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第21話「誕生パーティー」
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俺の名はフロスト。ロバルデューの冒険者だ。本業はフロスト水道なのだが・・
水道は良いぞ、生活を豊かにしてくれる。誇りを持って仕事をしてるんだ。
もちろん冒険者としての誇りもある。
そしてこの街の住民を守る事も役目の一つだ。これだけは他の地の冒険者とは違う。
アンガス亡き後にアオキとシルヴェールを暗殺者から守る為、戦い散った冒険者ディロンに憧れて冒険者になった。
ディロンが守ろうとしたこの街は俺も守ると決意している。
このひと月はロランを狙ってる連中が活動していた。
他国の冒険者となり、いつの間にか入国していやがった。フェルヴの調査で発見された。
ロランは問題無い。あれの魔法はアオキを再現したレベルだ。
問題はエディットの子達。ロランを釣る餌にしようとしていた。
エディットに伝えると間違いなく暴れる。他国の冒険者を襲った犯罪者にされるだろう。
そこで仕事をしながらエディ達のボディーガードを始めた。
結果的にエディ達を守り抜いた。エディの予想外の行動力にスキナーは翻弄された様だ。
そして今日、エディに彼女が居る事を知った。今時の3歳児には恋人が居るのかあ・・
・・悔しくは無い。俺はまだ25歳だ。スキナーより余裕がある。
まあいいさ、今年も騎士団相手の模擬戦で晴らさせてもらう。覚悟しておけイケメン共
ーーーーー
フロストが現実逃避している間に、エディ達はドク爺に説明していた・・そして
「ごめんろらん。ぼくのせいでポルに怪我させちゃった・・」
ロランは首を振る
「馬は仕事を理解できるの。冒険者の馬には覚悟があるのよ」
「ぼくがふろすとの言うとおりにしておけば・・」
ロランはしゃがみエディを抱く
「死んでないし、1週間で戻って来るんでしょ?そんなに落ち込まないで」
「・・・うん」
ポルは獣医さんが居るので馬屋に預かってもらった。
この国の医学は割と発展している。外科、内科、歯科、獣医と4つに別れている。外国の留学生も居る程である。
眼科は外科と、皮膚科は内科と一緒で、産科は歯科以外全てが覚える物だ。
治療の概念はアオキが伝えた。
アオキは医学の専門では無いが、地球の医療は知っている。知っている事を全て伝え、この国の人が発展させた。
世界的に見ても、この国は医療の最先端である。
そうしてるとロレインがギルドにやってくる。金髪の男性が一人付いていた
「エディ、エル、無事だったんだね」
「ロレイン」
「だいじょうぶだよ。でもすきなーが大けがしたんだ」
「彼は強い人だから大丈夫。良い休暇になるんじゃないかな?」
「そうだといいけど・・」
「それとロバートが忙しそうだから数日は授業が無理だって」
もう一人の男性が横に並ぶ
「私には教師の真似ごとは無理なので。そうそう私はディーン・スクリッドと申します。ただの使用人ですよ」
ロバートさんより若い男性が自己紹介した。なんか強そう・・もしかして護衛してた人?
「一応ですが両者の確認と言う事で伺いました。昼食がまだでしたらギルドで食事して下さい。御馳走させて頂きますよ」
姉ちゃんと顔を見合す。お腹が鳴る
「・・・いいの?」
男性はにこやかに頷く。遠慮なく食べる事にした
ーーーーー
ロレインとセレスも一緒に食事をした。食後にロレインは姉ちゃんとよく話している。何か気に入らない。
セレスはずっとロランと一緒だ。でもいつもの様に俺を睨んで来ない。どっちかと言えば心配してる?
俺は・・・何故かディーンさんと話が合った。前世なら同年代だ
「はははっ、それは教師達も驚いたでしょうな」
「かじになってたらおそわれたって思うよね?」
「まあ普通そうですな」
「でも、かじを起すってやんちゃな子もいるんだね」
「魔法を覚えたての子供はそんなものです。それにこの街が合わずに他の地に行く子も居ますし」
何処の世界も一緒か
「このまち好きなのになあ」
「両親が冒険者だからでしょう。両親が引退してると、子供は仕事の方に目を向けますから」
「ほかのりょうちって仕事おおいの?」
「全てとは言いませんが、アオキが協力した地はとても発展しています」
「おうとは?」
「大都会ですよ。他国から訪れる者は、皆驚きますね」
「へー」
「王城はアオキが残した製図を念密に研究し、60年かけて作られました。20階建ての建物が沢山並んでいますよ」
(それってビル群?)
