【R-18】騎乗位でイケないドラゴンの片腕やってます

やみくもに

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第六話 それぞれ自分でするんですね

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 僕は取り残され、しばらくの間そのまま地面に座り込んでいたが走り去ったリコス様が戻ってくる気配はない。
 目の前にあった白くほっそりした太腿が目に焼き付いている。

 そういや、リコス様の特訓した時も勃ったまま我慢したっけ。

「あの様子じゃリコス様とするのは先になりそうだし、村にも帰れないし、今のうちに抜いておこうか」

 近くの木にもたれかかり、ズボンを脱ぐと解放されたペニスが天を向く。
 右手で握ると上下に手を動かしていく。

「シャリーとしてた時、気持ち良かったなあも魔法で麻痺させられたけど大丈夫なのかな」

 最後のセックスを思い出しながらしごいていくと気持ち良くなり、先端から透明な液体が滲む。
 そして、脳裏に強烈に思い出されるのはリコス様だった。
 あの太腿に今握っているこれを押しつけたまま溜まった欲望を吐き出したい。

「リコスッ!」

 名前を口にした途端、熱いものが睾丸から上がってくるのが分かり手の動きが早くなる。

「で、出るっ」

 我慢できなくなったペニスの先端から白い液体が飛び出し放物線を描く。
 どくっ、どくっと数回にわたり吐精する。

 森が光る。

 僕のいる斜め前辺りの木々の後ろで激しい光が溢れ出す。

「え、あれって……」

 予想通りに激しい爆発が沸き起こる。

 爆風で薙ぎ倒された木が横を飛んでいき、巻き上げられた小石がもたれた木の幹にめり込む。

 僕はその場に伏せて、その場が収まるのを待った。

 そして、爆心地と思われる付近の砂埃が収まるまでもなく、現れた赤い姿。

「リコス様、そこで何をしていたんですか?いや、ナニをしていたんですよね」
「違うのじゃ。戻ってきたらネリスが、その……してたので邪魔をしないように見ていたら、手が勝手に……すごく飛んでたのじゃ」
「その手はリコス様の手ですよね。しかも、また覗きですか」
「邪魔をしないようにしただけじゃ……妾の名を呼んで……」
「ややこしいから、話題を混ぜないでください」

「むぅ」
「今のは魔法もなかったので、冗談抜きに死ぬかと思いましたよ」
「お主は妾の片腕なので平気なのじゃ」
「どう平気なのかさっぱり分かりません」

 リコス様はまた服がなくなったので、僕のもたれた木の後ろに隠れている。

 僕は自分のシャツを脱いでリコス様にかける。

「とりあえずこれを着てください」

 袖を通したリコス様が立ち上がる。

 僕よりは小柄なため袖は余って手が出ておらず、余った袖をぶらぶらさせながら照れ臭そうに笑う。
 前のボタンを止めていないために少し開いたシャツから見える膨らみ。そして胸からヘソまでのラインが艶かしい。

 僕はボタンを上から順に留めてあげる。

「お尻がスースーするのじゃ」
「激しく動くと見えちゃうから大人しくしていてくださいね」

 裸シャツでこくこくと頷くリコス様に反応しそうになるが、やるべきことは山ほどあるため雑念を振り払う。

「食事はしばらく一緒に狩りをするとして、住むところですよね」
「あの洞窟じゃ駄目なのか?」
「暗いですし、ベッドとかもありませんよね?リコス様はあそこで寝ていたんですか?」
「妾は少しばかり寝相が悪くての。時々元の姿に戻るから広い寝室が必要なのじゃ」

 そういえば洞窟の寝室って元の姿に戻った、あの大きな部屋か。
 しかし……。

「さらっと怖い話しましたよね。できるだけ離れて寝てくださいね」
「え……。妾は添い寝というものを所望するのじゃが」
「寝相を直してからです!」

 期待していたのか、地面に崩れ落ちて手をついている。

「添い寝というのはハードルの高いものなんじゃな」
「いや、自分で上げているだけですからね」

 あと、お尻とかその奥とか色々見えてます。下も赤いんですね。

「とにかく家は欲しいですね。国王の住まいですから国の中心にもなります。洞窟と繋がる形にすれば何かと便利じゃないかと思うんですよね」
「なるほどじゃ、さすがは妾の片腕である」

