96 / 303
11、アトラーナの秘め事
95、帰還希望
しおりを挟む
ガルシアが、側近のクリスを連れて自室を出る。
ドアの外にいた騎士ケルトが、大きな身体を揺らし眉を寄せて頭を下げた。
「どうした。そんな顔をしていると百才老けるぞ。」
いつもと変わらないガルシアに、ケルトがビシッと背筋を伸ばす。
「いや、心配ご無用でござる。」
するとクリスがクスッと笑い、ガルシアに耳打ちする。
「ケルトは泊まりでいらしたので、昨夜の騒ぎであまり寝てないのですよ。」
「まあ、昨夜寝てる奴の方が珍しいだろうな。
話の途中で寝るなよ、お前のイビキは大きいから、ごまかしようがない。」
言われてケルトがアゴのヒゲをザリザリ撫でて、ニイッと笑う。
「世に女房より怖い物はないが、御館様に恥をかかせるは末代までの恥でござる。
睨みをきかせてお守りいたす。」
「フフ、当てにしているぞ。」
謁見の間に入ると、すでにトランの使者達も控え、一斉に頭を下げる。
ガルシアが城主の椅子にかけ、エルガルドが一礼して一歩前に出た。
「昨夜は大変なご迷惑を……」
「良い、ところで王の返事を待たずして、本国へお帰りになるというのはまことか?」
「は、このままではこちらに大変なご迷惑をおかけするやもと思いますし、また本国に報告することも必要かと。」
「フム……」
ガルシアが、あごに手を添え考える。
これは、考えられたことだ。
だが、彼らが帰ってそれを報告したとしても、王がまともに信じるとは考えがたい。
娘でさえ、密かに後ろ盾を求め父に反旗を翻そうとしているのだ。
小細工されたとこちらに難癖つけて、宣戦布告でもされては面倒だ。
「エルガルド殿、気持ちは察するが手ぶらで帰られるのもどうであろう。
このまま王の親書を待たれよ。
お帰りになる時は、こちらも国境までは護衛をつけることができる。
が、昨夜狙われたのもそなたらなれど、狙ったも貴方らの国の者と見た。
それを考慮すれば、安全に城へ帰る事には更に万端を期した方が良かろう。
そなたらは我が国と隣国との架け橋、何かあっては大事へと発展することも考えられる。
こちらも対処を考える、しばし待たれよ。」
「なるほど……私も安易でございました。
皆を説得し、王の親書を待つことにいたします。
元より、それこそ我らの指名。
ガルシア様の賢明なご助言、痛み入ります。」
「後ほど席を設けるとしよう。
そちらからも、話し合いに数名選出されよ。」
「承知いたしました。それでは。」
エルガルドの退室を見送り、ガルシアが肘掛けに肘をつく。
「レナファンはいるか?」
「はい、ここに。」
横から青いローブを羽織った女性が歩み出る。
魔導師レナファン、魔物に捕らわれていた彼女は、リリスに救われようやく体調も元に戻ってきた。
「遠見では何か見えたか?」
「はい、予見では彼らを襲う者の姿が。
そして、立ち上がるトランの兵達の姿が。
しかし、それはごくぼんやりと、未だ確定できぬ予見と心得ます。」
ザワザワと、回りがざわめきガルシアが手を挙げる。
声が収まり、ガルシアが身を乗り出した。
「予見は予見。それはこれからの対処でいかようにも変わることもある。
このまま彼らを帰すと、そうなるという事よ。
さて、護衛をどこまでつけるかは考えねばなるまい。」
「騎士を、10名ほど選出しましょう。
多くても騒ぎの元ですし、少なくても危険です。
これは微妙な選択でございますが。
あと魔導師をお一方、お貸し願えると嬉しいのだが……」
「魔導師は城の守りにも貴重だ。
一人を失うと国の基盤にも関わる。」
皆がシンとして、顔を見合わせる。
魔導師は一人だと戦いには弱い物だ。
一人ではそれぞれの精霊力に属する為に力の片寄りがあり、通常魔導師の戦いは複合的に立ち向かうことで力となる。
まして、あれだけの強力な魔力に魔導師として太刀打ちできたのはリリスだけ。
あとは……
「私が参りましょう。」
巫子セレスがガルシアの前に歩み出て頭を下げた。
ガルシアが苦笑して腕を組む。
「さて、どうしたものかな。巫子殿は城の守りの要になっていただきたいのだがね。」
「巫子はイネスもおりますし、私なら同行しても構いません。
