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♡♀ 最終章 シたい彼女と寝てたい彼女 ♀♡
最終話
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その存在から発せられる威圧感に押され、エルテはシホの体により強く抱き着く。怯える彼女をかばうようにシホはその者に話しかける。
「神に仕える者?という事は、あなたは大天使?」
「人の子はそう呼ぶ」
「私達に何の用?」
「名を伏せし者の一部を滅ぼした新たな神、死神の誕生は看過できない。よって推量のため降臨した。その答えによっては汝を抹消しなければならない」
「大天使様っていうのは随分物騒なのね」
「汝に問う。その力、如何様に使うつもりか?」
「どうもこうも、私達はただ静かに暮らしたいだけ。それにあの邪神、倒せなかったから封印したんでしょ?今の私も倒せないんじゃない?また封印でもする?」
「如何にも。無用な争いは望まぬ。して、若き死神よ。ならば、その力を以って名を伏せし者の完全抹消を託したい」
「世界各地に散らばってる邪神を討伐しろって事⁉・・・・んー、気が向いたらでいいかな?何て言うか、今は一刻も早く落ち着ける場所で二人きりになりたいというか」
「・・・・。混沌の種は既に撒かれているという事だけ伝えておく」
それだけ言うと大天使は天高く去って行った。シホは少し不満げに口を尖らせる。
「だったら傍観してないで手伝うくらいしたらいいのに。まったく」
「シホ、神様にまで目つけられて大丈夫?」
「別に悪い事しようって訳でもないし、邪神の件も急ぎじゃないみたいだし、大丈夫でしょ。とりあえず帰ろっか」
再び馬を走らせると、エルテの母の待つミジール村への帰路へと就く。
長旅を終え、日暮れ近くにエルテの家に戻ると彼女の母が出迎える。
「おかえり。どうだった?シホちゃん」
「やっぱりだめでした。親友以外はうちの両親も、村の人達も・・・・」
「そうかい。なら、ここでの居場所は何が何でも守ってやらないとね」
「ありがとうございます、お義母さん」
三人で団欒とした夕餉を済ませると、夜が更けていく。
エルテの部屋で二人きりになると、寝間着姿のシホはベッドの端に腰かけ分かりやすくモジモジしていた。その隣で横になるエルテに話しかける。
「ねぇエルテ?そろそろ・・・・」
「私寝るから」
「そんなぁ、エルテぇ・・・・」
「好きにしていいって事」
「・・・・エルテ!」
◆「そうして私達は結ばれた。」と言えば聞こえがいい。
そう、激しめにイチャついて、甘い言葉も沢山交わしたって事。ずっと触れたいと思っていたエルテの素肌と匂い、そして切ない表情にもう夢中だった。
気付けば空が赤く染まり始めていた。窓から差し込むその朝の光は、裸で抱き合う私達を祝福している様だった。
エルテは悪戯っぽくシホの目を見ながら囁く。
「メリランダと違った?」
「もう、そんな事言わないでよ。エルテこそどうだったの?その・・・・、男の人と違う?」
「違う、全然」
シホの眉尻が下がり目が泳ぐ。
「もしかして、無理して合わせてくれてた?」
「それも違う。シホはね、沢山満たしてくれた」
それを聞きパァっと明るい顔に戻るシホ。
「私もだよ。いっぱい満たされた」
二人は再び優しく唇を重ねると、ふとシホは縫い糸が残るはずの首を確かめる様に撫でた。
◆あれ?首の糸が・・・・。そっか、頭以外が再生したから無くなっちゃったのか。メリランダまた泣いてないかな?
熱い夜を二人が過ごしていた頃、大カタコンベの最下層でメリランダは服を脱ぎ捨て、美少女アンデッド達と戯れていた。
「むほぉぉぉ!やはりシホさんはスケベな子ですねぇ!普段はあんなエルテさんを、あんな表情にしてしまうとは。イケナイと思いながらも覗いてしまいましたが、やはりこの能力は最っ高ぅですぅ!」
満たされ目を閉じるエルテの横でシホは思っていた。
◆メリランダのあの魔物を把握する能力って、絶対見えてるよね?いや、やっぱり泣いているはずがない。それどころか・・・・。
友達の初夜を覗くなんて最低と言いたいとこだけど。ま、ささやかな恩返しという事で黙っててあげるか・・・・。
朝日が昇りきるとシホは服を着て部屋を出た。すると朝早くからエルテの母がどこかに行く準備をしている。
「おはようございます。どこか行くんですか?」
「おはよう。村にある空き家が使えないか交渉しに行くんだよ」
「空き家ですか?またどうして?」
「新婚さんには家が必要だろう?情熱的なシホちゃんでも気兼ねなく暮らせるようにさ。ふふっ」
◆早々にやらかした!夜の営みが聞こえてた⁉これは死ぬほど恥ずかしい。
「健全なこった。それじゃあちょっと留守を頼むよ」
「は、はい、いってらっしゃい・・・・」
シホは部屋に戻るとエルテの寝顔を見ながら彼女の髪を撫でた。窓の外では鳥たちが自由に空を舞っていた。
魔物や化け物。理解する事を諦めた人々は彼女達の様な存在をそう呼ぶだろう。それでも彼らや彼女達は生きている。
人間の皮を被った魔物もいる。一方で仕方なく魔物と呼ばれる存在の皮を被る事になった人間もいる。
これは死ぬほど誰かを好きになった少女の物語。自分らしく生きる事を諦めなかった少女達の物語。彼女達が末永く幸せに暮らす村が今でもあるのだとか・・・・。
・・・・・え?邪神討伐?彼女達ならやり遂げるでしょう。世界だって救えるはずです。だって、自分を愛し、誰かを愛せる人は、強いですから。
『シたい彼女と寝てたい彼女』おしまい・・・・・?
