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第二章 見知らぬ土地ですべき事
04 GPSが届かないどこかで
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夜の帳が降りる。
結局あの直後から始まったネヴィー先生の言語教室は、辺りが薄暗くなりベンズのおっさんが帰宅するギリギリまで続けられた。
多分半分は嫌がらせで、半分は俺と早く意思疎通したかったからだろう。
興奮したように次から次へと質問と問題を繰り返すネヴィーさんと、ホトホト疲れ果てながらも答える俺達二人の様子を見て、顔を覗かせたベンズのおっさんが見せた呆れ顔が印象的だった。
ちなみに、当然夕食の支度などしていなかったから、夕食は昼食の残りで済ませてしまった。正直量に関しては全然足りなくて今も空腹を感じるくらいだが、これくらいの状態がこの家の人達の間では普通らしい。
『いや、この家というよりも、この世界……なのかな』
俺は日本語で独りごちるとスマホを付ける。
真っ暗だった部屋がスマホを中心としてぼんやりと光り、俺の顔を照らしていることだろう。
そのスマホの画面では電波が圏外となっており、当然ネットは使えない。
そして、その後GPSを起動してみるも受信できずに終わってしまった。
『GPSも届かない場所……かぁ……。これって、単純に地球じゃないどこか……なのかね。もしくはあの世か夢の世界か』
思えばおかしな事ばかりだった。
洞窟の広さ。
季節の逆転。
見た事もない動物。
本来ならば死んでいてもおかしくない状況でも死ななかった身体。
聞いた事もない言語を話す人間。
そして、常識では考えられない重度の怪我の修復とありえない治癒速度。
『うーむ。寧ろ、あの女に殺されかけて目を覚ましてからこっち、常識を探すほうが難しいくらいだ』
そもそも、あの白い女はなんだったのか。
俺の記憶が間違いでなければ、最後にあの女は海斗をどこかに運ぼうとしていた。
『もしもあの時どこかに運んだのが海斗だけでなく俺もなら、この世界のどこかに海斗もいるって事だよな』
そして思い出されるのはその時に見た夢。
もしも、あれが唯の過去の出来事を改変した夢なんかではなくて、海斗からのメッセージなんだとしたら……。
『僕は必ず相馬を探すから、相馬も僕を探して……か。そうだよな。もしもお前がこの世界にいるのなら、俺はお前を探さなきゃならない』
俺はスマホの電源を切ると枕の横に放り投げ、体を横たえる。
『俺達2人。いつかは疎遠になるとしても、こんな状況は受け入れられないよな。OK海斗。俺も同じだ』
それはあの時、あの夢で海斗が口にした事への答え。
『俺はお前と共に行く。少なくとも今は。この世界のどこにいても、絶対探してみせるさ』
「ソーマ?」
瞳を閉じて、気持ちを固めた俺の耳に、暗闇から女性の声が飛んできた。
まあ、この家にいる女性なんて一人しかいないから、誰がなんて考える余裕もないのだけど。
「ネヴィー? 何? 用事?」
「※※※。ソーマ※声※聞く※※※。何か※※有る?」
「いいえ。何も。声。出した。ごめんなさい」
「謝る※※ない」
心配するネヴィーさんの声に上半身を起こし、答えた俺だったが、どうもネヴィーさんは俺の言葉だけでは安心できなかったらしい。
ギシギシと床の軋みがベッドへと近づいてきて、すぐ傍で更に大きな木の軋む音が聞こえてきた。多分、椅子に座ったのだろう。
「眠る※出来ない?」
「いいえ。考える。していた」
「……考える……」
俺の声にネヴィーさんはオウム返しに呟く。
その時に衣擦れの音が響き、そちらに目を向けるとうっすらとネヴィーさんの顔が見えた気がした。
「何……考える……していた?」
なんとなくだけど……ネヴィーさんが俺にもわかるように単語を選びながら話しかけてくれたような気がした。
だから俺もクスリと笑う。
「あー……うー……『トモダチ』。言葉、わからない。私、いた、所。近い、人」
