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第三話 ドラゴンの王なんですね
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意識を取り戻した僕の目に映ったのは、大きな洞窟だった。
壁がうっすらと光っているため見えるのだけど、天井はやたらと高い。
身体はうまく動かなかったけど、痛いところもない。
ただ、下は何も履いていないままで、股間はちきれんばかりに勃ったままだった。
そういや、欲情の魔法がどうこうと口走っていたなと思いつつ目を動かすと、そこに張本人がいた。
赤髪さんが横にいる。
僕は横になっているようなので、彼女も寝転がっているようだ。
そして、裸のような気もするが動きが取れず声も出ないし、音も聞こえない。
諦めて赤髪さんを見ていると、相変わらず視線の先は僕のペニスだった。
どうやら、裸で横向きに寝転がり右手が自分の割れ目をなぞっているようだ。
気長に眺めていると少しずつ膝が上がり、手の動きが早くなっていく。
手の動きはどんどん早くなり、腰が艶かしく動き出す。
そして、足先がピンと伸びたかと思うと顔がのけぞり、全身が小刻みに震える。
ああ、果てるのかと観察していたら一際大きくのけぞり……。
全身が眩い光に包まれていき……。
その中で僕と目が合った。
「いやああぁぁあぁぁ」
僕にかけられた魔法が解けたのか声も聞こえた。
だけど、さらに激しさを増す光に包まれ、轟音が響き渡ると、全身がバラバラになりそうな衝撃を受けて、気絶した。
次に気づいたのは同じ洞窟みたいだったけど、もっと狭い部屋のようだった。
そこには玉座かと思うような椅子が置かれて、赤髪さんが澄ました顔で座っていた。
今度は裸ではなく、白いドレス姿だった。
「ここはどこでしょうか?」
「うむ。妾の屋敷じゃ」
「洞窟ですよね」
「屋敷じゃ!」
赤髪さんは人の言うことを聞かない人のようでした。
「じゃあ、話を変えますが赤髪さんは何者ですか?」
「妾はリコス。この国の王じゃ」
「はぁ、国というと?」
「カステロスとヴェンデを分かつ山の国ビアジシロニアに決まっておろう」
ビアジシロニアって祖父が話してくれたお伽話に出てきたドラゴンの国だっけか。
「懐かしいなあ、その国って絵本になってたドラゴンの国で赤竜王リコスが罪を侵した国を滅ぼしていくんですよね」
「そうじゃ、妾が戒めた国がいくつかあったから、その話じゃろうな」
どうやらなりきっているようなので、話を変える。
「えーっと、そういやさっき光と爆発みたいなのはなんだったんでしょう?」
「あれはだな。その……妾がある状態になるとドラゴンの姿にに戻ってしまうので、その余波なのじゃ」
「さすがドラゴンの王ですねえ。ある状態というのは?」
「そ、それは……内緒なのじゃ……」
赤髪さん改め、自称ドラゴン王リコスさんはモジモジしながら床にのの字を書いている。
「そういやさっき、オナニーしてましたよね。それが関係あるんですか?」
リコスさんの動きが止まり、ジト目でこちらを見てくる。
「や、やはり、み、見ていたのか?」
「ええ。耳は聞こえてなかったし、目が少し動くだけでしたから何となく、ですけど、手で触って……」
「イヤァァァア、言わないでぇぇ」
真っ赤になったリコスさんは両手で顔を押さえてイヤイヤしているけど、さっぱり理解できない。
「どうかしました?」
「あんな姿を見られて恥ずかしいに決まっておるじゃろ!」
「そうですか?変な人ですね」
「いや、いや、いや。変なのはお主らの方じゃぞ!」
「自分磨きは大事だと思いますよ」
「そこではないのじゃ!普通は隠れてすることで、お主らの村が変なのじゃ!」
僕は村の様子を思い出して理解した。
「リコスさんはオナニーするよりセックスしろ、と言いたいんですね?」
「そうではないのじゃ!お主らの村が性に関してオープンすぎると言いたいのじゃ!普通は秘め事と言われるくらい人目につかぬようするものじゃし、堂々と口にはせぬもんじゃ」
「そうなんですか?」
