9 / 28
僕の世界
イメージ
しおりを挟む
朝起きると、僕は大量のメールが来ていることに驚いた。それもすべて秋野瀬から。
『で、なにか聞きたいことがあったの?』
というメールの後に、
『どうしたの?返信してよ。』
『おーい』、『起きてる?』、『なんで無視するの?』、
『ね、寝ちゃってる・・・?』、『私は寝る、おやすみ。』
と、メールが続いていた。僕は慌てて、
『ごめん、寝てた!聞きたい事は後でメールするね!』
と、送る。
「こんなキャラだったっけ、秋野瀬って。」
イメージが変わったような気がするけど、きっと気のせいだろう。それより今日は怜央、学校きてるかな?
★*゚
「青山、ちょっと職員室に来てくれないか?」
学校へついてそうそう、担任の先生に呼び出しをされた。
「え?1時間目、始まりますよ?」
何の話かだいたい予想はついているけど、あえて何もわからないふりをしてみる。
「ああ、大事な話なんだ。授業はいい。それより早く来い。」
「は、はい。」
義務教育中の僕が、学校で授業より大切な話なんてあんのかな。ふとそんなことを考える。
「青山、単刀直入に聞こう。」
職員室はやっぱり苦手だ。先生の目線が怖い。いるだけで申し訳なくて、怒られてる気分だった。
「は、はい。」
ゴクリ。
「戸崎、戸崎怜央が意識不明らしい。」
・・・?えっと、ん?
「は?」
よく、わからないな。怜央が意識不明だって?なんで。
「いきなり済まない。で、それは一昨日の放課後からだそうだ。」
「は、はい。大丈夫です。」
大丈夫じゃないけど。っていうかなんで?意識不明?原因は?一昨日の放課後?何があった?僕は何をしてた?
レオヲナグッタンダッケ?
正確な記憶が蘇ってくる。次にいう先生のいう言葉が、手に取るように伝わってくる。
「青山お前、何か知らないか?」
「ぼ、僕ですか?な、なんで。」
「その日保健室へ戸崎を連れてきたのは青山、お前だろ?」
「た、確かにそうですけど、それ、それだけですよ?」
「保健の先生がいうには、青山は戸崎は転んだだけだ、と言っていたそうだが、本当だよな?」
「は、はい、確かにそう言いました。」
僕、悪いことしたの?って待ってよ、あれは僕の力じゃない。そうじゃん!僕じゃないよ!でも殴ったのは僕?あれ?どういうことだよ・・・
「お、おい、大丈夫か?震えてるぞ?」
「す、すみません、大丈夫、じゃないです。」
「ああ、お前らは仲が良かったからな。」
ナカガヨカッタ?
ナニイッテンノコイツ?
「なんにもわかってねぇよな。」
「ん?なんか言ったか?」
「いえ、何も。」
僕は平常心を保てそうになかったから、家へ帰らせてもらうことになった。
「すまないないきなり。気持ちが落ち着いたらまた聞きたいと思う。」
「あ、はい、すみません。それじゃ。」
そう言って僕は、紫のペンダントを持つと、連れていってもらうよう命令した。
『で、なにか聞きたいことがあったの?』
というメールの後に、
『どうしたの?返信してよ。』
『おーい』、『起きてる?』、『なんで無視するの?』、
『ね、寝ちゃってる・・・?』、『私は寝る、おやすみ。』
と、メールが続いていた。僕は慌てて、
『ごめん、寝てた!聞きたい事は後でメールするね!』
と、送る。
「こんなキャラだったっけ、秋野瀬って。」
イメージが変わったような気がするけど、きっと気のせいだろう。それより今日は怜央、学校きてるかな?
★*゚
「青山、ちょっと職員室に来てくれないか?」
学校へついてそうそう、担任の先生に呼び出しをされた。
「え?1時間目、始まりますよ?」
何の話かだいたい予想はついているけど、あえて何もわからないふりをしてみる。
「ああ、大事な話なんだ。授業はいい。それより早く来い。」
「は、はい。」
義務教育中の僕が、学校で授業より大切な話なんてあんのかな。ふとそんなことを考える。
「青山、単刀直入に聞こう。」
職員室はやっぱり苦手だ。先生の目線が怖い。いるだけで申し訳なくて、怒られてる気分だった。
「は、はい。」
ゴクリ。
「戸崎、戸崎怜央が意識不明らしい。」
・・・?えっと、ん?
「は?」
よく、わからないな。怜央が意識不明だって?なんで。
「いきなり済まない。で、それは一昨日の放課後からだそうだ。」
「は、はい。大丈夫です。」
大丈夫じゃないけど。っていうかなんで?意識不明?原因は?一昨日の放課後?何があった?僕は何をしてた?
レオヲナグッタンダッケ?
正確な記憶が蘇ってくる。次にいう先生のいう言葉が、手に取るように伝わってくる。
「青山お前、何か知らないか?」
「ぼ、僕ですか?な、なんで。」
「その日保健室へ戸崎を連れてきたのは青山、お前だろ?」
「た、確かにそうですけど、それ、それだけですよ?」
「保健の先生がいうには、青山は戸崎は転んだだけだ、と言っていたそうだが、本当だよな?」
「は、はい、確かにそう言いました。」
僕、悪いことしたの?って待ってよ、あれは僕の力じゃない。そうじゃん!僕じゃないよ!でも殴ったのは僕?あれ?どういうことだよ・・・
「お、おい、大丈夫か?震えてるぞ?」
「す、すみません、大丈夫、じゃないです。」
「ああ、お前らは仲が良かったからな。」
ナカガヨカッタ?
ナニイッテンノコイツ?
「なんにもわかってねぇよな。」
「ん?なんか言ったか?」
「いえ、何も。」
僕は平常心を保てそうになかったから、家へ帰らせてもらうことになった。
「すまないないきなり。気持ちが落ち着いたらまた聞きたいと思う。」
「あ、はい、すみません。それじゃ。」
そう言って僕は、紫のペンダントを持つと、連れていってもらうよう命令した。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
合成師
あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。
そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる