美しい殺し屋

ミニマリスト憂希

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復讐②

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真を連れて母親が殺された付近へ

「じっとしてみててね」

そういうと美月はモデルの様な歩き方で
歩き回った

しばらく歩いていると
あの母親を殺した犯人が美月を見ていた

「なんだ?あの女は?ここいらの様な
スラム街みたいな所で居る様な女じゃないな」

「いい女だな」

そう言うと美月を付けだした

食いついた犯人
それに気付いた美月は

「見ててね 真君」

美月は真の待っている所まで犯人を誘き出すと
母親が殺された所へ

犯人は人気のない所に居る美月を
背後から襲った

「へへへ こんな所じゃ
襲われても殺されても文句言えない様な所…お前みたいな良カモが現れると思ってなかったぜ」

背後から腕を被された美月は
腕を振りほどき

「細めに背が高い…黒い服に肥満…
あんたね!」

「あっ!?」

犯人はナイフを取り出した

「へへっ 殺されたくなかったら
言う事聞くんだな」

「言う事聞かなかったら?」

「このナイフでブスリさ!」

「へ~ じゃあこうされたらどう?」

拳銃を犯人に向ける美月
一瞬怯む犯人
しかし

「おもちゃじゃナイフに勝てないよ
お姉さん!」

「おもちゃかどうか…試してみる?」

美月の挑発に怒る犯人

「ごちゃごちゃとー!」

バンッ!!

「うっ…」

バタッ

倒れる犯人
その様を真は見ていた
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