私達も悪くないんです敵だけど。

かしまゆう

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14話 朝の狸は一苦労?

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「ぽんぽこ狸 

きょおも化ける

狸は化けて出勤だ。」

歌いながら人に化ける化け狸気づくと遅刻ギリギリになっていた。歌が終わるその時まで、気づかなかったようなのだ。

「ぽんぽこ狸、狸は走る、電車に乗るため走るのだ。」陽気な狸は改札をくぐり抜け、さっと電車に乗るのだった。

『ポスッ』狸は電車の長い椅子に腰掛けた。
流石に走り疲れたようで
「ぽんぽこ狸

疲れた狸

遅刻はギリギリしなさそう。」と小さな声で呟いた。と

狸の横にこれまた『ポスッ』と腰掛けた女性が声をかけてきた。
「ふぅ~、あれ田貫さん?この時間ってことはまた遅刻ギリギリなんですか~?ダメですよちゃんとしないと、」
「ぽんぽこ狸

少し反省

次から何とか頑張ります。」

こんなやりとり毎日繰り返していた。
そして二人顔を見合わせ『クスリ』と笑うのだった。


『ぽんぽこ狸

遅刻ギリギリ良くないが

「また明日も彼女に会えるかなぁ。」』密かにそう思う化け狸だった。








by このあと電車が遅延で見事に遅刻になったみたい。 例の電車の彼女
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