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第四話 手伝ってみるんですね
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僕は瓦礫の上に座るリコス様の正面に立っていた。
足を開き腕を組み、いわゆる仁王立ちである。
うなだれて座る赤い髪のスリムな美人は、自称ドラゴンの自爆女で名前はリコス。
既に二度ほど吹き飛ばされている。
奇跡的に無傷だけど、周囲の惨状は常軌を逸していた。
小部屋程度だった洞窟に大穴が穿たれ、瓦礫が散乱しているし、高温で岩が溶けているところもある。
「さて、どうしてこうなったのか教えてもらえますよね?」
「わ、妾は悪くないのじゃ。ネリスのせいなのじゃ」
「子供ですか!何をしたらああいう事になるんです?」
リコス様はモジモジしながら、俯いたままだ。
「妾の口から説明するのは恥ずかしいのじゃ」
「頭を撫でたら爆発して恥ずかしいって変ですよね?どうなったら、何が起こるんですか?」
「それは……妾がとある状態になるとこの姿を維持する魔法が解けてしまうので、溢れた魔力が暴走してしまうのじゃ」
「はあ……まだドラゴンだと言い張りたいんですね」
眉間にキッとシワを寄せたリコス様が僕を睨んでくる。
「ドラゴンの王である!この!最強の!妾が嘘をつくと申すのか!」
「さっき覗いていないって嘘つきましたよね?」
リコス様がスッと目を逸らす。
「妾は、嘘など……つかぬ……と思う」
「なら、僕の目を見てもう一度言ってください」
「……そこまでいうなら仕方ないのじゃ。証拠を見せてやろう。隣の寝室に来るが良い」
目は逸らしたままだった。
リコス様は振り返ることもなく歩いていく。
「誤魔化しましたね」
「……」
どうやらシラを切り通すつもりのようだ。
仕方なしについて行くと、隣が最初に目覚めた広い場所だった。
「ネリスは危険じゃから、入り口で見ておれ」
僕がそのまま立っていると、リコス様は広間の中央までスタスタと歩いていく。
大きな広間なのでリコス様が小さくしか見えない。
「おーい。それでは始めるぞよー!」
「分かりました!」
どうするのかと見ていると、ゆっくり手を広げ、身体の前で柏手を打つ。
どういう仕組みなのか分からないが身体が真っ赤に染まり、着ているドレスを裂きながら巨大化していく。
全身は鱗に包まれ、背中からは大きな翼が広げられる。
絵本で見たレッドドラゴンそのものであった。
大きく翼を広げ30メートルはあろうかという天井すれすれまで首を伸ばして伸びをすると、その眼が僕を見ると自らの姿を眺める。
直後、喉を膨らませると洞窟全体を震わすかのように吠えた。
「きゃああああああ!」
その巨大な手足と尻尾で身体を隠しているように見える。
「あの、リコス様。ドラゴンの姿なら裸で問題ないのでは?」
ドラゴンの動きが止まると口腔から二股の下が現れて大きく裂けた口の端を舐めるように蠢く。
「その姿でテヘペロしても可愛くありません」
バッサリと切り捨てられたのがショックだったのか崩れ落ちる。
が、そこはドラゴンである。前脚をつくと立っていられないほど地面が揺れる。
「どうじゃ、これで信じたであろう」
自慢げに高笑いをしているんだろうけど、側から見たら、巨大な赤竜が火を吹きながらのたうちまわっているだけだ。
「分かったのでさっきの姿に戻ってくれませんか?口から炎が溢れてきて焼き尽くされそうです」
「それはすまぬ。だが人の姿になることなど造作もないことじゃ」
巨大なドラゴンの姿がみるみる縮んでいく。
そして、翼が消え、赤い鱗が白い肌へと変わっていく。
当然ではあるがドラゴンに戻るときに服は破れたのだから、人になったら全裸だ。
小ぶりな胸に桃色の乳首、下の毛は金髪で薄かった。
「どこを見ているのじゃ!」
とりあえず僕の頬にビンタを浴びせると、手で色々と隠しながら奥へと走り去るリコス様。
