにそそくさとガラクの部屋をでた。
部屋に戻ってきたクロスタは手にもった冷感パットをぺたりとガラクの額に貼り付ける。
「あれ?家に冷感パットなんてあったっけ?」
「たまたまよ!無いのわかってたから買って来たわけじゃ無いんだから!」
どうやらわざわざ勝手来てくれたことに気がついたガラクは助かるよと素直に伝える。
どうもいつもの調子が出ないと自認したクロスタは、母親からの伝言を伝えることにした。
「お母様が大事をとって体調が回復するまで出勤しないようにって。ちょっと無理をさせて悪かったわとも言ってたわよ」
無理を重ねた最大の原因は自分が仕事を増やしたことだと認識しているものの、疲労が蓄積していることを自認した現状、ガラクにとって副社長の申し出は正直ありがたかった。
「業務上の過労による疾病ってことで有給休暇とは別に有給として処理しておいてくれるって」
有給休暇を取得した場合、歩合がない分1日の収入は減るものの基本給は支給される。
すでに金銭的には困っていないとはいえ、これまでの困窮した経済状況でスクラと2人分の生活費の工面に苦労していた状態からすぐに認識が改まるわけではない。
非常にストレートな表現をするならば、貧乏生活が身に染みているガラクは副社長の有給扱いとする申し出を素直にありがたいと感じ、感謝していたと伝えて欲しいとクロスタに言い添えた。
ただ、少し会話を交わしたことと、冷感パットで冷やされたことでまた眠気が強くなってきたガラクは、クロスタにまだ本調子ではないので少し眠りたい旨を伝えてから目を閉じると、すぐに落ち着いた寝息を立て始めた。
それを見たクロスタは、タヌキの獣相のガラクは基本的に警戒心が強く他人の前で眠りについたりしないことを思い出し、自分がすでにガラクにとって警戒対象ではないことを知って体調を心配しつつ嬉しさに口元がニマニマと緩んでくる。
起きる前にもしていたように、ガラクの髪の毛を優しく撫で付けるように摩り、満足し切ると冷感パットを交換してからスクラに連絡を入れてからガラクの家を後にした。
次にガラクが目を覚ました頃にはスクラがすでに帰宅しており、ガラクの熱もだいぶ下がっていたためそれに伴い体調もかなり回復して来ていた。
寝ている間に大分寝汗をかいたらしく、のどが渇いたので冷蔵庫を開けると、「ちゃんと食べること」と書いた可愛いメモが貼り付けてあるパックが3つ置いてある。
中身は放送のCMで『体調を崩した時や疲労が抜けないときにもどうぞ!』と言うフレーズは子供が真似するほど居住区に浸透したスープで、通常のパックより少し割高な栄養価が高く消化に良いことで知られたものだった。
メモが貼ってあることからクロスタが冷感シップと一緒に買って入れておいてくれたのだろうことが想像でき、今度会った時に改めてお礼を言わないとなと心に刻んだ。
スープを温めている間に飲料のボトルを開けて飲みながらスクラに今日は問題なかったか確認すると別に大丈夫との回答と一緒に、もう一緒に住み始めた頃の赤ちゃんじゃないんだから過保護すぎ!とのご意見も賜った。
叔母のスクルへの恩返しの意味もあり、スクラに不自由な生活だけはさせまいと頑張ってきたが、もしかしたら本人の言うとおり過保護すぎたのかもしれないなと考えを巡らしながら、食事を摂りつつ明日から魔力操作と魔法の練習を再開すると伝えたら、そんなこと考えてないでまずは体調を調えろ!と怒鳴られた。
怒鳴る必要までは無いんじゃないかなと思いつつも、実際にまだ体調は万全ではないガラクはシャワーで簡単に汗を流してまたベッドに戻るとそのまま再度眠りに落ちていった。
平日の朝は普段通りに起きてスクラを送り出し、副社長が早速用意してくれた運搬用の大型ヴィークルを運転するパリスと合流、中身をさっさと満載してから魔力操作と魔法の練習、他の運搬ヴィークルが戻ってくる前に社屋に戻って資材の受け渡しをパリスに任せて会議室へ、日中に事務員が準備しておいてくれた書類につい逐一説明を受けながら内容を理解できたらサインと言う作業を定時まで、クロスタと合流して自宅に戻り2人が魔力操作練習後の魔法の勉強をしている間に夕食を済ませ、クロスタを送ってから帰宅、就寝時間まで魔法の練習をギリギリまでして寝る。
ようやく迎えた公休日も朝から3人の魔力操作練習の合間に自身の魔法の練習を行い、折よくスクラの魔力操作が魔法を使用できるレベルまで習熟したので、今まで事前に勉強していた熱耐性の魔法を実際に詠唱をして発動するための練習を開始し、うまく発動しないたびにアドバイスを求められるため都度対応していて気がつくと夜になってしまっていた。
