異世界で賢者になったのだが……

加賀 燈夜

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暗黒都市バアルへ

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朝日を見るためテラスに出て眼下の街を見ながら

「暗黒都市ね…正直行きたくないな…でも依頼だから仕方ないか…はぁ~」

ため息を着いていると真上から

「裕也様ー!おはようございます。」

姫様が何故?と思っていたがよくよく考えたら王城の客室だった事を思い出した。

「朝が早いですね。ルシャナ姫」

と言うと驚愕の一言が飛んできた

「今、そっち行きますね!」

何を言ってるだ。そこからだと死ぬぞと
思考しているうちに飛んでしまった。

「風よ私に翼をフライ」

ルシャナ姫が上位風魔法を展開して飛び降りた夜月は発動の瞬間を見逃していたため

「嘘だろ!」

慌てて魔法を発動しようとしたが、空を飛んでいた。そしてあっという間に着いてしまった。

「久しぶりに飛ぶと疲れますね!」

何故そんなにも誇らしげなのかはさておき魔力量が減っていたので

「魔力を半分消費したようだな。少し分けてやる。では失礼する」

俺のおでこを姫様のおでこに付けて魔力を減った分渡した。すると

「裕也様あの…近いです…」

「すまない!悪気はないんだ。」

「い、いえそんな…」

あー、またやってしまった。アイリスにでも見られたら…。その時、後ろから殺気が放たれていた。

「ゆーうーやー。覚悟は出来てるよね。剣よ!こい!」

剣が飛んできた。そしてキャッチしてそのままっ込んできた。

「姫様!後ろに隠れて居てください。」

そして朝からバトルが開始された。
最初の一撃は流して撃ち合いになった。

「何だこの闘気!?」

「裕也はいつもいつも他の女の子ばっかり!!もっと私を見てよ!私の事なんて見てない!だからもう居なくなれ!」

そうか、嫉妬か

「誤解を解くしかないな…」

普通の剣を投げ捨て腰の紅兎を引き抜いて

「嶺さばき!」

峰打ちにしてそのまま気絶させたと思っていたが鱗で防御していたらしくそのまま首を押さえてその場にうずくまってしまったのをみた姫様が

「ちょっと、裕也様!やりすぎです!泣いてるじゃないですか!」

「うぁぁぁぁん!痛いよぉ!」

はぁ、少しは自重しようと心に誓ったのであった。

「アイリス俺が悪かった。これからはしないようにするよ。」

するとグスングスン言いな

「本当?」

「あぁ、本当だ。」

するとそのまま飛びついてきて

「裕也大好きー」

ド直球だなだが、これも悪くないな。

「そんじゃ街に行くか!」

「はい!」

と言って姫様と別れて朝食を食べて準備を整えて街に向かった。

「それにしても昨日は面白かったですね!」

嬉しそうにアイリスが言うのを聞きながら

「そうだな、それじゃ張り切って行くぞ!今日は食材と服と武器とモービルを買うぞ!」


「はい!行きましょう!」

王城からしばらく平民街に行くと市場に着いたそしてモービル屋を見ていると

「お、そこ兄ちゃんモービル買って行かないかい?」

おじさんが声をかけてきたので

「おじさん、形状変化できるモービルないか?」

その言葉を聞いた瞬間におじさんが

「あるよ!見ていくかい?」

中に案内してもらった、店の中には年代別や車種別に丁寧にモービルが並べてあった俺は思わず

「こんなに種類があるんですね。」

「うちは他のとこより品揃えがいいからね。それでどんなの探してるんだい?詳しく聞かせてくれないか?」

「モード変更機能とカスタム出来る奴はないか?」

その言葉を聞いた瞬間におじさんが

「兄ちゃんついてるねぇ!つい先日一台入荷したんだよ!」

「それって見れるか?気にいったら2ロイヤルセンスで買う。」

「特別ですよ」

すると奥に案内されて

「これは古代魔法時代モービルで出力は今売ってる中で最も高出力が出せます。」

「なるほどね。エンジンはどうかけるんだ?」

「そこのボタンを押すとかかります。」

押してみたがかからなかった。すると店の人がエンジンルームを見始めた。

「魔鉱石が割れてる!」

俺はエンジンの反射炉の中に入ってる魔石を見ながら

「これが核という奴か」

そしておじさんが