しかし、足がもつれたのか盛大に転び、さらに色んなものを見せつけて去っていった。
「えらく人間臭いドラゴンだし、やらかすことが多いなあ」
少し待つと魔術師が好むようなゆったりしたロープに身を包んだリコス様が部屋だったであろう場所に戻ってきた。
「とりあえず妾がドラゴンであることは理解したであろう」
「はい。でも、そのリコス様がなぜ人に姿を変えてセックスしようとしているんですか?ドラゴン同士の方がいいような気が」
「そ、そのじゃな。妾を、も、求めてくるオスもおったのじゃが……」
「何か問題が?」
「恥ずかしくて、つい」
「つい?」
「あー。ペチペチ、とな」
僕は先程のビンタを思い出した。
「叩いて追い返したんですね?」
「いや、妾は最強のドラゴンじゃろ?力を込めた一撃は、な」
「片っ端から倒しちゃったんですね」
無敵と思っていたドラゴンがいなくなった理由は目の前にいたようだ。
「なので、妾はドラゴンの力を捨てて人の姿になる魔法を編み出したのじゃ」
「じゃあ、その姿であれば人と同じなんですね」
「そういうことじゃ。だからネリスは怖がらんで欲しいのじゃ」
ここまでの話を聞いて僕は決めていた。
不安そうにリコス様が僕を伺い見る。
「僕は王の片腕なんですよね」
リコス様の顔が満面の笑みを見せる。
「ただし、たまには村に帰らせてくださいよ」
笑顔が固まる。
「あの女じゃな!あの女と、その、ゴニョゴニョするために帰るつもりじゃな!」
「アシェリーとかミシェルとかシャリーですかね。でも、彼女の妹のラミとも約束してますし」
「その辺が普通じゃないんじゃ!」
「僕の村では普通なんですけど……。そういや、リコス様は覗き専門で千年でしたっけ」
「人聞きの悪い事を言うな!」
「でも、やってたのは覗きながら自分で慰めてた……」
リコス様はロープの端をつかんだまま大粒の涙をポロポロとこぼした。
「うるさいのじゃ。妾だって、だって……。できるものならしたいのじゃ。うええぇん」
本気泣きだった。千年単位の性の悩みだと思うと、少し申し訳なくなる。
ただ、床に寝転んで手足をばたつかせながら泣きじゃくる姿はどうかと思うけど。
「リコス様、僕が手伝いますから落ち着きましょう」
寝転ぶリコス様の後ろに座り、僕の足の間に座らせる。
「何をするのじゃ?」
「特訓です。少しずつ慣らしていけば、きっと平気ですよ」
「え?え?」
ローブを腰までたぐって中に手を入れる。
膝の内側から指先で太腿の内側の筋に沿って撫でる。
「そんなところ触れるのはダメなのじゃ」
肘撃ちが飛んでくるが真後ろに張り付いているので当たらない。
「リコス様、僕は貴女の片腕ですよね」
「そうじゃ」
「だったら、こうやって触るのは自分で触るのと変わらないと思いますが」
「いや、お主の言うことは間違ってないが、実際に触っているのはお主の手じゃし」
屁理屈をこねながらも、僕は指を脚の付け根にもっていく。
「それに、見えるところには誰もいないから、誰かに触られているように思わないでしょ」
「いや、それでもお主の指じゃし……」
「じゃあ、リコス様の指をお借りしますね」
手を取るとリコスの指を一番敏感な突起にあて、その上から僕の指で押さえる。
「あ……ぅ……」
「これなら自分でしてるのと変わらないですね」
「んふっぅ。ゆ、指づかいが違いすぎて不思議な気分なのじゃ」
「これなら平気ですか?」
「恥ずかしいけど。んんぁぁ。くぅん。気持ち良くてどうでも良くなるのじゃ」
空いている手が僕の肩を掴む。
リコス様の指がどんどん早くなり、二人の指がずれ、それぞれの指で突起を挟むような形になる。
「こ、これ。ひぁゃぅう。きもちくて」
僕の肩を掴む手に力が入る。
「だ、ためぇ。真っ白になって……い、いっちゃ……ぅん」
どこにいくのかと思うが、一際手に力が入ったと思うと、腰がガクガクと跳ね上がる。
「イクっ」
口にした言葉は聞き慣れなかったが、リコス様の様子から昇りつめたと判断したとき、身体から光が放たれる。
