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焦らす気?※
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彼はまず、自分の服から脱ぐ。ボタンを外す手つきが、いつもよりちょっと雑になる。彼も焦るのだと思うと嬉しくなる。
舌が絡まって、ようやく俺を脱がせにかかる。
ぱさり、ぱさりとその辺に二人の服が散らばる。
ベッドにつくまでに、琉冬は全裸になっている。俺も……。アレ、俺のパンツだけまだなんですけど。
けれど俺は、琉冬の手によりベッドに転がされた。
布越しに、琉冬が俺をひと撫でする。キスでだいぶ元気になってしまったものが、感触を敏感に受け止めた。
「じ、焦らすなよ」
琉冬は目を細め、俺に再びキスをして、今度は脇の辺りをなでる。
最初はくすぐったいばかりだったそこも、今では触れられただけで声が出るほど気持ちいい。
琉冬のおかげで、俺の体には気持ちよくなっちゃうところがたくさんある。耳たぶとか鎖骨とか、口の中とか。
っていうかコイツ、本当に焦らす気だ。
熱を持ちすぎて、痛くなってるそこに自分で触れようと手を伸ばすが、琉冬に止められる。
「あ、なんで……」
「まだダメ。今日はとても嬉しかったので」
「え?」
「エアコン、買ってくれるんでしょう?」
「まだ買ってないよ?」
「はい。でも、俺の体の方が大事だと言ってくれたから。お礼がしたいです。最高に気持ちよくしてあげますよ」
「いつも最高に気持ちいいけど!?」
「ふっ、あんまり喜ばせないでくださいよ」
少し眉を寄せた、余裕のない笑顔。
「好き……、琉冬」
ポロリと本音が漏れた。
琉冬は目を見開いて、それから子供みたいに顔をくしゃっとさせて笑った。
「俺もです。桂聖」
うつぶせになって尻をあげると、琉冬のしなやかな指が俺の中に入ってきた。
ぐるりぐるりと指の腹でかき混ぜるように刺激されて、俺の口から期待の混じった声がもれる。
最初は異物と思って押し出そうとする腸が、琉冬の指に次第に屈服していく。
でも今日は、イイところを素通りするみたいな触り方だった。
こっちまで、焦らすのか。
「りゅ、琉冬……?」
「欲しいですか?」
「うん」
琉冬のものが、俺の肛門に押し当てられると、もうそれだけで気持ちいい。
けれど、早く入れて欲しくて俺はだんだん涙目になってくる。
「焦らすなよう……」
「ごめん。いま行きます」
言葉通り、彼はもう焦らさなかった。琉冬が侵入してくる感触に、背筋がゾクゾクした。冷や汗が出る。だけど、その先の快感を俺の体はもう知ってしまっている。
琉冬は入り口付近を探るように進んでいく。
やがて琉冬は、俺のイイところを探り当てた。
指とは違う感触に、俺は一気に高まった。
「あ!」
悲鳴に近い声と共に、鈴口から透明な液が零れ落ちる。
射精したときのような快感があるのに、それがちっともおさまらない。
体の震えが止まらない。
言葉を発することができず、ただただ乱される。
呼吸の代わりに自分のものとも思えない声が出る。
琉冬の動きに合わせて、透明な液体がいつまでもあふれ出し、俺は混乱した。
気持ちいいのに怖い。
「りゅう……と」
涙を流して俺が首を振って見せると、琉冬は一度俺から抜いて、体位を変えた。俺の足を持ち上げ、バックから正常位になり、キスをくれたのでほっとする。
そこから少し苦労しつつも、お互いが抱きしめあえるような位置に体を持っていく。
俺が琉冬の首筋を舐めると、琉冬はくすぐったそうに笑い、お返しとばかりに俺の喉仏を舐めた。
お互いの気持ちを確認してからのセックスは幸福感も倍増で、背筋から脳天にかけて、ゾクゾクする快感を何度も何度も味わった。自分がどこにいるかもわからなくなるほどだった。
涙で歪んで琉冬が見えない。体温と汗と、ぱちゅんぱちゅんと響くいやらしい水音に、もう無理だと思うのに体がまた熱くなる。琉冬の怪しい腰つきが、次第に早くせわしないものに変わる。荒い息が、かすれた声で俺を呼ぶ声が、彼も余裕がないのだと伝えてくる。
「桂聖っ!」
俺の名を呼びながら、彼は果てた。それでもしばらく俺を話さなかった。俺の中にすべてを注ぎ込もうとするみたいに。
やがて呼吸が少し落ち着いたころに、二人でぐったりとベッドに転がった。
涙で汚れた顔にキスを落として、琉冬はまた俺の名を呼んだ。
俺も呼び返したいけど、喉がかすれて声が出なかった。だから代わりに微笑んだ。
愛しさに手を絡め合い、優しい口づけにホッとして浅い眠りにつく。
大事にされていると実感する。
彼が作る美味しいご飯も、日常の何気ない会話も、ちょっとした口喧嘩をしてるときだって、彼のことが好きだ。誰よりも大切だ。
こんなのもう恋じゃない。
彼のことを、愛してる。
琉冬は鶴なので、役所に婚姻届けを持ってくとかはできない。だけど、そんなのどうでもいいくらい幸せだった。
形なんてなんでもいい。俺たちは仲良し夫婦だと胸を張って言える。
……いや、でも待てよ。
親にもそれ、言えるかな?
