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結果オーライで帳尻が合う
37 意地の張り合い
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ここから四話程、性的な描書がございます。
苦手な方はお控え下さい。
あと、背後にご注意下さいませ。
************
『買う』という言葉に、ルツは顔を歪めた。
途端に溜まった涙がつるつると頬から顎に伝う。
「俺は客だろう。客に泣き顔を見せる気か?
……笑え。」
ルツは泣き笑いを作った。
目は涙の膜で大きく潤み、頬は強張って青白い。
それでもひきひきと口元を吊り上げて、必死に笑顔を作っている。
その苦しそうな、せつなそうな笑顔にラッシュは目をそむけた。
「俺はベッドにいるからな。
さっさと服を脱いでこい。」
『ごめんなさい。僕が悪かったです。』
そんな言葉を待っているのに、いつまで経っても出てこない。
そうだ。
意地の張り合いを止める言葉が出てこない。
これ以上顔を見ていたら、もっと酷い言葉を叩きつけそうで。ラッシュは部屋に入った。
はぁ。と、ベッドで寝そべる。
できる事なら服を脱ぐのを戸惑って、
『すいません。僕が悪かったです。』
と、頭を下げて欲しい。
そうしたら俺だって。
『わかったのなら気をつけるんだぞ‼︎
これからは、報・連・相だ!』
と、明るく笑って
『早く村に行ってやれ。』と、いいつつ。
どうして金貨が必要かなのか聞いてやるのに。
ひりひりした時間の後。
そっと入ってきたルツは真ッ裸だった。
両掌で前を隠している。
身体は恥じらって濃桃色で。
皮を剥かれた果実のようだ。
顔は少し項垂れて目線を下に向けていた。
それでも唇の両端を上げて、笑を作っている。
目は涙の膜で光を反射して、その頬もふるふるした唇も、何故かはっきり見えた。
……なるほど。
確かに可愛い顔をしている…
その泣き笑いと細かく震える身体に。
もう少しで音を上げると踏んで、ラッシュは顎をしゃくった。
「立ってるだけじゃ仕事にならないぞ。」
びくりと身体を震わせて、ルツはおずおずと近づいた
両端を上に上げてふるりとめくれている唇の間から、噛み締めた歯が見えている。
暗く翳った鶸萌黄の瞳が、涙の膜でゆらゆら揺れている
「した事はあるのか?」
ルツはぷるぷると頭を振った。
恐怖を煽るように。
わざと突き離すように言っているのに。
ルツは一向に音を上げようとしない…
ラッシュはルツの硬い尻肉をぎゅっと掴んだ。
「この中に俺のを入れる。わかっているのか⁉︎」
見上げるルツの目の中に、恐怖が湧いた。
すがるように唇が震える。
でもその口元は笑を形作ったままだ。
~~早く音を上げろっ‼︎
早く‼︎
追い込むつもりで、ラッシュは追い込まれていた。
苦手な方はお控え下さい。
あと、背後にご注意下さいませ。
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『買う』という言葉に、ルツは顔を歪めた。
途端に溜まった涙がつるつると頬から顎に伝う。
「俺は客だろう。客に泣き顔を見せる気か?
……笑え。」
ルツは泣き笑いを作った。
目は涙の膜で大きく潤み、頬は強張って青白い。
それでもひきひきと口元を吊り上げて、必死に笑顔を作っている。
その苦しそうな、せつなそうな笑顔にラッシュは目をそむけた。
「俺はベッドにいるからな。
さっさと服を脱いでこい。」
『ごめんなさい。僕が悪かったです。』
そんな言葉を待っているのに、いつまで経っても出てこない。
そうだ。
意地の張り合いを止める言葉が出てこない。
これ以上顔を見ていたら、もっと酷い言葉を叩きつけそうで。ラッシュは部屋に入った。
はぁ。と、ベッドで寝そべる。
できる事なら服を脱ぐのを戸惑って、
『すいません。僕が悪かったです。』
と、頭を下げて欲しい。
そうしたら俺だって。
『わかったのなら気をつけるんだぞ‼︎
これからは、報・連・相だ!』
と、明るく笑って
『早く村に行ってやれ。』と、いいつつ。
どうして金貨が必要かなのか聞いてやるのに。
ひりひりした時間の後。
そっと入ってきたルツは真ッ裸だった。
両掌で前を隠している。
身体は恥じらって濃桃色で。
皮を剥かれた果実のようだ。
顔は少し項垂れて目線を下に向けていた。
それでも唇の両端を上げて、笑を作っている。
目は涙の膜で光を反射して、その頬もふるふるした唇も、何故かはっきり見えた。
……なるほど。
確かに可愛い顔をしている…
その泣き笑いと細かく震える身体に。
もう少しで音を上げると踏んで、ラッシュは顎をしゃくった。
「立ってるだけじゃ仕事にならないぞ。」
びくりと身体を震わせて、ルツはおずおずと近づいた
両端を上に上げてふるりとめくれている唇の間から、噛み締めた歯が見えている。
暗く翳った鶸萌黄の瞳が、涙の膜でゆらゆら揺れている
「した事はあるのか?」
ルツはぷるぷると頭を振った。
恐怖を煽るように。
わざと突き離すように言っているのに。
ルツは一向に音を上げようとしない…
ラッシュはルツの硬い尻肉をぎゅっと掴んだ。
「この中に俺のを入れる。わかっているのか⁉︎」
見上げるルツの目の中に、恐怖が湧いた。
すがるように唇が震える。
でもその口元は笑を形作ったままだ。
~~早く音を上げろっ‼︎
早く‼︎
追い込むつもりで、ラッシュは追い込まれていた。
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