前世の都市と地名を思い出す
(東京みたいになってたりして)
ディーンさんとの話は盛り上がった
ーーーーー
冒険者ギルドを出て馬屋に向かう。ロレイン達も一緒に付いて来た。
姉ちゃんと並んで話してるのが気に入らない。間に入って姉ちゃんの手を繋ぐ。
「ポルげんきにしてるかな?」
「お医者さんが見てくれてるから、きっと大丈夫だよ」
姉ちゃんとポルの話をしてるとセレスが余計な事を言う
「・・・家族みたい」
まあ5歳児の見た目にはロレインも姉ちゃんも大人に近いのかも知れないが・・姉ちゃんが照れしまったじゃないか!
なるべく急いで歩いたが、たいしてペースは変わらなかった様だ
馬屋に着いてポルの居る部屋に案内してもらう。
藁を沢山敷いてもらって横になっていた。ロランがポルに近寄りやさしく撫でる。
「ポルだいじょうぶなの?」
獣医さんが答えてくれる
「今は薬で安静にしてますが、明日には立ち上がりますよ」
「え?もう?」
姉ちゃんはびっくりしてた
「動物は強いですからね。傷が塞がるまではここに居ますので・・そうですね、明後日には包帯を取れますよ」
「明後日帰れるの?」
「いいや、しばらくはリハビリです。怪我をしてしまった後は思う様に走れないんですよ」
(それで1週間か。それにしても3日で傷が塞がるってすごいな)
※一応人も塞がります。骨折が無い限り、動物は怪我への耐性がすごいのです
ロレインが提案する
「ポルが居ない間、他の馬を使う?」
姉は首を振る
「それだとポルが要らないみたいだからいい」
姉ちゃんはポルを気に入ってるみたいだ。まあ賢い馬だしな
「これならエルに馬を用意しても大丈夫ね」
ロランがぼそっと言った。そして
「エル、調教してるとこ見せてもらいましょ?きちんと覚える事はポルの為にもなるよ?」
「・・・うん」
そして馬の調教を見せて貰う。共用語の勉強はしばらく休みなので、5日間馬の調教を手伝わせてもらう事になった」
ーーーーー
夕方になり冒険者ギルドに戻った。パパとママが居た
「エル!エディ!怪我は無いね?」
パパが俺と姉ちゃんを抱き寄せ聞いてくる
「かすり傷だけだよ」
「よかった・・パパもさっき知ったとこなんだ。エルザも話してくれたら良かったのに」
「そうするとエディットは突っ走っちゃうでしょ?」
反論できないパパ。なるほど、パパが知るとややこしくしてたのか
「それにしてもあそこで魔法を使うなんて、エルは私と同じ事してるわね」
「聞いたの?」
「見てたのよ」
「「え?」」
ママあそこに居たのか?
「すきなーたすけなかったの?」
「手助けを求めたならそうするわ。でも彼は諦めなかったからね」
地龍の時を思い出す。パパ達は一切手を出さなかった。報酬じゃなかったのか・・
「この地の冒険者はアオキやシルヴェールを助け、命を落として行った冒険者に憧れた人が多いの」
俺と姉ちゃんは頷く
「彼らの誇りを傷つける事は出来ないわ」
「「・・・」」
そう言われると、俺も姉ちゃんも何も言えない
「ま、結局はエルが助けた様な物ね。あの調子だと勝てるでしょうけど、もっと大怪我してたわ」
「邪魔だったのかな?」
「何もしなかったら本当に邪魔者ね。彼は守ってる子供が魔法を使おうとした事を喜んだのじゃないかしら?」
「そうなの?」
「エルも冒険者の子なのよ?」
冒険者の子・・それが全てを物語ってる気がした
「それじゃあ時間もちょうど良いし、戻って準備しておくよ」
ロレインがそんな事を言う
「服は私が勤めてる店で着替えましょうか。いくつか服を見繕ってるわ」
(?)
