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(29)SIDE:奏太
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先輩はいつまで経っても泣き止まない僕の髪を優しく撫でたり、僕の額や瞼に優しく唇を押し当てたりしている。
「そんなに泣くと、瞼が腫れて大変だぞ」
クスクスと笑いながら、先輩が僕の左瞼にチュッと吸い付いた。
「ご、ごめん、な、さい……。で、でも、なかなか、涙が、と、とまら、なく、て……」
こんなに泣いたのは、いつ以来だろうか。
僕の周りはいつも平和で、家族も村の皆も優しくて、ずっと笑って暮らしていた気がする。
あれはたしか、五歳の頃だっただろうか。夏のある日、冒険と称してコッソリ家を抜け出し、立派に育ったトウモロコシ畑に突入した。
僕の背は見事に育ったトウモロコシの三分の一程度で、背の高い茎によって視界が完全に遮られた。
辺り一面が緑色になったことを理解した瞬間、とてつもない恐怖が襲い掛かってきて、ワンワンと大泣きしたものだ。
近くを通りかかった人が僕の泣き声を聞きつけ、トウモロコシ畑の真ん中で泣きじゃくる僕を見つけ出してくれた。
僕の冒険は、十五分と経たずに幕を閉じたと記憶している。
あの時はこの世界にたった一人取り残されたように思えてしまい、とにかく怖くて心細かった。
だけど、今はまったく違う感情が胸を占め、そのせいで大泣きしている。
これでも一生懸命泣き止もうとしているのだが、今もなお幸せがこみ上げ、涙となって溢れてしまうのだ。
目頭に力を入れて堪えてみるものの、先輩が嬉しそうな表情でキスをしてくるものだから、どうしたって泣き止むことができない。
「先輩が、キス、するから……、涙が、止まらない、です……」
号泣よりはいくらか収まったけれど、それでもポロポロと溢れる滴が顔を濡らしている。
「なんで、俺がキスをすると、奏太は泣くんだ?」
先輩は僅かに不思議そうな表情を浮かべた。
「だ、だって、うれ……、嬉しい、から……」
ヒクヒクとしゃくりあげながら答えたら、唇に軽いキスが降ってきた。
おかげで、ようやく収まりかけた涙がふたたび勢いを増して溢れ出す。
「先輩、キス、駄目、です……、ホント、涙が、止まらないんです……」
「馬鹿だな。俺にキスされて嬉しいなんて言われたら、もっとキスするに決まっているだろ」
「だ、だって、本当の、こと、なのに……、んっ」
触れるだけだったこれまでのキスとは変わり、先輩の舌がスルリと口内に入ってきた。
緩く絡みつき、やんわりと吸い上げてから、肉厚な舌が出ていく。
その甘い感触を味わいながら、僕の涙腺は大暴走。
「も、もう……。先輩こそ、馬鹿……」
天下の澤泉家長男に向かって馬鹿と言うなんて、常識ではありえないことだ。
ところが今の僕は色々なことで頭が混乱していて、そういったことが抜け落ちていた。
それでも、先輩の嬉しそうな表情は少しも崩れていない。むしろ、さっき以上の笑顔を浮かべている。
「いいよ、俺のことは馬鹿って言っても。その代わり、キスさせて」
切れ長の目をユルリと細めた先輩は、改めて舌を差し込んでクチュリと口内を掻き混ぜた。
「ん、んん……」
舌を絡めたキスがそれほど深くないのは、僕の呼吸を妨げないためだろう。
とはいえ、こんな嬉しそうな顔で先輩にキスをされたら、涙腺は大暴走を超えて完全破壊だ。体中の水分がすべて出尽くす勢いである。
僕の顔は間違いなくみっともないものになっているはずなのに、先輩は何度も何度も「可愛い」と言ってくる。
とりあえず、僕はひたすら泣き続けた。こうなったら、脱水症状になるまで泣いてしまおう。
ようやく涙腺崩壊が収束を迎えた頃、先輩がギュッと僕を抱き締めてくる。
