なんでもいい

榊 海獺(さかき らっこ)

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ペプシ大量事件

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 僕が中学生の頃、『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』 が公開された。

 僕は小さい頃からスター・ウォーズに親しみがあった。というのも、両親が共働きの我が家は、僕が風邪を引いて学校を休むと、母の職場に連れてかれていた。母の会社の社長さんが、パーテーションでちょっとした部屋のようなものを作ってくれ、そこに布団を敷いて、テレビやビデオを観て過ごしていた。隔離されているので他の社員さん(と言っても、会長さん、社長さん、母しか居なかったのだけれど。)に移すことはないし、母も仕事を休む必要がなく、子どもを近くに置いておける。会社自体も、家から自転車で5分程なので、会社までの移動も殆ど苦ではない。今考えるとなかなかのナイスアイデアだったと思う。
 そこで僕がよく観ていたのが、『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』のビデオだった。物心がついた頃から小学校低学年まで、何度も何度も繰り返し観ていた。毎回途中で寝てしまい、最後まで観れたのは大分大きくなってからだけど。(風邪引いて寝込んでるんだから、そりゃそうだ。)

 それから時は流れ、僕が9歳の頃。『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』の公開を機に、さらにスター・ウォーズにハマる。当時はまだ小さかったので、『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』、『スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃』は金曜ロードショーで観た。特にエピソード1はレースシーンが好きでよく観ていた。通っていた児童館の夏休み企画で、映画の上映会を毎年のように行なっていて、スター・ウォーズの回はフル出席した。

そして、『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』が公開となった2005年。僕は中学生となっており、漸く友達と映画館に行くことが出来た。その時の感動は忘れもしない。

さて、前置きは長くなったが、ここからが本題である。『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』公開に際し、ペプシ(レモン)にスター・ウォーズのボトルキャップがおまけとして付いた。当時の僕にとっては、唯一手が届く価格のスター・ウォーズグッズだった。
 その日からというもの、コンビニを巡ってボトルキャップ集めが始まった。ボトルキャップは袋の上から触れば、なんとなく何が入っているか分かった。被らないように慎重に購入していく。当時の我が家は、母がオンラインゲームにハマり、育児放棄状態にあったので、夕飯は全部コンビニ弁当だった。勿論、買いに行くのは僕か妹だ。いや、妹は引き篭もりになっていたので、ほぼ僕が夕飯の買い物をしていた。そう。ほぼ毎日ペプシ生活が始まった。一度に何本か購入するので、当然のことながら、冷蔵庫がペプシで埋まっていく。自分でやっといてなんだが、あの光景は地獄絵図だった。

 最終的にボトルキャップはほぼコンプリートした。持ってなかったのはほんの一握り。大量のペプシが残り、少しずつ飲んでいったのを覚えている。

 つい最近、たまたまふらっと立ち寄ったファミリーマートで生ペプシなるものを見付けたので飲んでみた。めちゃくちゃ甘くて驚いた。これは生ペプシだからなのか、元々ペプシはこのくらい甘かったのか。後者だとしたら、これを毎日飲んでいた当時が恐ろしくて仕方がない。





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