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一番好きな人とは結婚出来ない?

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”一番好きな人とは結婚出来ない。”

何時ぞやか囁かれ始めた定説だ。この噂の出所は分からないが、共感する者達によって信憑性を強めてきた。何を隠そうこの僕も、なんとなく分かる気がしている。

僕はアマンダ・セイフライドが好きだった。子供の頃はMASKの時のキャメロン・ディアスが好きだった。エリザベス・オルセンが好きな時期もあった。
「いきなりハリウッド女優かーい!」
そう思ったそこのあなた。好きに理由はいらないでしょ?(ぴえん)
当然のことながら、そんな女性達と結婚することは愚か、知り合うことすら出来なかった。知り合うことすら出来ないまま、彼女達は皆結婚してしまった。(エリザベス・オルセンは知った段階で結婚していた。ぴえん)ドラマ『プロポーズ大作戦』や『東京リベンジャーズ』のように、何度過去をやり直しても、彼女達とは出逢うことすら出来ないだろう。というより、そもそも言語が違うのだから、出逢ったところで、、、的な所もあるのだが。こういったことからも、結局のところ一番好きな人とは結婚出来ないのだ。(めっちゃ偏ってますやん。寧ろ捻くれてますやん。)

しかしながら、今日はここで僕はその定説をひっくり返してやろうと思う。
そう、、、

”人の好みは変わるのだ。” 

いきなり元も子もないことを言い出して申し訳ない。だが、これだけは分かって欲しい。結局のところ、人の好みは変わるのだ。広末涼子にときめいていたそこのあなた。ガッキーを経由して、今は吉岡里帆でしょう。ほら、好みは変わるのです。

僕の辿り着いた最終的な結論は、結婚する相手こそが長ーい人生で最も好きな人なのではないだろうか。ということだ。顔や性格だけではない。起き抜けの機嫌の悪さや、夜の甘ーいひとときまで全部引っくるめてだ。

僕には結婚願望があるので、この先誰かと結婚をするかもしれない。その時はその人を人生で一番好きな人としようと思っている。人生で一番好きで一番大切な人。いつまでも隣で笑っていて欲しい人に。


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