地の神殿は隣国とも交流がございますから、トランの方々にも理解していただけるかと。」
「なるほどな。貴方ならば安心ではある。」
涼やかに話す兄巫子に、壁際に立つイネスが愕然と息をのむ。
兄巫子の存在は、イネスにとって大きい。
未だ一人で行動したことのない彼は、一人残ることが怖かった。
しかし、それを悟られてはいけない。
自分は巫子なのだ。
横にいたサファイアが、そっとイネスに寄り添った。
ドキッと背を伸ばす。
「イネスよ、良いな。」
セレスが空々しいほど微笑んで声をかける。
一斉に視線がイネスに集中し、ゴクリとつばを飲んだ。
引きつる顔をニッコリと、息を吐いて緊張を無理矢理に解く。
「ええ、この城のことは私にお任せを。
兄様は隣国の方をお守り下さい。」
それだけ、ようやく絞り出した。
口がからからに渇き、他に言葉が浮かばない。
セレスがクスッと笑って見える。
きっと馬鹿にされた。
「イネスも、ああ話しておりますし、どうぞお任せ下さい。」
「そうか、ならばそのように。
騎士長、騎士と兵の選出は任せる。
他はエルガルド殿との話し合いの準備をせよ。
魔導師ルネイはいるか?水鏡での本城との交信はどうなった?」
「ルネイは結界の補強に出ております。
本城側の水鏡が未だ安定しないと話しておりましたが……」
「手紙は向こうを出たのか、聞いて報告してくれ。
向こうの状況も報告するように。
魔導師の塔の復旧は時間がかかるだろうな。」
「はい、ゲール様が長を退陣されましたので、少々混乱もあるかと存じます。」
「長がルークに変わったと言ったな、とりあえず水鏡だけは何とかしろと尻を叩け。
伝書鳥の通信だけでは時間がかかる。」
「は。」
ガルシアが立ち上がり自室に戻る為謁見の間を出る。
部屋を出る時のざわめきに、ため息をついて小さく首を振った。
ドアの外にいた騎士ケルトが、大きな身体を揺らし眉を寄せて頭を下げた。
「どうした。そんな顔をしていると百才老けるぞ。」
いつもと変わらないガルシアに、ケルトがビシッと背筋を伸ばす。
「いや、心配ご無用でござる。」
するとクリスがクスッと笑い、ガルシアに耳打ちする。
「ケルトは泊まりでいらしたので、昨夜の騒ぎであまり寝てないのですよ。」
「まあ、昨夜寝てる奴の方が珍しいだろうな。
話の途中で寝るなよ、お前のイビキは大きいから、ごまかしようがない。」
言われてケルトがアゴのヒゲをザリザリ撫でて、ニイッと笑う。
「世に女房より怖い物はないが、御館様に恥をかかせるは末代までの恥でござる。
睨みをきかせてお守りいたす。」
「フフ、当てにしているぞ。」
謁見の間に入ると、すでにトランの使者達も控え、一斉に頭を下げる。
ガルシアが城主の椅子にかけ、エルガルドが一礼して一歩前に出た。
「昨夜は大変なご迷惑を……」
「良い、ところで王の返事を待たずして、本国へお帰りになるというのはまことか?」
「は、このままではこちらに大変なご迷惑をおかけするやもと思いますし、また本国に報告することも必要かと。」
「フム……」
ガルシアが、あごに手を添え考える。
これは、考えられたことだ。
だが、彼らが帰ってそれを報告したとしても、王がまともに信じるとは考えがたい。
娘でさえ、密かに後ろ盾を求め父に反旗を翻そうとしているのだ。
小細工されたとこちらに難癖つけて、宣戦布告でもされては面倒だ。
「エルガルド殿、気持ちは察するが手ぶらで帰られるのもどうであろう。
このまま王の親書を待たれよ。
お帰りになる時は、こちらも国境までは護衛をつけることができる。
が、昨夜狙われたのもそなたらなれど、狙ったも貴方らの国の者と見た。
それを考慮すれば、安全に城へ帰る事には更に万端を期した方が良かろう。
そなたらは我が国と隣国との架け橋、何かあっては大事へと発展することも考えられる。
こちらも対処を考える、しばし待たれよ。」
「なるほど……私も安易でございました。
皆を説得し、王の親書を待つことにいたします。
元より、それこそ我らの指名。
ガルシア様の賢明なご助言、痛み入ります。」
「後ほど席を設けるとしよう。
そちらからも、話し合いに数名選出されよ。」
「承知いたしました。それでは。」