ママとパパに連れられてギルドを出る。ママが働く店を見られるので行く事にした
「あれ?ろらんは?」
「先に行って待ってると思うわよ」
「まってる?」
「今日は何の日かしら?」
(何だっけ?色々ありすぎて覚えてないや)
姉ちゃんは気付いてる感じだった
ーーーーー
ママのお店に着いた
「すごい・・」
「おっきい・・」
俺と姉ちゃんは驚く。前世の百貨店を思い出した
お店に入ってママがデパートガールみたいな人と話す。その人の後に続いて2階に向かう
ドレスやタキシードなんかの服が沢山あった
(もしかしてネクタイあったり?アオキもデザインしたらしいし)
そして子供向けのお店に着く
「頼んでた物見せてもらえる?」
「好きに試着してね~」
店員さんは軽かった。ママと仲が良い様だ。そして試着室に・・試着室?6畳ぐらいあるぞ?
ママはまず俺に服を合わせる。俺には前世から服装のセンスが無いので、ママにまかす。
「こんな物ね。エルも見るからエディットは着せてくれる?」
「ああ」
ママが選んだ3着をパパに着せて貰う。2着目はネクタイもセットだ
(懐かしい)
ふと姉ちゃんの方を見るとドレスだった
「ねえちゃんきれい」
「ふふっ、似合う?」
「うん」
(楽しそうだ)
俺はネクタイ付きの服装になる。紺色の子供用スーツとオレンジっぽいネクタイ。
ネクタイが恥ずかしいけど目立たないと駄目らしい。
姉ちゃんは薄いピンクで子供用のドレス。すごくひらひらしてる奴。軽く化粧もしてもらった。
「これ買ったの?」
聞いてみた
「レンタルよ。子供は成長が早いから、必要な時に皆使うの」
(なるほど)
そしてパパもママもマジックバッグから服を出し着替える。うん、パパ格好いい。ママはそのまま彫刻にしたいぐらいだ。
お店を出て別の場所に向かう。この店から近いらしい
「どこいくの?」
「ジャンのおうちよ」
(領主様だよね?)
「いいの?忙しいんじゃない?」
「大丈夫よ。お仕事の時は領館の方だから」
屋敷に着く。でかい。色とかデザインとか違うけどホワイトハ○スを思い出す。
「裏の大きな建物が領館よ」
もっとでかいのがあった。お役所かな?
「エディ、少し待っててね」
ママとパパは姉と中に行った。門の所で一人で待つ。そうしたら絶世の美女が向かって来る。
真っ白なワンピースドレス。前の部分が無いふわふわしたスカートみたいなのが付いてる。
銀髪を巻き上げ、目立たない飾り付けがある。イヤリングは前世で見た様な真珠が付いてるだけの奴。
ロランだった。目の前に立つが目のやり場に困った。
ふわふわしたのが前の部分に無いので、真っ白な太股が目の前にある。けしからん
この世界でミニスカートはまだ見た事が無い。
前にロランのワンピースを褒めたので、同じ様な丈を選んだみたいだ。
腕を組んで進む。腕と言っても身長差があるので、ロランの手首が俺の腕と組んでいる。
とても楽しそうなので、そのままにした
「なんのパーティーなの?」
「エディの誕生パーティーよ」
(ああ、今日だった)
誘拐未遂とポルで忘れてた。しかも前世と誕生日違うし
そして中に入る。入ってすぐのロビーらしき所に人が大勢居た。リーサとレノン、レミも居た
そして領主が要らん事を言う
「まるで新郎新婦だな」
領主は敵だとこの時悟った
ーーーーー
「「お誕生日おめでとう」」
そう言って全員で乾杯。ハッピィバースディトゥーユーは無かった。
まず料理が先らしい。全員で食事するが困った事になる。
料理は目の前に沢山あるが、手元の皿には何も無い。隣に座っているロランが見てくる。
そしてロランが立ち上がって他の人の所へ行く。取ってくれないのか・・
何とか料理を取ろうとしてたら薄いブルーのドレスを着たセレスが来た。
「え、エディ、お、お誕生日おおめでとう」
「あ、ありがとう」
(なんかぎこちないな)
「りょ、料理、取り方教えるね」
そう言いまず1品取る。そして見よう見真似でほかの料理を取っていく。しかし見た事無い料理が多い
「ま、マナーも教えるね」
そう言い1品ごと食べ方を教えてくれる。隣の席はいつの間にかセレスの席になった。
そして料理をどんどん食べて行く。慣れてくると味が良く分かる様になる。とても美味しい。
十分満足する頃には、普通にセレスと会話していた。
「とてもおいしいよ。セレスありがとう」
「気にしないで。お姉ちゃんなんだから分からない事は何でも聞いていいよ」
ん?何でも?・・とはならない。勉強中の悔しそうな顔、睨んできたり誕生日の話の時は反応が無かったり・・
前世の姉の事を考えながら理由が分かってしまった。
単純にお姉さんぶりたいのだ。前世の姉も小学生の時は年下の男子をよく構っていた。それが幼い程顕著になる。
だが俺はそんな子供とは違う。近代魔法の勉強では前世の知識を生かすし、共用語には神様に貰ったらしいチートがある。
俺が大人気無かったのだ・・いや違う、子供らしく無かった・・で良いのか?