「妾は数千年、諸国を巡って人の夜の営みについて話を集めてきたのじゃ。変なのはお主らの村じゃぞ」
「え?どの辺がおかしいのかも、わからないんですけど」
「全てじゃ!農作業の間に事に及ぶのも、玄関先で隣の奥さんとするのも、村の寄り合いの打ち上げに乱行パーティーするのも、全部おかしいのじゃ!!」
えらい剣幕でリコスさんがまくし立てるが、どれもおかしなこととは思えない。
「ても、みんなで仲良くするのは良いことだって、村の人たちは言ってますよ」
「だから、そういうことは二人きりでするものだと言っておるのじゃ!」
「どうして?」
「そんな姿を見られるのも、声を聞かれるのも恥ずかしいからに決まってるのじゃ!」
リコスさんのここまでの様子を思い出すと、あながち嘘をついているようにも思えない。
となると、僕の村でやっていることは、他所に行けば常識外れだという事になる。
他の村に行く人がいれば教えてあげなければと思うと共に、外の世界というのが少し気になった。
「リコスさんは物知りなんですね。じゃあ、他の村の様子はどんな感じなんですか?」
「リコス様、じゃ。他に行っても夜に家の中でひっそりやるから分からんのじゃ。だから、お主の村に覗きに行ったんじゃ」
「じゃあ、そのリコス様は覗いてたことは認めるんですね」
痛いところを突かれたのか、真っ赤になったリコス様が、喚き始める。
「うるさい、妾とて人としたいとは思ったけどドラゴンだから嫌われるのじゃ!そういうことをするのは恥ずかしいのじゃ!したことがないから怖いのじゃ!」
「恥ずかしいとか怖いというのは全くわからないですけど、最初のは理解できます」
僕はリコス様のポンと手を置き優しく撫でた。
「少なくても僕は貴女を嫌ったりしませんよ。村の他のみんなも同じだと思います」
そう言いながら、何度もリコス様の頭を撫でた。
「そ、そ、そんな事をすると……だ、ダメ……なのじゃ」
リコス様を見ると、唇を噛み締めて目を瞑り何かを我慢しているように見える。
膝の上で握り締めた拳が小刻みに震えだし、身を竦ませると、ぐっと力が入ったように見えた。
「あ……」
僕の目に入ってきたのは真っ白な光の奔流。
再び強烈な衝撃と共に吹き飛ばされた。
壁がうっすらと光っているため見えるのだけど、天井はやたらと高い。
身体はうまく動かなかったけど、痛いところもない。
ただ、下は何も履いていないままで、股間はちきれんばかりに勃ったままだった。
そういや、欲情の魔法がどうこうと口走っていたなと思いつつ目を動かすと、そこに張本人がいた。
赤髪さんが横にいる。
僕は横になっているようなので、彼女も寝転がっているようだ。
そして、裸のような気もするが動きが取れず声も出ないし、音も聞こえない。
諦めて赤髪さんを見ていると、相変わらず視線の先は僕のペニスだった。
どうやら、裸で横向きに寝転がり右手が自分の割れ目をなぞっているようだ。
気長に眺めていると少しずつ膝が上がり、手の動きが早くなっていく。
手の動きはどんどん早くなり、腰が艶かしく動き出す。
そして、足先がピンと伸びたかと思うと顔がのけぞり、全身が小刻みに震える。
ああ、果てるのかと観察していたら一際大きくのけぞり……。
全身が眩い光に包まれていき……。
その中で僕と目が合った。
「いやああぁぁあぁぁ」
僕にかけられた魔法が解けたのか声も聞こえた。
だけど、さらに激しさを増す光に包まれ、轟音が響き渡ると、全身がバラバラになりそうな衝撃を受けて、気絶した。
次に気づいたのは同じ洞窟みたいだったけど、もっと狭い部屋のようだった。
そこには玉座かと思うような椅子が置かれて、赤髪さんが澄ました顔で座っていた。
今度は裸ではなく、白いドレス姿だった。
「ここはどこでしょうか?」
「うむ。妾の屋敷じゃ」
「洞窟ですよね」
「屋敷じゃ!」
赤髪さんは人の言うことを聞かない人のようでした。
「じゃあ、話を変えますが赤髪さんは何者ですか?」
「妾はリコス。この国の王じゃ」
「はぁ、国というと?」
「カステロスとヴェンデを分かつ山の国ビアジシロニアに決まっておろう」
ビアジシロニアって祖父が話してくれたお伽話に出てきたドラゴンの国だっけか。