「奏太、奏太。俺の奏太……」
腫れぼったくなっている瞼に優しく唇を押し当てた彼は、僕の名前を繰り返し呼んだ。
先輩に呼ばれると、自分の名前がとてもいいものであるように思える。
そのことで胸がジワジワと温かくなり、またさんざん泣いたことが気恥ずかしくて、顔を隠すために先輩にギュッとしがみついた。
「澤泉先輩……」
その後に「大好きです」と続けようとしたところで、彼がおもむろに顔を上げる。
「奏太、俺のことは斗輝って呼ぶんだぞ」
先輩は笑顔と共に、とんでもないことを言い放つ。
これまでにとんでもないことはたくさんしてきたと思うけれど、予想外のとんでもないことに、僕は目を丸くした。
「そ、そんな、恐れ多いです! 無理です!」
ブンブンと首を横に振ったら、先輩は僕の耳たぶを甘噛みする。
「あっ……」
途端に背筋を快感が駆け上り、小さく喘いでしまった。
先輩はそのまま甘噛みを続けた後、耳に声を直接流し込むように囁く。
「ほら、呼んでごらん」
優しくて艶のある声は腰に響き、思わず従ってしまいそうなほどに魅力的だ。
だけど、彼の名前はうっかり口にできないほど高貴なもの。呼べと言われて、簡単に口にできるものではなかった。
「斗輝だよ、とーきー」
まるで小さな子供に教えるように、彼は自分の名前を口にする。
改めて教えてもらわなくても、十分知っている。僕が名前を口にできないのは、恐れ多いからだ。
「奏太、早く呼んでくれ」
「い、今ですか?」
「そうだ、今がいい」
先輩は痛くない力で、僕の耳たぶに歯を立てた。さっきよりも強い快感が背筋を走り、抵抗する意思が薄れてしまう。
「……と、斗輝先輩」
やっとの思いで名前を呼んだけれど、先輩は納得いかなかったようで、カプカプと僕の耳たぶを噛み、外耳に沿って舌先を這わせ始める。
「や、あぁ……。それ、駄目、です……」
「奏太がちゃんと呼んでくれたら、すぐにやめてやるよ。先輩を付けずに、呼んでごらん」
「ん、んんっ……、斗輝さまぁ……」
「なんで、様を付けるかな」
ポソリと呟いた彼は顔を移動させると、耳の付け根に強く吸い付いた。
「は、んっ!」
吸われたところから、チリチリとした疼きが広がっていく。発情を呼び起こすような行為に、心臓がドキドキとうるさく音を立てている。
「じゃ、じゃぁ……」
「奏太、さん付けも禁止だからな」
様よりも親しみを込めて呼ぼうとしたところ、ピシャリと遮られた。
「えっ!?」
僕の首筋に唇を寄せていた彼を窺うと、黒曜石の瞳がジッと僕を見つめてくる。
「斗輝って呼んでくれ。奏太は俺の部下でも従者でもない。この世界で唯一、俺と同列なんだよ。その奏太が、俺のことを様やさんを付けて呼ぶなんておかしいだろ」
その理屈が理解できない。
彼はアルファの中でも特別で、世界の王様だから。
僕が彼の番になったところで、その事実は変わらないのだ。
「お、おかしくないと思います……」
眉尻をヘニョリと下げて言い返すと、彼は静かに口角を上げた。
「そうか? じゃあ、俺もこれからは『奏太様』って呼ぶことにするか。……なぁ、奏太様」
下がった眉が、今度は驚きで跳ね上がる。
「そ、それはやめてください! それこそおかしいです!」
「どこがおかしいんだ?」
クスクスとおかしそうに笑っている彼を、僕は必死になって説得する。
「だって、だって……、先輩は、誰もが知る有名な澤泉家の人ですよ。その人が僕を『奏太様』って呼ぶなんてありえないですって! 周りの人が聞いたら、絶対変に思いますよ!」
「奏太にとって、澤泉の名前はそんなに特別か?」
僕はコクコクと大きく頷いた。
そこで、またしてもとんでもない発言が降りかかってくる。
「だが、奏太だって澤泉家の人間になるんだぞ」
「……はい?」
首の動きをピタリと止め、呆然と彼を見つめた。
――僕が、澤泉家の人間になるって、なに?
