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番外編
一週間後:蛍と健吾
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「ねえ、健ちゃんって、映画以外に好きなものある?」
「映画以外?」
「スポーツとか、読書とか、旅行とか」
「どれも好きだけど、趣味っていうと映画になるのかな」
「そっか」
「蛍は?」
「俺も映画になっちゃうのかな」
「昔から好きだった?」
「うーん、好きだったけれど、たくさん見るようになったのは大学に入ってからかな」
「そっか」
「健ちゃんは?」
「俺は中学くらいからかな。親が映画好きでレンタルしてきたものを見たり、テレビ放映しているものを見たり」
「じゃあ、長いんだね。最近は何見たの?」
「この前、蛍と見たのが一番最近だよ」
「そうなんだ、なんか嬉しい」
「そうなの?」
「そうなの」
「蛍は?」
「俺、昨日、サークルで別の映画見ちゃった」
「うん、いいじゃない。何見たの?」
「ごめん、健ちゃん」
「なんで謝るの」
「なんか……なんとなく?」
「変なの」
「うん、変かも」
「それで、何見たの?」
「じゃあ、当ててみて」
「うーん、洋画? 邦画?」
「洋画」
「ジャンルは?」
「なんだろ、恋愛になるのかな」
「実話? それともフィクション?」
「フィクションだけれど、実際に起きた出来事がベースになってる」
「うーん、難しいな。有名な映画? それともマイナー?」
「すごく有名」
「有名ってことはハリウッド?」
「うん」
「初回上映時期は?」
「え、分かんない。2000年くらいなのかな?」
「『パール・ハーバー』? いや、あれは歴史ものになるのかな?」
「『パール・ハーバー』じゃない。多分もっと有名」
「もっと有名?」
「うん」
「じゃあ、興行収入のランキングに入るような映画?」
「うん、入ってる」
「ってことは、『タイタニック』?」
「うん、あたり」
「確かに恋愛ものだ。どうだった?」
「よかったよ」
「それだけ?」
「感動した」
「なに、照れてるの?」
「うん、ちょっと」
「なんで?」
「わかんないけど、なんか恥ずかしい」
「蛍はかわいいな。今度、俺とも映画見に行こうよ。映画じゃなくてもいいけどさ」
「行きたい!」
「どうしようか? ベタなのでも見に行く?」
「うん。ベタなの見たい」
「わかった。調べとくね」
「うん。ありがとう」
「じゃあ、そろそろ寝ようか」
「あっ、また電話してもいい?」
「うん。いつでもしていいよ」
「ありがとう。またね」
「うん、おやすみ」
「映画以外?」
「スポーツとか、読書とか、旅行とか」
「どれも好きだけど、趣味っていうと映画になるのかな」
「そっか」
「蛍は?」
「俺も映画になっちゃうのかな」
「昔から好きだった?」
「うーん、好きだったけれど、たくさん見るようになったのは大学に入ってからかな」
「そっか」
「健ちゃんは?」
「俺は中学くらいからかな。親が映画好きでレンタルしてきたものを見たり、テレビ放映しているものを見たり」
「じゃあ、長いんだね。最近は何見たの?」
「この前、蛍と見たのが一番最近だよ」
「そうなんだ、なんか嬉しい」
「そうなの?」
「そうなの」
「蛍は?」
「俺、昨日、サークルで別の映画見ちゃった」
「うん、いいじゃない。何見たの?」
「ごめん、健ちゃん」
「なんで謝るの」
「なんか……なんとなく?」
「変なの」
「うん、変かも」
「それで、何見たの?」
「じゃあ、当ててみて」
「うーん、洋画? 邦画?」
「洋画」
「ジャンルは?」
「なんだろ、恋愛になるのかな」
「実話? それともフィクション?」
「フィクションだけれど、実際に起きた出来事がベースになってる」
「うーん、難しいな。有名な映画? それともマイナー?」
「すごく有名」
「有名ってことはハリウッド?」
「うん」
「初回上映時期は?」
「え、分かんない。2000年くらいなのかな?」
「『パール・ハーバー』? いや、あれは歴史ものになるのかな?」
「『パール・ハーバー』じゃない。多分もっと有名」
「もっと有名?」
「うん」
「じゃあ、興行収入のランキングに入るような映画?」
「うん、入ってる」
「ってことは、『タイタニック』?」
「うん、あたり」
「確かに恋愛ものだ。どうだった?」
「よかったよ」
「それだけ?」
「感動した」
「なに、照れてるの?」
「うん、ちょっと」
「なんで?」
「わかんないけど、なんか恥ずかしい」
「蛍はかわいいな。今度、俺とも映画見に行こうよ。映画じゃなくてもいいけどさ」
「行きたい!」
「どうしようか? ベタなのでも見に行く?」
「うん。ベタなの見たい」
「わかった。調べとくね」
「うん。ありがとう」
「じゃあ、そろそろ寝ようか」
「あっ、また電話してもいい?」
「うん。いつでもしていいよ」
「ありがとう。またね」
「うん、おやすみ」
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こんにちは♪
完結おめでとうございます🎉
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