「懐かしいなあ、その国って絵本になってたドラゴンの国で赤竜王リコスが罪を侵した国を滅ぼしていくんですよね」
「そうじゃ、妾が戒めた国がいくつかあったから、その話じゃろうな」
どうやらなりきっているようなので、話を変える。
「えーっと、そういやさっき光と爆発みたいなのはなんだったんでしょう?」
「あれはだな。その……妾がある状態になるとドラゴンの姿にに戻ってしまうので、その余波なのじゃ」
「さすがドラゴンの王ですねえ。ある状態というのは?」
「そ、それは……内緒なのじゃ……」
赤髪さん改め、自称ドラゴン王リコスさんはモジモジしながら床にのの字を書いている。
「そういやさっき、オナニーしてましたよね。それが関係あるんですか?」
リコスさんの動きが止まり、ジト目でこちらを見てくる。
「や、やはり、み、見ていたのか?」
「ええ。耳は聞こえてなかったし、目が少し動くだけでしたから何となく、ですけど、手で触って……」
「イヤァァァア、言わないでぇぇ」
真っ赤になったリコスさんは両手で顔を押さえてイヤイヤしているけど、さっぱり理解できない。
「どうかしました?」
「あんな姿を見られて恥ずかしいに決まっておるじゃろ!」
「そうですか?変な人ですね」
「いや、いや、いや。変なのはお主らの方じゃぞ!」
「自分磨きは大事だと思いますよ」
「そこではないのじゃ!普通は隠れてすることで、お主らの村が変なのじゃ!」
僕は村の様子を思い出して理解した。
「リコスさんはオナニーするよりセックスしろ、と言いたいんですね?」
「そうではないのじゃ!お主らの村が性に関してオープンすぎると言いたいのじゃ!普通は秘め事と言われるくらい人目につかぬようするものじゃし、堂々と口にはせぬもんじゃ」
「そうなんですか?」
「妾は数千年、諸国を巡って人の夜の営みについて話を集めてきたのじゃ。変なのはお主らの村じゃぞ」
「え?どの辺がおかしいのかも、わからないんですけど」
「全てじゃ!農作業の間に事に及ぶのも、玄関先で隣の奥さんとするのも、村の寄り合いの打ち上げに乱行パーティーするのも、全部おかしいのじゃ!!」
えらい剣幕でリコスさんがまくし立てるが、どれもおかしなこととは思えない。
「ても、みんなで仲良くするのは良いことだって、村の人たちは言ってますよ」
「だから、そういうことは二人きりでするものだと言っておるのじゃ!」
「どうして?」
「そんな姿を見られるのも、声を聞かれるのも恥ずかしいからに決まってるのじゃ!」
リコスさんのここまでの様子を思い出すと、あながち嘘をついているようにも思えない。
となると、僕の村でやっていることは、他所に行けば常識外れだという事になる。
他の村に行く人がいれば教えてあげなければと思うと共に、外の世界というのが少し気になった。
「リコスさんは物知りなんですね。じゃあ、他の村の様子はどんな感じなんですか?」
「リコス様、じゃ。他に行っても夜に家の中でひっそりやるから分からんのじゃ。だから、お主の村に覗きに行ったんじゃ」
「じゃあ、そのリコス様は覗いてたことは認めるんですね」
痛いところを突かれたのか、真っ赤になったリコス様が、喚き始める。
「うるさい、妾とて人としたいとは思ったけどドラゴンだから嫌われるのじゃ!そういうことをするのは恥ずかしいのじゃ!したことがないから怖いのじゃ!」
「恥ずかしいとか怖いというのは全くわからないですけど、最初のは理解できます」
僕はリコス様のポンと手を置き優しく撫でた。
「少なくても僕は貴女を嫌ったりしませんよ。村の他のみんなも同じだと思います」
そう言いながら、何度もリコス様の頭を撫でた。
「そ、そ、そんな事をすると……だ、ダメ……なのじゃ」
リコス様を見ると、唇を噛み締めて目を瞑り何かを我慢しているように見える。
膝の上で握り締めた拳が小刻みに震えだし、身を竦ませると、ぐっと力が入ったように見えた。
「あ……」
僕の目に入ってきたのは真っ白な光の奔流。
再び強烈な衝撃と共に吹き飛ばされた。
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