「『トモダチ』? 近い、人? ※※※? ※※※? ※※※※?」
「ごめんなさい。言葉、わからない。私、違う、人。近い、人。考える。いた」
「……ごめんなさい」
「謝る。違う。悪い。私」
シュンとした様子で謝るネヴィーさんに俺は慌てて手を伸ばす。
こんなにも自分の言いたい事が伝わらない事がもどかしいのは初めてのことかも知れない。
だからだろうか。
「ネヴィー」
どうせ伝わらないのなら、思っている事を言ってしまえばいいと思った。
「私。近い、人、探す。家、出る。近い、人、心配」
「…………」
「あなた……ネヴィー、ベンズ、心配。近い、人、心配。私、わからない、なった」
「………………」
「本当……離れる……ない。私、困る。ネヴィー、ベンズ、助ける。くれた。沢山。沢山」
「……………………」
「“ありがとう”沢山。言う。私。足りない。ネヴィー。あなた。沢山、沢山、沢山、“ありがとう”私──」
最早自分でも何を言っているのか、何を言いたいのかわからなくなっていた。
ただ、伝えたいのは海斗を探すためにこの家を出ていくということで、ここまで世話をしてくれたネヴィーさんとベンズさんにお礼が言いたいという事で──。
ただ、その言葉が上手く伝わらないうちに、ネヴィーさんは伸ばしていた俺の手を掴むと引き寄せ、ずんぐりとしたその体に俺の頭を抱き寄せた。
「……困る※人……」
ポツリと一言呟いて、俺の頭の後ろを撫でながら。
「ここ※※※※。私※※※※※※。※※※※※16歳※※※※助ける、出来る。※※20日、待つ。※※※※ソーマ※※※大丈夫。心配。ない」
俺には殆どわからない単語を早口で──いつもは俺に合わせてゆっくり喋っているのだ──何かを告げると、俺の頬を両手で挟んで自分の顔のすぐ傍に寄せてくるネヴィーさん。
息がかかるほどの距離だったせいか、この暗闇でもその表情をしっかりと目に焼き付ける事が出来た。
「20日待つ。良い?」
「……良い」
「正解」
俺の返答に満足したのか、ネヴィーさんは椅子から降りると俺の頭を撫でて微笑む。
元々背が低い彼女だったから、椅子から降りて立っていてもベッドで半身を起こしている俺と目線が同じ程度しかない。
そんな彼女の行動と言葉が、なんだかちぐはぐなような気がして、俺はさっきのネヴィーさんの言葉を考え直す。
“正解”という言葉は俺が大体単語を正解した……と、思わる時にネヴィーさんが決まって口にしていた言葉だ。だから、俺も“正解”という意味なのだろうと勝手に解釈していたのだが、ここまでのやり取りで多分違う意味だろうとアタリをつけた。
恐らく、本当の意味は“よく出来ました”のような言葉ではないだろうか。
そう考えると、これまでの、そして、今の彼女の態度にもある程度納得いくものとなる。
だから、俺も頭を撫でられるままに頷くと、聞き分けよく答える。
「ありがとう」
「寝る? 大丈夫?」
「ハイ」
「良い」
そして、ようやく安心したのか、ネヴィーさんは俺の頭を3回ポンポンと叩いた後に背を向ける。
やがて、床の軋む音が消えて家の中に静寂が戻ってようやく、俺はベッドに横になる。
『あの人にとっては、俺みたいな大人でもまだまだ子供……か』
それほど歳は離れていないはずなのに……な。
彼女は言った。
後20日待て……と。
この“20”という数字は今日俺が覚える事が出来た数字の最大数だった。
色々と理解できない事を随分と喋っていたようだが、彼女が“大丈夫”、“心配ない”というのなら間違いなく“大丈夫”で“心配ない”のだろう。
目を閉じる。
今日最初に床についた時はあれほど不安だった気持ちが、なんだかスーっと取れてしまったような気分だった。
俺はこの家を出ることになる。
でも、よく考えたらネヴィーさんとベンズさんにはお礼らしいお礼。所謂恩返しをしていない事を思い出した。
それを考えたら、20日という時間はその為の時間にちょうど良いのではないだろうか。
きっとネヴィーさんは困った顔をして「休め」というだろう。