エルガルドの退室を見送り、ガルシアが肘掛けに肘をつく。
「レナファンはいるか?」
「はい、ここに。」
横から青いローブを羽織った女性が歩み出る。
魔導師レナファン、魔物に捕らわれていた彼女は、リリスに救われようやく体調も元に戻ってきた。
「遠見では何か見えたか?」
「はい、予見では彼らを襲う者の姿が。
そして、立ち上がるトランの兵達の姿が。
しかし、それはごくぼんやりと、未だ確定できぬ予見と心得ます。」
ザワザワと、回りがざわめきガルシアが手を挙げる。
声が収まり、ガルシアが身を乗り出した。
「予見は予見。それはこれからの対処でいかようにも変わることもある。
このまま彼らを帰すと、そうなるという事よ。
さて、護衛をどこまでつけるかは考えねばなるまい。」
「騎士を、10名ほど選出しましょう。
多くても騒ぎの元ですし、少なくても危険です。
これは微妙な選択でございますが。
あと魔導師をお一方、お貸し願えると嬉しいのだが……」
「魔導師は城の守りにも貴重だ。
一人を失うと国の基盤にも関わる。」
皆がシンとして、顔を見合わせる。
魔導師は一人だと戦いには弱い物だ。
一人ではそれぞれの精霊力に属する為に力の片寄りがあり、通常魔導師の戦いは複合的に立ち向かうことで力となる。
まして、あれだけの強力な魔力に魔導師として太刀打ちできたのはリリスだけ。
あとは……
「私が参りましょう。」
巫子セレスがガルシアの前に歩み出て頭を下げた。
ガルシアが苦笑して腕を組む。
「さて、どうしたものかな。巫子殿は城の守りの要になっていただきたいのだがね。」
「巫子はイネスもおりますし、私なら同行しても構いません。
地の神殿は隣国とも交流がございますから、トランの方々にも理解していただけるかと。」
「なるほどな。貴方ならば安心ではある。」
涼やかに話す兄巫子に、壁際に立つイネスが愕然と息をのむ。
兄巫子の存在は、イネスにとって大きい。
未だ一人で行動したことのない彼は、一人残ることが怖かった。
しかし、それを悟られてはいけない。
自分は巫子なのだ。
横にいたサファイアが、そっとイネスに寄り添った。
ドキッと背を伸ばす。
「イネスよ、良いな。」
セレスが空々しいほど微笑んで声をかける。
一斉に視線がイネスに集中し、ゴクリとつばを飲んだ。
引きつる顔をニッコリと、息を吐いて緊張を無理矢理に解く。
「ええ、この城のことは私にお任せを。
兄様は隣国の方をお守り下さい。」
それだけ、ようやく絞り出した。
口がからからに渇き、他に言葉が浮かばない。
セレスがクスッと笑って見える。
きっと馬鹿にされた。
「イネスも、ああ話しておりますし、どうぞお任せ下さい。」
「そうか、ならばそのように。
騎士長、騎士と兵の選出は任せる。
他はエルガルド殿との話し合いの準備をせよ。
魔導師ルネイはいるか?水鏡での本城との交信はどうなった?」
「ルネイは結界の補強に出ております。
本城側の水鏡が未だ安定しないと話しておりましたが……」
「手紙は向こうを出たのか、聞いて報告してくれ。
向こうの状況も報告するように。
魔導師の塔の復旧は時間がかかるだろうな。」
「はい、ゲール様が長を退陣されましたので、少々混乱もあるかと存じます。」
「長がルークに変わったと言ったな、とりあえず水鏡だけは何とかしろと尻を叩け。
伝書鳥の通信だけでは時間がかかる。」
「は。」
ガルシアが立ち上がり自室に戻る為謁見の間を出る。
部屋を出る時のざわめきに、ため息をついて小さく首を振った。
0
あなたにおすすめの小説
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
選ばれたのは私ではなかった。ただそれだけ
暖夢 由
恋愛
【5月20日 90話完結】
5歳の時、母が亡くなった。
原因も治療法も不明の病と言われ、発症1年という早さで亡くなった。
そしてまだ5歳の私には母が必要ということで通例に習わず、1年の喪に服すことなく新しい母が連れて来られた。彼女の隣には不思議なことに父によく似た女の子が立っていた。私とあまり変わらないくらいの歳の彼女は私の2つ年上だという。
