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26、水の国の悪霊憑き
第292話 普通の顔に悩む巫子
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水鏡を閉じて、イルファがパッと上着を頭から取ると、その場にバタンと倒れて柔らかなじゅうたんの上で、手足を思い切りバタバタさせた。
「やだーーーーー!! あの子可愛いいいいいい!! 」
心を開けと言っても、人は何かしら隠そうとして心をなかなか開かないものだ。
だが、初対面であの、素直に人を信用する姿に心がキュンとした。
記憶を探ると、もの凄く苦労してる。
私には考えも付かないほどに。
「同じきれいな子でも何?白頭との、あの違い!
やだ、もー、生きてて良かったああ!!
毎日毎日毎日毎日修行となんか訳わかんない神事でうっんざりしてたのに!
やるわ! あたし! あの子と仲良くなるの!!
あの子なら、きっとこんな野暮ったい、普通の顔の巫子でも巫子として認めてくれるわ!! 」
キャーーーッと手足をバタバタする巫子に、静かに横で女官が頭を下げる。
「お召し替えを。」
「水糸の神衣にして頂戴、精霊の国に行くの。」
「承知致しました。それから… 」
女官の老女が、急に厳しい顔になる。
イルファが、ぴょんと起き上がって彼女と口を合わせた。
「「 神事はワケのわからないものではありません! 」」
一語一句違えず声をそろえると、女官がムッとして顎を上げる。
イルファは立ち上がりドレスをつまみ、楚々と礼をした。
「わかっております、女官アルビエント殿。
神殿の神事は聖なる祭り。
水をたたえよ、澄んだ水のあるところに生ける者あり。
水を濁らせぬ為に、私は巫子として参りましょう。古の火の巫子が助け手として。」
にっこり微笑みをたたえる、フワフワ栗色の巻き毛の少女。
その顔は、ふっくらしたピンクの頬にくっきり太い眉の素朴で柔らかな表情をたたえている。
アルビエントは孫娘のようなその愛らしい彼女に、うやうやしく一礼した。
なぜ自分が普通の顔なのかと、悩んで泣いた小さな頃。
侍女を連れて歩く彼女を見た信奉者たちは、誰が巫子なのかわかりにくいと、ひっそり口にしていた。
「普通」に傷ついてきた彼女の手には、今ではいつもベールがある。
女官の老女は、着替えを準備しながらベールを手放さない彼女に、小さくため息をついた。
城下のはずれにあるその小川は以前と変わらない静けさで流れ、昼間天気の良い時は子供たちが水遊びを楽しみ、洗い場には夫人たちが世間話をしながら洗濯に精を出す。
夕暮れの中、日が暮れるとあまり近づく者はいないので、虫の声とただ水の流れる音だけがサラサラと辺りに響く。
時折小さな灯りが漂うのは、虫では無く水の精霊たちが遊ぶ姿か、見られるのはよほど運がいい時だといううわさだ。
声は聞こえないがどことなく楽しげに飛び跳ねる様に、見ていて飽きない幸運だと人々はひっそりとうわさしていた。
ぞろぞろと多人数で歩いてくるのも目立つので、リリスたちは馬車で町へ下り、小川に来ると辺りを見回した。
「どの辺にしましょうか。」
リリスがイネスと並んで川岸に広がる野原を歩き、そして小川をのぞき込む。
ミリアムが少し上流を指して、従兄弟が消えたのはもっと上流だと、本当にここでいいのかとイネスに問うた。
「このように町の近くで。もっと、目立たないようにして頂きたいのです。」
ミリアムのいまだ世間体を気にする言葉に、イネスはプイと顔を背ける。
「さっきも言ったはず、小川であれば場所はいとわん。
日も暮れる、町の者は誰も来ないさ。
城の魔導師はまだか?来るのを待つ。日は落ちた方が精霊の国は近くなる。」
リリスとイネス、二人、川岸の草むらに座る。
他の騎士やミスリルたちは周囲を見回して、それぞれ巫子の近くに立ち警戒した。
「水の巫子様はどのような御方なのですか?」
リリスが興味を示してイネスに聞く。
イネスはため息をつき、川を見つめてあぐらを掻いた。
「地と水は昔から繋がりの深い関係だ。
だから俺とイルファは、小さい時からそれぞれの神殿を行き来して、親しくなるように配慮されていた。
まあ、それが余計だったんだ。」
それは5年ほど前の話、その時はイルファが地の神殿に神事の一つで側近たちを引き連れてやって来ていた。
地の神殿は、いつも失礼がないようにと、イルファに対して細心の注意を払う。
イルファは小さな女の子らしく、見目麗しいセレスやイネスに気恥ずかしさを感じたのか、なかなか並んで歩く事に気が引けてすぐに逃げていた。
