異世界転生(仮タイトル)

きこり

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第35話「子虎」

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マークスリ街に来て3日目。本格的に作業に入る。
昨日までは研究者や技術者と顔合わせをし、ここの設備を案内してもらった。


「おはようエディ」

いきなりジョージ・ルズマン市長が話しかけてきた。

「おはよう、しちょう」

爵位でなく、市長と呼べと言われている

「今日は『タマ』は来てないんだな」

ちょっと残念そうにする。

『タマ』とはアオキが名付けたドラゴンの幼生の名前だ。
あのドラゴンが『ポチ』だったので聞いてみたら、『タマ』と呼ばれていたと・・

「よべるよ?」

「呼べるのか?」

「うん・・・・・よんだよ」

「どうやったんだ?」

「えーと・・『タマ』の方からいつもつながってる?そうやって同族と話すんだって」

「ほう。距離は関係無いのか?」

「うん」

「ま、孫娘が来てるんだが、今日も良いか?」

孫娘は現在2歳。12月に3歳になる女の子だ。学年で言えば同じ年。
今から誕生パーティーのお誘いを受けたが、12月にロランの誕生日があるので丁重にお断りした。

「いいよ。でも『タマ』が飽きたらそこまでだよ?」

「ああ。分かってる」

「じゃあ来たらおうせつ室につれてくね」

「すまないな」


市庁舎を出て、隣の研究棟に入る。

「おはよー」

「おはようエディ」「おはよう」

皆と挨拶する。リーダーのラックスが来た

「エディ、昨日言ってた奴を調整したが見てくれるか?」

「うん」

測定器を確認する。ここにはまだ電気は来ておらず、この世界に電池も無い。
そこで発電所の設備を利用して、基準となる測定器を作ってもらった。
その測定器を使い、開発に利用する発電機と測定器を校正する。

電圧計、電流計、抵抗計。地球ならテスター1つで済むが、ここでは独立した物しかまだ作れなかった。

発電機は、まさに自転車発電機。天才達が交代でペダルを漕ぐ姿にエディは笑ってしまう。
だが、電子部品のコンデンサやダイオード、抵抗等の動作確認には重要である。

そしてダイオードには別組織がある。発光ダイオード、LEDだ。
電灯用に開発してるが、電球をすっ飛ばしていきなりLEDである。
だがこの世界では電球より作りやすく、魔導灯よりは明るいので採用が決まっている。

全ての測定器の確認が終わる。

「だいじょうぶだと思う」

「そうか。おい、これで進めるぞ」

(電子部品はあと1年ぐらいで生産開始かな?)


エディはカメラの開発室に向かう。

「おはよー」

「おはよう」「エディ、おはよう」

「エディ、紅茶飲む?」

「うん」

カーラが紅茶を入れてくれる。そしてテーブルに置き、俺を膝抱っこする。
やっぱりお姉さんは良いね

「ありがとう」

作業風景を見る。一眼レフカメラは、ほぼ完成している。だがフイルムに四苦八苦していた。

(銀塩写真か・・アオキさんはほんとすごいな)

映像用カメラは現状の設備では無理と判断し、電気が届いてから開発する事になった。
前世でも19世紀から開発されていたんだ。まだ11世紀だが、この世界でも出来ない事は無い。


実際、全てにおいて前世の物より遥かに劣るが、それでも大きな一歩である。


ーーーーー


紅茶を飲み、落ち着いた所で窓が叩かれる。

「あ、『タマ』」

(アオキ、キョウハナニ?)

(また昨日の子、相手してくれる?)

『タマ』は間を置く。情報を探しているのだ

(マタコモリ?)

(うん)

(・・・イイヨ)

窓を開け『タマ』を入れる。

(オイシイモノ)

(分かってるよ)

「ちょっとしちょう舎いってきます」

「あいよー」

市庁舎の応接室に向かう

(そう言えば『タマ』は他の人と繋がらないの?)

(ヒトハデキナイヨ。アオキハデキル)

(人は?)