ーーーーー
皆も食事が進んでプレゼントの時間らしい
「「エディ、3歳おめでとう」」
まずパパとママ。なんと冒険者ご用達のウェストバッグだった。開けてみる
「・・・」
「ママが作ったバッグに空間拡張だけしてもらったよ。時間停止や軽量化の魔法陣を上書き出来る様にしてもらってる」
(なるほど、自分でやれと。分かった)
「この皮はパパが仲間とヒドラを狩った時の皮よ。とても丈夫なの」
(それヤバい奴だよね?パパ強すぎね?)
「ありがとう」
「ただし、品質保証は無いからね」
俺は頷く。次は姉ちゃんと、お洒落な服装のレミとリーサが来た。レノンも一緒だ
「3人で用意したの」「「「おめでとう」」」
「ありがとう」
開けてみる。靴だ!トレッキングシューズみたいな靴だった。
履いてみる。見た目大きいがちょうど良い。
「これは少し足が大きくなっても使えるの」
そう言い先の方に入ってたのを抜く。牛革っぽいのが何重にも貼られてた。
よく見ると横から後ろにも少しある。目立たない様に上手く作られている。
「これは魔獣の皮で軽くて丈夫だし、匂いも抑えるの。必要な分だけ剥がすのよ」
俺は頷く。次はロレインとセレスだ。この二人も用意してくれたんだ
「「エディ、おめでとう」」
「ありがとう」
勉強道具だった。筆箱に4種のペンが入ってる。メモ用紙みたいなノートが5冊。
そしてそれを入れる小さなバッグ。ウエストバッグにも入れやすい。
俺は嬉しかった。アオキみたいに手記を書きたいと思っていた。せっかく前世と違う世界に来たのだし。
嬉しそうな俺を見て、二人とも喜んでいた。
そしてロランの番だ。他のプレゼントより大きな袋だ。
「おめでとう、エディ」
「ありがとう」
開けてみた
「財布とまくら?」
「私の国に夢で会えますようにって恋人に送る風習があるの。財布はこの地で彼の仕事がうまく行きますようにって」
「へ・・へえー・・・」
(3歳だから仕事も何も無い・・と言うか小遣いも無い)
(枕は・・まあ安眠グッズと思っておこう)
ーーーーー
夜遅くまで盛り上がった。みんな顔見知りだから余計にだ。
ロレインとレミは同じ学年だし、リーサもジャンの妹が母の兄(ウォルゾン家)に嫁いでいる。
そして皆泊めて貰う事になる
「部屋ならいくらでもあるぜ」
と領主の一言で決まった
まずお風呂に入る。リーサは弟と、姉はレミと入った。
必然的に俺はロランとお風呂だ。
「エディの服、素敵だったね」
「か、かりものだけどね」
「似合ってたよ?」
「そ、そお?」
俺は今焦っている。湯船に浸かっているがロランと対面して抱き合ってる感じだ。これはアカン奴だ
話題を変えようとしたが失敗した。
「ろ、ろらんのわんぴーすもきれいだったよ」
「エディ・・」
頬を染めてキスをしてくる。この時俺は未来の自分を想像していた。
俺が思春期を迎えた時もこの関係だろうか?そしてその時、俺は自分を抑えられるのだろうか?