瞬きすらも忘れて先輩を凝視していたら、最大級のとんでも発言が耳に飛び込んでくる。
「だって、そうだろ。俺と奏太は結婚するんだからな」
「け、け、結婚!? 僕と先輩が結婚!?」
驚きすぎたせいか、無意識で高速瞬きを繰り返す僕。
「そんなに瞬きばかりしていると、瞼が痙攣するぞ」
先輩は伸び上がって、僕の唇をチュッと吸った。
「う、あ……」
驚きと恥ずかしさで、高速瞬きは止まる。
だけど、熱くなる頬は止められない。
そんな僕を笑顔で見つめる先輩。
「俺は奏太以外の誰かを伴侶に迎える気はない。だから、奏太はいずれ澤泉奏太になるんだよ。分かったな」
黒曜石の瞳をキラリと輝かせ、王様である彼はきっぱりと宣言したのだった。
「そんなに泣くと、瞼が腫れて大変だぞ」
クスクスと笑いながら、先輩が僕の左瞼にチュッと吸い付いた。
「ご、ごめん、な、さい……。で、でも、なかなか、涙が、と、とまら、なく、て……」
こんなに泣いたのは、いつ以来だろうか。
僕の周りはいつも平和で、家族も村の皆も優しくて、ずっと笑って暮らしていた気がする。
あれはたしか、五歳の頃だっただろうか。夏のある日、冒険と称してコッソリ家を抜け出し、立派に育ったトウモロコシ畑に突入した。
僕の背は見事に育ったトウモロコシの三分の一程度で、背の高い茎によって視界が完全に遮られた。
辺り一面が緑色になったことを理解した瞬間、とてつもない恐怖が襲い掛かってきて、ワンワンと大泣きしたものだ。
近くを通りかかった人が僕の泣き声を聞きつけ、トウモロコシ畑の真ん中で泣きじゃくる僕を見つけ出してくれた。
僕の冒険は、十五分と経たずに幕を閉じたと記憶している。
あの時はこの世界にたった一人取り残されたように思えてしまい、とにかく怖くて心細かった。
だけど、今はまったく違う感情が胸を占め、そのせいで大泣きしている。
これでも一生懸命泣き止もうとしているのだが、今もなお幸せがこみ上げ、涙となって溢れてしまうのだ。
目頭に力を入れて堪えてみるものの、先輩が嬉しそうな表情でキスをしてくるものだから、どうしたって泣き止むことができない。
「先輩が、キス、するから……、涙が、止まらない、です……」
号泣よりはいくらか収まったけれど、それでもポロポロと溢れる滴が顔を濡らしている。
「なんで、俺がキスをすると、奏太は泣くんだ?」
先輩は僅かに不思議そうな表情を浮かべた。
「だ、だって、うれ……、嬉しい、から……」
ヒクヒクとしゃくりあげながら答えたら、唇に軽いキスが降ってきた。
おかげで、ようやく収まりかけた涙がふたたび勢いを増して溢れ出す。
「先輩、キス、駄目、です……、ホント、涙が、止まらないんです……」
「馬鹿だな。俺にキスされて嬉しいなんて言われたら、もっとキスするに決まっているだろ」
「だ、だって、本当の、こと、なのに……、んっ」
触れるだけだったこれまでのキスとは変わり、先輩の舌がスルリと口内に入ってきた。
緩く絡みつき、やんわりと吸い上げてから、肉厚な舌が出ていく。
その甘い感触を味わいながら、僕の涙腺は大暴走。
「も、もう……。先輩こそ、馬鹿……」
天下の澤泉家長男に向かって馬鹿と言うなんて、常識ではありえないことだ。
ところが今の僕は色々なことで頭が混乱していて、そういったことが抜け落ちていた。
それでも、先輩の嬉しそうな表情は少しも崩れていない。むしろ、さっき以上の笑顔を浮かべている。
「いいよ、俺のことは馬鹿って言っても。その代わり、キスさせて」
切れ長の目をユルリと細めた先輩は、改めて舌を差し込んでクチュリと口内を掻き混ぜた。
「ん、んん……」
舌を絡めたキスがそれほど深くないのは、僕の呼吸を妨げないためだろう。
とはいえ、こんな嬉しそうな顔で先輩にキスをされたら、涙腺は大暴走を超えて完全破壊だ。体中の水分がすべて出尽くす勢いである。
僕の顔は間違いなくみっともないものになっているはずなのに、先輩は何度も何度も「可愛い」と言ってくる。
とりあえず、僕はひたすら泣き続けた。こうなったら、脱水症状になるまで泣いてしまおう。
ようやく涙腺崩壊が収束を迎えた頃、先輩がギュッと僕を抱き締めてくる。
「奏太、奏太。俺の奏太……」
腫れぼったくなっている瞼に優しく唇を押し当てた彼は、僕の名前を繰り返し呼んだ。
先輩に呼ばれると、自分の名前がとてもいいものであるように思える。