僕は三度意識を失うことになり、この先の展開にいささか不安を感じずにいられなかった。
足を開き腕を組み、いわゆる仁王立ちである。
うなだれて座る赤い髪のスリムな美人は、自称ドラゴンの自爆女で名前はリコス。
既に二度ほど吹き飛ばされている。
奇跡的に無傷だけど、周囲の惨状は常軌を逸していた。
小部屋程度だった洞窟に大穴が穿たれ、瓦礫が散乱しているし、高温で岩が溶けているところもある。
「さて、どうしてこうなったのか教えてもらえますよね?」
「わ、妾は悪くないのじゃ。ネリスのせいなのじゃ」
「子供ですか!何をしたらああいう事になるんです?」
リコス様はモジモジしながら、俯いたままだ。
「妾の口から説明するのは恥ずかしいのじゃ」
「頭を撫でたら爆発して恥ずかしいって変ですよね?どうなったら、何が起こるんですか?」
「それは……妾がとある状態になるとこの姿を維持する魔法が解けてしまうので、溢れた魔力が暴走してしまうのじゃ」
「はあ……まだドラゴンだと言い張りたいんですね」
眉間にキッとシワを寄せたリコス様が僕を睨んでくる。
「ドラゴンの王である!この!最強の!妾が嘘をつくと申すのか!」
「さっき覗いていないって嘘つきましたよね?」
リコス様がスッと目を逸らす。
「妾は、嘘など……つかぬ……と思う」
「なら、僕の目を見てもう一度言ってください」
「……そこまでいうなら仕方ないのじゃ。証拠を見せてやろう。隣の寝室に来るが良い」
目は逸らしたままだった。
リコス様は振り返ることもなく歩いていく。
「誤魔化しましたね」
「……」
どうやらシラを切り通すつもりのようだ。
仕方なしについて行くと、隣が最初に目覚めた広い場所だった。
「ネリスは危険じゃから、入り口で見ておれ」
僕がそのまま立っていると、リコス様は広間の中央までスタスタと歩いていく。
大きな広間なのでリコス様が小さくしか見えない。
「おーい。それでは始めるぞよー!」
「分かりました!」
どうするのかと見ていると、ゆっくり手を広げ、身体の前で柏手を打つ。
どういう仕組みなのか分からないが身体が真っ赤に染まり、着ているドレスを裂きながら巨大化していく。
全身は鱗に包まれ、背中からは大きな翼が広げられる。
絵本で見たレッドドラゴンそのものであった。
大きく翼を広げ30メートルはあろうかという天井すれすれまで首を伸ばして伸びをすると、その眼が僕を見ると自らの姿を眺める。
直後、喉を膨らませると洞窟全体を震わすかのように吠えた。
「きゃああああああ!」
その巨大な手足と尻尾で身体を隠しているように見える。
「あの、リコス様。ドラゴンの姿なら裸で問題ないのでは?」
ドラゴンの動きが止まると口腔から二股の下が現れて大きく裂けた口の端を舐めるように蠢く。
「その姿でテヘペロしても可愛くありません」
バッサリと切り捨てられたのがショックだったのか崩れ落ちる。
が、そこはドラゴンである。前脚をつくと立っていられないほど地面が揺れる。
「どうじゃ、これで信じたであろう」
自慢げに高笑いをしているんだろうけど、側から見たら、巨大な赤竜が火を吹きながらのたうちまわっているだけだ。
「分かったのでさっきの姿に戻ってくれませんか?口から炎が溢れてきて焼き尽くされそうです」
「それはすまぬ。だが人の姿になることなど造作もないことじゃ」
巨大なドラゴンの姿がみるみる縮んでいく。
そして、翼が消え、赤い鱗が白い肌へと変わっていく。
当然ではあるがドラゴンに戻るときに服は破れたのだから、人になったら全裸だ。
小ぶりな胸に桃色の乳首、下の毛は金髪で薄かった。
「どこを見ているのじゃ!」
とりあえず僕の頬にビンタを浴びせると、手で色々と隠しながら奥へと走り去るリコス様。
しかし、足がもつれたのか盛大に転び、さらに色んなものを見せつけて去っていった。
「えらく人間臭いドラゴンだし、やらかすことが多いなあ」