少しずつやることを増やした結果とはいえ、起床から就寝まで休むまもなく全く休まらない最大の原因はハコの魔法を展開するための場所確保ができていないことだ。
今までであれば夜中にハコの魔法を展開した状態で魔法の練習などの作業を開始し、その状態で現実の時間で朝まで作業と食事と睡眠をリズムよくこなして生活することにより、日中の生活による疲労の回復するための時間としても有用だったことがここにきて明らかになった。
いくらガラクが10代で若く体力に満ち溢れているとはいえ、そんな生活が何日も継続すれば疲労が睡眠だけでは抜けきらずに蓄積していくことになる。
公休日を終えて3日ほど経った日の夜、数年ぶりにガラクは疲労から熱を出した。
「お兄ちゃん、大丈夫?」
この衛星にももちろん医療機関と言うものはあるものの基本的には受診するだけでも高額となる。
その最大の原因は、他の星系等との統合情報によりにおいてこの衛星では発生していない病気ですら基本的には対策済みであり、遺伝病や加齢等が原因の病気に対処するのが医療の基本スタンスであるため、発熱などの体調不良が発生した場合に新たに発生した病気の可能性があり、医療機関側のリスク管理体制構築など、実費だけで一般的な収入の十数年分の金額がかかってしまうためである。
もちろん新たな病気の蔓延を防止する観点から公的機関が負担する部分が大半となるものの、それでも何年か分の金額はかかるため、健康になった後に多大なる借金を背負って生きていくことになることが多い。
なお、ガラクの体調不良については普段より高めの熱とだるさと頭痛で朝起き上がることができなかった段階で、端末に記録されたバイタルを公的機関に送信してあり、その結果、ただの疲労であり安静にする以外の対処方法はなしとの連絡がすでに本人の端末宛に返信が返ってきているので医療機関にかかる必要はないとの結論が出ている。
体調不良の中、公的機関からの返信にひとまず安心したところで自室よりスクラに声をかけて今日は自分で通学の準備をするように声をかけたと言うわけだ。
だるさもさることながらとにかく頭痛がひどくて受け答えするのも億劫な中うめき声で返事を返しながらも、R/R者の事務に今日は休む旨連絡を入れ、パリスには今日は出勤できないので練習はできないことと仕事をするならシーカーとして就業することになること、クロスタには練習ができないので会社に立ち寄る必要はない旨、どうにか三カ所に連絡を入れ、スクラに向かって飲料を枕元に何本か置いておいてほしいとお願いたところでベッドの上の枕に向かって体を倒した。
「・・・もう動けない・・・スクラ、気をつけて行ってくるんだよ・・・」
そう言い切ると、意識が飛んでしまったガラクを見て、心配をしつつも公的機関から連絡の話は聞いているので、学校に行く以外に選択肢の無いスクラは幾度かガラクの様子を見てから学校へ向かった。
熱に浮かされつつガラクは夢を見ていた。
ガラクはまだ年端もいかない年齢で、優しい母が冷やしたタオルで首筋を拭いながら飲料を口に含ませてくれていた。
母親の表情はガラクを心配しつつも優しい眼差しで見つめてくれており、汗で額に張り付いた髪の毛を分けながら撫でてくれた手の温もりを感じた時、不安の中にいたガラクは心からの安らぎを感じ、その手に頬を擦り寄せて甘えていた。
ふと目を覚ますと、ガラクは誰かの手を掴んで首元に抱き込んで枕にしていた。
少しひんやりとした手が肌に触れている感覚が心地よく、どうやら目を覚ます直前まで見ていた夢の原因はその心地よさにあったようだ。
ボーっとする頭では状況がわからないまま、その手を辿るように目線を動かすとその腕の先には掴まれた腕を引くべきかそのままにしておくべきかの天使クロスタと悪魔クロスタによる脳内裁判が最高裁判所までもつれ込んだことにより完全に思考停止したまま顔を真っ赤にしたクロスタがいた。
自宅で寝ていたはずなのになぜここにクロスタがいるのか理解できず、ガラクはさらに自分の置かれている状況がよくわからないままクロスタを見つめているとガラクが目を覚ましたことにおようやく気がついたクロスタと視線があった。
幸いぐっすりと眠ったことで体力が回復ためかスクラを学校が通学のがめに家をでた頃よりは体調が回復していたガラクは疑問をそのまま口にした。
「クロスタおはよう。どうしたの?」
