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第二章 何時から俺の家はコスプレ会場になったのか
04 世界に一つだけの宝玉
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あの後俺達は直ぐに離れに移動した。
比較的長い時間話し込んではいたものの、まだ昼前だから明るさに関しては十分だ。
カリスの言葉を聞いた後に、そう言えばあの時は夜だったにも関わらず、後日あまり詳しく調べていなかったのを思い出した。
「ここか?」
カリスは離れに足を踏み入れると、周りを見回した後に聞いてくる。
「ああ。実際にはどこで消えたのかはわからないけど、俺が手足に巻いてやった包帯が残されていたのはここだ」
「なる程な。あくまで“宝物の交換は一つずつ”だから、それ以外の物は全てここで外したのだろう。そう考えれば説明は容易い。だが──」
カリスは俺に倣って靴を脱いで畳に上がると、床に落ちていたガーゼを拾う。
あの暗闇では気がつかなかったが、よく見るとカットバンも剥がされて落ちていた。
「──その猫人族の娘は本当に少女だったのか? ここまで話の内容を理解しているとなると、少々腑に落ちんのだが……」
「少女っていうよりも幼女だったよ。多分、5、6歳位?」
「尚更解せんな。私でさえも貴殿と話をするまでは唯の御伽噺だと思っていた内容だ。それをその歳の娘が正解に行き着くか? 貴殿と会った事で貴殿が賢者だと思ったのは有り得るが……」
「寧ろ子供だからこそ素直に信じたんじゃないか?」
「……結局はそうなのだろうな。……む。ここか?」
やがて、俺たち二人が行き着いたのは部屋の隅。
そこには切れ切れの布切れと、一つにまとめられた包帯が置かれていた。
「この布が?」
「ああ。あっ、そっちの汚ねぇボロ切れじゃないぞ。上の白いやつ」
「言われなくてもわかっている。これを……と。むう」
カリスは包帯を2本3本と取っていくが、最後の4本目の包帯を手にした所で顔を顰めた。
「……何もない……な」
「そうだな。包帯だけだ」
包帯を取った後に残ったのはボロ切れだけ。
諦めきれないのか、カリスはそのボロ切れも蹴っ飛ばしてボロ切れの下も確認していたが、結局分かった事は何もないという事実だけだった。
「……むう。まさか私の仮説が間違っていたとでも?」
「まあ、突拍子もない話ではあったからなぁ。俺も人の事は言えんけども」
ともあれ、件の猫娘が話をしっかりと理解してこの場で宝物以外の物を外した……という線は低そうだ。
まあ、あの年齢の子がそこまで計算して動いていたらそれはそれで怖いからそれでいいのかという気もしたが。
「まあ、そもそも服が無い時点で一つずつの交換って定義から外れてるし、何か別の方法があったのかもな。もう少し家の中探してみるか?」
「……待て。イバラキ殿。先ほどの発言。もう一度口にしてももらってもいいだろうか?」
頭を掻きながら部屋から出ようとしていた俺の背中に、カリスの発言が刺さる。
振り向くと、真剣な顔のカリスが俺の背中を凝視していた。
「……何だって?」
「先ほどの言葉だ。今、貴殿は『服が無い』と言ったか? 貴殿は猫人族の娘は『全裸だった』と言っていなかったか?」
妙な所に食いつかれた。
ひょっとしてこの男は少女性愛者なのか? とも思ったが、こうも真剣な表情をされると茶化す気も起きない。
「いや、だから、全裸だったから服着せたんだよ。いくらなんでも女の子だぞ? 素っ裸で一緒にいるのは、その……色々と困るんだよ」
「何故困るのだ?」
「寧ろどうしてそこで疑問の声が上がるんだよ!? 生まれたままの姿の女の子が近くにいたら年齢関係なく気不味いだろうが!」
やはりこいつは変態だったのか?