これからは姉と呼ぶようにと言われた。
そして、私が14歳の時、突然謎の病を発症した。
母と同じ原因も治療法も不明の病。母と同じ症状が出始めた時に、この病は遺伝だったのかもしれないと言われた。それは私が社交界デビューするはずの年だった。
私は社交界デビューすることは叶わず、そのまま治療することになった。
たまに調子がいい日もあるが、社交界に出席する予定の日には決まって体調を崩した。医者は緊張して体調を崩してしまうのだろうといった。
でも最近はグレン様が会いに来ると約束してくれた日にも必ず体調を崩すようになってしまった。それでも以前はグレン様が心配して、私の部屋で1時間ほど話をしてくれていたのに、最近はグレン様を姉が玄関で出迎え、2人で私の部屋に来て、挨拶だけして、2人でお茶をするからと消えていくようになった。
でもそれも私の体調のせい。私が体調さえ崩さなければ……
今では月の半分はベットで過ごさなければいけないほどになってしまった。
でもある日婚約者の裏切りに気づいてしまう。
私は耐えられなかった。
もうすべてに………
病が治る見込みだってないのに。
なんて滑稽なのだろう。
もういや……
誰からも愛されないのも
誰からも必要とされないのも
治らない病の為にずっとベッドで寝ていなければいけないのも。
気付けば私は家の外に出ていた。
元々病で外に出る事がない私には専属侍女などついていない。
特に今日は症状が重たく、朝からずっと吐いていた為、父も義母も私が部屋を出るなど夢にも思っていないのだろう。
私は死ぬ場所を探していたのかもしれない。家よりも少しでも幸せを感じて死にたいと。
これから出会う人がこれまでの生活を変えてくれるとも知らずに。
---------------------------------------------
※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
冤罪で追放された令嬢〜周囲の人間達は追放した大国に激怒しました〜
影茸
恋愛
王国アレスターレが強国となった立役者とされる公爵令嬢マーセリア・ラスレリア。
けれどもマーセリアはその知名度を危険視され、国王に冤罪をかけられ王国から追放されることになってしまう。
そしてアレスターレを強国にするため、必死に動き回っていたマーセリアは休暇気分で抵抗せず王国を去る。
ーーー だが、マーセリアの追放を周囲の人間は許さなかった。
※一人称ですが、視点はころころ変わる予定です。視点が変わる時には題名にその人物の名前を書かせていただきます。
骸骨と呼ばれ、生贄になった王妃のカタの付け方
ウサギテイマーTK
恋愛
骸骨娘と揶揄され、家で酷い扱いを受けていたマリーヌは、国王の正妃として嫁いだ。だが結婚後、国王に愛されることなく、ここでも幽閉に近い扱いを受ける。側妃はマリーヌの義姉で、公式行事も側妃が請け負っている。マリーヌに与えられた最後の役割は、海の神への生贄だった。
注意:地震や津波の描写があります。ご注意を。やや残酷な描写もあります。
〈完結〉姉と母の本当の思いを知った時、私達は父を捨てて旅に出ることを決めました。
江戸川ばた散歩
恋愛
「私」男爵令嬢ベリンダには三人のきょうだいがいる。だが母は年の離れた一番上の姉ローズにだけ冷たい。
幼いながらもそれに気付いていた私は、誕生日の晩、両親の言い争いを聞く。
しばらくして、ローズは誕生日によばれた菓子職人と駆け落ちしてしまう。
それから全寮制の学校に通うこともあり、家族はあまり集わなくなる。
母は離れで暮らす様になり、気鬱にもなる。
そしてローズが出ていった歳にベリンダがなった頃、突然ローズから手紙が来る。
そこにはベリンダがずっと持っていた疑問の答えがあった。
【完結】16わたしも愛人を作ります。
華蓮
恋愛
公爵令嬢のマリカは、皇太子であるアイランに冷たくされていた。側妃を持ち、子供も側妃と持つと、、
惨めで生きているのが疲れたマリカ。
第二王子のカイランがお見舞いに来てくれた、、、、
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる