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(30)SIDE:奏太
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この僕が、澤泉の姓に!?
のどかな農村で育ち、ベータの家族に囲まれて育った僕が、先輩と結婚!?
ありえない、信じられない、こんなの夢だ!
僕はまだ、幸せな夢を見ているのか!?
「奏太、全部声に出ているぞ」
彼は笑いをこらえながら、僕に教えてくれる。
「えっ!?」
驚いて声を出すと、すかさず彼がキスをしてきた。
舌を絡ませることのないキスはすぐに解かれたけれど、僕を抱き締める腕にはいっそう力がこもった。
そして、こつんと額を合わせてくる。
「どうして、そんなに信じないんだ? 俺は嘘偽りなく、奏太を愛しているのに」
優しい声で囁き、彼はチュッと僕の唇を啄んだ。
「ど、どうしてって、それは、当たり前です! 僕と先輩が結婚なんて……、んんっ」
またしても、唇を啄まれる。
今度は単にキスをされただけではなく、下唇に歯を立てられた。ほんの少し痛みを感じるのは、僕を嗜めているからだろうか。
僕が反論しなくなるまで、カプカプと数回歯を立てられた。
ようやく僕が大人しくなると、甘噛みは止まる。
「それこそ、どうして分からないんだ? 俺と奏太は番で、いずれ結婚するのは当然だろうが」
顔を離し、不思議そうな表情を浮かべている美青年は首を傾げる。
なんでもない表情なのに、ものすごくかっこよくて、色気があって、僕の心臓がドキドキしてしまう。
こんな魅力的な人が番になってくれただけでも信じられないことなのに、それが結婚となると、もっと信じられない。
もちろん、番同士が生涯を共にするというのは知っている。一葉先生と番のオメガさんは結婚し、二人が仲良くしているのを何度も目にしてきた。
だけど、それが澤泉家長男と僕の結婚となったら、話が違う気がするのだ。
僕には彼を支えていく自信もないし、彼の隣に立つ自信もない。
それに、周りが反対するに決まっている。
彼の家族、彼を慕うアルファやベータは、僕を認めないだろう。
だから彼と番になっても、僕の立場は愛人みたいなものになるのだと思った。
正式な妻になる人は、彼に相応しいオメガ。澤泉家と彼を支えていけるだけの器と美貌を兼ね備えたオメガ。
世間知らずで、なんの取り柄もない僕が、彼と結婚できるなんて信じられるはずがないのだ。
彼は今でも十分すぎるほどの才を発揮しているけれど、もっともっと高みを目指せる人だ。
僕では、そんな彼の足手まといにしかならないから。
そういったことをつっかえつっかえ言葉にすると、痛いくらいに抱き締められた。
「俺がアルファであるためには、奏太の存在が不可欠なんだぞ。どうして大事な奏太を、愛人という曖昧な存在に収めなくてはならないんだ?」
「……僕と出逢う前に、素晴らしいアルファだって周りに認められていたでしょう?」
僕という存在を知ったことで、先輩が生き方を変えたという話は聞かせてもらった。
だけど、僕がそばにいなくても、彼は変わることができたのだ。
つまり、実際に僕が彼と一緒にいなくたって、いくらでも努力を重ねることができるということではないだろうか。
世界の王になるべくして生まれた彼には、頼りないオメガは不要だろう。
気まずそうに口を閉じたら、彼は深々と息を吐いた。
「ようやく出逢えた奏太を、片時だって放すつもりはない。愛人に据えるなんて、以(もっ)ての外(ほか)だ」
「い、いえ、でも、それは……」
うまく言い返せなくて、僕は視線をウロウロと彷徨わせる。
彼の気持ちは、すごく嬉しい。
それでも、僕と結婚するとなったら、お互いの気持ちだけでは駄目だと思う。
澤泉に関わる人たちから認めてもらわないと、いずれ僕たちは離れ離れにさせられてしまうだろう。
少ししてから、オズオズと切り出す。
「こんな僕が、澤泉家の人たちに受け入れてもらえるとは思えません。他の人たちだって……」
すると、彼の眉が片方だけ上がった。
「なぜ、そう思う? 俺がアルファの才を発揮することができるのは奏太のおかげだと分かったら、いくらでも周りの反応は変わる。だから、心配はいらない」
「そうでしょうか?」
不安がたっぷり滲む声で尋ねたら、先輩がフッと笑った。
「少なくとも、両親と清水、それに篠岡の兄弟はすでに奏太を認めているぞ」
「え?」
彼にとって重要な立場の人たちが認めてくれていると言われ、僕は唖然としてしまう。
本当に?