「兄様、僕がイルファを庭の散策に誘ってみます。」
なかなか馴染めないイルファに、一念発起、イネスが気を回して一人でいた彼女に声をかけることにした。
イルファはなかなか言葉を出さないが、誘われたのが嬉しいのか、小さく返事をして彼の出す手にそうっと手を出す。
控えめで赤いほっぺがふっくらと可愛らしく、イネスも柔らかで小さな手に、ちょっと胸がときめく。
「こちらの方で花が満開なんです。
庭師の爺がとっても腕がいいので、おっきなお花が咲くのです。ほら! 」
色とりどりの満開の花に、イルファが目をキラキラさせてイネスに手を引かれて行く。
「わあっ! すごい! きれい! 」
パッと手を離して花に駆け寄り、思わず一本の花を手折ると匂いを嗅いだ。
「こりゃ! 花を折るとは何ごとか! ようやく咲いたこの花が、可哀想と思わんのか?! 」
突然、花の影から一人の老人が声を上げた。
ここに来て初めて怒られたイルファが硬直する。
イネスが慌てて駆け寄り、庭師の爺様に声をかけた。
「爺! 怒っちゃ駄目だよ、一本くらいいいじゃないか。」
「イネス様! この一本が咲くのに、どれだけの時間がかかったか。」
「爺ってば! こちらは水の神殿の客人なんだ。」
イネスの言葉に、ハッと客人が来るという話を思い出し、爺様が口を塞ぐ。
「こっ、これは申し訳ない! どうかご無礼をお許し下され。」
イルファが少し落ち着いて、大きく首を振って少し笑った。
「いいえ、私が悪いのです。ごめんなさい。」
ホッとイネスが一緒に笑う。
と、
ここで終われば良かった。
だが、庭師の爺様が一言多かった。
「まさか、水の巫子様がこのように普通の可愛らしいお嬢ちゃんとは、いやいや爺も初めてお目にかかり、光栄にございます。」
何気ない言葉を言って帽子を取り頭を下げる。
なぜかその時、イルファが目を大きく見開いて凍り付いた。
何かまずい雰囲気を読み取って、イネスが慌てて爺に返す。
「う、うん! イルファはとても可愛いよね。普通の女の子とぜんぜん変わらないもの。
巫子って言われないとわかんないよね! 」
普通の男の子になりたかったイネスは、思わず普通を連発する。
だが、イルファは花を落とすと、ぎゅうっと唇を噛んで、ダアッと神殿にかけだした。
「おや、恥ずかしがりの巫子様じゃのう。はっはっは! 」
豪快に笑って作業に戻る爺様を呆然と見送って、イネスがざあっと血が下がる思いで振り返る。
そこには2人を迎えに来たセレスが、目の据わった顔でにらみ付けていた。
「やだーーーーー!! あの子可愛いいいいいい!! 」
心を開けと言っても、人は何かしら隠そうとして心をなかなか開かないものだ。
だが、初対面であの、素直に人を信用する姿に心がキュンとした。
記憶を探ると、もの凄く苦労してる。
私には考えも付かないほどに。
「同じきれいな子でも何?白頭との、あの違い!
やだ、もー、生きてて良かったああ!!
毎日毎日毎日毎日修行となんか訳わかんない神事でうっんざりしてたのに!
やるわ! あたし! あの子と仲良くなるの!!
あの子なら、きっとこんな野暮ったい、普通の顔の巫子でも巫子として認めてくれるわ!! 」
キャーーーッと手足をバタバタする巫子に、静かに横で女官が頭を下げる。
「お召し替えを。」
「水糸の神衣にして頂戴、精霊の国に行くの。」
「承知致しました。それから… 」
女官の老女が、急に厳しい顔になる。
イルファが、ぴょんと起き上がって彼女と口を合わせた。
「「 神事はワケのわからないものではありません! 」」
一語一句違えず声をそろえると、女官がムッとして顎を上げる。
イルファは立ち上がりドレスをつまみ、楚々と礼をした。
「わかっております、女官アルビエント殿。
神殿の神事は聖なる祭り。
水をたたえよ、澄んだ水のあるところに生ける者あり。
水を濁らせぬ為に、私は巫子として参りましょう。古の火の巫子が助け手として。」
にっこり微笑みをたたえる、フワフワ栗色の巻き毛の少女。
その顔は、ふっくらしたピンクの頬にくっきり太い眉の素朴で柔らかな表情をたたえている。
アルビエントは孫娘のようなその愛らしい彼女に、うやうやしく一礼した。
なぜ自分が普通の顔なのかと、悩んで泣いた小さな頃。
侍女を連れて歩く彼女を見た信奉者たちは、誰が巫子なのかわかりにくいと、ひっそり口にしていた。
「普通」に傷ついてきた彼女の手には、今ではいつもベールがある。
女官の老女は、着替えを準備しながらベールを手放さない彼女に、小さくため息をついた。
城下のはずれにあるその小川は以前と変わらない静けさで流れ、昼間天気の良い時は子供たちが水遊びを楽しみ、洗い場には夫人たちが世間話をしながら洗濯に精を出す。