俺が10代になるとロランは20後半に入る。女性らしさとしては最も脂が乗ってる頃になる。
前世で良い縁に恵まれなかった俺には過ぎた女性だ。
ロランはとても綺麗だ。可愛いはある時急に老けるが、綺麗な人は歳をとっても綺麗だ
※精神年齢40のエディの主観です
幸いに間違いが起こってしまったとしても、この世界は7歳から働ける。冒険者がある。
エディは自分が出来ちゃって冒険者になるような気がしていた
水道は良いぞ、生活を豊かにしてくれる。誇りを持って仕事をしてるんだ。
もちろん冒険者としての誇りもある。
そしてこの街の住民を守る事も役目の一つだ。これだけは他の地の冒険者とは違う。
アンガス亡き後にアオキとシルヴェールを暗殺者から守る為、戦い散った冒険者ディロンに憧れて冒険者になった。
ディロンが守ろうとしたこの街は俺も守ると決意している。
このひと月はロランを狙ってる連中が活動していた。
他国の冒険者となり、いつの間にか入国していやがった。フェルヴの調査で発見された。
ロランは問題無い。あれの魔法はアオキを再現したレベルだ。
問題はエディットの子達。ロランを釣る餌にしようとしていた。
エディットに伝えると間違いなく暴れる。他国の冒険者を襲った犯罪者にされるだろう。
そこで仕事をしながらエディ達のボディーガードを始めた。
結果的にエディ達を守り抜いた。エディの予想外の行動力にスキナーは翻弄された様だ。
そして今日、エディに彼女が居る事を知った。今時の3歳児には恋人が居るのかあ・・
・・悔しくは無い。俺はまだ25歳だ。スキナーより余裕がある。
まあいいさ、今年も騎士団相手の模擬戦で晴らさせてもらう。覚悟しておけイケメン共
ーーーーー
フロストが現実逃避している間に、エディ達はドク爺に説明していた・・そして
「ごめんろらん。ぼくのせいでポルに怪我させちゃった・・」
ロランは首を振る
「馬は仕事を理解できるの。冒険者の馬には覚悟があるのよ」
「ぼくがふろすとの言うとおりにしておけば・・」
ロランはしゃがみエディを抱く
「死んでないし、1週間で戻って来るんでしょ?そんなに落ち込まないで」
「・・・うん」
ポルは獣医さんが居るので馬屋に預かってもらった。
この国の医学は割と発展している。外科、内科、歯科、獣医と4つに別れている。外国の留学生も居る程である。
眼科は外科と、皮膚科は内科と一緒で、産科は歯科以外全てが覚える物だ。
治療の概念はアオキが伝えた。
アオキは医学の専門では無いが、地球の医療は知っている。知っている事を全て伝え、この国の人が発展させた。
世界的に見ても、この国は医療の最先端である。
そうしてるとロレインがギルドにやってくる。金髪の男性が一人付いていた
「エディ、エル、無事だったんだね」
「ロレイン」
「だいじょうぶだよ。でもすきなーが大けがしたんだ」
「彼は強い人だから大丈夫。良い休暇になるんじゃないかな?」
「そうだといいけど・・」
「それとロバートが忙しそうだから数日は授業が無理だって」
もう一人の男性が横に並ぶ
「私には教師の真似ごとは無理なので。そうそう私はディーン・スクリッドと申します。ただの使用人ですよ」
ロバートさんより若い男性が自己紹介した。なんか強そう・・もしかして護衛してた人?
「一応ですが両者の確認と言う事で伺いました。昼食がまだでしたらギルドで食事して下さい。御馳走させて頂きますよ」
姉ちゃんと顔を見合す。お腹が鳴る
「・・・いいの?」
男性はにこやかに頷く。遠慮なく食べる事にした
ーーーーー
ロレインとセレスも一緒に食事をした。食後にロレインは姉ちゃんとよく話している。何か気に入らない。
セレスはずっとロランと一緒だ。でもいつもの様に俺を睨んで来ない。どっちかと言えば心配してる?
