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第四十九話 村に乗り込むんですね
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とりあえずミコトさんが合流したので、ダニーさんから聞き出したことを伝える。
「製造者とその居場所が分かったのは大きいわね。でも、途中で見てきたけど、あそこにうちの制圧部隊が乗り込んだら、皆殺しでもおかしくないわ」
「そうなんですか?」
「盗賊の村だから正面からぶつかれば激しく抵抗するわ。高い塀に見張りもいるから攻め込んだらすぐに分かるしね」
「おい、あれを盾にできないのか?」
キシャーラさんが荷台で寝ているダニーさんを顎でさす。
「村人は自分のやった盗賊行為が原因だと考えるでしょうね。だから村長を盾にしても意味がないと思うわ」
「でも、皆殺しだなんて……」
「私の任務は状況の確認だけど、この場合は逃亡の可能性があるから私が捕まえるというやむを得ない状況として認められると思う」
「なるほど、忍び込んで製造者と証拠を押さえ、鐘で一味をおびき出せば一網打尽か」
「ええ、それからリーダー達を呼び出して抵抗しないよう説得するから、ヤットルッドを連れ出して」
「ミコトさんの言うことを信じれば、皆殺しを避ける余地はある、と」
僕の言葉にミコトさんやキシャーラさんもうなづいてくれた。
「オレは無駄に人は死んで欲しくない」
「私は自分の任務で不要な犠牲は必要ないわ」
「で、どうするんだ?」
ミコトさんは少し悩んでいるようだ。。
「私一人なら中に入れるけど、四人を確保するのはともかく、後の説得なんかが難しいわね」
「アギ一族に説得されても信じねえだろうな」
「やっぱ、全員で忍び込みたいところだな。村の出入り口の状況はどうなってた?」
「うーん、パッと見た限りだけど、塀はあったけど、門はなし。見張りは出入り口のところに二名と塀の上に一人、上の見張り同士は見えるわ」
「近くのは難しいか」
「あれだとかなり遠くからでも見えるわね」
「うーん」
二人ともこれと言った作戦も思いつかないようで考え込んでしまった。
「見られても平気な形で近づかないといけないんですよね。ダニーさんの馬車に隠れさせてもらっても無理ですかね」
「村長じゃ何をするか分からないからな。オレとしては連れて行くのは避けたいな」
ミコトさんが何かを思いついたようで、早口で話し始める。
「じやあさ、ネリスが村長の馬車に乗って近づくけばいいんじゃないかな。魔法の範囲まで近くに寄って麻痺させれば良いわけだし」
「それで行こう。オレが入り口付近の連中を無力化するからミコトは先に中に入って村長の屋敷の場所を確認しておいてくれ。可能なら馬車でそのまま向いたい」
作戦は決まったため、リコス様とシャルロットさんを待って村に向かうことになった。
それから1時間ほど待つと二人がほぼ同時にやってきた。
「ネリスじゃー」
リコス様が飛び込んでくるので、全力で受け止める。
結構な勢いで飛び込んできたので受け止めきれず、尻餅をついてしまう。
「ネリス、私のために働いてくれること感謝しますわ」
シャルロットさんがよく分からない挨拶をするが、僕の腕の中のリコス様に睨まれ、ヒッ、と声を漏らすと馬車の影に逃げていった。
とりあえず全員が揃ったことだし、放置するわけにはいかない魔道具を村長さんの馬車に積み直す。
「準備はいいな。妾の作戦通り行くのじゃ!」
「リコスは何も考えてないでしょ」
威勢よく馬車に乗り込むリコス様にミコトさんが続いて乗り込む。
シャルロットさんはビクビクしながら荷台の隅に乗ったようだ。
「御者台はネリスだけだ。近づいてくれれば、オレが魔法で見張りをなんとかするからな」
キシャーラさんが僕に声をかけて乗り込んでいった。
最後に僕が乗り込んで、馬車を走らせ始める。
皆んなは荷台の方で遅めのご飯を食べながら、揺れるだのなんだのと言いながら、賑やかにしている。
そのまま進んでいくと、道の向こうにポツンと何かが見える。
多分、目的の村なんだろう。
こっちから見えたと言うことは向こうからも見えているはずだと思うと緊張してくる。
「ボチボチ見えてきました」
近くは草原になっていて、周囲を警戒するにはもってこいの立地だ。
「私は隠形で忍び込んで屋敷の位置をさぐっておくね」
荷台から声が聞こえ、馬車が軽くなった気がする。
僕たちはそのまま村に向かう。
徐々に目視できるようになってくるが、ぐるりと塀に囲まれている。
素人目では、難攻不落な感じに見える。
「これ、ダニーさんの馬車だってわかるんですかね?」
後ろのメンバーに気になっていたことを聞いてみる。
「幌の上に飾りがついていたからな。それで分かるんじゃないか?」
キシャーラさんが上を指差して教えてくれる。
僕も振り返って見てみると幌の支柱に色のついた細長い旗のようなものが付いている。
