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アーネスト⑥
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(セインの奴!!)
まさかアーネストの目の前でエレナとセインがキスをするなんて思わなかった。エレナも驚きはしたが抵抗しなかった。アーネストは嫉妬で気が狂いそうな自分に嫌気が差す。
「では、おやすみなさい。ブロア侯爵」
冷たく静かな廊下をアーネストとエレナは進み、エレナとアーネストの寝室への分岐点にたどり着いた。エレナもぼんやりとしたまま唇に手を当てている。
(セインの、キスを思い出してるのか?)
自分のことだけを考えて欲しい、という自己中心的な考えがアーネストの心を侵略する。アーネストはエレナの向かった方向に向かい、ゆっくり歩いているエレナの肩を掴んだ。アーネストが彼女の両肩を壁に手で押し付けるとエレナは驚きで固まる。
「っ・・・どうされたんですか」
「あなたはあんな風に誰にでもキスを許すのか」
「そ、そんな訳ないわ。セインは相当酔っぱらってたし朝にはもう忘れてるだろうし・・・」
エレナの口からセインの名前を聞くだけで嫉妬で血が昇る。
「酔っぱらいだったらいいって言うのか?・・・じゃあ俺だって今日は酔っぱらっている」
「んんっ・・・!!」
アーネストはエレナの唇を奪った。セインの名残を消し去ろうと何度も彼女に触れた唇を吸った。刺激を受けた彼女の唇は真っ赤に熟れ、アーネストにとって最高のデザートのようだ。
「いけません・・・あなたには婚約者が・・・」
「本当に嫌なら、俺を殴ってくれ」
そう言って再びエレナの口に顔を寄せた。アーネストは舌を無理やりねじ込み口内を激しく犯す。二人のお酒の味が混じりあいグチャグチャと音を立てた。誰もいない廊下にリップ音とハアハアという呼吸が木霊する。
(っ・・・ !!)
始めはされるがままだったエレナの舌が、アーネストに絡み付いてきた。アーネストが顔を上げると熱を持ったエレナの紅い瞳がアーネストを魅了する。
「私も・・・記憶がなくなるくらい酔っぱらってるの」
「っ・・・!!」
アーネストの中でプツンと何かが弾けた気がした。唾液が二人の頬を伝うのもお構い無しでむしゃぶり合う。こんな盛った獣同士がするようなキスにアーネストは酔いしれる。アーネストはエレナの胸元の紐を引っ張り、胸を露にさせた。
「触って・・・いいか?明日覚えていないんだろう?」
エレナは放蕩としながらコクリと頷いた。
(すごい・・・手に収まりきらない)
マシュマロのような豊満な胸を下から持ち上げた。先端は立ち上がり、ピンッと弾くとエレナの声が漏れた。
「ここ、気持ちいいのか?」
アーネストは親指と人差し指で先端を摘まみあげコロコロと転がした。
「ふぅん・・!!」
「ああ、綺麗だ」
アーネストはもう片方の先端を口に含んだ。舌でつついて凹ましたり吸ったりと彼女の胸を変形させていく。
「ふぁぁん・・・もっとぉ」
「積極的だな、エレナ」
「どう振る舞ったって、明日には・・・覚えていないもの」
「ああ、そうだ。覚えてない」
アーネストは豊満な胸を寄せ、片方の指だけで二つの先端を同時に摘まんだ。
「ふぁああああん」
意識が朦朧とするエレナに口を近づけ唾液を注ぐと、ごくりとそれを飲みこんだ。そのお返しにと首の角度を変えエレナはアーネストに唾液を注ぐ。アーネストは胸元にキスマークを残していく。
「そこ、跡ついちゃうっ」
「明日全てを忘れてしまう罪人に、その証を残しておいてやる」
「だめぇ・・・」
アーネストは首筋などにもキスマークを残した。少しでも自分を覚えていてほしいという執着心だ。
(俺をどれだけ堕とせば気がすむんだ)
まさかアーネストの目の前でエレナとセインがキスをするなんて思わなかった。エレナも驚きはしたが抵抗しなかった。アーネストは嫉妬で気が狂いそうな自分に嫌気が差す。
「では、おやすみなさい。ブロア侯爵」
冷たく静かな廊下をアーネストとエレナは進み、エレナとアーネストの寝室への分岐点にたどり着いた。エレナもぼんやりとしたまま唇に手を当てている。
(セインの、キスを思い出してるのか?)
