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ヤングハレンチ
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ここまで数々の昔話をしてきたが、今日は最も古いであろう保育園時代の話をしたいと思う。
保育園時代、1日のスケジュールにお昼寝の時間というものがあった。僕の通っていた保育園では、多目的ホールに集まり、そこに布団を敷いて昼寝に就く。布団は、各々自分で押入れのようなところに取りに行き、好きな場所に敷くことが出来る。
ある時、一つ歳上の女の子が僕の隣に布団を敷いた。名前も知らない女の子。まぁでも、別に誰が隣に寝ても不思議では無いシステムなので、特に気にはしていなかった。
しかしながら、次の日も、そのまた次の日も隣に。そして、事件が起こる。ある日のこと。あろうことか、名前も知らない女の子は、僕の布団に潜り込んで来た。あまりに突然のことで驚いた僕は、同じように布団に潜った。布団の中で目が合う。そう。これは寝相ではない。確信犯だった。突然且つ大胆な行動に、僕はなんと言っていいのか分からず、その日は結果的に添い寝のような形になった。
その日からというもの、当たり前のように布団に入り込んでくるようになった。そして、添い寝をする日々が始まった。名前も知らない女の子と、温もりを分かち合う日々。今思うと、なんともハレンチな日々だ。
そんな日々が1週間と少し続き、突然の終止符が打たれる。名前も知らない女の子は突如姿を消した。何日も何日も探したが
、その姿はどこにもなかった。噂によると、遠方の地へ引越してしまったらしい。大切なものは無くして初めて気付く。そんな人間の悪き風潮を幼いながらに実感した。
その日から僕は、ホールの入り口付近に布団を敷くようになった。入り口から漏れる光に、寂しさを誤魔化す何かを求めたのかもしれない。その光の先にあるもの。それが何だったのかは、今もまだ見付けられずにいる。
保育園時代、1日のスケジュールにお昼寝の時間というものがあった。僕の通っていた保育園では、多目的ホールに集まり、そこに布団を敷いて昼寝に就く。布団は、各々自分で押入れのようなところに取りに行き、好きな場所に敷くことが出来る。
ある時、一つ歳上の女の子が僕の隣に布団を敷いた。名前も知らない女の子。まぁでも、別に誰が隣に寝ても不思議では無いシステムなので、特に気にはしていなかった。
しかしながら、次の日も、そのまた次の日も隣に。そして、事件が起こる。ある日のこと。あろうことか、名前も知らない女の子は、僕の布団に潜り込んで来た。あまりに突然のことで驚いた僕は、同じように布団に潜った。布団の中で目が合う。そう。これは寝相ではない。確信犯だった。突然且つ大胆な行動に、僕はなんと言っていいのか分からず、その日は結果的に添い寝のような形になった。
その日からというもの、当たり前のように布団に入り込んでくるようになった。そして、添い寝をする日々が始まった。名前も知らない女の子と、温もりを分かち合う日々。今思うと、なんともハレンチな日々だ。
そんな日々が1週間と少し続き、突然の終止符が打たれる。名前も知らない女の子は突如姿を消した。何日も何日も探したが
、その姿はどこにもなかった。噂によると、遠方の地へ引越してしまったらしい。大切なものは無くして初めて気付く。そんな人間の悪き風潮を幼いながらに実感した。
その日から僕は、ホールの入り口付近に布団を敷くようになった。入り口から漏れる光に、寂しさを誤魔化す何かを求めたのかもしれない。その光の先にあるもの。それが何だったのかは、今もまだ見付けられずにいる。
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