本当に、僕は彼らに認められている?
ポカンとしていると、「本当だ」と彼が言った。
「あの施設を管理しているのは、澤泉財閥だ。俺の両親が奏太の情報を知らないはずはない。と言っても、俺が知りえたものと同じだが」
半開きになっている僕の唇にキスを落としてから、彼は話を続ける。
「奏太の写真を見て、なにか不審に思うことがあったら、すぐにでも俺に忠告してきただろう。澤泉財閥を取り仕切る父は、自分の直感を信じている。そして、父の直感は外れたことがない。その父が、これまで一言だって口を出したことはないんだ」
彼はいったん言葉を区切り、「奏太」と僕の名前を呼んだ。
黒曜石の瞳は、優しい光を浮かべている。
「俺の番に求められている役割は、いかに俺に愛される存在であるかということだ。澤泉家の役に立つかどうかは、さして重要ではない。まぁ、奏太が俺と結婚してくれたら、俺はますます自信を持てるようになるだろうし。結果として、澤泉財閥の安定に一役買うことになるさ」
返す言葉が見つからなくて黙っていると、彼はさらに話を続けた。
「それから、母は奏太の写真を見て、『こんなに可愛い息子ができるなんて、すごく嬉しいわ』って、やたらと喜んでいたぞ。澤泉家の男は、父も俺も弟も従兄弟も、皆、可愛いという言葉とは無縁だからな。母と会ったら、着せ替え人形にされるかもしれない」
クスクスと笑いながら、彼は大きな手で僕の前髪をかき上げる。
現れた額にやんわりと唇を押し付けてから、申し訳なさそうに口を開いた。
「それと、奏太のことは清水が調べた。俺を守ることが、アイツの仕事なんだ。事後報告ですまない」
いくら香りで番だと判明したとしても、得体の知れない人を澤泉家の長男に近付ける訳にはいかないだろう。
僕が誰かに利用されて、澤泉家を陥れようとしている可能性だってあるのだから。
もちろん、僕は誰にも利用されていないし、澤泉家をどうにかしようなんて考えてもいないけれど。
「清水先輩は当たり前のことをしただけですから、気にしていませんよ」
小さな苦笑を返すと、また額にキスをされる。
「篠岡家とは、付き合いが長くてな。兄弟とは小さい頃から顔見知りで、二人とも信頼できる男だ。篠岡については、いずれ折を見て話す」
コクンと頷き返したら、彼の瞳が真剣味を増した。
「つまり、俺の両親と右腕である清水、おまけに篠岡家の兄弟が奏太を俺のそばに置くことを反対していないんだぞ」
しばらく僕の目を見つめていた彼は、ゆっくりと告げてくる。
「奏太は、俺の隣で笑ってくれたらいい。俺のことを、好きでいてくれたらいい。それで、俺はどこまでもアルファらしいアルファになれるから」
穏やかな声ではあるけれど、どこか必死さも感じる。
僕は視線を伏せ、ポツリと呟く。
「……そんな簡単なことでいいんですか?」
すると、彼はことさら柔らかい声で囁く。
「簡単な訳ではないと思うが。現に、奏太は俺との結婚を避けようとしているじゃないか。『はい、結婚します』って、言わないだろ?」
僕は少し考え込んでから、コクンと頷いた。
「ほら、ちっとも簡単じゃない」
苦笑を深めた彼に、僕は慌てて口を開く。
「で、でも、先輩のことを好きでいるのは、簡単なことですよ?」
と言ったところで、噛み付くようにキスをされる。
「な、な、なにを……?」
「まったく、自覚がないというのは恐ろしいな。天まで舞い上がりそうなほど嬉しいことを、あっさりと口にしやがって」
黒曜石の瞳の奥が、これまで以上に真剣味を帯びた。
きょとんとしていると、彼がちょっと強めに額を合わせてくる。ゴツンと音がして、けっこう痛い。
「奏太がなにを言おうと、俺はお前を手放す気はないんだ。悪いが、諦めてくれ。俺のすべてをかけて、生涯、奏太を愛するから」
ジンジンと額が痛みを訴える。
それ以上に、抱えきれないほどの大きな幸せを感じている僕の胸が、甘い痛みを訴えていた。
のどかな農村で育ち、ベータの家族に囲まれて育った僕が、先輩と結婚!?