自分のことだけを考えて欲しい、という自己中心的な考えがアーネストの心を侵略する。アーネストはエレナの向かった方向に向かい、ゆっくり歩いているエレナの肩を掴んだ。アーネストが彼女の両肩を壁に手で押し付けるとエレナは驚きで固まる。
「っ・・・どうされたんですか」
「あなたはあんな風に誰にでもキスを許すのか」
「そ、そんな訳ないわ。セインは相当酔っぱらってたし朝にはもう忘れてるだろうし・・・」
エレナの口からセインの名前を聞くだけで嫉妬で血が昇る。
「酔っぱらいだったらいいって言うのか?・・・じゃあ俺だって今日は酔っぱらっている」
「んんっ・・・!!」
アーネストはエレナの唇を奪った。セインの名残を消し去ろうと何度も彼女に触れた唇を吸った。刺激を受けた彼女の唇は真っ赤に熟れ、アーネストにとって最高のデザートのようだ。
「いけません・・・あなたには婚約者が・・・」
「本当に嫌なら、俺を殴ってくれ」
そう言って再びエレナの口に顔を寄せた。アーネストは舌を無理やりねじ込み口内を激しく犯す。二人のお酒の味が混じりあいグチャグチャと音を立てた。誰もいない廊下にリップ音とハアハアという呼吸が木霊する。
(っ・・・ !!)
始めはされるがままだったエレナの舌が、アーネストに絡み付いてきた。アーネストが顔を上げると熱を持ったエレナの紅い瞳がアーネストを魅了する。
「私も・・・記憶がなくなるくらい酔っぱらってるの」
「っ・・・!!」
アーネストの中でプツンと何かが弾けた気がした。唾液が二人の頬を伝うのもお構い無しでむしゃぶり合う。こんな盛った獣同士がするようなキスにアーネストは酔いしれる。アーネストはエレナの胸元の紐を引っ張り、胸を露にさせた。
「触って・・・いいか?明日覚えていないんだろう?」
エレナは放蕩としながらコクリと頷いた。
(すごい・・・手に収まりきらない)
マシュマロのような豊満な胸を下から持ち上げた。先端は立ち上がり、ピンッと弾くとエレナの声が漏れた。
「ここ、気持ちいいのか?」
アーネストは親指と人差し指で先端を摘まみあげコロコロと転がした。
「ふぅん・・!!」
「ああ、綺麗だ」
アーネストはもう片方の先端を口に含んだ。舌でつついて凹ましたり吸ったりと彼女の胸を変形させていく。
「ふぁぁん・・・もっとぉ」
「積極的だな、エレナ」
「どう振る舞ったって、明日には・・・覚えていないもの」
「ああ、そうだ。覚えてない」
アーネストは豊満な胸を寄せ、片方の指だけで二つの先端を同時に摘まんだ。
「ふぁああああん」
意識が朦朧とするエレナに口を近づけ唾液を注ぐと、ごくりとそれを飲みこんだ。そのお返しにと首の角度を変えエレナはアーネストに唾液を注ぐ。アーネストは胸元にキスマークを残していく。
「そこ、跡ついちゃうっ」
「明日全てを忘れてしまう罪人に、その証を残しておいてやる」
「だめぇ・・・」
アーネストは首筋などにもキスマークを残した。少しでも自分を覚えていてほしいという執着心だ。
(俺をどれだけ堕とせば気がすむんだ)
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