(ソウ。ホカノセイブツハデキル)

(ああ、あの時、馬が落ち着いてたのはそれか)

(でも何で人?)

(サア?)

(人は出来ないけど、アオキと俺は出来る・・何で?)

そもそも人って何処までなのか?エルフ達に魔族、獣人、亜人・・不死者も?

ーーーーー

応接室に到着し、ドアをノックする。そのとたんドアが開いた

「『タマ』ちゃん!」

飛び出して来たのは、リアーゼ・ルズマン。市長の孫だ。
そして『タマ』をギュッと握る

「やさしくしてやって」

「うん」

「すまないなエディ」

「『タマ』がいいって。で、おいしい物ほしいって」

「分かった」

リアーゼは落ち着きが無いので退散する

(『タマ』ごめんね)

そう思いながら研究棟に向かった。再び電子部品を眺める。

抵抗を手作業で作っている。測定器の物より小さく、種類を増やす。だが地球の製品程、小さいのはまだ無理だ。
これで液晶テレビを作ったら、ブラウン管みたいになるんだろうな・・

エディは前世の家電製品を次々思い出していく。

(ママに電子レンジ作ってあげたいな・・でも構造知らないし。技術書で探そう)

土窯のオーブンはあるが、火の管理が大変である


(技術書と言えば、目録には地図が無かったな・・)

エディは転移魔法の魔法陣を思い出す

(EとかNとか・・たぶん緯度、経度だよね?東経と北緯として、基準は魔王国?)

(そして標高?低地は意味無いか。海抜?条件になってる数字は誤差・・でないと数メートルの移動は難しいはず)

(だけど緯度経度のめっちゃ正確な地図が必要か・・分とか秒まで?)

(アオキは世界を渡り歩いた。伊能なんとかさんみたいに、地図を作ったと思われる)

(近代魔法で測量が出来る?封印されてるのか?・・でもそれだと現地に行く必要があるな)

エディは考える

(領主様がアオキの地図を持ってるなら、図書館にあるのはその複製か、参考にした物?)

(でもあれだと赤道が分からない。経度は魔王国を基準にしたら出来そうだけど、正確じゃないと大幅にずれる)

(そもそも海抜が分からない。この国に海無いし)

「あー、わかんない」

「エディも知らない事あるの?」

パロマが紅茶をいくつか持ってやってくる。てか、俺を何歳だと思ってるの?

「しらない事ばかり」

「そお?エディなら全部答えを見つけちゃう気がするけど?」

(それはアオキの書物とロランのおかげです)

パロマはチームの所に行く。電子タイマーを研究してるチーム。時計はあるがネジ巻きなのだ。
これらの電子部品は、発電所を遠隔操作するために必要になる部品である。
もちろん他の製品も多岐にわたって利用できる。

俺は困った時のご意見番としてここに居るのだ

(帰ったら領主様に聞くか・・でも何て言い訳しよう?)