エクストラストーリーもあるよ。
「神に仕える者?という事は、あなたは大天使?」
「人の子はそう呼ぶ」
「私達に何の用?」
「名を伏せし者の一部を滅ぼした新たな神、死神の誕生は看過できない。よって推量のため降臨した。その答えによっては汝を抹消しなければならない」
「大天使様っていうのは随分物騒なのね」
「汝に問う。その力、如何様に使うつもりか?」
「どうもこうも、私達はただ静かに暮らしたいだけ。それにあの邪神、倒せなかったから封印したんでしょ?今の私も倒せないんじゃない?また封印でもする?」
「如何にも。無用な争いは望まぬ。して、若き死神よ。ならば、その力を以って名を伏せし者の完全抹消を託したい」
「世界各地に散らばってる邪神を討伐しろって事⁉・・・・んー、気が向いたらでいいかな?何て言うか、今は一刻も早く落ち着ける場所で二人きりになりたいというか」
「・・・・。混沌の種は既に撒かれているという事だけ伝えておく」
それだけ言うと大天使は天高く去って行った。シホは少し不満げに口を尖らせる。
「だったら傍観してないで手伝うくらいしたらいいのに。まったく」
「シホ、神様にまで目つけられて大丈夫?」
「別に悪い事しようって訳でもないし、邪神の件も急ぎじゃないみたいだし、大丈夫でしょ。とりあえず帰ろっか」
再び馬を走らせると、エルテの母の待つミジール村への帰路へと就く。
長旅を終え、日暮れ近くにエルテの家に戻ると彼女の母が出迎える。
「おかえり。どうだった?シホちゃん」
「やっぱりだめでした。親友以外はうちの両親も、村の人達も・・・・」
「そうかい。なら、ここでの居場所は何が何でも守ってやらないとね」
「ありがとうございます、お義母さん」
三人で団欒とした夕餉を済ませると、夜が更けていく。
エルテの部屋で二人きりになると、寝間着姿のシホはベッドの端に腰かけ分かりやすくモジモジしていた。その隣で横になるエルテに話しかける。
「ねぇエルテ?そろそろ・・・・」
「私寝るから」
「そんなぁ、エルテぇ・・・・」
「好きにしていいって事」
「・・・・エルテ!」
◆「そうして私達は結ばれた。」と言えば聞こえがいい。
そう、激しめにイチャついて、甘い言葉も沢山交わしたって事。ずっと触れたいと思っていたエルテの素肌と匂い、そして切ない表情にもう夢中だった。
気付けば空が赤く染まり始めていた。窓から差し込むその朝の光は、裸で抱き合う私達を祝福している様だった。
エルテは悪戯っぽくシホの目を見ながら囁く。
「メリランダと違った?」
「もう、そんな事言わないでよ。エルテこそどうだったの?その・・・・、男の人と違う?」
「違う、全然」
シホの眉尻が下がり目が泳ぐ。
「もしかして、無理して合わせてくれてた?」
「それも違う。シホはね、沢山満たしてくれた」
それを聞きパァっと明るい顔に戻るシホ。
「私もだよ。いっぱい満たされた」
二人は再び優しく唇を重ねると、ふとシホは縫い糸が残るはずの首を確かめる様に撫でた。
◆あれ?首の糸が・・・・。そっか、頭以外が再生したから無くなっちゃったのか。メリランダまた泣いてないかな?
熱い夜を二人が過ごしていた頃、大カタコンベの最下層でメリランダは服を脱ぎ捨て、美少女アンデッド達と戯れていた。
「むほぉぉぉ!やはりシホさんはスケベな子ですねぇ!普段はあんなエルテさんを、あんな表情にしてしまうとは。イケナイと思いながらも覗いてしまいましたが、やはりこの能力は最っ高ぅですぅ!」
満たされ目を閉じるエルテの横でシホは思っていた。
◆メリランダのあの魔物を把握する能力って、絶対見えてるよね?いや、やっぱり泣いているはずがない。それどころか・・・・。
友達の初夜を覗くなんて最低と言いたいとこだけど。ま、ささやかな恩返しという事で黙っててあげるか・・・・。
朝日が昇りきるとシホは服を着て部屋を出た。すると朝早くからエルテの母がどこかに行く準備をしている。
「おはようございます。どこか行くんですか?」
「おはよう。村にある空き家が使えないか交渉しに行くんだよ」
「空き家ですか?またどうして?」
「新婚さんには家が必要だろう?情熱的なシホちゃんでも気兼ねなく暮らせるようにさ。ふふっ」
◆早々にやらかした!夜の営みが聞こえてた⁉これは死ぬほど恥ずかしい。
「健全なこった。それじゃあちょっと留守を頼むよ」
「は、はい、いってらっしゃい・・・・」
シホは部屋に戻るとエルテの寝顔を見ながら彼女の髪を撫でた。窓の外では鳥たちが自由に空を舞っていた。
魔物や化け物。理解する事を諦めた人々は彼女達の様な存在をそう呼ぶだろう。それでも彼らや彼女達は生きている。
人間の皮を被った魔物もいる。一方で仕方なく魔物と呼ばれる存在の皮を被る事になった人間もいる。
これは死ぬほど誰かを好きになった少女の物語。自分らしく生きる事を諦めなかった少女達の物語。彼女達が末永く幸せに暮らす村が今でもあるのだとか・・・・。
・・・・・え?邪神討伐?彼女達ならやり遂げるでしょう。世界だって救えるはずです。だって、自分を愛し、誰かを愛せる人は、強いですから。
『シたい彼女と寝てたい彼女』おしまい・・・・・?
エクストラストーリーもあるよ。
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