「じゃあ、どんな屋敷にするかは洞窟に戻ってから考えましょうか。その前に保存食料にするために、あと何頭か狩っていきましょう。生肉が必要なので火は使わないでくださいね」
「任せるのじゃ!風の魔法で粉微塵に切り刻んでやるのじゃ」
「だから粉にしちゃダメですってば」

 その後、2頭の猪を上手に仕留めたので、褒めてあげたら喜んでいた。
 ドラゴンを褒める奴なんていなかっただろうから、慣れてないんだろうな。

 洞窟に戻った僕は獲物を解体して干し肉を作る。
 作業をしていて思ったけど、近くに水場がなくて困る。
 リコス様一人なら魔法か何かでどうにかしてきたんだろうけど、それじゃあ国として成り立たない。なにより農業に水は欠かせない。

「リコス様。ここより高い場所に池とか滝はありませんか?水を引いてこないと干からびてしまいます」
「水なら妾の魔法で出せるが?」
「僕はリコス様の片腕としてここをちゃんとした国にしたいと思っています。そのためにも水源の確保は必須です」

 リコス様は少しの間下を見て何か考えている。
 ピアジシロニア国が一人だけの国になった頃の事を思い出しているのだろうか。

「以前はお一人で苦労なさったのでしょう?今回は僕も手伝います」
「うむ、しかしなぁ」
「国が賑やかになれば、国民の夜の営みが覗き放題ですよ?」
「よし、やるのじゃ」

 動機が変態にしか思えないが、こんなところで一人生きていくより賑やかな方がいいだろう。
 僕の村の人達も行き来できるといいんじゃないかな。

「ネリス!上に妾が水浴びをする滝があるのじゃ」
「それはいいですね。そこから用水路を作りましょう」
「溝を掘ればいいのか?」
「ええ、そして少し下に水を貯めれる池を作りましょう」
「よし、任せるのじゃ!」

 リコス様はパンと手を打ちドラゴンの姿に戻る。

「リコス様、僕を連れて滝まで行けますか?」
「容易い事なのじゃ」

 ドラゴンの手が僕の胴を掴んで持ち上げる。
 ただそれだけでも周囲の木よりも高く、おっかない。

「飛ぶのじゃ」

 グンと押し上げられると、地面が遠のいていく。

「ちょ、ちょっと待って下さい。高いのは無理です。あと場所を把握したいのでゆっくり飛んでくださいね」
「注文が多いのじゃ」

 なんだかんだ言いながらも優しく僕を滝まで運んでくれた。

「落差はリコス様より少し低いくらいですか。結構大きな滝ですね」
「このままの姿でも水浴びできるので1万年くらい前は毎日ここに来ていたのじゃ」
「あまり聞き慣れない単位なので分からないです」
「それよりさっさと溝を掘るのじゃ」

 そう言ったリコス様は大きく息を吸い込み喉を膨らませる。

「え、それって、あぶな……」

 ドラゴンの姿に戻ったリコス様の口から赤い一本の線が走り、洞窟の方角へ伸びていく。
 蒸気が立ち込めて熱波が押し寄せる。

「あちちち」

 見ると地面に一直線に溝ができている。
 ブレスというよりも熱線か。

「次はあの辺じゃな」

 空に舞い上がると、小さな火球を飛ばす。
 山肌に触れた瞬間に火球が爆発し大きく深い穴を穿った。

 僕は言葉を失い、リコス様の作った溝と滝の間を繋ぎ、水を流す。

「上から確認するのじゃ」

 リコス様と滝からの水が大穴に流れ込んで池になっていく。

「さあ、もどるぞよ。ブレスはお腹が空くのじゃ」

 元の場所に戻るとリコス様は人の姿に変わり、再び僕のシャツを着る。

「それは破かなかったんですね」
「ネリスから貰ったシャツだから大事にせんとな」

 僕は明日から何を着ればいいのだろう。
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