美しい殺し屋

クイーンとの対決②

署内の階段を駆け上がる真
クイーンミホは追いかける

「待ちなさい！逃げても無駄よ！」

そして屋上に来た2人
真は追い詰められた

「もう逃げ場はないわよ」

「別に逃げてた訳じゃないよ」

「？」

「あのままだと君は応戦に来た警察署員を返り討ちにして皆んなが怪我するからね
君と一対一になりたかったんだけだ」

「一対一で私に勝てると？」

「うん 僕の方が腕は上だと思ってる」

それを聞いたクイーンは怒った顔になり

「なら 勝負よ！！」

そう言い少し離れて
コインを取り出すクイーンのミホ

「このコインが落ちた時が勝負」

「わかった」

コインを上に弾き飛ばす

お互いに腰の銃を構える2人

コインが回転しながら下へ落ちていく

キンッ

コインが床に落ちた瞬間2人は銃を取り出す

バンッ！！

クイーンミホが撃った銃弾は真の頬をかすめ
真が撃った銃弾はミホの拳銃を吹き飛ばした

「うっ…」

手を抑え苦しむミホ

その時…

チュンッ！！？

バタッ！

真が倒れた

「やっぱり…」

そう言うクイーンのミホは立ち上がりその場を去った

「ゴメンね…真。」

真は立ち上がらない
遠くからスナイパーライフルで胸を撃たれたのだ

スナイパーはジョーカー
ミホが負けた時の為に
遠くから2人を見張っていて屋上に来た真を狙い撃つタイミングを計っていたのだ

「くくっ。これでもう敵はいない…
私に敵う力を持つ者はこの世にいない！
私が最強だー！！」