ベンズさんは何も言わずに俺に好きにやらせてくれるのだろう。
今日までは自分の怪我と先行きの不安からあまりよく眠れない日々が続いていたが、今日は久しぶりにゆっくり眠れるような気がした。
結局あの直後から始まったネヴィー先生の言語教室は、辺りが薄暗くなりベンズのおっさんが帰宅するギリギリまで続けられた。
多分半分は嫌がらせで、半分は俺と早く意思疎通したかったからだろう。
興奮したように次から次へと質問と問題を繰り返すネヴィーさんと、ホトホト疲れ果てながらも答える俺達二人の様子を見て、顔を覗かせたベンズのおっさんが見せた呆れ顔が印象的だった。
ちなみに、当然夕食の支度などしていなかったから、夕食は昼食の残りで済ませてしまった。正直量に関しては全然足りなくて今も空腹を感じるくらいだが、これくらいの状態がこの家の人達の間では普通らしい。
『いや、この家というよりも、この世界……なのかな』
俺は日本語で独りごちるとスマホを付ける。
真っ暗だった部屋がスマホを中心としてぼんやりと光り、俺の顔を照らしていることだろう。
そのスマホの画面では電波が圏外となっており、当然ネットは使えない。
そして、その後GPSを起動してみるも受信できずに終わってしまった。
『GPSも届かない場所……かぁ……。これって、単純に地球じゃないどこか……なのかね。もしくはあの世か夢の世界か』
思えばおかしな事ばかりだった。
洞窟の広さ。
季節の逆転。
見た事もない動物。
本来ならば死んでいてもおかしくない状況でも死ななかった身体。
聞いた事もない言語を話す人間。
そして、常識では考えられない重度の怪我の修復とありえない治癒速度。
『うーむ。寧ろ、あの女に殺されかけて目を覚ましてからこっち、常識を探すほうが難しいくらいだ』
そもそも、あの白い女はなんだったのか。
俺の記憶が間違いでなければ、最後にあの女は海斗をどこかに運ぼうとしていた。
『もしもあの時どこかに運んだのが海斗だけでなく俺もなら、この世界のどこかに海斗もいるって事だよな』
そして思い出されるのはその時に見た夢。
もしも、あれが唯の過去の出来事を改変した夢なんかではなくて、海斗からのメッセージなんだとしたら……。
『僕は必ず相馬を探すから、相馬も僕を探して……か。そうだよな。もしもお前がこの世界にいるのなら、俺はお前を探さなきゃならない』
俺はスマホの電源を切ると枕の横に放り投げ、体を横たえる。
『俺達2人。いつかは疎遠になるとしても、こんな状況は受け入れられないよな。OK海斗。俺も同じだ』
それはあの時、あの夢で海斗が口にした事への答え。
『俺はお前と共に行く。少なくとも今は。この世界のどこにいても、絶対探してみせるさ』
「ソーマ?」
瞳を閉じて、気持ちを固めた俺の耳に、暗闇から女性の声が飛んできた。
まあ、この家にいる女性なんて一人しかいないから、誰がなんて考える余裕もないのだけど。
「ネヴィー? 何? 用事?」
「※※※。ソーマ※声※聞く※※※。何か※※有る?」
「いいえ。何も。声。出した。ごめんなさい」
「謝る※※ない」
心配するネヴィーさんの声に上半身を起こし、答えた俺だったが、どうもネヴィーさんは俺の言葉だけでは安心できなかったらしい。
ギシギシと床の軋みがベッドへと近づいてきて、すぐ傍で更に大きな木の軋む音が聞こえてきた。多分、椅子に座ったのだろう。
「眠る※出来ない?」
「いいえ。考える。していた」
「……考える……」
俺の声にネヴィーさんはオウム返しに呟く。
その時に衣擦れの音が響き、そちらに目を向けるとうっすらとネヴィーさんの顔が見えた気がした。
「何……考える……していた?」
なんとなくだけど……ネヴィーさんが俺にもわかるように単語を選びながら話しかけてくれたような気がした。
だから俺もクスリと笑う。
「あー……うー……『トモダチ』。言葉、わからない。私、いた、所。近い、人」
「『トモダチ』? 近い、人? ※※※? ※※※? ※※※※?」
