元不良の悪役令嬢は最年少ドS魔法使いに躾される

ほのじー

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自分で☆

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(外れた・・・早く、イきたい)


マリアンヌは右手で秘部に触れた。そこは洪水が起こっているように濡れており、シーツにそれが漏れている。


「はぁ、はあん、ふぅううん・・・」


股を大きく開き、腰を揺らしながら指をユーグがしたように動かした。マリアンヌの指は小さく細いのでなかなか上手くいかないか、あと一歩でイきそうである。



「あっ、いくぅ・・・」


(あれ、イけない・・・なんでっ)


マリアンヌは指を三本にして強めに擦り、再び絶頂に向かおうとする。


「はぁ、ああ、イきそう、はぁっ、はぁっ」


しかし何かに妨害されているように、マリアンヌは再びイくことができなかった。


「自慰することに必死で僕の呪文に気がつかなかったのかな?変態子猫ちゃん」
「きゃ、きゃぁぁあああ!!」


マリアンヌはユーグの声に驚きの声を上げた。まさか彼が部屋にいるとは気がつかなかったのだ。


(は、恥ずかしい、見られてたっ??)


「まさか僕の魔法を一つでも解くなんてねぇ・・・本当に悪い子だ」
「な、な、何をした!?」


ユーグの気配がマリアンヌに近づく。右手が外れた時点で他の拘束も頑張って解けば良かったと今さら後悔した。


「絶頂できないようにする魔法だよ。異国のドSな王様の依頼で一回作ったんだけど、活用できてよかった」
「そっ・・・そんな!!」
「自分で気持ちよくなろうとするからだよ。言ったでしょ?僕のペットは僕からしか快感を得てはいけないって」


ユーグは再びマリアンヌの濡れそぼった中に指を差し込んだ。


──グチュッ、クチュッ


何度も絶頂しようとした体は快感をさらに拾おうとする。動く右手で彼を掴もうとするも、手首を捕まれる。その力は強くびくもしない。


「はぁぁあ・・・んああああああ」


(だめ、屈しちゃだめ・・・)


悔しさなのか恥ずかしさからなのか分からない涙があふれ、縛っている布を濡らした。


(イきたい、イきたい・・)


「・・・イかしてください、マスター」
「自分で気持ちよくなってごめんなさい、って付け加えないとだよ。悪いことしたらちゃーんと謝らないとだからね」
「・・・自分で、気持ちよくなってごめんなさい・・・イかしてくださいマスター」


マリアンヌは全てのプライドを捨てた。ユーグは目隠しを取り、マリアンヌの瞼にキスをする。


「よく言えました、マリアンヌ。ご褒美だよ」
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