「これが使えないと動きません。」

思い出したかのようにこの間洞窟の主を殺した時に守ってた魔鉱石の塊を出して店の人に使えないか聞いてみた。

「これ、使えないか?」

「これは!純魔鉱石!しかも国宝級の!」

物欲しそうに見ていたので進めてみた

「洞窟で手に入れたんだ。何個かあるがいるか?」

「勿体ないです!持っといた方が損しないですよ!」

取り敢えず、組み込めるか聞いてみた

「組み込めるか?」

するとおじさんが

「はい!出来ますよ。むしろこっちの方が本来のパワーが出ます。」

「どのくらいかかる?」

「夕方には出来る」

「分かった、その間買い物でもしとくぞ。」

すると面白いことを教えてくれた。

「兄ちゃん、西都のバラライカ通りに鴉の看板が下がった店でガンドが作れるから作って貰いな!」

バラライカ通りって武器屋が集まって街を作っているところだよなと思いながら

「いい情報ありがとう」

「いいってことよ。それじゃあな」

「夕方また来る」

「完璧に仕上げとくぞ。」

「よろしくな。」

「おうよ!」

店を後にしてアイリスと合流し、また街の散策を始めた。

「どうでした?モービル」

と聞いて聞いてきたので

「いいのを一つ見つけたので買った。」

何かを察したようで

「なるほど 、衣類に付着しているホコリの劣化具合から見て暗黒時代に作られた変形型オートモービルを買いましたね?」

ここまで来たら流石に引いてしまうが
大人なの対応した。

「よくわかったな!正確に自由変形型オートモービルスポーツだけどな、コンセプトとしては貴族や王族向けの当時の高級車だ、年代は暗黒歴85年代の最新式だからな。」

するとアイリスに逆に引かれてしまった。

「理ってそんなに面白いですか?」

俺はアイリス見ながら

「案外、便利だぞ!言語の習得や魔法の事だったり、古代遺跡の攻略法だったり色々な事に使えるんだぞ」

アイリスは少し考える素振りを見せて

「ふーん、無敵だね!」

どうやら考えるのを放棄したようだ。
そんなこんなで武器や防具などの店が立ち並ぶ西都バラライカ通りにやってきた。雰囲気は産業革命時代のイギリスのようだった。金属の成形で欠かせない石炭や木炭を燃やす煙で少しスモッグ状態だった。だが街並みはレンガ造りの建物がズラリと並んでいた。夜月は街の風景を頼んしんでいるとアイリスが

「それってここじゃ無いですか?」

指さす方を見ると鴉の看板が下がった店があった。

「武器屋クロウって名前なのか。取り敢えず入ってみよう。」

「いざ、入店です」

わくわくしながら中に入ると年季が入った武器やアーティファクト級武器が沢山置いてあって店の奥からおじさんの声がした。

「いらっしゃい。珍しいお客さんだね~何をお探しかね?」

白髪のドワーフがそう訪ねてきた

「親方さん、この魔鉱石で武器を作ってくれないか?」

オーロラ色に輝く石と黒くて中心に紫色のヒカル石が包まれているものをポーチから取り出した

「こ、これは国宝級の純魔鉱石とこれも国宝級の純聖石と純邪鉱石」

魔石を見ながら目を輝かせていた

「出来ないのか?」

と聞くと涙を流しながら

「こんなに良い素材を見たのは久しぶりでね…血が騒ぐわい。それでどんなのを作って欲しいんだ?」

「こんな形のガンドとクロスセイバーを頼めるか?」

デザインがを見せたら親方さんがじっくり見ながらボソボソと何かを言ってから

「任せとけい!腕には自信がある。」

でき上がる時間を聞いてみた

「どれくらいで出来る?」

すると指をおり出して

「夕方には出来るぞ!」

そしてお代を聞いてみた

「夕方に取りに来る。それでお代は?」

親方は指を4本指を立てて

「4ゴールドセンスだ!」

「分かった。1ロイヤルセンスだ。」

懐からロイヤルセンスを一枚出して

「ロイヤルセンスだと!?」

驚いた顔をしていたので

「足りないか?ならもう1枚」

すると拒否され、お金の価値に着いて聞かれた。

「お兄さん、1ロイヤルセンスがどれくらいの価値があるか分かるか?」

「分からない。」

すると紙と万年筆を持ってきて

「なら教えてやる。1シルバーセンスはブロンズセンス10枚出せば同じになる。シルバーセンスを10枚出したら1ゴールドセンスになる。ロイヤルセンスはゴールドセンスを100枚だ。ちなみにいくら貰ったんだ?」