ーーーーー


エルside

初めて冒険者活動をしたその日。エルは初めて両親と親子喧嘩をした。

原因は子虎だ

すぐに殺すか領主に渡そうとする両親に、エルが抵抗した。
子虎を家に入れてもらえないので、エルも庭で籠城する。そしてそのまま一夜を明かした。

エルは心が折れそうだったが、ロランが夜を共にしてくれた。

翌日。エディットとエルザは仕事を休み、エルを説得する。
ロランは代わりに休む事を伝えに行き、冒険者ギルドで途方に暮れていた。

「ロランじゃないか?一人か?」

「フェルヴ」

「珍しく悩んでるな。どうした?」

ロランは昨日の出来事を話す

「タイガーか・・確かに飼うのは難しいな」

「サーカス団に引き取ってもらえれば、それまでで良いんだけど」

「だが彼らも必要としない時に飼える余裕は無い。引き取ってもらえるとは限らないぞ?」

「うん・・」

「それより手っ取り早いのは獣人国に連れて行く事だな。彼らは上手く付き合っている」

「遠いね」

「そうだな。獣人で里帰りする者が居れば良いが・・」

「すぐには居なさそうね」

「ああ、彼らは20~30年に一度ぐらいだし、この地で生まれた者は行く事無いだろう」

「オーサーは上手に飼ってる人も居るって言ってたけど・・」

「他所の国には飼っている貴族も居るが、トラブルを起こしている方が多いぞ?」

「だよねえ・・」

二人して途方に暮れている時に、猫耳の冒険者がギルドに入って来る

ーーーーー

「ほい、これ達成証明」

「お疲れさま」

警備兵も手に負えない様な犯罪者を専門にする、猫耳冒険者マーフィー。
他の領地で他国から流れてきた犯罪者を取り締まり、戻って来た所だ。

「フェルヴじゃないっすか?」

「マーフィー戻って来たのか」

「他の地は長居するもんじゃないっすねー」

レヴィネール王国にも獣人を毛嫌いする者は居る。ロバルデューだけが例外なのだ

「と言うかロランが落ち込んでるとこなんて初めて見るっすけど?」

「ああ、実は・・」

フェルヴは簡単に説明する

「それならうちで引き取るっすよ?親父が獣を好きだし?」

「ほんと!」

ロランが立ち上がる

「うん、ほんとほんと」

「あ、でもエルが何て言うかな?」

「親父呼ぶ?見てもらった方が早いっすよ?」

「お願い出来る?」

「へいへい」

マーフィーは冒険者ギルドを出ていく。フェルヴは唖然とした顔をしていた

「どうしたの?」

「ロランが会話だけでなく、他の冒険者に頼み事をするなんて初めて見たからな」

「フェルヴは私をどう見てるのよ?」

「いや・・」

(変わったな。ドク爺が狙った通りか)

