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トーリ達の過去
リオ兄ちゃん
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リオ兄ちゃんが出ていってから、約3年がたった頃だった。その間に私には、妹ができていた。そう、それがトーキだ。
ピンポーン・・・
「はいー。」
ガチャリとドアを開ける。すると、そこには男の子が立っていた。
「え、な、何ですか?」
ピンポンダッシュなら、逃げる。でも、それをしていないから余計疑問に思い、声をかけた。しかし、俯いて黙っている男の子に、声を変えた。
「大丈夫?」
びくぅっと、顔をあげた男の子の顔色は、真っ青だった。
「ぱっ、パパリっ、あ、あいつが・・・、こ、これを・・・。」
何か荷物を置いていくと、男の子は、走って逃げて言ってしまった。
「何だったんだろ、今の。」
そう思って、荷物を部屋の中に入れた。
「うわーんっ。おねーちゃーん。」
トーキの鳴き声だ。転んだみたいだ。
「トーキ、大丈夫?いい子いい子。」
「うふ、うぁはははは。」
トーキが笑ってくれた。お母さん達は、まだ仕事から帰ってきていない。
もちろんお兄ちゃんも・・・。
☆彡
その日、午後10時頃に、お母さん達は帰ってきた。
「ただいまー。」
「トーリ、トーキの面倒を見てくれてありがとうな。」
「ううん、お母さん達が大変なんだから、私がしっかりしないと。」
「いい子だなぁトーリは。」
「ふふ、嬉しい。あ、そういえば今日、男の子が荷物を送り届けてきたんだ。」
「荷物・・・?」
「うん、こっちにあるよ、これ。」
「ああ、わかった。じゃ、トーリも早く寝なさい。」
「はーい、お父さん。おやすみなさい。」
「おやすみ。」
この時の私は、馬鹿だと思う。この時私がもっとしっかりしていれば。
☆彡
次の朝、目が覚めると手紙が置いてあった。
『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。お父さんは我慢できません。北のホッカロに行きます。私のことは忘れてください。ごめんなさい。』
「な、に、これ・・・」
さらに、
『ごめんなさい。お母さんはお兄ちゃんもお父さんも好きだから、何もしないなんて嫌なの。だから、2人はいい子にしていてね。絶対に戻ってくるから。トーリ、トーキを頼んだよ。』
まわりには、お母さんお父さんお兄ちゃん、全員が消えていた。
「おねぇちゃん・・・?これ、なに?」
トーキだけが、私のそばにいた。
ピンポーン・・・
「はいー。」
ガチャリとドアを開ける。すると、そこには男の子が立っていた。
「え、な、何ですか?」
ピンポンダッシュなら、逃げる。でも、それをしていないから余計疑問に思い、声をかけた。しかし、俯いて黙っている男の子に、声を変えた。
「大丈夫?」
びくぅっと、顔をあげた男の子の顔色は、真っ青だった。
「ぱっ、パパリっ、あ、あいつが・・・、こ、これを・・・。」
何か荷物を置いていくと、男の子は、走って逃げて言ってしまった。
「何だったんだろ、今の。」
そう思って、荷物を部屋の中に入れた。
「うわーんっ。おねーちゃーん。」
トーキの鳴き声だ。転んだみたいだ。
「トーキ、大丈夫?いい子いい子。」
「うふ、うぁはははは。」
トーキが笑ってくれた。お母さん達は、まだ仕事から帰ってきていない。
もちろんお兄ちゃんも・・・。
☆彡
その日、午後10時頃に、お母さん達は帰ってきた。
「ただいまー。」
「トーリ、トーキの面倒を見てくれてありがとうな。」
「ううん、お母さん達が大変なんだから、私がしっかりしないと。」
「いい子だなぁトーリは。」
「ふふ、嬉しい。あ、そういえば今日、男の子が荷物を送り届けてきたんだ。」
「荷物・・・?」
「うん、こっちにあるよ、これ。」
「ああ、わかった。じゃ、トーリも早く寝なさい。」
「はーい、お父さん。おやすみなさい。」
「おやすみ。」
この時の私は、馬鹿だと思う。この時私がもっとしっかりしていれば。
☆彡
次の朝、目が覚めると手紙が置いてあった。
『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。お父さんは我慢できません。北のホッカロに行きます。私のことは忘れてください。ごめんなさい。』
「な、に、これ・・・」
さらに、
『ごめんなさい。お母さんはお兄ちゃんもお父さんも好きだから、何もしないなんて嫌なの。だから、2人はいい子にしていてね。絶対に戻ってくるから。トーリ、トーキを頼んだよ。』
まわりには、お母さんお父さんお兄ちゃん、全員が消えていた。
「おねぇちゃん・・・?これ、なに?」
トーキだけが、私のそばにいた。
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