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しおりを挟む僕は、機械人形同士の過酷な戦いを目の当たりにし、足が震えてその場から動けなくなった。
それは、恐怖。復讐心だけでここまで来たが、はたして僕は本当に出来るだろうか。
「マコト」
「い、イオ。大丈夫か?」
粉々に破壊された腹部からは、どろどろとした褐色の液体が流れていた。
「これか?気にするな。まぁ、またミズノに世話にならなきゃいけないけどな。・・・何言われるか。それより、お前は背中大丈夫なのか?無茶しやがって」
イオは、脇腹あたりをさすってにこりと笑った。僕はそんなイオにただ黙ってうなずいた。
その遥か後ろでは両足を折られ、ぴくりとも動かなくなったシュナが横たわっていた。彼女もまた、褐色の液体に包まれ、可愛らしい服を汚していた。
白い布にしみこんだそれは・・あの日の真っ赤な血のようだった。
「彼女は、もういいのか?」
「あぁ。でも、これでやらなきゃらならないことが出来た」
僕たちは、ライディーンの屋敷を見つめた。
「いい加減、奴の〈指揮棒〉を折ってやろうぜ」
「あぁ」
僕は、イオの戦いと、表情のない横顔を見て、腰に差した二刀とを同時に抜く覚悟を決めていた。
ライディーンの屋敷は近くで見るとさらに大きく、本で見たような東の国の古くからの城のようなたたずまいだった。それに負けないくらいの大きな鉄の門は、あたかも僕たちを出迎えるかのように大きく開いていた。
「お出迎えか。歓迎されてるな俺達」
「そう、だな」
屋敷のあまりの大きさに圧巻され全身が震えた。開きっぱなしの門の向こうでは異様な空気が漂っている。僕にはそれがどす黒い霧に見えた。
「なんだ、びびってんのか?」
「なっ・・・!び、びびってなんか」
僕は、振り返りざまに殴ってやろうと拳をを振りかざした。しかし、イオは子どもとじゃれ合う大人のように軽々と片手で僕の拳を受け止め、そして、長い指でそのまま包み込んだ。体温のない無機質な掌は、なんだかやっぱり変な気分だ。
「いいか。俺がこんな風になっちまった以上、シオンとライディーンを倒すのはお前だ。その前に、ライディーンが俺なんかを相手にするわけないだろうけどな。
いいか、俺に何があろうと、今更もう、躊躇なんかするなよ」
イオは、賢い上にずるい奴だ。そんなこと言われたら、もう逃げるなんて、後戻りなんて出来るわけがないのに。
「躊躇なんてするわけないだろう」
イオは、僕の頭を軽く叩くと、僕をかばうように先導し門をくぐった。
入り口も、門同様僕たちを招いているかのように開いている。
「ライディーンのお付はシュナだけだったのか。まぁ、彼女も奴を慕っていなかったみたいだったけどな」
生活感のない静かな屋敷に人の気配はない。いくつもの部屋があるが、まるで使われている気配はなく、ドアには蜘蛛の巣が張り巡らされ、ドアノブはホコリだらけだ。ライディーンは本当にこの広い屋敷に一人なのか。
「もしかしたら、ライディーンって寂しい人なのかもな」
「ん?何か言ったか?」
「いや、なんでもない」
軋む床が抜けないように気をつけながら進むとその先には、扉があった。鉄製の錆びた扉だ。
この扉の先にライディーンがいる。
僕は無意識にそれを感じた。イオもそうなのだろう。扉に手をかけて僕を振り返った。
「いいか?開けるぞ。構えとけ」
「あ、あぁ」
僕はあくまでも絶魔しか構えない。
ガ、ガギギ‥ガガガ‥‥。
錆びれた扉は、重たい音を立ててイオの左腕だけで開かれた。
扉の向こうは、イオの部屋が綺麗になったような間取りだった。正面から向かって右に大きな姿見。真正面の大きな窓。その前のデスクに偉そうに腰掛けるライディーンともう一人。
ライディーンの右側で思わぬ人物が俺を見つめ、にやりと笑っていた。
それは、男。
「イオ・・・・」「ああ。存分に殺れよ?」
こいつ、楽しんでないか?
