【R18】異世界で魔術師と(奴隷!?)契約しました

ほのじー

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【最終回】この世界での第一歩※

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「ミサキ、本当にすまなかった。勝手に嫉妬してミサキを尾行した・・・ミサキの気持ちが離れていったんじゃないかと心配になったんだ・・・」
「心配しなくても大丈夫ですよ。ほら、不安なら感情の封印を少し開けてみてください」
「いいのか・・・?」



ヴォルティスが美咲の感情をヴォルティスに流すとふわりと美咲の気持ちがヴォルティスを包んだ。いつもと変わらない愛情にヴォルティスはホッとする。


「ミサキ、俺はとても嫉妬深い奴だけど、ずっと見放さずに一緒にいてくれるか?」
「もちろんです」


美咲とヴォルティスは長いキスをし、ヴォルティスは美咲のブラウスのボタンを一つ一つ外していく。



「ミサキ、久々に・・・いいか?」
「はい・・・」



ヴォルティスは美咲を脱がせると自分の服も脱いでいった。



「ヴォルティス様少し体ががっしりしてませんか?」
「ああ、ミサキがマッチョが好きなんだと思って筋トレをしていたんだ」
「ふふふ、私のためにそんなことまでしてくれて嬉しいです」



美咲はヴォルティスの膨らんだ股間を下着の上から撫で上げた。ヴォルティスは我慢できず下着を脱ぎ捨て、しっとりと濡れた美咲の中に挿入していった。


「はぁ、はぁぁ!!いつもより激しいぃ!!」
「いっぱい溜まっているからな。たくさん注いであげよう」



ーズチャッズチャッ


「ミサキが好きなのは体の大きい奴じゃなくっ・・・ここが大きいのが好きなんだもんなっ・・・」
「ふぁぁぁああん!!・・・言わないで!!」



ヴォルティスはミサキに後ろを向かせ、背後から挿入する。


「こっからミサキの穴が丸見えだ・・・ミサキの穴は俺のモノが好きでたまらないって言ってるぞ」
「ふぅううん、奥まで当たってるぅ」


ーズチャッ、ズチャッ



「だめ、気持ちいい、もう、イっちゃう!!」
「俺もイくぞっ・・・!!」


二人はゼエゼエと息を切らせながらベッドに倒れこんだ。ミサキの中でヴォルティスの肉棒は眠りにつく。



「ミサキ・・・早く君と結婚したい・・・式場の確保を急ぐようにコーディネーターに言っておくぞ」
「ふふふ、私も早くヴォルティス様の妻になりたいです」
「妻・・・いい響きだ」


ヴォルティスの股間が再び大きくなっていく。


「ヴォルティス様っ・・・また大きく」
「今日はミサキが嫌というまで愛し合おう」



筋トレで無駄に体力をつけたヴォルティスは、色々な体勢で美咲を鳴かせた。ヴォルティスは筋トレを継続しようと決意した瞬間であった。










「え、ミサキとヴォルティス結婚するの!?」
「うん、そうなの」


ベルマンは二人の結婚予定に驚いているようだ。


「僕、人を愛するって感覚が分からないけど・・・ミサキもヴォルティスも大好きだから、二人が一緒になるなんて嬉しい」
「ありがとう、ベル」


悪魔は愛だの恋だのという感覚はない。しかしベルマンはヴォルティスや美咲と生活することで、なんとなく人間の考え方が理解できたらしい。


『生涯一人だけなぞ、なんて窮屈な人類だ』



ルシファーは未だに人間の思考が理解できないらしく、自分の欲のままに生きることが全てだと言う。









「ミサキ!!準備はいい?」
「うん、いいわよ」


美咲は自分でデザインした純白のウエディングドレスをラブールの皆が一生懸命作ってくれた。制作費は会社持ちでプレゼントしてくれた。美咲は皆が待つ教会へと向かう。その教会は魔術師連盟が運営しており魔術師の悪魔に限り入ることができるのだ。



ーパチパチパチパチ



「ミサキ、綺麗よ!!」
「お幸せに!!」


ランや仕事仲間、そしてコイル夫妻も参列してくれた。また、ヴォルティスの魔術師学校時代の同級生や、ヴォルティスが会長を務める(美咲は最近知ったのだが)魔術研究サークルの仲間も結婚式に来てくれたようだ。



「ヴォルティスにお祝いに子沢山の魔術をかけるか?」
「悔しいから夜立たなくなる魔術を掛けてやろう」
「魔術返しで痛い目にあいますよ、副会長」


ヴォルティス側の友人はかなり物騒な人物だらけではあったが、悪気はないのでよしとしよう。


「ミサキ・・・本当に綺麗だ」
「ヴォルティス様も・・・とっても似合ってます」


美咲のドレスに合わせた白いタキシードは、いつも黒を来ているヴォルティスを見慣れた美咲にとって新鮮であった。いつも髪を長くしていたヴォルティスも今は結婚式の為に切り揃えられ、誰よりも一番格好いいと美咲は思った。



教会の牧師はヴォルティスと美咲に問うた。



「新郎は二人の愛を、永遠に誓いますか?」
「誓います」
「新婦は二人の愛を、永遠に誓いますか?」
「誓います」



美咲はヴォルティスに向かうと、ヴォルティスは美咲のヴェールをゆっくりと取り去った。そして二人は誓いのキスをする。



『おめでとーーー!!』
『ヒューヒュー!』



美咲はこの世界で、愛する人に出会い素敵な友人にも恵まれた。




(ヴォルティス様に出会えてよかった)





美咲は魔術師と契約(奴隷!?)して、大きな大きな幸せを掴みとったのだった。






《おわり》
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感想 15

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みんなの感想(15件)

ユーザー
2019.04.03 ユーザー

むしろはよはよ!

解除
ユーザー
2019.04.01 ユーザー

むしろファンの為に書くって手も…

解除
ユーザー
2019.03.25 ユーザー

その後を書いてもええんやで!

2019.03.25 ほのじー

感想ありがとうございます!!
書いてええかな(笑)

解除

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