「ごめんなさい。言葉、わからない。私、違う、人。近い、人。考える。いた」
「……ごめんなさい」
「謝る。違う。悪い。私」
シュンとした様子で謝るネヴィーさんに俺は慌てて手を伸ばす。
こんなにも自分の言いたい事が伝わらない事がもどかしいのは初めてのことかも知れない。
だからだろうか。
「ネヴィー」
どうせ伝わらないのなら、思っている事を言ってしまえばいいと思った。
「私。近い、人、探す。家、出る。近い、人、心配」
「…………」
「あなた……ネヴィー、ベンズ、心配。近い、人、心配。私、わからない、なった」
「………………」
「本当……離れる……ない。私、困る。ネヴィー、ベンズ、助ける。くれた。沢山。沢山」
「……………………」
「“ありがとう”沢山。言う。私。足りない。ネヴィー。あなた。沢山、沢山、沢山、“ありがとう”私──」
最早自分でも何を言っているのか、何を言いたいのかわからなくなっていた。
ただ、伝えたいのは海斗を探すためにこの家を出ていくということで、ここまで世話をしてくれたネヴィーさんとベンズさんにお礼が言いたいという事で──。
ただ、その言葉が上手く伝わらないうちに、ネヴィーさんは伸ばしていた俺の手を掴むと引き寄せ、ずんぐりとしたその体に俺の頭を抱き寄せた。
「……困る※人……」
ポツリと一言呟いて、俺の頭の後ろを撫でながら。
「ここ※※※※。私※※※※※※。※※※※※16歳※※※※助ける、出来る。※※20日、待つ。※※※※ソーマ※※※大丈夫。心配。ない」
俺には殆どわからない単語を早口で──いつもは俺に合わせてゆっくり喋っているのだ──何かを告げると、俺の頬を両手で挟んで自分の顔のすぐ傍に寄せてくるネヴィーさん。
息がかかるほどの距離だったせいか、この暗闇でもその表情をしっかりと目に焼き付ける事が出来た。
「20日待つ。良い?」
「……良い」
「正解」
俺の返答に満足したのか、ネヴィーさんは椅子から降りると俺の頭を撫でて微笑む。
元々背が低い彼女だったから、椅子から降りて立っていてもベッドで半身を起こしている俺と目線が同じ程度しかない。
そんな彼女の行動と言葉が、なんだかちぐはぐなような気がして、俺はさっきのネヴィーさんの言葉を考え直す。
“正解”という言葉は俺が大体単語を正解した……と、思わる時にネヴィーさんが決まって口にしていた言葉だ。だから、俺も“正解”という意味なのだろうと勝手に解釈していたのだが、ここまでのやり取りで多分違う意味だろうとアタリをつけた。
恐らく、本当の意味は“よく出来ました”のような言葉ではないだろうか。
そう考えると、これまでの、そして、今の彼女の態度にもある程度納得いくものとなる。
だから、俺も頭を撫でられるままに頷くと、聞き分けよく答える。
「ありがとう」
「寝る? 大丈夫?」
「ハイ」
「良い」
そして、ようやく安心したのか、ネヴィーさんは俺の頭を3回ポンポンと叩いた後に背を向ける。
やがて、床の軋む音が消えて家の中に静寂が戻ってようやく、俺はベッドに横になる。
『あの人にとっては、俺みたいな大人でもまだまだ子供……か』
それほど歳は離れていないはずなのに……な。
彼女は言った。
後20日待て……と。
この“20”という数字は今日俺が覚える事が出来た数字の最大数だった。
色々と理解できない事を随分と喋っていたようだが、彼女が“大丈夫”、“心配ない”というのなら間違いなく“大丈夫”で“心配ない”のだろう。
目を閉じる。
今日最初に床についた時はあれほど不安だった気持ちが、なんだかスーっと取れてしまったような気分だった。
俺はこの家を出ることになる。
でも、よく考えたらネヴィーさんとベンズさんにはお礼らしいお礼。所謂恩返しをしていない事を思い出した。
それを考えたら、20日という時間はその為の時間にちょうど良いのではないだろうか。
きっとネヴィーさんは困った顔をして「休め」というだろう。
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