僕は、疑いの目でイオを一瞥したあと、男を見つめた。
僕は奴を知っている。
忘れたくとも忘れられない。
シオン。それが奴の名。つぶれた瞳が疼いた。失われた右目が、奴を殺せと叫んでいる。
復讐を果たせと叫んでいる―――――
「待っていましたよ。誠君。私も、彼も」
ライディーンは、シオンのほうを向く。
「まさか生きていたとはな。まぁ、生きてたことを後悔させてやる機会を作ってもらったってことにしといてやるよ。楽しみは取っとくもんだもんなぁ?」
僕が生きていたことに驚いた仕草も見せず、シオンはあの時と同じ歪んだ顔で狂気を帯びた笑みを浮かべていた。殺しをただ純粋に楽しむような、血塗られた瞳がこちらを見つめる。
「皆の復讐を果たさせてもらうぞ。シオン」
絶魔はゆっくりと抜刀しても、切るような音を響かせ、鮮やかに光り輝いた。魁天は我も抜けと言うかのようにかたかたと震えたが、柄に触れ、静止させる。
悪いな。今抜くわけにはいかないんだ。
「おやおや、まだ絶魔しか抜かないんですか?頑固ですねえ」
「どういう意味だよ?」
イオはライディーンを睨みつけた。機械でも殺気はあるようだ。
「ふふ。絶魔と魁天は二本で一つの双子刀。一本では半分の力しかもちえないということは以前説明したはず。しかし、その刀には秘密があるんですよ。まさか、あんなに早く気づかれるとは思いもしませんでしたが」
やはり、知っていて渡したのか。
つくづく嫌なやつだ。ライディーンはイオに答えを出そうとしなかった。僕に言えというように。
イオの問い詰めるような視線に僕は仕方なく口を開いた。
「倭民族には、古くから伝わる禁忌の刀が存在する。刀鍛冶が邪心をこめて打つと完成する最悪の刀。この二本はそれに値する。禁忌の刀。それは・・・・妖刀だ」
「妖刀?」
ライディーンは満足げに口を吊り上げる。正解、とでも言いたげないやらしい顔である。おそらく二本を同時に抜けば、刀の強い力によって僕の理性は失われる。下手をすれば、イオを殺そうとするだろう。
「刀が血を吸いたがり、使い手を殺戮へと追い込む。血が尽きれば己の血さえ取りつくされてしまう。しかし、抜けばその力は計り知れない。それが、妖刀だ」
納得したイオは再びライディーンを睨み付け、左手を握り閉めた。しかし、それ以上は動かない。中途半端な力で勝てる相手じゃない。ライディーンもシオンも。
「おしゃべりはもういいか?死にぞこない」
シオンは右手を前に出し、人差し指を曲げ伸ばしした。それは、かかってこいの合図のようだ。
「死にぞこないが、いかにしぶといか、教えてやるよ!」
僕は、の切っ先を下へ向け、一気に踏み込んだ。
「馬鹿が。俺に刀はきかないと言ったはずだ!」
キィィィン・・・・・・。
右方向から振り上げたはシオンの手の甲に直撃。高い金属音を響かせた。しかし、折れてはいない。強度は並以上というわけか。さすが、ライディーンがよこした刀とでも言っといてやろうか。
「もう一本抜けばまぁ、傷の一つや二つ作ることくらいなら出来るんじゃねえかぁ?」
奴もライディーンの真意を悟っているのか、を抜かせようと煽ってくる。
「魁天とは相性が悪いんだ。我が儘だから」
今は抜けない。今わけにはいかない。僕は再び間合いをとり、構えを整えた。
『どんな時でも焦る事はならぬ。刀を持ったなら常に大切な者を守ることと相手を斬ることだけを考えていればよい』
今は亡き師の言葉が頭を過ぎる。僕が守るべき者は死んだ。だから今は、目の前の敵を斬ることだけを考えればいいんだ。
それが難題なんだけど‥‥な。
「どうした、臆したか?」
「いや、僕を殺しそこなったことを、いっそ殺してほしいと思うまで後悔させるにはどうすればいいか考えてただけだ」
皮肉たっぷりの顔で笑ったつもりだ。不思議と恐怖はない。死ぬ術をたったひとつしか持たない生き物と闘うというのに。
「まあ、せいぜい強がれ。‥ふんっ!」
シオンは重たそうな体で床を蹴る。それと同時にガラスにヒビがはいるかのごとく、亀裂が入る。シオンは馬鹿正直な右ストレートを繰り出す。さっきのでの強度は立証済み。僕は、馬鹿正直な右ストレートを馬鹿正直に受け止める手段を取った。
ガギィィィン。
さっきよりも重い音が鳴った。拳の重さで固い床に足が沈む。いや、これは、沈みすぎだ。床が抜ける‥!