俺は心なしかカリスと距離を取ると、震える声で問いかける。
しかし、カリスはそんな俺の態度にゆっくりと首を振った。
「……イバラキ殿。私はこの世界の事はよく知らないが、貴殿が自然と『猫』という単語を口にしたから『猫』はいるものだと解釈する。その上で聞きたい。イバラキ殿は、もしも猫が生まれたままの姿で近くに寄ってきたら、気不味いのか? 服を着せるのか?」
「は? お前何言ってるの?」
俺は呆れたように声を上げたが、カリスの真剣な視線はそのままだ。
だから、俺は呆れながらも答えてやる。
「……猫だろ? そんなもん気不味いわけないだろ。毛皮モフモフだし、それが自然の姿だし。でも──」
「そうだ。毛皮モフモフで自然な姿だ。そして、私が言っている猫人族も同じだ。毛皮モフモフで全裸が自然の姿。立って歩き、人語も解するが見た姿は猫そのものなのだ。服? そのような邪魔になるものを彼らは必要としていない」
カリスの言葉に俺の思考が止まる。
毛皮? モフモフ? 馬鹿な。俺が会ったあの女の子は……。
「……これは……ひょっとしたらやられたかもしれん……」
カリスは苦虫を噛み潰したような顔で腕を組む。
その様子から、彼の中で何かが見えてきたのだろうという確信が沸いた。
「イバラキ殿。申し訳ないがいくつか質問したい。その猫娘の声は聞いたか?」
「……いや。聞いてないな。そう言えば治療中も鳴き声一つ上げなかったなあの子」
「何らかの肉体的な接触はあったか?」
「エロい意味で言ってるんだったら無いと断言してやるけど、単に体に触れられたかどうかなら……お腹と背中に頭と体を擦りつけられて、鼻と口を舐められたな。後は寝てる時に足を枕にされたかな」
「すまないが服の下を見せて貰っても?」
「……おおう……ま、まあ、変な意味じゃないなら……」
カリスが俺に近づいて来る前に俺は上着を脱いで上半身裸になる。
流石に区切られている空間とは言え、男二人で全裸になるのは躊躇われた。
「上半身だけでいいだろ?」
「特に問題がなければな」
「あったら下も脱ぐのかよ!?」
「何かあってからでは遅いのだぞ? もしそうなら……これは……」
カリスは不穏な呟きを漏らすと、何やら俺の背中に手を触れたらしい。
一瞬ヒヤリとした感触があり思わず声を出しそうになる。
「イバラキ殿」
真剣な色を含んだカリスの声。
「何だよ?」
「どうやら貴殿は件の猫娘とやらから既に『宝物』を受け取っていたようだぞ」
「はあ?」
カリスの言葉に俺は疑問の声を上げる。
あの時の事を思い返してみても、俺があの子から何かを貰った覚えがなかったからだ。
「背中に埋め込まれていたから気がつかなかったのであろうな。後日確認することを勧めるが、現在貴殿の背に黄金色の宝玉が埋め込まれている。この宝玉は【魔女】が伴侶と決めた相手に贈る力の石。通称【魔女の瞳】と呼ばれる物だ」
「……ま、【魔女】? 伴侶? ちょ、ちょっと待てカリス。何の事だか──」
「【魔女の瞳】は【命の石】と呼ばれる事もある。理由は、魔女の系譜に連なるものでも生涯に一度しか創り出すことが出来ないからだ。自らの力を込めた宝玉を伴侶と決めた異性に渡すのは、その者を生涯守る代わりに、生涯束縛される意味も持つ。何故なら、魔女の瞳とはその名の通り魔女にとってのもう一つの目でもあるからだ。魔女の瞳を持つ者は、いつ、いかなる場所に隠れようともその存在を補足され、常に見られている」
なにそれこわい。
「イバラキ殿」
カリスは苦渋に満ちた声を発しながら俺の前に回り込み、やはり無念を滲ませた表情を見せた。
「どうやら、貴殿と私は、とんでもない相手に一杯食わされたようだぞ」
比較的長い時間話し込んではいたものの、まだ昼前だから明るさに関しては十分だ。
カリスの言葉を聞いた後に、そう言えばあの時は夜だったにも関わらず、後日あまり詳しく調べていなかったのを思い出した。
「ここか?」
カリスは離れに足を踏み入れると、周りを見回した後に聞いてくる。
「ああ。実際にはどこで消えたのかはわからないけど、俺が手足に巻いてやった包帯が残されていたのはここだ」
「なる程な。あくまで“宝物の交換は一つずつ”だから、それ以外の物は全てここで外したのだろう。そう考えれば説明は容易い。だが──」
カリスは俺に倣って靴を脱いで畳に上がると、床に落ちていたガーゼを拾う。
あの暗闇では気がつかなかったが、よく見るとカットバンも剥がされて落ちていた。
「──その猫人族の娘は本当に少女だったのか? ここまで話の内容を理解しているとなると、少々腑に落ちんのだが……」
「少女っていうよりも幼女だったよ。多分、5、6歳位?」
「尚更解せんな。私でさえも貴殿と話をするまでは唯の御伽噺だと思っていた内容だ。それをその歳の娘が正解に行き着くか? 貴殿と会った事で貴殿が賢者だと思ったのは有り得るが……」
「寧ろ子供だからこそ素直に信じたんじゃないか?」
「……結局はそうなのだろうな。……む。ここか?」
やがて、俺たち二人が行き着いたのは部屋の隅。
そこには切れ切れの布切れと、一つにまとめられた包帯が置かれていた。
「この布が?」
「ああ。あっ、そっちの汚ねぇボロ切れじゃないぞ。上の白いやつ」
「言われなくてもわかっている。これを……と。むう」
カリスは包帯を2本3本と取っていくが、最後の4本目の包帯を手にした所で顔を顰めた。
「……何もない……な」
「そうだな。包帯だけだ」
包帯を取った後に残ったのはボロ切れだけ。
諦めきれないのか、カリスはそのボロ切れも蹴っ飛ばしてボロ切れの下も確認していたが、結局分かった事は何もないという事実だけだった。
「……むう。まさか私の仮説が間違っていたとでも?」
「まあ、突拍子もない話ではあったからなぁ。俺も人の事は言えんけども」
ともあれ、件の猫娘が話をしっかりと理解してこの場で宝物以外の物を外した……という線は低そうだ。
まあ、あの年齢の子がそこまで計算して動いていたらそれはそれで怖いからそれでいいのかという気もしたが。
「まあ、そもそも服が無い時点で一つずつの交換って定義から外れてるし、何か別の方法があったのかもな。もう少し家の中探してみるか?」
「……待て。イバラキ殿。先ほどの発言。もう一度口にしてももらってもいいだろうか?」
頭を掻きながら部屋から出ようとしていた俺の背中に、カリスの発言が刺さる。
振り向くと、真剣な顔のカリスが俺の背中を凝視していた。
「……何だって?」
「先ほどの言葉だ。今、貴殿は『服が無い』と言ったか? 貴殿は猫人族の娘は『全裸だった』と言っていなかったか?」
妙な所に食いつかれた。
ひょっとしてこの男は少女性愛者なのか? とも思ったが、こうも真剣な表情をされると茶化す気も起きない。
「いや、だから、全裸だったから服着せたんだよ。いくらなんでも女の子だぞ? 素っ裸で一緒にいるのは、その……色々と困るんだよ」
「何故困るのだ?」
「寧ろどうしてそこで疑問の声が上がるんだよ!? 生まれたままの姿の女の子が近くにいたら年齢関係なく気不味いだろうが!」
やはりこいつは変態だったのか?
