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決心
それから・・・
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トーリとトーキが泣きそうな顔をしていた。
「ユウ、今の話聞いて、まだ北のホッカロにいきたいと思う?」
いやだ、怖い。
行きたく、ない。
死にたく、ない・・・。
「・・・わかんない。」
「ちなみに、それから3年間たったけど、私達の両親は戻ってこなかった。」
「・・・あ、そうだ、荷物の中には何が入ってたの?」
「っ・・・。」
「ん?」
「にぃちゃんの・・・」
トーリが、消えそうな声で話す。
「リオ兄ちゃんの、死体・・・」
「・・・・・・ぁ。」
僕は声にならない声を出す。そして、
「ごめ、ん。」
顔が青くなる。
「ううん、大丈夫。それ以外に質問ある?」
「も、いい。少し考えさせて。」
★*゚
少し時間が経った。その間、誰も声を出さなかった。
「あの、さ」
最初に声を出したのは、トーキだった。
「ん、なに?」
「私、その。」
何か言いたげだが、遠慮しているのかはっきりと言わない。
「トーキ、何?ちゃんと話して。」
「あ、うん。あのさ、私はさ、トーリお姉ちゃんさえ良ければ、お母さんとお父さんを助けたい。」
「・・・。」
「無理なら、今まで通りここに残るよ。」
「別に・・・無理とは言ってない。けど、前もそう言って無茶して・・・」
トーリが目に涙を浮かべる。
「トーリ・・・」
思わず呼んでしまう。
「わたっ、私はっ、お兄ちゃんもお母さんもお父さんも好きだから、大好きだから、失いたくなかった。だけど今はトーキ、そしてユウも・・・、好きだから、失いたくない。」
そう言ってうぐ、うぐっ、と泣き出した。
「わがまま言ってごめんなさい・・・。」
トーキが謝る。そして、
「私もお姉ちゃん、ほんとに大好きだよ。」
そう言って、トーリの頭をゆっくりとなでた。
その時だった。
僕の背中が光り出した。
「ゆ、ユウ・・・?背中が。」
トーキが気づく。
「へ?・・・あ、え、どうすればいいの?」
「それ、誰かが電話してるんだよ。上級者にしか使えない能力だけど。」
「ど、どうやってでるの?」
「でたいって思って。」
でたいでたいでたいでたい
ガチャ・・・
『ユウ、よかった、出て。久しぶり。』
「ユウ、今の話聞いて、まだ北のホッカロにいきたいと思う?」
いやだ、怖い。
行きたく、ない。
死にたく、ない・・・。
「・・・わかんない。」
「ちなみに、それから3年間たったけど、私達の両親は戻ってこなかった。」
「・・・あ、そうだ、荷物の中には何が入ってたの?」
「っ・・・。」
「ん?」
「にぃちゃんの・・・」
トーリが、消えそうな声で話す。
「リオ兄ちゃんの、死体・・・」
「・・・・・・ぁ。」
僕は声にならない声を出す。そして、
「ごめ、ん。」
顔が青くなる。
「ううん、大丈夫。それ以外に質問ある?」
「も、いい。少し考えさせて。」
★*゚
少し時間が経った。その間、誰も声を出さなかった。
「あの、さ」
最初に声を出したのは、トーキだった。
「ん、なに?」
「私、その。」
何か言いたげだが、遠慮しているのかはっきりと言わない。
「トーキ、何?ちゃんと話して。」
「あ、うん。あのさ、私はさ、トーリお姉ちゃんさえ良ければ、お母さんとお父さんを助けたい。」
「・・・。」
「無理なら、今まで通りここに残るよ。」
「別に・・・無理とは言ってない。けど、前もそう言って無茶して・・・」
トーリが目に涙を浮かべる。
「トーリ・・・」
思わず呼んでしまう。
「わたっ、私はっ、お兄ちゃんもお母さんもお父さんも好きだから、大好きだから、失いたくなかった。だけど今はトーキ、そしてユウも・・・、好きだから、失いたくない。」
そう言ってうぐ、うぐっ、と泣き出した。
「わがまま言ってごめんなさい・・・。」
トーキが謝る。そして、
「私もお姉ちゃん、ほんとに大好きだよ。」
そう言って、トーリの頭をゆっくりとなでた。
その時だった。
僕の背中が光り出した。
「ゆ、ユウ・・・?背中が。」
トーキが気づく。
「へ?・・・あ、え、どうすればいいの?」
「それ、誰かが電話してるんだよ。上級者にしか使えない能力だけど。」
「ど、どうやってでるの?」
「でたいって思って。」
でたいでたいでたいでたい
ガチャ・・・
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