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第六章
第二話
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そのあと、ガイは2人で運んだ。
とても重いたいようで、軽いようにも感じた。
イチガヤの敷地に入ったあと、近くにある入り口。
建物が崩壊した中で、唯一残った地下へのゲート。
そこまで運んだときに、ジンを見つけた。
「おぉーおつかれ…………。おいっ!!」
ジンは駆け付けた。
「うそだろ………。」
「ごめんジン、助けられなかった。」
「…………っ!」
ジンは動揺していたが、少し落ち着き優しい目をした。
「いや、サキのせいじゃないさ。
ガイの顔を見ればわかる。
俺が全員呼んでくるから、ここで待っていてくれ。」
そういってジンは中に走っていった。
確かに、ガイの顔は安らかで、笑っているようにも見えた。
しばらくして全員集まった。
ガイの死にみんな悲しんだ。
「ガイの墓を作ろう。」
ジンの言葉に、みながうなづいた。
ガイを埋葬したあと、小さな墓石を置いた。
ガイの体に似合わない、小さな石だ。
「わしは昔、軍に所属していた。
国や国民を守るため、わしは半生を、この国に捧げてきた。
核が落ちた時、わしは国のためと思い救護していたところでガイに出会ったよ。
ガイは国や国民じゃなく、目の前の命を守るために必死だった。
こんな世界になっても、誰かのために働ける、あれほど澄んだ目をした青年を、わしは知らんと思ったよ。
代われるなら代わってやりたいものだが、現実とは本当に残酷だな。
では、誇り高き部下、ガイの魂に、安らぎがあらんことを。――黙祷」
どうしたガイが死ななくてはならなかったのだろう。
どうして世界は変わってしまったのだろう。
誰がこんな理不尽な世界に。
そんなとき、昔の記憶を思い出した。
『大丈夫だ、こんな世界でも一緒なら生きていける。』
世界が変わって絶望していた時のガイの言葉。
星屑拾いに入隊を決めた言葉。
私は死ぬわけにはいけない、ガイが残したものを見つけるまでは。
そのまま解散になった。
ブリーフィングはしばらく未定らしい。
トウゴウさんも心の整理が追いついていないようだった。
なら、ノアのところに行こう。
まずは、何があったのかを知るべきだ。
とても重いたいようで、軽いようにも感じた。
イチガヤの敷地に入ったあと、近くにある入り口。
建物が崩壊した中で、唯一残った地下へのゲート。
そこまで運んだときに、ジンを見つけた。
「おぉーおつかれ…………。おいっ!!」
ジンは駆け付けた。
「うそだろ………。」
「ごめんジン、助けられなかった。」
「…………っ!」
ジンは動揺していたが、少し落ち着き優しい目をした。
「いや、サキのせいじゃないさ。
ガイの顔を見ればわかる。
俺が全員呼んでくるから、ここで待っていてくれ。」
そういってジンは中に走っていった。
確かに、ガイの顔は安らかで、笑っているようにも見えた。
しばらくして全員集まった。
ガイの死にみんな悲しんだ。
「ガイの墓を作ろう。」
ジンの言葉に、みながうなづいた。
ガイを埋葬したあと、小さな墓石を置いた。
ガイの体に似合わない、小さな石だ。
「わしは昔、軍に所属していた。
国や国民を守るため、わしは半生を、この国に捧げてきた。
核が落ちた時、わしは国のためと思い救護していたところでガイに出会ったよ。
ガイは国や国民じゃなく、目の前の命を守るために必死だった。
こんな世界になっても、誰かのために働ける、あれほど澄んだ目をした青年を、わしは知らんと思ったよ。
代われるなら代わってやりたいものだが、現実とは本当に残酷だな。
では、誇り高き部下、ガイの魂に、安らぎがあらんことを。――黙祷」
どうしたガイが死ななくてはならなかったのだろう。
どうして世界は変わってしまったのだろう。
誰がこんな理不尽な世界に。
そんなとき、昔の記憶を思い出した。
『大丈夫だ、こんな世界でも一緒なら生きていける。』
世界が変わって絶望していた時のガイの言葉。
星屑拾いに入隊を決めた言葉。
私は死ぬわけにはいけない、ガイが残したものを見つけるまでは。
そのまま解散になった。
ブリーフィングはしばらく未定らしい。
トウゴウさんも心の整理が追いついていないようだった。
なら、ノアのところに行こう。
まずは、何があったのかを知るべきだ。
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