「落ち、ろっ」
ずん。
シオンの拳はさらに重くなる。奴がイオと同じなら相当重たいはずだ。今までそれを支えていた床がいとも簡単に抜けるなんて。
「ぐっ‥くっっ‥‥‥」
まだだ。
膝を折るにはまだ早いんだ。
ドクン。
右目が、これ以上ないほどの痛みを訴えた。
「っあ‥こんな時に」
ドクン。
頼む‥‥耐えてくれ‥‥‥。
ドクン。
だが、痛みはいつしか、熱になり、頬を伝い、要である左手へと到達した。
なん・・・・だ?
左手の力が強くなった。それは気のせいではない。その証拠に、反り返っていた僕の腰は、床から直角だ。
「なんの真似だ?」
シオンはイオ同様に負の感情を持ち合わせていないようで、何事もないかのように無表情だった。
「さぁ、なっ」
キィン。
三度目の間合いはさっきより少し遠めにとり構えを変えた。左上段の構え。刀の柄を握る左手を額まで上げ、本来とは逆で左足を前に出して構える形。
「やぁっ!」「はぁっ!」
シオンと僕は、同時に踏み込んだ。シオンはすさまじい拳の連打を繰り出した。しかし、僕だって負けていられない。紙一重でそれの起動を変え避ける。しかし、何発かおきに技を繰り出してもシオンに効果はまったくなかった。
その時だった。踏み込んだシオンが刹那、肩に手をやり、にやりと笑っていたのだ。それは、イオがリミッターとやらを外す仕草に似ていた。
「腹ががら空きだぜ!」
シオンの拳の速度が上がった。残像で拳がいくつも見えるほどに。
やばい、間にあわなっ‥。
僕は、夢中でを振り下ろす。だが、はシオンに触れることなく、腹部にあっさりと高速の拳を食らう。
バキン。
声を上げる間も無く、広い部屋の端から端へ飛んだ。
「がはっ‥‥」
壁に背中を強く打ち付けた。口の中に血が溜まり、嫌なにおいが広がった。それは、なんど吐いても収まらない。肋骨が何本かいったかもしれない。呼吸も苦しい。シオンは、そんな僕に安息を与えようとせず、僕に向かって飛び込み右手で顔を包むと、後頭部を壁に叩き付けだ。
「ぐぁぁっ」
「も所詮こんなもんか。もう少し楽しませてくれると思ったのにな」
駄目だ、意識が。
「所詮お前には何も守れねえんだよ。自分自身も、あの弱くてウザイだけの女もな」
あやめ!
再び右目に痛みが走った。今度は眼帯に血がにじんでいるようだ。涙とはまた違う、気持ちの悪い熱い感触。
「うっ‥あっ‥あぁ‥」
熱い‥。
熱い‥。
あ‥‥つ、い‥‥‥。
「うわぁぁぁぁっ」
カッ‥‥‥。
それは、一瞬の出来事。あまりに早く自身に何が起きたのかもわからなかった。
ただ一つ言えることは、事だけだ。
「う、腕が。腕がぁぁぁっ。あぁっ、うわぁぁっ‥‥‥!」
僕は、壁にもたれかかり、シオンを見ていた。それは、本来ならありえないことだった。なぜなら、シオンは痛みと言う感覚を持っていない筈なのだから。それは、シオン本人が俺の目の前で堂々と言ったこと。
「うぁっ。な、なんだ。何なんだよ!っっあぁぁ」
痛みという想像しきれないものにシオンは狂ったように転げまわる。今まで感じなかったものを急に感じてしまうというのはどれほどの苦痛なのだろうか。いや、その前になぜシオンは急に痛みを感じるようになったのだろう?僕の目に二度目の異変が起きてからだ。
‥‥‥まさか。
僕は、血がにじみ、ぬれた眼帯を強引に外し、壁にかけられた姿見をかじりつくように見た。
「なんだ?」
つぶれていた右目が黄金色の瞳となって蘇り、猫のように細い色素の薄い瞳孔が脈打つように不気味に動いている。
夜月――。
頭の中で、誰かがそうつぶやいた。
「はー、はーっ。くそ。その気持ち悪い目玉もくりぬいてやるわぁぁぁぁぁっっっ!」