「どどどどうしたのって、あなたが寝込んだから今日は魔力操作の練習は無しって連絡してきたのを心配して様子を見に来たわけじゃないわよ!そうじゃないけど体調はどうなの?」
混乱から心情がダダ漏れしてしまっていることに気が付かずになぜ家にいるのかをそのまま説明してしまうクロスタに、そういえば初めて会った頃はこんな喋り方だったなと思った。
「ありがとうクロスタ。ゆっくり寝たから調子はかなり良くなったみたい」
「だから違うわよ!ととと所で冷感パットをとって来たいからそろそろ手を話てくれないかしら?」
指摘されて自分がクロスタの腕を首元に抱き込んで抱き枕のようにしていることに気がついたので手を離した。
手をあっさりと離されたクロスタはちょっと名残惜しそうに自分の手を見つめた後、勝手知ったる家の冷蔵庫にパットをとりに行くためにそそくさとガラクの部屋をでた。
部屋に戻ってきたクロスタは手にもった冷感パットをぺたりとガラクの額に貼り付ける。
「あれ?家に冷感パットなんてあったっけ?」
「たまたまよ!無いのわかってたから買って来たわけじゃ無いんだから!」
どうやらわざわざ勝手来てくれたことに気がついたガラクは助かるよと素直に伝える。
どうもいつもの調子が出ないと自認したクロスタは、母親からの伝言を伝えることにした。
「お母様が大事をとって体調が回復するまで出勤しないようにって。ちょっと無理をさせて悪かったわとも言ってたわよ」
無理を重ねた最大の原因は自分が仕事を増やしたことだと認識しているものの、疲労が蓄積していることを自認した現状、ガラクにとって副社長の申し出は正直ありがたかった。
「業務上の過労による疾病ってことで有給休暇とは別に有給として処理しておいてくれるって」
有給休暇を取得した場合、歩合がない分1日の収入は減るものの基本給は支給される。
すでに金銭的には困っていないとはいえ、これまでの困窮した経済状況でスクラと2人分の生活費の工面に苦労していた状態からすぐに認識が改まるわけではない。
非常にストレートな表現をするならば、貧乏生活が身に染みているガラクは副社長の有給扱いとする申し出を素直にありがたいと感じ、感謝していたと伝えて欲しいとクロスタに言い添えた。
ただ、少し会話を交わしたことと、冷感パットで冷やされたことでまた眠気が強くなってきたガラクは、クロスタにまだ本調子ではないので少し眠りたい旨を伝えてから目を閉じると、すぐに落ち着いた寝息を立て始めた。
それを見たクロスタは、タヌキの獣相のガラクは基本的に警戒心が強く他人の前で眠りについたりしないことを思い出し、自分がすでにガラクにとって警戒対象ではないことを知って体調を心配しつつ嬉しさに口元がニマニマと緩んでくる。
起きる前にもしていたように、ガラクの髪の毛を優しく撫で付けるように摩り、満足し切ると冷感パットを交換してからスクラに連絡を入れてからガラクの家を後にした。
次にガラクが目を覚ました頃にはスクラがすでに帰宅しており、ガラクの熱もだいぶ下がっていたためそれに伴い体調もかなり回復して来ていた。
寝ている間に大分寝汗をかいたらしく、のどが渇いたので冷蔵庫を開けると、「ちゃんと食べること」と書いた可愛いメモが貼り付けてあるパックが3つ置いてある。
中身は放送のCMで『体調を崩した時や疲労が抜けないときにもどうぞ!』と言うフレーズは子供が真似するほど居住区に浸透したスープで、通常のパックより少し割高な栄養価が高く消化に良いことで知られたものだった。
メモが貼ってあることからクロスタが冷感シップと一緒に買って入れておいてくれたのだろうことが想像でき、今度会った時に改めてお礼を言わないとなと心に刻んだ。
スープを温めている間に飲料のボトルを開けて飲みながらスクラに今日は問題なかったか確認すると別に大丈夫との回答と一緒に、もう一緒に住み始めた頃の赤ちゃんじゃないんだから過保護すぎ!とのご意見も賜った。
叔母のスクルへの恩返しの意味もあり、スクラに不自由な生活だけはさせまいと頑張ってきたが、もしかしたら本人の言うとおり過保護すぎたのかもしれないなと考えを巡らしながら、食事を摂りつつ明日から魔力操作と魔法の練習を再開すると伝えたら、そんなこと考えてないでまずは体調を調えろ!と怒鳴られた。
怒鳴る必要までは無いんじゃないかなと思いつつも、実際にまだ体調は万全ではないガラクはシャワーで簡単に汗を流してまたベッドに戻るとそのまま再度眠りに落ちていった。
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