夕暮れの中、日が暮れるとあまり近づく者はいないので、虫の声とただ水の流れる音だけがサラサラと辺りに響く。
時折小さな灯りが漂うのは、虫では無く水の精霊たちが遊ぶ姿か、見られるのはよほど運がいい時だといううわさだ。
声は聞こえないがどことなく楽しげに飛び跳ねる様に、見ていて飽きない幸運だと人々はひっそりとうわさしていた。
ぞろぞろと多人数で歩いてくるのも目立つので、リリスたちは馬車で町へ下り、小川に来ると辺りを見回した。
「どの辺にしましょうか。」
リリスがイネスと並んで川岸に広がる野原を歩き、そして小川をのぞき込む。
ミリアムが少し上流を指して、従兄弟が消えたのはもっと上流だと、本当にここでいいのかとイネスに問うた。
「このように町の近くで。もっと、目立たないようにして頂きたいのです。」
ミリアムのいまだ世間体を気にする言葉に、イネスはプイと顔を背ける。
「さっきも言ったはず、小川であれば場所はいとわん。
日も暮れる、町の者は誰も来ないさ。
城の魔導師はまだか?来るのを待つ。日は落ちた方が精霊の国は近くなる。」
リリスとイネス、二人、川岸の草むらに座る。
他の騎士やミスリルたちは周囲を見回して、それぞれ巫子の近くに立ち警戒した。
「水の巫子様はどのような御方なのですか?」
リリスが興味を示してイネスに聞く。
イネスはため息をつき、川を見つめてあぐらを掻いた。
「地と水は昔から繋がりの深い関係だ。
だから俺とイルファは、小さい時からそれぞれの神殿を行き来して、親しくなるように配慮されていた。
まあ、それが余計だったんだ。」
それは5年ほど前の話、その時はイルファが地の神殿に神事の一つで側近たちを引き連れてやって来ていた。
地の神殿は、いつも失礼がないようにと、イルファに対して細心の注意を払う。
イルファは小さな女の子らしく、見目麗しいセレスやイネスに気恥ずかしさを感じたのか、なかなか並んで歩く事に気が引けてすぐに逃げていた。
「兄様、僕がイルファを庭の散策に誘ってみます。」
なかなか馴染めないイルファに、一念発起、イネスが気を回して一人でいた彼女に声をかけることにした。
イルファはなかなか言葉を出さないが、誘われたのが嬉しいのか、小さく返事をして彼の出す手にそうっと手を出す。
控えめで赤いほっぺがふっくらと可愛らしく、イネスも柔らかで小さな手に、ちょっと胸がときめく。
「こちらの方で花が満開なんです。
庭師の爺がとっても腕がいいので、おっきなお花が咲くのです。ほら! 」
色とりどりの満開の花に、イルファが目をキラキラさせてイネスに手を引かれて行く。
「わあっ! すごい! きれい! 」
パッと手を離して花に駆け寄り、思わず一本の花を手折ると匂いを嗅いだ。
「こりゃ! 花を折るとは何ごとか! ようやく咲いたこの花が、可哀想と思わんのか?! 」
突然、花の影から一人の老人が声を上げた。
ここに来て初めて怒られたイルファが硬直する。
イネスが慌てて駆け寄り、庭師の爺様に声をかけた。
「爺! 怒っちゃ駄目だよ、一本くらいいいじゃないか。」
「イネス様! この一本が咲くのに、どれだけの時間がかかったか。」
「爺ってば! こちらは水の神殿の客人なんだ。」
イネスの言葉に、ハッと客人が来るという話を思い出し、爺様が口を塞ぐ。
「こっ、これは申し訳ない! どうかご無礼をお許し下され。」
イルファが少し落ち着いて、大きく首を振って少し笑った。
「いいえ、私が悪いのです。ごめんなさい。」
ホッとイネスが一緒に笑う。
と、
ここで終われば良かった。
だが、庭師の爺様が一言多かった。
「まさか、水の巫子様がこのように普通の可愛らしいお嬢ちゃんとは、いやいや爺も初めてお目にかかり、光栄にございます。」
何気ない言葉を言って帽子を取り頭を下げる。
なぜかその時、イルファが目を大きく見開いて凍り付いた。
何かまずい雰囲気を読み取って、イネスが慌てて爺に返す。
「う、うん! イルファはとても可愛いよね。普通の女の子とぜんぜん変わらないもの。
巫子って言われないとわかんないよね! 」
普通の男の子になりたかったイネスは、思わず普通を連発する。
だが、イルファは花を落とすと、ぎゅうっと唇を噛んで、ダアッと神殿にかけだした。
「おや、恥ずかしがりの巫子様じゃのう。はっはっは! 」
豪快に笑って作業に戻る爺様を呆然と見送って、イネスがざあっと血が下がる思いで振り返る。
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