シオンは“痛み”をこらえ僕の元へ突っ込む。
単純な突進。避けるのにそう苦労は無い。だが、繰り返されるそれは紙一重。少し遅れれば確実に当たり、致命傷だ。
「おらおらおらあぁぁぁ」
「うっっ!・・・・夜月っ。これが倭民族の最終兵器っていうんなら、僕の言うことを聞いてくれよっ! 」
―――落ち着け。
「‥‥‥え?だ、誰だ?」
耳元から声が聞こえた。それは、イオの声でもなくもちろんシオンの声でもなかった。
―――ふっ、まさか夜月の正統後継者がこんな餓鬼とはな。はは、いかにも役に立たなそうななまくら男だ。これじゃぁ、夜月がかわいそうだな。
僕をバカにするように笑う声は頭に直接響いた。
「あんた一体何者なんだ?」
―――おいおいおい、なんて言葉使いだ。あの機械野郎に影響されたのか?まぁいい。俺が何者かって言ってたな。俺はかつて夜月の正統後継者だった男。あんたのじーさんのじーさんのじーさんのじーさんってとこかな。さあ、とっとと使いこなしてくれよ。俺はこんなとこに思念体なんか残してないでさっさとゆっくりしてえんだからな。
偉そうな声はまだ僕をバカにしているようだ。そんな風に言われたら、こっちだってむきになる。
「口が悪いのは、どうやらあんた譲りみたいだな。わかった、あんたがそういうなら僕が、この力を使いこなしてみせる。成仏なり何なりすればいい」
―――・・・いいだろう。だが、夜月は主の願いを叶える力。お前が夜月に見合う器じゃなければ、夜月がお前を食い殺す。それでもやるか?
「あぁ。やる。だから、力を貸してくれ」
―――いい答えだ。‥‥目覚めろ夜月。こいつが、満長誠がお前の新たな主だ。
声と共にどくんと右目が一度鼓動をした。すると、左手に自分のものではない力が働いた。
「な、なんなだよ。一体」
自由を失った左手はシオンに指先を向けた。頭で言葉が紡がれる。唇が自然に開いてのどから声が出る。
「我、夜月に命じる。奴を、斬れ」
すると、刃が眩いほどの光を放ち、ずしりと重みが増した。これなら、シオンが斬れる気がした。
「頼む」
「何を一人でぶつぶつと。恐怖で気でも狂ったかっ!」
痛みを堪えながら、シオンは左手を振り上げた。動きがさっきとまったく変わらない。
機械の得意分野ともいえるはずのが回っていないようだ。これならいける。僕は、身体をひねりながら跳躍。身体に回転を与え、ワンパターンになったシオンの拳を避ける。そして身体の回転を利用して絶魔を振るう。
キィィン‥‥‥。
斬れた感触がしないまま、僕は着地した。右の脇腹に痛みが走ったが歯をくいしばって耐える。シオンは荒い呼吸を繰り返しているが、それは、始めの傷。は僕の言うことを聞いてはくれなかったのだ。が折れなかったのが唯一の救いだった。
「ぐっ‥。なん、で」
『お前がに見合う器じゃなければ、夜月がお前を食い殺す』
は確かにそう言った。僕はに見合わなかったのか。絶望感と恐怖が腹を競り上がり一気に押し寄せる。
に喰われる恐怖。
――――誠‥‥。私の分まで生きて。
――――俺の核は。
いや、まだだ。
まだ死ぬわけにはいかない。僕には、死ねない理由があるんだ。
左手で魁天を握る。絶魔の対。これを抜けば。
「ライディーン!これがお前の望みであったとしても、僕は、これを抜いて、終わらせてやる」
こんな覚悟の見せ方、間違ってるってわかってるけど、僕は、復讐と、約束を果たしたいんだ。
ライディーンは口の端を微かに吊り上げただけだった。
「よせ、マコトっ!」
「ごめん。イオ‥‥‥」
―――死ぬかも。
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