ーーーーー

エルと両親の押し問答はまだ続いている。

子虎の危険性だけでなく、子虎にとっても危険な地だと教える。
そして万が一の場合は、エルが子虎を殺さないといけないかも知れないと。

だがエルは何も知らない、していない子虎を殺す事には反対する。
きちんと飼育し、サーカスが来たら引き渡すと両親を説得していた。

そこに3人の冒険者がやってくる

「ずいぶんと賑やかだな、エディット」

「ルッツェル?フェルヴも?どうしてここに?」

ロランが二人を連れてやってきた

ーーーーー
ルッツェル。猫耳の元冒険者で110歳。この地で人族の妻を貰った。
今は妻も亡くなり、趣味に没頭している。

子供は7人も授かった。猫人族4人、人族3人が生まれた。

マーフィーは猫人族で末っ子である。
体力は猫人族の兄や姉に劣ったが、観察眼が磨かれ冒険者の役に立てている。
ーーーーー

「ギルドでロランに聞いた。虎が居るんだって?」

「トラ?タイガーならそうだが?」

そう言いエルの方を見る

「ふむ。虎だな」

ルッツェルはエルに近づき、子虎の首根っこを掴む

「あー、かわいそう」

「いいんだ。親はこうやって子を運ぶ。ふむ、まだ目は開いてないか。それと雄だな」

エディット達は成り行きを見守る

「エルだったな。こやつを儂が預かっても良いか?」

「どうするの?」

「普通に育てる。もう一度ぐらいは里帰りしたいと思っとるから、その時に連れて行く」

獣人国は動物の宝庫である。
アオキに助けられ、今では魔剣を持つ者も居るので魔獣に恐れなくなった。

そして獣人達は、素手でも虎や熊と争える運動能力と肉体を持つ。
庭で普通に野生の猛獣が昼寝している。そんな環境なので、獣に恐れないのだ。

「・・・」

エルは心配している。初めて会う人なので信用できていないのだ

「・・・」

「ふふっ。ああ、そうだ。預かっても育てる場所が無いなあ?」

「?」

「おお!ここならいくらでも土地があるなあ」

「?」

「エディット、どっかに柵を作っていい場所あるか?」

エディットは驚く、ルッツェルの思惑を理解した

「それって・・」

「仕方なかろう?儂の家は街中にある。だがここなら放して置ける場所を作れるだろ?」

「ええ・・」

「心配するな、儂が預かった。毎日面倒を見てやるよ」

エディットとエルザは大先輩の言葉で諦める事になった

ーーーーー

子虎が来て3日目。家族全員とルッツェルで柵を設置する。
ルッツェルが自分が育てるんだからと言い、柵を全て買って来た。

場所は馬舎近く。子供の時にたまに一緒にしたりして、お互いの存在が当たり前だと認識させる。

もちろん成長した虎は、遊んでるつもりでも危険なので一緒にしないようにする。
そしてルッツェルは飼育の仕方をエルに教えた。

まだ生まれたてなので猫と一緒だ。エルにも出来る。
だが目が開き遊ぶ様になると、周囲のダメージが大きくなる。家には絶対に入れない様に教える。

エルもじゃれつかれただけで、手にダメージを受ける事になる。
手や足を保護する物を用意するように教えられた。

「ああ、それとエル、一番大事な事じゃ」

「はい」

「今はまだ良い。だが成長してここの柵から虎が出ようとした場合、殺せ」

「・・・」

「街に向かったら危険だ。親を見たんだろ?」

「うん・・」

「虎に攻撃するつもりが無くても、遊ぼうとしただけで簡単に子供を殺せる」

「・・・」

「冒険者が居れば良いが、どっちにしろエディットが責められる事になる。もしかしたら投獄されるかも知れん」

「・・うん」

「迷うな。脱走した時点でこやつは人を殺す。そう思え」

「・・はい」

エルは親虎と戦ってるだけに、理解はすぐに出来た。あとは感情だけだ。

ーーーーー

柵ができ、エル達は領館に向かう。肩掛けバッグに子虎を入れ、前に持って進む。
エディットがまだ心配してるので、ジャンに伝えておこうと決まった。

そして到着した

「タイガーか・・」

領主は額を抑えて天を仰ぐ

「場所はエディットのとこだが儂が面倒見る。たまにマーフィーも行かせる。文句は無かろう?」

「見なかった事にしたいぞ?」

「じゃあそうしてくれ」

「そうもいかん。まあ獣人が見ると言うなら問題は無いだろうが・・」

「いざと言う時は殺す。それで良いだろう?」

「はあ~・・ルッツェルの里帰りまでだな?」

「ああそうだ」

「いつだ?」

「まだ決めとらん」

「・・・もう一人獣人を増やしてくれ」

「エル、知ってる獣人はおるか?」

「え!?が、ガルベスさんとか?」

「じゃあガルベスも寄こす」

「ガルベスは忙しいぞ?」

「エル、他には?」

「ぎ、ギルドの人しか・・」

そこでロランが入る

「そう言えばオーサーも教えるとか何とか言ってたよ」

「オーサーが?明日は嵐か?」

「どお?」

「文句は無いが、奴にはデリスに行ってもらう事になってる」

「あーそうか・・」

そこでドアがノックされた

「入れ」

ブランが入ってきた。ブランは赤毛の犬獣人

「そうか!衛兵を寄こせば良いだけだ」

「なるほど。それなら来る時間も決まっておるな。儂もエルも時間を作りやすい」

「ならエディットの家も巡回させる事にする。そこで息抜きも出来るだろう」

エディットが入る

「息抜きってうちで寛ぐって事か?」

「家には入らん。タイガーと一緒に居られれば良かろう」

獣人達は獣が好きだ。敵対すれば戦うが、そうで無いなら良き隣人になれる

「分かった。紅茶セットぐらいは用意しておくよ。ごたごたが続いたからな」

「そうだな。もっと早く回せば良かったと思うよ」

「いや、衛兵は時間が決まっている。同じ事は起こったさ」

ロランが入る

「翻訳が始まったら、私もエルもほぼ一日居ないけど?」

ルッツェルが応える

「1刻や2刻ぐらいなら、誰も居なくても問題無い。獣はもっと厳しい環境で生きておる」

「それもそうね」

領主が締める

「それで予定を組む事にするが、エディが帰ってからで良いか?」

「いいよ」

話は纏まった


ーーーーー


放置されたブランは話が分からず、茫然としていた
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