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君だけの応援歌
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何度も書くようだが、僕は中学生から音楽をやっている。そして、高校生になった辺りから少しずつオリジナル曲を作っている。高校卒業後5年程ブランクはあったものの、今でも細々と歌っている。
僕は割と特殊な人間なのか、音楽を始めた辺りから”オリジナル曲を作らなければいけない。”という使命感のようなものを抱いていた。”かの有名なナンバーガールの向井秀徳はギターを持った瞬間からオリジナル曲を作り始めた。”という噂を耳にしたからというのもあるのだが、何より自分の言葉で伝えたかったというのが主な理由だった気がする。
しかしながら、スタートからそんなことは出来るはずもなく、最初は中国製のドラえもんもどきのような、有名バンドの類似品のような曲を作っていた。中でも、フジファブリックのTAIFUのリフを模したブラックスパイダーという曲がお気に入りだった。※数年後、当時大好きだったアンダーグラフが全く同じリフを使った曲をリリースし、使えなくなったのはここだけの話。
オリジナル曲を作ったら、沢山の人に聴いて欲しいと思うのがミュージシャンの性だと思う。僕の場合は、高校のクラスメイトのアルベルトがその役を担ってくれていた。※アルベルトは日本語ペラペラです。
「お前の作る歌はどれも応援歌みたいだな。」
なんて、いつも笑いながら言っていた。アルベルトはクリスマスにサンタクロースの格好で登校してくるくらい、ユーモアのある男だったので、彼からの感想は僕に気を遣っている、言わばお世辞のようなものだと受け止めて、当時はあまり言葉の意味を気にしていなかった。
時は流れ、20代半ばにして僕はライブハウスデビューをする。学生時代から音楽をやっていた人間からすると、かなり遅いライブハウスデビューに思えるが、それまでは野外イベントへの出演をメインとしていたので、このタイミングでのライブハウスデビューとなった。ライブハウスデビューをして、何度目かのライブで大塚を訪れた時のことだった。帰り際に、他の出演者を見に来ていたスーツ姿の女性に呼び止められた。
「お疲れ様です。素敵なお歌ですね。どの曲も応援歌みたい。」
アルベルト。君の意見は正しかったよ。この先いつまで歌い続けられるか分からないけど、1人でも多くの人を応援出来るように努力をしようと思う。ありがとう。そして、結婚おめでとう。
僕は割と特殊な人間なのか、音楽を始めた辺りから”オリジナル曲を作らなければいけない。”という使命感のようなものを抱いていた。”かの有名なナンバーガールの向井秀徳はギターを持った瞬間からオリジナル曲を作り始めた。”という噂を耳にしたからというのもあるのだが、何より自分の言葉で伝えたかったというのが主な理由だった気がする。
しかしながら、スタートからそんなことは出来るはずもなく、最初は中国製のドラえもんもどきのような、有名バンドの類似品のような曲を作っていた。中でも、フジファブリックのTAIFUのリフを模したブラックスパイダーという曲がお気に入りだった。※数年後、当時大好きだったアンダーグラフが全く同じリフを使った曲をリリースし、使えなくなったのはここだけの話。
オリジナル曲を作ったら、沢山の人に聴いて欲しいと思うのがミュージシャンの性だと思う。僕の場合は、高校のクラスメイトのアルベルトがその役を担ってくれていた。※アルベルトは日本語ペラペラです。
「お前の作る歌はどれも応援歌みたいだな。」
なんて、いつも笑いながら言っていた。アルベルトはクリスマスにサンタクロースの格好で登校してくるくらい、ユーモアのある男だったので、彼からの感想は僕に気を遣っている、言わばお世辞のようなものだと受け止めて、当時はあまり言葉の意味を気にしていなかった。
時は流れ、20代半ばにして僕はライブハウスデビューをする。学生時代から音楽をやっていた人間からすると、かなり遅いライブハウスデビューに思えるが、それまでは野外イベントへの出演をメインとしていたので、このタイミングでのライブハウスデビューとなった。ライブハウスデビューをして、何度目かのライブで大塚を訪れた時のことだった。帰り際に、他の出演者を見に来ていたスーツ姿の女性に呼び止められた。
「お疲れ様です。素敵なお歌ですね。どの曲も応援歌みたい。」
アルベルト。君の意見は正しかったよ。この先いつまで歌い続けられるか分からないけど、1人でも多くの人を応援出来るように努力をしようと思う。ありがとう。そして、結婚おめでとう。
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