俺の顔を見て親方が報酬の事に訪ねてきた

「一億ロイヤルセンスだ。」

額が大きすぎて親方は万年筆を床に落としてしまった

「い、一億だと!何をしたらそんなに貰ったんだ?」

「配下の森でルシャナ姫を助けてから病にかかてたセルシアナ王妃を治しただけですよ!」

すると親方が頭を下げて

「なんと噂の大賢者様でしたか!」

「そこまで偉くないです…」

そしてこの店でもいい事を聞いた。

「賢者様は旅をすると聞きます、次はどこに行かれるので?」

「次は暗黒都市バアルだ」

「ほぉ!バアルですかー、あそこは元々グリーンペレス帝国があった場所でしてね…150年前に王国を震撼させていた暗黒龍ヴィルヘルムによって滅びてしまいまして、そこに魔王軍幹部蒼雷ノ王バアル・イルフォネア様が住むようになってから国ができましてな…都市の動力源は古代魔道具で動いてるとか何とか…」

「親方はグリーンペレス帝国出身で?」

すると悲しそうな顔で

「私わね…家族を救えなかった酷いやつだよ、あの日もそうだった…私は王都に出稼ぎに出ようと馬車の準備をしていたらドラゴンの鳴く声がしてな慌てて家に戻ると私の住んでいた町は既に焼け野原だった。家があった場所には灰しか無かった…すまんな…湿っぽい話しちまって」