そのことで胸がジワジワと温かくなり、またさんざん泣いたことが気恥ずかしくて、顔を隠すために先輩にギュッとしがみついた。
「澤泉先輩……」
その後に「大好きです」と続けようとしたところで、彼がおもむろに顔を上げる。
「奏太、俺のことは斗輝って呼ぶんだぞ」
先輩は笑顔と共に、とんでもないことを言い放つ。
これまでにとんでもないことはたくさんしてきたと思うけれど、予想外のとんでもないことに、僕は目を丸くした。
「そ、そんな、恐れ多いです! 無理です!」
ブンブンと首を横に振ったら、先輩は僕の耳たぶを甘噛みする。
「あっ……」
途端に背筋を快感が駆け上り、小さく喘いでしまった。
先輩はそのまま甘噛みを続けた後、耳に声を直接流し込むように囁く。
「ほら、呼んでごらん」
優しくて艶のある声は腰に響き、思わず従ってしまいそうなほどに魅力的だ。
だけど、彼の名前はうっかり口にできないほど高貴なもの。呼べと言われて、簡単に口にできるものではなかった。
「斗輝だよ、とーきー」
まるで小さな子供に教えるように、彼は自分の名前を口にする。
改めて教えてもらわなくても、十分知っている。僕が名前を口にできないのは、恐れ多いからだ。
「奏太、早く呼んでくれ」
「い、今ですか?」
「そうだ、今がいい」
先輩は痛くない力で、僕の耳たぶに歯を立てた。さっきよりも強い快感が背筋を走り、抵抗する意思が薄れてしまう。
「……と、斗輝先輩」
やっとの思いで名前を呼んだけれど、先輩は納得いかなかったようで、カプカプと僕の耳たぶを噛み、外耳に沿って舌先を這わせ始める。
「や、あぁ……。それ、駄目、です……」
「奏太がちゃんと呼んでくれたら、すぐにやめてやるよ。先輩を付けずに、呼んでごらん」
「ん、んんっ……、斗輝さまぁ……」
「なんで、様を付けるかな」
ポソリと呟いた彼は顔を移動させると、耳の付け根に強く吸い付いた。
「は、んっ!」
吸われたところから、チリチリとした疼きが広がっていく。発情を呼び起こすような行為に、心臓がドキドキとうるさく音を立てている。
「じゃ、じゃぁ……」
「奏太、さん付けも禁止だからな」
様よりも親しみを込めて呼ぼうとしたところ、ピシャリと遮られた。
「えっ!?」
僕の首筋に唇を寄せていた彼を窺うと、黒曜石の瞳がジッと僕を見つめてくる。
「斗輝って呼んでくれ。奏太は俺の部下でも従者でもない。この世界で唯一、俺と同列なんだよ。その奏太が、俺のことを様やさんを付けて呼ぶなんておかしいだろ」
その理屈が理解できない。
彼はアルファの中でも特別で、世界の王様だから。
僕が彼の番になったところで、その事実は変わらないのだ。
「お、おかしくないと思います……」
眉尻をヘニョリと下げて言い返すと、彼は静かに口角を上げた。
「そうか? じゃあ、俺もこれからは『奏太様』って呼ぶことにするか。……なぁ、奏太様」
下がった眉が、今度は驚きで跳ね上がる。
「そ、それはやめてください! それこそおかしいです!」
「どこがおかしいんだ?」
クスクスとおかしそうに笑っている彼を、僕は必死になって説得する。
「だって、だって……、先輩は、誰もが知る有名な澤泉家の人ですよ。その人が僕を『奏太様』って呼ぶなんてありえないですって! 周りの人が聞いたら、絶対変に思いますよ!」
「奏太にとって、澤泉の名前はそんなに特別か?」
僕はコクコクと大きく頷いた。
そこで、またしてもとんでもない発言が降りかかってくる。
「だが、奏太だって澤泉家の人間になるんだぞ」
「……はい?」
首の動きをピタリと止め、呆然と彼を見つめた。
――僕が、澤泉家の人間になるって、なに?
瞬きすらも忘れて先輩を凝視していたら、最大級のとんでも発言が耳に飛び込んでくる。
「だって、そうだろ。俺と奏太は結婚するんだからな」
「け、け、結婚!? 僕と先輩が結婚!?」
驚きすぎたせいか、無意識で高速瞬きを繰り返す僕。
「そんなに瞬きばかりしていると、瞼が痙攣するぞ」
先輩は伸び上がって、僕の唇をチュッと吸った。
「う、あ……」
驚きと恥ずかしさで、高速瞬きは止まる。
だけど、熱くなる頬は止められない。
そんな僕を笑顔で見つめる先輩。
「俺は奏太以外の誰かを伴侶に迎える気はない。だから、奏太はいずれ澤泉奏太になるんだよ。分かったな」
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