王様の苦難

佐々木猫八

文字の大きさ
7 / 7

世紀末チュートリアル

しおりを挟む
子供は風の子元気な18歳のウォルフリド改め黒剣士ウォルは元気いっぱいに冒険者ギルドの扉を、3人のお供を連れて開いた。

「頼もーーーうーーーー!!」

バァアアアン!!!

「うあわわわ、両足入りより目立つオーソドックスな入り方しちゃった!!」
「でも少年がやるとどことなく麗しく可愛いな」
「両足入りよりマシ?マシなのか?可愛いからいいのか?」

「おうおうおう、威勢のいい可愛い子ちゃんが来たじゃねーか」

早速一人の屈強そうな男の冒険者が近寄ってきた。
入った瞬間直ぐ来た、まっすぐ他の冒険者がまだえ?誰この可愛い子?という顔をしている瞬間、サササッと彼らを交わして紛れもなくウォルフリド目がけてやってきたのだ。
もう入る前からロックオンしていたとしてもおかしくないくらいの秒数であった。

「ああ、初心者冒険者あるあるのチュートリアルキャラだな、真っ先に来るなんて仕事熱心で感心するぞ。よろしく頼むな、俺はウォル。黒剣士ウォルだ」
「何言ってんのか分からねぇところも不思議ちゃんポイント高くて好感度あがっちまうぜ?可愛さMAXってもんだ。お前に何を頼まれたか知らねぇけど、この赤獅子のレンゴが手取り足取り何から何まで教えてやるよ!」
「しっかり分かってんじゃねーか」

お供していた衛兵の若者の一人が思わずツッコミを入れてしまう。
様子を見ていた残りの衛兵の若者が隊長に小声で声をかける。

ぼそぼそ
「隊長、大丈夫っすかね?この人見た目めっちゃファンキーでクレイジーな雰囲気の世紀末覇者もびっくりのヤラレ役風の男ですけど・・・」

ぼそぼそ
「トゲが付いている肩当てにに、鼻耳口ピアス、頭は真っ赤なモヒカンのヘッドだが・・・大丈夫だ、彼は冒険者ギルド一の売美しいものや可愛いもの好きだという話だ。しかも冒険者の等級は上位だったはず。彼の間合いにウォル君がいる間は誰も手出しはしてこない、だろう」

「チュートリアル・レンゴよ。先ずは冒険者ギルドの施設案内から受けようではないか」

レンゴはいやらしいニヤニヤ顔で逸るウォルを見た。

「おいおい、先ずは冒険者ギルドに登録が先だろう?慌てんなよ施設のアレやコレやは後でじっくり教えてやっからよぅ。それとチュートリアルなんてわかんねぇ二つ名じゃなくて、赤獅子な、赤獅子だからな」
「施設は冒険者ギルドに登録しないと見学できないのか?赤獅子」
「できればレンゴって呼べ。・・・登録しなくても見れるが?登録しに来たんだろ?」
「いいや観光だ」

「「「「え?」」」」

「もう他所の街で冒険者登録済みとか、そんなオチか?」
「いいや、俺はこの街以外住んだ事無いからな、他所での登録も何もしてないぞ。父について視察で他領を回ったくらいしか街外への外出はなかったからな」

「「「「視察?」」」」

衛兵たちの脳裏に、麗しい我らが君主の姿が浮かんだ。
あれ?あの方は金髪でーーーーーー
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

先輩、可愛がってください

ゆもたに
BL
棒アイスを頬張ってる先輩を見て、「あー……ち◯ぽぶち込みてぇ」とつい言ってしまった天然な後輩の話

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

仕事ができる子は騎乗位も上手い

冲令子
BL
うっかりマッチングしてしまった会社の先輩後輩が、付き合うまでの話です。 後輩×先輩。

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

苗床になった元騎士

鵜飼かいゆ
BL
引退した元騎士の老人が触手に寄生されて若返って苗床になるラブラブハッピーエンド話です。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない

砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。 自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。 ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。 とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。 恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。 ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。 落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!? 最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。 12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生

処理中です...