ありえない、信じられない、こんなの夢だ!
僕はまだ、幸せな夢を見ているのか!?
「奏太、全部声に出ているぞ」
彼は笑いをこらえながら、僕に教えてくれる。
「えっ!?」
驚いて声を出すと、すかさず彼がキスをしてきた。
舌を絡ませることのないキスはすぐに解かれたけれど、僕を抱き締める腕にはいっそう力がこもった。
そして、こつんと額を合わせてくる。
「どうして、そんなに信じないんだ? 俺は嘘偽りなく、奏太を愛しているのに」
優しい声で囁き、彼はチュッと僕の唇を啄んだ。
「ど、どうしてって、それは、当たり前です! 僕と先輩が結婚なんて……、んんっ」
またしても、唇を啄まれる。
今度は単にキスをされただけではなく、下唇に歯を立てられた。ほんの少し痛みを感じるのは、僕を嗜めているからだろうか。
僕が反論しなくなるまで、カプカプと数回歯を立てられた。
ようやく僕が大人しくなると、甘噛みは止まる。
「それこそ、どうして分からないんだ? 俺と奏太は番で、いずれ結婚するのは当然だろうが」
顔を離し、不思議そうな表情を浮かべている美青年は首を傾げる。
なんでもない表情なのに、ものすごくかっこよくて、色気があって、僕の心臓がドキドキしてしまう。
こんな魅力的な人が番になってくれただけでも信じられないことなのに、それが結婚となると、もっと信じられない。
もちろん、番同士が生涯を共にするというのは知っている。一葉先生と番のオメガさんは結婚し、二人が仲良くしているのを何度も目にしてきた。
だけど、それが澤泉家長男と僕の結婚となったら、話が違う気がするのだ。
僕には彼を支えていく自信もないし、彼の隣に立つ自信もない。
それに、周りが反対するに決まっている。
彼の家族、彼を慕うアルファやベータは、僕を認めないだろう。
だから彼と番になっても、僕の立場は愛人みたいなものになるのだと思った。
正式な妻になる人は、彼に相応しいオメガ。澤泉家と彼を支えていけるだけの器と美貌を兼ね備えたオメガ。
世間知らずで、なんの取り柄もない僕が、彼と結婚できるなんて信じられるはずがないのだ。
彼は今でも十分すぎるほどの才を発揮しているけれど、もっともっと高みを目指せる人だ。
僕では、そんな彼の足手まといにしかならないから。
そういったことをつっかえつっかえ言葉にすると、痛いくらいに抱き締められた。
「俺がアルファであるためには、奏太の存在が不可欠なんだぞ。どうして大事な奏太を、愛人という曖昧な存在に収めなくてはならないんだ?」
「……僕と出逢う前に、素晴らしいアルファだって周りに認められていたでしょう?」
僕という存在を知ったことで、先輩が生き方を変えたという話は聞かせてもらった。
だけど、僕がそばにいなくても、彼は変わることができたのだ。
つまり、実際に僕が彼と一緒にいなくたって、いくらでも努力を重ねることができるということではないだろうか。
世界の王になるべくして生まれた彼には、頼りないオメガは不要だろう。
気まずそうに口を閉じたら、彼は深々と息を吐いた。
「ようやく出逢えた奏太を、片時だって放すつもりはない。愛人に据えるなんて、以(もっ)ての外(ほか)だ」
「い、いえ、でも、それは……」
うまく言い返せなくて、僕は視線をウロウロと彷徨わせる。
彼の気持ちは、すごく嬉しい。
それでも、僕と結婚するとなったら、お互いの気持ちだけでは駄目だと思う。
澤泉に関わる人たちから認めてもらわないと、いずれ僕たちは離れ離れにさせられてしまうだろう。
少ししてから、オズオズと切り出す。
「こんな僕が、澤泉家の人たちに受け入れてもらえるとは思えません。他の人たちだって……」
すると、彼の眉が片方だけ上がった。
「なぜ、そう思う? 俺がアルファの才を発揮することができるのは奏太のおかげだと分かったら、いくらでも周りの反応は変わる。だから、心配はいらない」
「そうでしょうか?」
不安がたっぷり滲む声で尋ねたら、先輩がフッと笑った。
「少なくとも、両親と清水、それに篠岡の兄弟はすでに奏太を認めているぞ」
「え?」
彼にとって重要な立場の人たちが認めてくれていると言われ、僕は唖然としてしまう。
本当に?