俺は・・・何故かディーンさんと話が合った。前世なら同年代だ
「はははっ、それは教師達も驚いたでしょうな」
「かじになってたらおそわれたって思うよね?」
「まあ普通そうですな」
「でも、かじを起すってやんちゃな子もいるんだね」
「魔法を覚えたての子供はそんなものです。それにこの街が合わずに他の地に行く子も居ますし」
何処の世界も一緒か
「このまち好きなのになあ」
「両親が冒険者だからでしょう。両親が引退してると、子供は仕事の方に目を向けますから」
「ほかのりょうちって仕事おおいの?」
「全てとは言いませんが、アオキが協力した地はとても発展しています」
「おうとは?」
「大都会ですよ。他国から訪れる者は、皆驚きますね」
「へー」
「王城はアオキが残した製図を念密に研究し、60年かけて作られました。20階建ての建物が沢山並んでいますよ」
(それってビル群?)
前世の都市と地名を思い出す
(東京みたいになってたりして)
ディーンさんとの話は盛り上がった
ーーーーー
冒険者ギルドを出て馬屋に向かう。ロレイン達も一緒に付いて来た。
姉ちゃんと並んで話してるのが気に入らない。間に入って姉ちゃんの手を繋ぐ。
「ポルげんきにしてるかな?」
「お医者さんが見てくれてるから、きっと大丈夫だよ」
姉ちゃんとポルの話をしてるとセレスが余計な事を言う
「・・・家族みたい」
まあ5歳児の見た目にはロレインも姉ちゃんも大人に近いのかも知れないが・・姉ちゃんが照れしまったじゃないか!
なるべく急いで歩いたが、たいしてペースは変わらなかった様だ
馬屋に着いてポルの居る部屋に案内してもらう。
藁を沢山敷いてもらって横になっていた。ロランがポルに近寄りやさしく撫でる。
「ポルだいじょうぶなの?」
獣医さんが答えてくれる
「今は薬で安静にしてますが、明日には立ち上がりますよ」
「え?もう?」
姉ちゃんはびっくりしてた
「動物は強いですからね。傷が塞がるまではここに居ますので・・そうですね、明後日には包帯を取れますよ」
「明後日帰れるの?」
「いいや、しばらくはリハビリです。怪我をしてしまった後は思う様に走れないんですよ」
(それで1週間か。それにしても3日で傷が塞がるってすごいな)
※一応人も塞がります。骨折が無い限り、動物は怪我への耐性がすごいのです
ロレインが提案する
「ポルが居ない間、他の馬を使う?」
姉は首を振る
「それだとポルが要らないみたいだからいい」
姉ちゃんはポルを気に入ってるみたいだ。まあ賢い馬だしな
「これならエルに馬を用意しても大丈夫ね」
ロランがぼそっと言った。そして
「エル、調教してるとこ見せてもらいましょ?きちんと覚える事はポルの為にもなるよ?」
「・・・うん」
そして馬の調教を見せて貰う。共用語の勉強はしばらく休みなので、5日間馬の調教を手伝わせてもらう事になった」
ーーーーー
夕方になり冒険者ギルドに戻った。パパとママが居た
「エル!エディ!怪我は無いね?」
パパが俺と姉ちゃんを抱き寄せ聞いてくる
「かすり傷だけだよ」
「よかった・・パパもさっき知ったとこなんだ。エルザも話してくれたら良かったのに」
「そうするとエディットは突っ走っちゃうでしょ?」
反論できないパパ。なるほど、パパが知るとややこしくしてたのか
「それにしてもあそこで魔法を使うなんて、エルは私と同じ事してるわね」
「聞いたの?」
「見てたのよ」
「「え?」」
ママあそこに居たのか?
「すきなーたすけなかったの?」
「手助けを求めたならそうするわ。でも彼は諦めなかったからね」
地龍の時を思い出す。パパ達は一切手を出さなかった。報酬じゃなかったのか・・
「この地の冒険者はアオキやシルヴェールを助け、命を落として行った冒険者に憧れた人が多いの」
俺と姉ちゃんは頷く
「彼らの誇りを傷つける事は出来ないわ」
「「・・・」」
そう言われると、俺も姉ちゃんも何も言えない
「ま、結局はエルが助けた様な物ね。あの調子だと勝てるでしょうけど、もっと大怪我してたわ」
「邪魔だったのかな?」
「何もしなかったら本当に邪魔者ね。彼は守ってる子供が魔法を使おうとした事を喜んだのじゃないかしら?」
「そうなの?」
「エルも冒険者の子なのよ?」
冒険者の子・・それが全てを物語ってる気がした
「それじゃあ時間もちょうど良いし、戻って準備しておくよ」
ロレインがそんな事を言う
「服は私が勤めてる店で着替えましょうか。いくつか服を見繕ってるわ」
(?)
