僕がこうなった理由

愛色紫街

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キモチワルイ

助太刀

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 トーリさんが僕の方へ来る。

「服と武器をここに置いとくね。」

「ありがとう!ほんっとにありがとう!」

「いいよ、別に。それより早く着てよ。」

「あ、う、うん。」

そういえばトーリさんの話し方が変わった気がするな。聞いてみよっかな・・・。

「トーリさん」

「なに?」

「しゃべり方変わった?っていうか最初めっちゃ切れてたじゃん、今、滑らかになったなぁって。」

「あ、うん、最初は緊張してたから・・・。」

「あ、なんだ、そういうことか!」

「いいから早く着替えてよ!」

彼女は目をそらしながらいう。

「ご、ごめん!」

そう言って、服と武器を身につけた。


          ★*゚

 「どう!?似合ってる??」

僕はトーリに、武器を持った姿を見せつける。

「そ、それに似合ってるとかないと思う。」

「えー?っていうかどうせだからどっか行かない?」

「え?モンスターやっつけに?」

「うん、いいじゃん!僕この武器使いたいしさ。」

「うーん、別にいいけど・・・。」

それじゃあ早く行こう!と、僕はトーリを誘った。そしてこの、トーリの家へから出ると、さっそくマクマクがいた。

「うっわー!マクマクじゃん・・・」

「ねぇ、ユウはマクマクやつけらんないのにどうするの?」

「やつけるしかないよ。」

「じ、じゃあ早く!」

 そう言われたので僕は、マクマクの方へ近づく。さっきと同じような感じだが、さっきと違って武器を持っている。
 鋭く光る刀の先をマクマクに向ける。

「よしっ・・・」

お腹のあたりから切ってやった。

「い゛て゛ え゛ よ゛ お゛!」

そう言うとマクマクはドロドロに溶けて、すぐに蒸発してしまった。

「よ、良かった」

「これくらい当たり前じゃなきゃ!」

「はいはい。っていうかもう夜になりかけてる!」

トーリが、それがどうしたの、という視線で見てきた。だから僕が、

「夜になったらもっと恐ろしい敵が来るんじゃないの!?だから早く逃げないとっ!」

と言ったら、トーリが笑った。

「何言ってるの?そうといえばそうだけど、そんな恐ろしい敵はこの街にはいないって。」

「・・・、そ、そうなの?」

「うん。」

なんだぁ、と、僕は息を吐く。

「と、ところで今日も泊めてもらってもいいの?」

「ほんとはいつまででも泊めていたいけど、そんなに泊めてあげられないよ。」

「だ、だよね、き、今日もやっぱダメかな・・・?」

「あ、あと1日くらいいいけど。っていうか早く家作っちゃえばいいのに。」

「あはは、たしかにそのとおりっちゃその通りなんだよね。」

僕はそう言って笑った。
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