本当に、僕は彼らに認められている?
ポカンとしていると、「本当だ」と彼が言った。
「あの施設を管理しているのは、澤泉財閥だ。俺の両親が奏太の情報を知らないはずはない。と言っても、俺が知りえたものと同じだが」
半開きになっている僕の唇にキスを落としてから、彼は話を続ける。
「奏太の写真を見て、なにか不審に思うことがあったら、すぐにでも俺に忠告してきただろう。澤泉財閥を取り仕切る父は、自分の直感を信じている。そして、父の直感は外れたことがない。その父が、これまで一言だって口を出したことはないんだ」
彼はいったん言葉を区切り、「奏太」と僕の名前を呼んだ。
黒曜石の瞳は、優しい光を浮かべている。
「俺の番に求められている役割は、いかに俺に愛される存在であるかということだ。澤泉家の役に立つかどうかは、さして重要ではない。まぁ、奏太が俺と結婚してくれたら、俺はますます自信を持てるようになるだろうし。結果として、澤泉財閥の安定に一役買うことになるさ」
返す言葉が見つからなくて黙っていると、彼はさらに話を続けた。
「それから、母は奏太の写真を見て、『こんなに可愛い息子ができるなんて、すごく嬉しいわ』って、やたらと喜んでいたぞ。澤泉家の男は、父も俺も弟も従兄弟も、皆、可愛いという言葉とは無縁だからな。母と会ったら、着せ替え人形にされるかもしれない」
クスクスと笑いながら、彼は大きな手で僕の前髪をかき上げる。
現れた額にやんわりと唇を押し付けてから、申し訳なさそうに口を開いた。
「それと、奏太のことは清水が調べた。俺を守ることが、アイツの仕事なんだ。事後報告ですまない」
いくら香りで番だと判明したとしても、得体の知れない人を澤泉家の長男に近付ける訳にはいかないだろう。
僕が誰かに利用されて、澤泉家を陥れようとしている可能性だってあるのだから。
もちろん、僕は誰にも利用されていないし、澤泉家をどうにかしようなんて考えてもいないけれど。
「清水先輩は当たり前のことをしただけですから、気にしていませんよ」
小さな苦笑を返すと、また額にキスをされる。
「篠岡家とは、付き合いが長くてな。兄弟とは小さい頃から顔見知りで、二人とも信頼できる男だ。篠岡については、いずれ折を見て話す」
コクンと頷き返したら、彼の瞳が真剣味を増した。
「つまり、俺の両親と右腕である清水、おまけに篠岡家の兄弟が奏太を俺のそばに置くことを反対していないんだぞ」
しばらく僕の目を見つめていた彼は、ゆっくりと告げてくる。
「奏太は、俺の隣で笑ってくれたらいい。俺のことを、好きでいてくれたらいい。それで、俺はどこまでもアルファらしいアルファになれるから」
穏やかな声ではあるけれど、どこか必死さも感じる。
僕は視線を伏せ、ポツリと呟く。
「……そんな簡単なことでいいんですか?」
すると、彼はことさら柔らかい声で囁く。
「簡単な訳ではないと思うが。現に、奏太は俺との結婚を避けようとしているじゃないか。『はい、結婚します』って、言わないだろ?」
僕は少し考え込んでから、コクンと頷いた。
「ほら、ちっとも簡単じゃない」
苦笑を深めた彼に、僕は慌てて口を開く。
「で、でも、先輩のことを好きでいるのは、簡単なことですよ?」
と言ったところで、噛み付くようにキスをされる。
「な、な、なにを……?」
「まったく、自覚がないというのは恐ろしいな。天まで舞い上がりそうなほど嬉しいことを、あっさりと口にしやがって」
黒曜石の瞳の奥が、これまで以上に真剣味を帯びた。
きょとんとしていると、彼がちょっと強めに額を合わせてくる。ゴツンと音がして、けっこう痛い。
「奏太がなにを言おうと、俺はお前を手放す気はないんだ。悪いが、諦めてくれ。俺のすべてをかけて、生涯、奏太を愛するから」
ジンジンと額が痛みを訴える。
それ以上に、抱えきれないほどの大きな幸せを感じている僕の胸が、甘い痛みを訴えていた。
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