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トーリ達の過去
鳥子
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鳥男が生まれてから3年後、鳥子、そう、トーリが生まれた。
「リオ兄ちゃんは、旅立つの?」
「うん、旅立つよ。オレは北のホッカロに行って、王をやつける。そして、この世界の一番になるんだ!」
「なんで?」
「みんなを元の世界に戻すためだよ。」
「どうして戻さなきゃ行けないの?それに、私たちはこの世界で生まれたんだよ?」
「こんな世界、無くていいんだ。」
「よく、分かんないよ。北のホッカロって危険なんじゃないの?危ないよ、行くのやめよう?」
「大丈夫。お前はここで待ってろ。じゃあな。」
「勝手すぎるよ!」
「・・・。」
「リオ兄ちゃん、最近変だよ?なにかに追われてるみたい。落ち着いて?」
「ご、めんな、トーリ・・・。俺、勝手なのはわかってるんだ。」
「じゃあ」
「でも、それでも、この世界は、自殺志望者で出来てるんだぞ!?おかしいだろ!?これじゃダメだ、ダメなんだよっ!」
「・・・。リオ兄ちゃん、それ、よくわかんないよ。。
「・・・お前にはまだ早い。」
「でも、リオ兄ちゃんのこと大好きだから、だからこそ、いなくなって欲しくないなぁ。。
「ごめん・・・。」
「今日は一緒に寝てくれる?」
「ったりめーだ!てか、北のホッカロに行った後は、ずっと寝てやるよ。」
「ありがとう・・・、じゃあおやすみ。」
この日、私がちゃんと守っていれば、問題なかったのに。
★*゚
朝目が覚めると、隣には、誰もいなかった。嫌な予感がして、私は兄の部屋へ行った。しかし、兄が大切にしていたものは、全てなくなっていた。
「リオ兄ちゃん、行っちゃったんだ・・・。」
「んんー、おはよ、トーリ、どうしたんだってえ!?」
何も無い兄の部屋を見て驚く。
「パパ・・・、リオ兄ちゃん、旅立っちゃった。」
「ま、待てよトーリ。あいつそんなこと一言も・・・」
「ごめんなさいパパ、私にはずっと言ってたの。」
「どこに!?どこにだ!?」
私は、パパまでもが行ってしまいそうで怖くて、フルフルと首を横に降った。
「トーリ、教えてくれ!間に合わなくなる!」
「で、でもパパも行っちゃったら、ど、どうすればいいの・・・」
私は悲しくて、涙が出た。
「・・・大丈夫、だ。」
バタンっ!
「タカ!ちょっとこれ見て!」
「ぐ、グミ!?どうした!?」
「リオの、手紙・・・」
★*゚
『お母さんお父さん、そしてトーリへ。
僕は、好きな人ができました。だけど彼女は、自殺志望者でした。たまたま彼女とすれ違って、そのあたりから、だんだん好きになってました。ずっと黙っててごめんなさい。トーリも、ほんとにごめん。それで、本題は、ココからなんだけど、彼女、あ、名前はチノカって言うんだけど、チノカと話してるうちにに、彼女の方も好きになってくれたらしく、僕らは付き合うことになったんだ。
だけどね、ある日のデートで、パパリンって名乗る鳥と遭遇したんだ。パパリンは、チノカに対して
「可愛いわぁ、美味しくいただきたいねぇ」
なんて言って、連れていこうとしていた。だから俺がちゃんと守ろうと思ったんだ。でも、そしたらチノカ、
「私は、死ぬ運命だったんだよ。最初から。楽しい時間をありがとね、大好きだよ、リオ・・・」
なんて言って、連れていかれちゃったんだ。俺はチノカを助ける。そして絶対パパリン立ちを倒して、死ぬために生まれてきた、なんていわせねぇ。ずっと黙っててごめんなさい。でも、俺の決意は硬いから、簡単に止められたくなかったんだ。それじゃ、またね。