なるほど。色なんかで誰なのか分かるようにしているのかな。
「これで分かるなら、いきなり攻撃されないですよね。ちょっと安心しました」
さらに近づいて行くと、門の前に立っている二人が認識できるようになる。
二人もこっちに注目している。
手にひどく汗をかき、喉がカラカラになっている。
そのうち、僕がダニーさんではないことに気づいたんだろうか、見張りの二人の警戒心が高まったようで剣の柄に手が伸びている。
「おい、その馬車はどうした!」
向こうから大きな声で問いただしてくる。
僕は聞こえなかったフリをして、にこやかな笑顔で手を振ってみる。
実際のところは冷や汗もので心臓が口から飛び出しそうになっていた。
その時、塀の上でこちらを覗き込もうとした男が硬直するのが分かった。
続いて門にいる二人も順にそのままの姿勢で固まる。
「よし、見張りは麻痺させた。このまま進め」
キシャーラさんが魔法で無力化してくれたようだ。
そのままのスピードでゆっくりと塀の中に入る。
誰かが僕の方に手を置いた。
ドキリとしたけど、そちらを見て誰もいないのでミコトさんと分かってホッとする。
危うく変な声が出そうで焦った。
「この先を左に曲がって、酒場のある交差点を右、突き当たりが村長の屋敷よ。屋敷に人はいないようだわ」
「分かりました。このまま進みますね」
村の中を進むと、僕の村とは大差ない感じだったが、ちょっとガラの悪そうな人が多い。
指示された通りに進み、交差点を曲がると屋敷が見えてくる。
道を行く人たちはいるけど、馬車も行き来しているせいか、こっちを気にする人もいない。
そのまま屋敷の敷地に入り、全員馬車から降りる。
少し離れたところに平屋建ての小屋がある。
小屋と言っても普通の家くらいはある。
「妾の出番じゃな」
リコス様が腕を振り回しながら小屋に近づいていく。
「私は反対側を見張るわね」
ミコトさんはすっと裏側に回り込んでいく。
みんなが身構えたところで、リコス様がドアを勢いよく開く。
「おとなしくするのじゃ!魔道具の密造はいかん!」
全員がそのまま雪崩れ込んでいく。
中では男たちが四人、何かの作業をしていたようだ。
一人が近くの鉄棒を手にして先頭のリコス様に殴りかかる。
リコス様は素手で易々と鉄棒を受け止める。
そのまま、すくい上げるように蹴り上げ、空中に浮いた男を殴る。
男は叩きつけられた衝撃で床板を突き破り、動かなくなった。
「ちょ、ちょっとやりすぎじゃありませんか」
「手加減したつもりなんじゃが……よし、次はうまくやるぞ、かかってくるのじゃ」
残った三人はお互いに見合わせた後、両手をあげて降参した。
「製造者とその居場所が分かったのは大きいわね。でも、途中で見てきたけど、あそこにうちの制圧部隊が乗り込んだら、皆殺しでもおかしくないわ」
「そうなんですか?」
「盗賊の村だから正面からぶつかれば激しく抵抗するわ。高い塀に見張りもいるから攻め込んだらすぐに分かるしね」
「おい、あれを盾にできないのか?」
キシャーラさんが荷台で寝ているダニーさんを顎でさす。
「村人は自分のやった盗賊行為が原因だと考えるでしょうね。だから村長を盾にしても意味がないと思うわ」
「でも、皆殺しだなんて……」
「私の任務は状況の確認だけど、この場合は逃亡の可能性があるから私が捕まえるというやむを得ない状況として認められると思う」
「なるほど、忍び込んで製造者と証拠を押さえ、鐘で一味をおびき出せば一網打尽か」
「ええ、それからリーダー達を呼び出して抵抗しないよう説得するから、ヤットルッドを連れ出して」
「ミコトさんの言うことを信じれば、皆殺しを避ける余地はある、と」
僕の言葉にミコトさんやキシャーラさんもうなづいてくれた。
「オレは無駄に人は死んで欲しくない」
「私は自分の任務で不要な犠牲は必要ないわ」
「で、どうするんだ?」
ミコトさんは少し悩んでいるようだ。。
「私一人なら中に入れるけど、四人を確保するのはともかく、後の説得なんかが難しいわね」
「アギ一族に説得されても信じねえだろうな」
「やっぱ、全員で忍び込みたいところだな。村の出入り口の状況はどうなってた?」
「うーん、パッと見た限りだけど、塀はあったけど、門はなし。見張りは出入り口のところに二名と塀の上に一人、上の見張り同士は見えるわ」
「近くのは難しいか」
「あれだとかなり遠くからでも見えるわね」
「うーん」
二人ともこれと言った作戦も思いつかないようで考え込んでしまった。
「見られても平気な形で近づかないといけないんですよね。ダニーさんの馬車に隠れさせてもらっても無理ですかね」
「村長じゃ何をするか分からないからな。オレとしては連れて行くのは避けたいな」
ミコトさんが何かを思いついたようで、早口で話し始める。
「じやあさ、ネリスが村長の馬車に乗って近づくけばいいんじゃないかな。魔法の範囲まで近くに寄って麻痺させれば良いわけだし」