少し待つと魔術師が好むようなゆったりしたロープに身を包んだリコス様が部屋だったであろう場所に戻ってきた。
「とりあえず妾がドラゴンであることは理解したであろう」
「はい。でも、そのリコス様がなぜ人に姿を変えてセックスしようとしているんですか?ドラゴン同士の方がいいような気が」
「そ、そのじゃな。妾を、も、求めてくるオスもおったのじゃが……」
「何か問題が?」
「恥ずかしくて、つい」
「つい?」
「あー。ペチペチ、とな」
僕は先程のビンタを思い出した。
「叩いて追い返したんですね?」
「いや、妾は最強のドラゴンじゃろ?力を込めた一撃は、な」
「片っ端から倒しちゃったんですね」
無敵と思っていたドラゴンがいなくなった理由は目の前にいたようだ。
「なので、妾はドラゴンの力を捨てて人の姿になる魔法を編み出したのじゃ」
「じゃあ、その姿であれば人と同じなんですね」
「そういうことじゃ。だからネリスは怖がらんで欲しいのじゃ」
ここまでの話を聞いて僕は決めていた。
不安そうにリコス様が僕を伺い見る。
「僕は王の片腕なんですよね」
リコス様の顔が満面の笑みを見せる。
「ただし、たまには村に帰らせてくださいよ」
笑顔が固まる。
「あの女じゃな!あの女と、その、ゴニョゴニョするために帰るつもりじゃな!」
「アシェリーとかミシェルとかシャリーですかね。でも、彼女の妹のラミとも約束してますし」
「その辺が普通じゃないんじゃ!」
「僕の村では普通なんですけど……。そういや、リコス様は覗き専門で千年でしたっけ」
「人聞きの悪い事を言うな!」
「でも、やってたのは覗きながら自分で慰めてた……」
リコス様はロープの端をつかんだまま大粒の涙をポロポロとこぼした。
「うるさいのじゃ。妾だって、だって……。できるものならしたいのじゃ。うええぇん」
本気泣きだった。千年単位の性の悩みだと思うと、少し申し訳なくなる。
ただ、床に寝転んで手足をばたつかせながら泣きじゃくる姿はどうかと思うけど。
「リコス様、僕が手伝いますから落ち着きましょう」
寝転ぶリコス様の後ろに座り、僕の足の間に座らせる。
「何をするのじゃ?」
「特訓です。少しずつ慣らしていけば、きっと平気ですよ」
「え?え?」
ローブを腰までたぐって中に手を入れる。
膝の内側から指先で太腿の内側の筋に沿って撫でる。
「そんなところ触れるのはダメなのじゃ」
肘撃ちが飛んでくるが真後ろに張り付いているので当たらない。
「リコス様、僕は貴女の片腕ですよね」
「そうじゃ」
「だったら、こうやって触るのは自分で触るのと変わらないと思いますが」
「いや、お主の言うことは間違ってないが、実際に触っているのはお主の手じゃし」
屁理屈をこねながらも、僕は指を脚の付け根にもっていく。
「それに、見えるところには誰もいないから、誰かに触られているように思わないでしょ」
「いや、それでもお主の指じゃし……」
「じゃあ、リコス様の指をお借りしますね」
手を取るとリコスの指を一番敏感な突起にあて、その上から僕の指で押さえる。
「あ……ぅ……」
「これなら自分でしてるのと変わらないですね」
「んふっぅ。ゆ、指づかいが違いすぎて不思議な気分なのじゃ」
「これなら平気ですか?」
「恥ずかしいけど。んんぁぁ。くぅん。気持ち良くてどうでも良くなるのじゃ」
空いている手が僕の肩を掴む。
リコス様の指がどんどん早くなり、二人の指がずれ、それぞれの指で突起を挟むような形になる。
「こ、これ。ひぁゃぅう。きもちくて」
僕の肩を掴む手に力が入る。
「だ、ためぇ。真っ白になって……い、いっちゃ……ぅん」
どこにいくのかと思うが、一際手に力が入ったと思うと、腰がガクガクと跳ね上がる。
「イクっ」
口にした言葉は聞き慣れなかったが、リコス様の様子から昇りつめたと判断したとき、身体から光が放たれる。
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