ママとパパに連れられてギルドを出る。ママが働く店を見られるので行く事にした
「あれ?ろらんは?」
「先に行って待ってると思うわよ」
「まってる?」
「今日は何の日かしら?」
(何だっけ?色々ありすぎて覚えてないや)
姉ちゃんは気付いてる感じだった
ーーーーー
ママのお店に着いた
「すごい・・」
「おっきい・・」
俺と姉ちゃんは驚く。前世の百貨店を思い出した
お店に入ってママがデパートガールみたいな人と話す。その人の後に続いて2階に向かう
ドレスやタキシードなんかの服が沢山あった
(もしかしてネクタイあったり?アオキもデザインしたらしいし)
そして子供向けのお店に着く
「頼んでた物見せてもらえる?」
「好きに試着してね~」
店員さんは軽かった。ママと仲が良い様だ。そして試着室に・・試着室?6畳ぐらいあるぞ?
ママはまず俺に服を合わせる。俺には前世から服装のセンスが無いので、ママにまかす。
「こんな物ね。エルも見るからエディットは着せてくれる?」
「ああ」
ママが選んだ3着をパパに着せて貰う。2着目はネクタイもセットだ
(懐かしい)
ふと姉ちゃんの方を見るとドレスだった
「ねえちゃんきれい」
「ふふっ、似合う?」
「うん」
(楽しそうだ)
俺はネクタイ付きの服装になる。紺色の子供用スーツとオレンジっぽいネクタイ。
ネクタイが恥ずかしいけど目立たないと駄目らしい。
姉ちゃんは薄いピンクで子供用のドレス。すごくひらひらしてる奴。軽く化粧もしてもらった。
「これ買ったの?」
聞いてみた
「レンタルよ。子供は成長が早いから、必要な時に皆使うの」
(なるほど)
そしてパパもママもマジックバッグから服を出し着替える。うん、パパ格好いい。ママはそのまま彫刻にしたいぐらいだ。
お店を出て別の場所に向かう。この店から近いらしい
「どこいくの?」
「ジャンのおうちよ」
(領主様だよね?)
「いいの?忙しいんじゃない?」
「大丈夫よ。お仕事の時は領館の方だから」
屋敷に着く。でかい。色とかデザインとか違うけどホワイトハ○スを思い出す。
「裏の大きな建物が領館よ」
もっとでかいのがあった。お役所かな?
「エディ、少し待っててね」
ママとパパは姉と中に行った。門の所で一人で待つ。そうしたら絶世の美女が向かって来る。
真っ白なワンピースドレス。前の部分が無いふわふわしたスカートみたいなのが付いてる。
銀髪を巻き上げ、目立たない飾り付けがある。イヤリングは前世で見た様な真珠が付いてるだけの奴。
ロランだった。目の前に立つが目のやり場に困った。
ふわふわしたのが前の部分に無いので、真っ白な太股が目の前にある。けしからん
この世界でミニスカートはまだ見た事が無い。
前にロランのワンピースを褒めたので、同じ様な丈を選んだみたいだ。
腕を組んで進む。腕と言っても身長差があるので、ロランの手首が俺の腕と組んでいる。
とても楽しそうなので、そのままにした
「なんのパーティーなの?」
「エディの誕生パーティーよ」
(ああ、今日だった)
誘拐未遂とポルで忘れてた。しかも前世と誕生日違うし
そして中に入る。入ってすぐのロビーらしき所に人が大勢居た。リーサとレノン、レミも居た
そして領主が要らん事を言う
「まるで新郎新婦だな」
領主は敵だとこの時悟った
ーーーーー
「「お誕生日おめでとう」」
そう言って全員で乾杯。ハッピィバースディトゥーユーは無かった。
まず料理が先らしい。全員で食事するが困った事になる。
料理は目の前に沢山あるが、手元の皿には何も無い。隣に座っているロランが見てくる。
そしてロランが立ち上がって他の人の所へ行く。取ってくれないのか・・
何とか料理を取ろうとしてたら薄いブルーのドレスを着たセレスが来た。
「え、エディ、お、お誕生日おおめでとう」
「あ、ありがとう」
(なんかぎこちないな)
「りょ、料理、取り方教えるね」
そう言いまず1品取る。そして見よう見真似でほかの料理を取っていく。しかし見た事無い料理が多い
「ま、マナーも教えるね」
そう言い1品ごと食べ方を教えてくれる。隣の席はいつの間にかセレスの席になった。
そして料理をどんどん食べて行く。慣れてくると味が良く分かる様になる。とても美味しい。
十分満足する頃には、普通にセレスと会話していた。
「とてもおいしいよ。セレスありがとう」
「気にしないで。お姉ちゃんなんだから分からない事は何でも聞いていいよ」
ん?何でも?・・とはならない。勉強中の悔しそうな顔、睨んできたり誕生日の話の時は反応が無かったり・・
前世の姉の事を考えながら理由が分かってしまった。
単純にお姉さんぶりたいのだ。前世の姉も小学生の時は年下の男子をよく構っていた。それが幼い程顕著になる。
だが俺はそんな子供とは違う。近代魔法の勉強では前世の知識を生かすし、共用語には神様に貰ったらしいチートがある。
俺が大人気無かったのだ・・いや違う、子供らしく無かった・・で良いのか?