「それで行こう。オレが入り口付近の連中を無力化するからミコトは先に中に入って村長の屋敷の場所を確認しておいてくれ。可能なら馬車でそのまま向いたい」
作戦は決まったため、リコス様とシャルロットさんを待って村に向かうことになった。
それから1時間ほど待つと二人がほぼ同時にやってきた。
「ネリスじゃー」
リコス様が飛び込んでくるので、全力で受け止める。
結構な勢いで飛び込んできたので受け止めきれず、尻餅をついてしまう。
「ネリス、私のために働いてくれること感謝しますわ」
シャルロットさんがよく分からない挨拶をするが、僕の腕の中のリコス様に睨まれ、ヒッ、と声を漏らすと馬車の影に逃げていった。
とりあえず全員が揃ったことだし、放置するわけにはいかない魔道具を村長さんの馬車に積み直す。
「準備はいいな。妾の作戦通り行くのじゃ!」
「リコスは何も考えてないでしょ」
威勢よく馬車に乗り込むリコス様にミコトさんが続いて乗り込む。
シャルロットさんはビクビクしながら荷台の隅に乗ったようだ。
「御者台はネリスだけだ。近づいてくれれば、オレが魔法で見張りをなんとかするからな」
キシャーラさんが僕に声をかけて乗り込んでいった。
最後に僕が乗り込んで、馬車を走らせ始める。
皆んなは荷台の方で遅めのご飯を食べながら、揺れるだのなんだのと言いながら、賑やかにしている。
そのまま進んでいくと、道の向こうにポツンと何かが見える。
多分、目的の村なんだろう。
こっちから見えたと言うことは向こうからも見えているはずだと思うと緊張してくる。
「ボチボチ見えてきました」
近くは草原になっていて、周囲を警戒するにはもってこいの立地だ。
「私は隠形で忍び込んで屋敷の位置をさぐっておくね」
荷台から声が聞こえ、馬車が軽くなった気がする。
僕たちはそのまま村に向かう。
徐々に目視できるようになってくるが、ぐるりと塀に囲まれている。
素人目では、難攻不落な感じに見える。
「これ、ダニーさんの馬車だってわかるんですかね?」
後ろのメンバーに気になっていたことを聞いてみる。
「幌の上に飾りがついていたからな。それで分かるんじゃないか?」
キシャーラさんが上を指差して教えてくれる。
僕も振り返って見てみると幌の支柱に色のついた細長い旗のようなものが付いている。
なるほど。色なんかで誰なのか分かるようにしているのかな。
「これで分かるなら、いきなり攻撃されないですよね。ちょっと安心しました」
さらに近づいて行くと、門の前に立っている二人が認識できるようになる。
二人もこっちに注目している。
手にひどく汗をかき、喉がカラカラになっている。
そのうち、僕がダニーさんではないことに気づいたんだろうか、見張りの二人の警戒心が高まったようで剣の柄に手が伸びている。
「おい、その馬車はどうした!」
向こうから大きな声で問いただしてくる。
僕は聞こえなかったフリをして、にこやかな笑顔で手を振ってみる。
実際のところは冷や汗もので心臓が口から飛び出しそうになっていた。
その時、塀の上でこちらを覗き込もうとした男が硬直するのが分かった。
続いて門にいる二人も順にそのままの姿勢で固まる。
「よし、見張りは麻痺させた。このまま進め」
キシャーラさんが魔法で無力化してくれたようだ。
そのままのスピードでゆっくりと塀の中に入る。
誰かが僕の方に手を置いた。
ドキリとしたけど、そちらを見て誰もいないのでミコトさんと分かってホッとする。
危うく変な声が出そうで焦った。
「この先を左に曲がって、酒場のある交差点を右、突き当たりが村長の屋敷よ。屋敷に人はいないようだわ」
「分かりました。このまま進みますね」
村の中を進むと、僕の村とは大差ない感じだったが、ちょっとガラの悪そうな人が多い。
指示された通りに進み、交差点を曲がると屋敷が見えてくる。
道を行く人たちはいるけど、馬車も行き来しているせいか、こっちを気にする人もいない。
そのまま屋敷の敷地に入り、全員馬車から降りる。
少し離れたところに平屋建ての小屋がある。
小屋と言っても普通の家くらいはある。
「妾の出番じゃな」
リコス様が腕を振り回しながら小屋に近づいていく。
「私は反対側を見張るわね」
ミコトさんはすっと裏側に回り込んでいく。
みんなが身構えたところで、リコス様がドアを勢いよく開く。
「おとなしくするのじゃ!魔道具の密造はいかん!」
全員がそのまま雪崩れ込んでいく。
中では男たちが四人、何かの作業をしていたようだ。
一人が近くの鉄棒を手にして先頭のリコス様に殴りかかる。
リコス様は素手で易々と鉄棒を受け止める。
そのまま、すくい上げるように蹴り上げ、空中に浮いた男を殴る。
男は叩きつけられた衝撃で床板を突き破り、動かなくなった。
「ちょ、ちょっとやりすぎじゃありませんか」
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