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ダイエーホークス
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ダイエーホークスファンになった。ダイエーホークスファンになった。大事なことだからもう一度。ダイエーホークスファンになった。
うん。言いたいことは分かる。なぜ高橋由伸が好きだった少年がダイエーホークスファンになったのか。話せば長くなるのだけれど、せっかくだから話そうと思う。
野球を始めて1ヶ月程経ったある日、僕と父は友達家族2組と野球を観に行くことになった。生まれて初めて生で高橋由伸が観れることに心を躍らせていた。球場に着くなり、グッズショップで高橋由伸の背番号が刺繍されたリストバンドを買って、試合が始まる前から気分は最高潮に達ようとしていた。席に着くなり、早速リストバンドを身に付ける。初めて手にしたリストバンドはフワッフワで気持ちが良かった。そんな僕を横目に、お父さん陣は美味しそうにビールを啜った。
試合は巨人が中日を僅差で下し、なんとか勝利した。巨人が勝ったことは良かったのだが、高橋由伸は全打席凡退だった。あ。安心して欲しい。全打席凡退したところで高橋由伸を嫌いになどなったりしない。問題はここからである。
帰り道、浅草橋からバスで帰ることにしていた。バス停で待っていると、友達のお父さんが僕のリストバンドを指差した。
「それ。誰のリストバンド。」
「た、高橋由伸。」
「高橋由伸? ルーキーの? なんであんな奴好きなんだよ。」
笑われた。つられるように子ども達も同じように僕を笑った。
「なんで高橋由伸なんだよ。」
当時の巨人は松井秀喜、清原和博、桑田真澄等を擁する、俗に言うスター球団だった。その中でルーキーの高橋由伸を推したことで揶揄われたのだ。実はと言うとここから急激に熱が冷め始める。
当時小学二年生だった男児が酔っ払っていたとは言え大の大人から馬鹿にされた。揶揄われた。鼻で笑われた。純粋無垢な少年の心には確実に傷が付いた。この出来事をキッカケに、僕は高橋由伸が好きだと堂々と言えなくなってしまった。
リストバンドは暫く大事に大事にしていたのだが、洗濯したらフワッフワがガビガビになってしまい押し入れへ。こうして僕の短い巨人ファン人生は終わりを告げた。
しかしながら、野球をやっていると着いて回るのが「どこの球団ファンか。」問題。必ずと聞かれる問題だ。僕は暫くの間、どの球団を推そうか迷っていた。そしてある日、それはひょんなことで解決を迎える。
ある日、家族ぐるみで親交があった友達の家に遊びに行った。そこで僕は生まれて初めて「実況パワフルプロ野球」というゲームと出逢った。実況パワフルプロ野球はその名の通り擬似プロ野球ゲーム。2.5頭身くらいのキャラクターを操作して野球をするゲームだった。僕は何となく操作方法を聞いて、早速友達と対戦することになった。僕は巨人で、友達も巨人。巨人vs巨人。結果は勿論僕のボロ負けだった。初めてやったのだから当たり前か。
次に友達と友達のお兄ちゃんが対戦することになった。友達は巨人で友達のお兄ちゃんはダイエーホークス。結果はというと、小久保裕紀の三打席連続ホームランもあり、ダイエーホークスの圧勝だった。
お恥ずかしい話、僕はこの時初めてダイエーホークスという球団を知った。そして、友達のプレイしたあの巨人に圧勝したのだ。もうダイエーホークスファンになろう。
まぁなんとも頓珍漢な話だが、この日を境に僕はダイエーホークスファンになった。子ども興味なんてそんなものだろう。風が吹けば変わる。
うん。言いたいことは分かる。なぜ高橋由伸が好きだった少年がダイエーホークスファンになったのか。話せば長くなるのだけれど、せっかくだから話そうと思う。
野球を始めて1ヶ月程経ったある日、僕と父は友達家族2組と野球を観に行くことになった。生まれて初めて生で高橋由伸が観れることに心を躍らせていた。球場に着くなり、グッズショップで高橋由伸の背番号が刺繍されたリストバンドを買って、試合が始まる前から気分は最高潮に達ようとしていた。席に着くなり、早速リストバンドを身に付ける。初めて手にしたリストバンドはフワッフワで気持ちが良かった。そんな僕を横目に、お父さん陣は美味しそうにビールを啜った。
試合は巨人が中日を僅差で下し、なんとか勝利した。巨人が勝ったことは良かったのだが、高橋由伸は全打席凡退だった。あ。安心して欲しい。全打席凡退したところで高橋由伸を嫌いになどなったりしない。問題はここからである。
帰り道、浅草橋からバスで帰ることにしていた。バス停で待っていると、友達のお父さんが僕のリストバンドを指差した。
「それ。誰のリストバンド。」
「た、高橋由伸。」
「高橋由伸? ルーキーの? なんであんな奴好きなんだよ。」
笑われた。つられるように子ども達も同じように僕を笑った。
「なんで高橋由伸なんだよ。」
当時の巨人は松井秀喜、清原和博、桑田真澄等を擁する、俗に言うスター球団だった。その中でルーキーの高橋由伸を推したことで揶揄われたのだ。実はと言うとここから急激に熱が冷め始める。
当時小学二年生だった男児が酔っ払っていたとは言え大の大人から馬鹿にされた。揶揄われた。鼻で笑われた。純粋無垢な少年の心には確実に傷が付いた。この出来事をキッカケに、僕は高橋由伸が好きだと堂々と言えなくなってしまった。
リストバンドは暫く大事に大事にしていたのだが、洗濯したらフワッフワがガビガビになってしまい押し入れへ。こうして僕の短い巨人ファン人生は終わりを告げた。
しかしながら、野球をやっていると着いて回るのが「どこの球団ファンか。」問題。必ずと聞かれる問題だ。僕は暫くの間、どの球団を推そうか迷っていた。そしてある日、それはひょんなことで解決を迎える。
ある日、家族ぐるみで親交があった友達の家に遊びに行った。そこで僕は生まれて初めて「実況パワフルプロ野球」というゲームと出逢った。実況パワフルプロ野球はその名の通り擬似プロ野球ゲーム。2.5頭身くらいのキャラクターを操作して野球をするゲームだった。僕は何となく操作方法を聞いて、早速友達と対戦することになった。僕は巨人で、友達も巨人。巨人vs巨人。結果は勿論僕のボロ負けだった。初めてやったのだから当たり前か。
次に友達と友達のお兄ちゃんが対戦することになった。友達は巨人で友達のお兄ちゃんはダイエーホークス。結果はというと、小久保裕紀の三打席連続ホームランもあり、ダイエーホークスの圧勝だった。
お恥ずかしい話、僕はこの時初めてダイエーホークスという球団を知った。そして、友達のプレイしたあの巨人に圧勝したのだ。もうダイエーホークスファンになろう。
まぁなんとも頓珍漢な話だが、この日を境に僕はダイエーホークスファンになった。子ども興味なんてそんなものだろう。風が吹けば変わる。
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