ーーーーー
皆も食事が進んでプレゼントの時間らしい
「「エディ、3歳おめでとう」」
まずパパとママ。なんと冒険者ご用達のウェストバッグだった。開けてみる
「・・・」
「ママが作ったバッグに空間拡張だけしてもらったよ。時間停止や軽量化の魔法陣を上書き出来る様にしてもらってる」
(なるほど、自分でやれと。分かった)
「この皮はパパが仲間とヒドラを狩った時の皮よ。とても丈夫なの」
(それヤバい奴だよね?パパ強すぎね?)
「ありがとう」
「ただし、品質保証は無いからね」
俺は頷く。次は姉ちゃんと、お洒落な服装のレミとリーサが来た。レノンも一緒だ
「3人で用意したの」「「「おめでとう」」」
「ありがとう」
開けてみる。靴だ!トレッキングシューズみたいな靴だった。
履いてみる。見た目大きいがちょうど良い。
「これは少し足が大きくなっても使えるの」
そう言い先の方に入ってたのを抜く。牛革っぽいのが何重にも貼られてた。
よく見ると横から後ろにも少しある。目立たない様に上手く作られている。
「これは魔獣の皮で軽くて丈夫だし、匂いも抑えるの。必要な分だけ剥がすのよ」
俺は頷く。次はロレインとセレスだ。この二人も用意してくれたんだ
「「エディ、おめでとう」」
「ありがとう」
勉強道具だった。筆箱に4種のペンが入ってる。メモ用紙みたいなノートが5冊。
そしてそれを入れる小さなバッグ。ウエストバッグにも入れやすい。
俺は嬉しかった。アオキみたいに手記を書きたいと思っていた。せっかく前世と違う世界に来たのだし。
嬉しそうな俺を見て、二人とも喜んでいた。
そしてロランの番だ。他のプレゼントより大きな袋だ。
「おめでとう、エディ」
「ありがとう」
開けてみた
「財布とまくら?」
「私の国に夢で会えますようにって恋人に送る風習があるの。財布はこの地で彼の仕事がうまく行きますようにって」
「へ・・へえー・・・」
(3歳だから仕事も何も無い・・と言うか小遣いも無い)
(枕は・・まあ安眠グッズと思っておこう)
ーーーーー
夜遅くまで盛り上がった。みんな顔見知りだから余計にだ。
ロレインとレミは同じ学年だし、リーサもジャンの妹が母の兄(ウォルゾン家)に嫁いでいる。
そして皆泊めて貰う事になる
「部屋ならいくらでもあるぜ」
と領主の一言で決まった
まずお風呂に入る。リーサは弟と、姉はレミと入った。
必然的に俺はロランとお風呂だ。
「エディの服、素敵だったね」
「か、かりものだけどね」
「似合ってたよ?」
「そ、そお?」
俺は今焦っている。湯船に浸かっているがロランと対面して抱き合ってる感じだ。これはアカン奴だ
話題を変えようとしたが失敗した。
「ろ、ろらんのわんぴーすもきれいだったよ」
「エディ・・」
頬を染めてキスをしてくる。この時俺は未来の自分を想像していた。
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