舌が絡まって、ようやく俺を脱がせにかかる。
ぱさり、ぱさりとその辺に二人の服が散らばる。
ベッドにつくまでに、琉冬は全裸になっている。俺も……。アレ、俺のパンツだけまだなんですけど。
けれど俺は、琉冬の手によりベッドに転がされた。
布越しに、琉冬が俺をひと撫でする。キスでだいぶ元気になってしまったものが、感触を敏感に受け止めた。
「じ、焦らすなよ」
琉冬は目を細め、俺に再びキスをして、今度は脇の辺りをなでる。
最初はくすぐったいばかりだったそこも、今では触れられただけで声が出るほど気持ちいい。
琉冬のおかげで、俺の体には気持ちよくなっちゃうところがたくさんある。耳たぶとか鎖骨とか、口の中とか。
っていうかコイツ、本当に焦らす気だ。
熱を持ちすぎて、痛くなってるそこに自分で触れようと手を伸ばすが、琉冬に止められる。
「あ、なんで……」
「まだダメ。今日はとても嬉しかったので」
「え?」
「エアコン、買ってくれるんでしょう?」
「まだ買ってないよ?」
「はい。でも、俺の体の方が大事だと言ってくれたから。お礼がしたいです。最高に気持ちよくしてあげますよ」
「いつも最高に気持ちいいけど!?」
「ふっ、あんまり喜ばせないでくださいよ」
少し眉を寄せた、余裕のない笑顔。
「好き……、琉冬」
ポロリと本音が漏れた。
琉冬は目を見開いて、それから子供みたいに顔をくしゃっとさせて笑った。
「俺もです。桂聖」
うつぶせになって尻をあげると、琉冬のしなやかな指が俺の中に入ってきた。
ぐるりぐるりと指の腹でかき混ぜるように刺激されて、俺の口から期待の混じった声がもれる。
最初は異物と思って押し出そうとする腸が、琉冬の指に次第に屈服していく。
でも今日は、イイところを素通りするみたいな触り方だった。
こっちまで、焦らすのか。
「りゅ、琉冬……?」
「欲しいですか?」
「うん」
琉冬のものが、俺の肛門に押し当てられると、もうそれだけで気持ちいい。
けれど、早く入れて欲しくて俺はだんだん涙目になってくる。
「焦らすなよう……」
「ごめん。いま行きます」
言葉通り、彼はもう焦らさなかった。琉冬が侵入してくる感触に、背筋がゾクゾクした。冷や汗が出る。だけど、その先の快感を俺の体はもう知ってしまっている。
琉冬は入り口付近を探るように進んでいく。
やがて琉冬は、俺のイイところを探り当てた。
指とは違う感触に、俺は一気に高まった。
「あ!」
悲鳴に近い声と共に、鈴口から透明な液が零れ落ちる。
射精したときのような快感があるのに、それがちっともおさまらない。
体の震えが止まらない。
言葉を発することができず、ただただ乱される。
呼吸の代わりに自分のものとも思えない声が出る。
琉冬の動きに合わせて、透明な液体がいつまでもあふれ出し、俺は混乱した。
気持ちいいのに怖い。
「りゅう……と」
涙を流して俺が首を振って見せると、琉冬は一度俺から抜いて、体位を変えた。俺の足を持ち上げ、バックから正常位になり、キスをくれたのでほっとする。
そこから少し苦労しつつも、お互いが抱きしめあえるような位置に体を持っていく。
俺が琉冬の首筋を舐めると、琉冬はくすぐったそうに笑い、お返しとばかりに俺の喉仏を舐めた。
お互いの気持ちを確認してからのセックスは幸福感も倍増で、背筋から脳天にかけて、ゾクゾクする快感を何度も何度も味わった。自分がどこにいるかもわからなくなるほどだった。
涙で歪んで琉冬が見えない。体温と汗と、ぱちゅんぱちゅんと響くいやらしい水音に、もう無理だと思うのに体がまた熱くなる。琉冬の怪しい腰つきが、次第に早くせわしないものに変わる。荒い息が、かすれた声で俺を呼ぶ声が、彼も余裕がないのだと伝えてくる。
「桂聖っ!」
俺の名を呼びながら、彼は果てた。それでもしばらく俺を話さなかった。俺の中にすべてを注ぎ込もうとするみたいに。
やがて呼吸が少し落ち着いたころに、二人でぐったりとベッドに転がった。
涙で汚れた顔にキスを落として、琉冬はまた俺の名を呼んだ。
俺も呼び返したいけど、喉がかすれて声が出なかった。だから代わりに微笑んだ。
愛しさに手を絡め合い、優しい口づけにホッとして浅い眠りにつく。
大事にされていると実感する。
彼が作る美味しいご飯も、日常の何気ない会話も、ちょっとした口喧嘩をしてるときだって、彼のことが好きだ。誰よりも大切だ。
こんなのもう恋じゃない。
彼のことを、愛してる。
琉冬は鶴なので、役所に婚姻届けを持ってくとかはできない。だけど、そんなのどうでもいいくらい幸せだった。
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