と申し訳なさそうに言ってきた

「よく頑張りましたね…余り無理しないようにしてくださいね!」

すると涙を拭って

「おうよ!所でお兄さんはポーションに興味はないかい?」

この言葉にはどうしても惹き付けられてしまう

「ほぉ、どんな物があるんだ?」

「回復薬から毒薬まであるぞ」

「毒ね…」

小声でボソッと言ったらら

「何か言ったか?」

「いえ何も、では夕方に来ますね。」

帰ろうとすると

「そうそう、弟子が二階で防具屋やってんだ、良かったらよって行ってやってくれよ」

「夕方によるよ」

「はいよ、それじゃよろしくな」

外に出ると店の中にいた客が一斉に出ていき、嫌な予感がしたので敵感知魔法を使ってみたら客全員、職業が山賊や野盗などの犯罪職だったので

「アイリス行くぞ」

「え、あ、はい!」

腕を引っ張って小声で

「敵が10人いる、振り向いたり周りを見るなよ」

「あ、はい」

そして何も知らないふりをしながら

「それじゃ買い物の続きしますか」

「そうですね!」

するとアイリスが俺の耳元で

「どうやって倒すんですか?」

「いい考えがある…」

そう言うと人気のない所に行くと敵が現れて

「兄ちゃん、金出せよ。」

「金か?ほらよ。10万ロイヤルセンスだ!」

「兄ちゃん分かってるじゃねーか」

金に群がっている間に魔法を使って

「時よ!止まれ!」

するとアイリスが苦しそうに

「雄也…動けない」

「すまん!忘れてた!」

肩に手が触れた瞬間アイリスだけ解除された

「仲間まで固まらせてどうするんですか!」

と謝りながら賊の処遇に着いて話していると

「ごめんごめん。それよりこのゴミどうする?」

「何処かに飛ばしたらいかがでしょう?」

とニコニコしながら言ってきたので

「名案だ。転移!ポイント魔物の森」

光が強盗共を包んで消えてお金だけが残っていた。

「ふぅ、疲れた。スキル解除」

スキルを解除すると疲れがどっと出た、そんな姿を見てアイリスが

「あまり無理は良くないですよ…」

「ああ、自重する…」

時間を見ると三時くらいになっていた。

「時止めすぎた。」

慌てているとアイリスが次元ポーチを見せてきて

「食料ってこれだけで足りますかね?」

「足りるぞ!ご褒美に撫で撫でしてやるよ。」

子供のように喜んでいた

「やりました!えへへ」

「よし、ガンドとモービルを取りに行くぞ。」

モービルの店に行くとモービルがピカピカに仕上がっていた。

「ちょうどいい所に来たな!」

「凄いな!」

「そうだろ。所で魔物の森で10人の死体が発見されたらしいぞ…」

先程森に送った奴らだと思って

「あいつらか…」

「もしかして、兄ちゃんの仕業か?」
 
夜月は正直に話した

「ああ、強盗共を転移魔法で森にとばした…」

「そうか…それでいくら取られそうになったんだ?」

悲しく無いけど悲しい振りをしながら

「危うく10万ロイヤルセンス取られそうになった。」

「一生遊んで暮らせるぞ。」

「金に興味は無いが許せなかったから罰をかしただけだ」

すると困った顔で

「災難だったな。ほらよ!」

鍵らしき物を投げて来た。

「これはなんだ?」

と尋ねるとおやじが

「それの起動器らしいぞ。それとカスタムパーツだ。」

「ありがたく受け取るよ。」

「おうよ!」

モービルに乗っておやじに

「それじゃ、また来るよ」

おやじは腕組みをしながら

「死ぬんじゃねーぞ!」

「分かってます」


モービルでバラライカ通りに言って武器屋の前で停めて店の中に入ると親方が

「いらっしゃい!例のもの出来てるよ!」

と言うのでカウンターに行くと布がかかった長いガンドがあった、そして親方が布をとって

「使い方分かるかい?」

「分からん。教えてくれ」

「そうかいそうかい、まずは首にこれを付けてくれ。」

「なんだこれは?」

説明してくれた

「デバイスだよ。これが無いと動かない。」

「なるほどね、こうか?」

少し痛かったが付けられたようだ。

「それでこのコード?みたいなのを本体に付ければいいんだな?」

するとガンドが動き出した。

(システムオールグリーン。

魔力登録完了。

モード変更機能オールグリーン。

魔法形態登録完了。

射撃能力測定完了。

結果SSR級狙撃手と判明。

システム一部アップデート。

完了。)