リオ兄より』
「リオ兄ちゃんは、旅立つの?」
「うん、旅立つよ。オレは北のホッカロに行って、王をやつける。そして、この世界の一番になるんだ!」
「なんで?」
「みんなを元の世界に戻すためだよ。」
「どうして戻さなきゃ行けないの?それに、私たちはこの世界で生まれたんだよ?」
「こんな世界、無くていいんだ。」
「よく、分かんないよ。北のホッカロって危険なんじゃないの?危ないよ、行くのやめよう?」
「大丈夫。お前はここで待ってろ。じゃあな。」
「勝手すぎるよ!」
「・・・。」
「リオ兄ちゃん、最近変だよ?なにかに追われてるみたい。落ち着いて?」
「ご、めんな、トーリ・・・。俺、勝手なのはわかってるんだ。」
「じゃあ」
「でも、それでも、この世界は、自殺志望者で出来てるんだぞ!?おかしいだろ!?これじゃダメだ、ダメなんだよっ!」
「・・・。リオ兄ちゃん、それ、よくわかんないよ。。
「・・・お前にはまだ早い。」
「でも、リオ兄ちゃんのこと大好きだから、だからこそ、いなくなって欲しくないなぁ。。
「ごめん・・・。」
「今日は一緒に寝てくれる?」
「ったりめーだ!てか、北のホッカロに行った後は、ずっと寝てやるよ。」
「ありがとう・・・、じゃあおやすみ。」
この日、私がちゃんと守っていれば、問題なかったのに。
★*゚
朝目が覚めると、隣には、誰もいなかった。嫌な予感がして、私は兄の部屋へ行った。しかし、兄が大切にしていたものは、全てなくなっていた。
「リオ兄ちゃん、行っちゃったんだ・・・。」
「んんー、おはよ、トーリ、どうしたんだってえ!?」
何も無い兄の部屋を見て驚く。
「パパ・・・、リオ兄ちゃん、旅立っちゃった。」
「ま、待てよトーリ。あいつそんなこと一言も・・・」
「ごめんなさいパパ、私にはずっと言ってたの。」
「どこに!?どこにだ!?」
私は、パパまでもが行ってしまいそうで怖くて、フルフルと首を横に降った。
「トーリ、教えてくれ!間に合わなくなる!」
「で、でもパパも行っちゃったら、ど、どうすればいいの・・・」
私は悲しくて、涙が出た。
「・・・大丈夫、だ。」
バタンっ!
「タカ!ちょっとこれ見て!」
「ぐ、グミ!?どうした!?」
「リオの、手紙・・・」
★*゚
『お母さんお父さん、そしてトーリへ。
僕は、好きな人ができました。だけど彼女は、自殺志望者でした。たまたま彼女とすれ違って、そのあたりから、だんだん好きになってました。ずっと黙っててごめんなさい。トーリも、ほんとにごめん。それで、本題は、ココからなんだけど、彼女、あ、名前はチノカって言うんだけど、チノカと話してるうちにに、彼女の方も好きになってくれたらしく、僕らは付き合うことになったんだ。
だけどね、ある日のデートで、パパリンって名乗る鳥と遭遇したんだ。パパリンは、チノカに対して
「可愛いわぁ、美味しくいただきたいねぇ」
なんて言って、連れていこうとしていた。だから俺がちゃんと守ろうと思ったんだ。でも、そしたらチノカ、
「私は、死ぬ運命だったんだよ。最初から。楽しい時間をありがとね、大好きだよ、リオ・・・」
なんて言って、連れていかれちゃったんだ。俺はチノカを助ける。そして絶対パパリン立ちを倒して、死ぬために生まれてきた、なんていわせねぇ。ずっと黙っててごめんなさい。でも、俺の決意は硬いから、簡単に止められたくなかったんだ。それじゃ、またね。
リオ兄より』
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