俺は心なしかカリスと距離を取ると、震える声で問いかける。
しかし、カリスはそんな俺の態度にゆっくりと首を振った。
「……イバラキ殿。私はこの世界の事はよく知らないが、貴殿が自然と『猫』という単語を口にしたから『猫』はいるものだと解釈する。その上で聞きたい。イバラキ殿は、もしも猫が生まれたままの姿で近くに寄ってきたら、気不味いのか? 服を着せるのか?」
「は? お前何言ってるの?」
俺は呆れたように声を上げたが、カリスの真剣な視線はそのままだ。
だから、俺は呆れながらも答えてやる。
「……猫だろ? そんなもん気不味いわけないだろ。毛皮モフモフだし、それが自然の姿だし。でも──」
「そうだ。毛皮モフモフで自然な姿だ。そして、私が言っている猫人族も同じだ。毛皮モフモフで全裸が自然の姿。立って歩き、人語も解するが見た姿は猫そのものなのだ。服? そのような邪魔になるものを彼らは必要としていない」
カリスの言葉に俺の思考が止まる。
毛皮? モフモフ? 馬鹿な。俺が会ったあの女の子は……。
「……これは……ひょっとしたらやられたかもしれん……」
カリスは苦虫を噛み潰したような顔で腕を組む。
その様子から、彼の中で何かが見えてきたのだろうという確信が沸いた。
「イバラキ殿。申し訳ないがいくつか質問したい。その猫娘の声は聞いたか?」
「……いや。聞いてないな。そう言えば治療中も鳴き声一つ上げなかったなあの子」
「何らかの肉体的な接触はあったか?」
「エロい意味で言ってるんだったら無いと断言してやるけど、単に体に触れられたかどうかなら……お腹と背中に頭と体を擦りつけられて、鼻と口を舐められたな。後は寝てる時に足を枕にされたかな」
「すまないが服の下を見せて貰っても?」
「……おおう……ま、まあ、変な意味じゃないなら……」
カリスが俺に近づいて来る前に俺は上着を脱いで上半身裸になる。
流石に区切られている空間とは言え、男二人で全裸になるのは躊躇われた。
「上半身だけでいいだろ?」
「特に問題がなければな」
「あったら下も脱ぐのかよ!?」
「何かあってからでは遅いのだぞ? もしそうなら……これは……」
カリスは不穏な呟きを漏らすと、何やら俺の背中に手を触れたらしい。
一瞬ヒヤリとした感触があり思わず声を出しそうになる。
「イバラキ殿」
真剣な色を含んだカリスの声。
「何だよ?」
「どうやら貴殿は件の猫娘とやらから既に『宝物』を受け取っていたようだぞ」
「はあ?」
カリスの言葉に俺は疑問の声を上げる。
あの時の事を思い返してみても、俺があの子から何かを貰った覚えがなかったからだ。
「背中に埋め込まれていたから気がつかなかったのであろうな。後日確認することを勧めるが、現在貴殿の背に黄金色の宝玉が埋め込まれている。この宝玉は【魔女】が伴侶と決めた相手に贈る力の石。通称【魔女の瞳】と呼ばれる物だ」
「……ま、【魔女】? 伴侶? ちょ、ちょっと待てカリス。何の事だか──」
「【魔女の瞳】は【命の石】と呼ばれる事もある。理由は、魔女の系譜に連なるものでも生涯に一度しか創り出すことが出来ないからだ。自らの力を込めた宝玉を伴侶と決めた異性に渡すのは、その者を生涯守る代わりに、生涯束縛される意味も持つ。何故なら、魔女の瞳とはその名の通り魔女にとってのもう一つの目でもあるからだ。魔女の瞳を持つ者は、いつ、いかなる場所に隠れようともその存在を補足され、常に見られている」
なにそれこわい。
「イバラキ殿」
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