試し打ちがしたくなって

「じいさん、射撃場あるか?」

と聞くと

「えぇありますよ。裏にね。」

「試し打ちをしたいのだが。」

「でしたらこちらへ。」

地下に案内されて物凄く広い射撃場に着いた。

「腕を拝見させていただきます。距離は2キロ、左に向かって風邪が吹いています。」

「魔眼起動。距離2000。左から風速2メートルの風、補正完了。穿て!エクスプロージョン!」


トリガーを引くと赤い弾が的に当たった瞬間に爆発して的が粉々になった。

「魔力結構使うな」

と言うと拍手しながら

「上位魔法を使えるとは流石です。」

「アハハ、練習すれば誰でもつかますよ。」

「冗談がお上手で。アハハ!」

二人が射撃で盛り上がっているた。
その頃アイリスはと言うと

「防具ってこんなので良いのでしょうか?」

弟子に防具を着せられていた

「似合ってるじゃない!」

「少し恥ずかしいです…」

「でも凄く可愛いわよ!」

「えへへ、ありがとうございます。」

弟子さんに仮面みたいなのがないか聞いてみた

「あのー、認識阻害と気配遮断の効果がある仮面無いですか?」

「あるわよ。貴方ならこれが似合うと思うのだけど…」

白い仮面を見せてきて

「これは?」

「白虎と九尾の魔石が使われているのよ。効果はね、俊敏、変化、認識阻害、気配遮断、魔眼覚醒がついているわ」

「凄いそんなに?名前とかあるんですか?」

「虎狐(ここ)って言うらしいけど、白夜って呼んでる人がほとんどね。」

夜月の仮面の色違いだった

「付けて良いですか?」

聞いてみると

「精神が持たないわよ。」

だが、アイリスはゴットドラゴンなので効かない

「そこは大丈夫です!」

はめて見ると白虎と九尾が喧嘩しているのが見えた。

「お前!出ていけよ。」

「我が出ていくとでも?」

「何だと狐婆!」

「婆?!ですって!」

いきなり喧嘩していたが、取り敢えず話しかけて見ることに。

「あのぉー、二人共落ち着いて。」

「なんだこのチビ?」

「はて?どっかで見た顔ですね。」

イラッと来たので

「チビとは失礼ですね!これでも元は龍王ですよ!」

その言葉を聞いた瞬間に両方の顔が青ざめた。

「ま、まさか…ヴィルヘルムなのか?」

「や、やはりでしたか…」

「今の名はアイリス・ヴィルヘルムです!」

白い虎が

「まさかとは思うが仮面を付けたんだな?」

「勿論です。白夜さんに焔さん」

そしてコソコソ二人で話してこっちを見て

「大丈夫そうだな。よし認める。」

「我も認めます。」

目が覚めるとできまし弟子さんに膝枕されていた。

「大丈夫ですか?」

「はい…私は何をしていたんだろう。」

「仮面が認めてくれたみたいで良かったですね。」

「これからよろしくです。虎狐」

夜月が二階に上がってきて

「アイリスー、防具はどんな感じだ!?」

すると自慢げに仮面を見せてきた。

「見てください。この仮面!」

何故はしゃいでいるのかは分からないが防具が似合い過ぎて鼻からケチャップが出そうになるが耐えて仮面を見てみると驚いた。

「それは虎狐ノ面。」

「そうだよ、似合ってるでしょ?」

キメ顔で

「勿論だ!」

我ながらキモすぎである。そして弟子さんに

「お代はいくらかな?」

「もう貰いましたよ。」

とにこにこしながら言ってきた。そして俺は弟子さんに

「そうなんですか。それとお話が」

弟子さんは首をかしげながら

「はぁ?」

そして奥の方で

「どうしたんですか?」

「あの娘の前では言えない事なので、実はプレゼントを渡したくてその…意見というかアドバイスとかあったら教えてください!!」

そう言うと定員さんが笑いだして

「そう言う事でしたらお任せください。」

と言うと防具とアクセサリのコーナーに案内された

「ここの何処かに不思議な力を感じませんか?」

と言われたが探知系のスキルに引っかかっていたので取り敢えず手に取って弟子さんに見せた。

「これとこれとこれですかね?」

すると驚いた顔で

「見つけるとは流石です。それは龍神にしか扱えない防御とアクセサリです。」

効果が俺の防具よりあったので少し驚いてしまった

「ん?効果逆転、魔法無効、物理無効、龍神の加護、敵感知、気配遮断、魔性特攻、凄いなこの防具」

「しかもですね、装着者によって形が変わるんです。」

「よし、売ってくれ」

即決、即買いをしてしまった

「2ロイヤルセンス貰います。」

「どうぞ」

「それでは装着してもらいますか?」

夜月だけじゃ決め兼ねるので本人を呼ぶ事にした

「本人に聞いて見ないと分からないから
ちょっと呼びますね。」

スキル思念伝達を使って呼んだ。

「聞こえてるか?」

「聞こえてますよ。何の用ですか?」

「店の奥の方に来てくれないか?」

「良いですよ」

数分後

「只今まいりました。」

俺は覚悟を決めて

「実はプレゼントを渡したくてその…受け取ってくれたら嬉しいんだけど」

人生の中で史上最強に恥ずかしかった

「え?これを私にくれるんですか?」

「龍神の防具だ」

「ありがとうございます。大切に使いますね。」

そしてアイリスは弟子さんに向かって

「今つけて良いですか?」

「どうぞこちらに」

試着部屋に案内されてそこで防具を付けてみた。

「なかなか軽いと言うかなんというか」

付けると防具が光って体の形に合わせて変形して何か凄くなった。

「何か雄也の防具の白いやつですね。」

出てくると俺は唖然とした

「それ、俺と一緒じゃん」

少し驚いたが

「いいじゃないですか!」

確かに似合ってた

「ま、いいか。」

二階を降りて店を後にして

「どうだった?」

「楽しかったです。」

「そうだな」

王城に戻ってシャルを拾って郊外にでて
検問を抜け、暗黒都市バアルに向けて旅をした

「さてと出発しますか。暗黒都市バアルへ」

「はい!」

長い旅が始まったのであったがエンストしてしまった。

ようやく出発した矢先だった。

次回   魔道戦車
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