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第1章 帝国編
8話 変化してゆく日常
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ここは人間界と魔界の2つに隣接する国である皇帝をしているのは黒髪に赤い瞳の男ルシアである
先の大戦でエリスを100年後の世界へ脱出させ人間界の皇帝を介錯した人物で見た目は冷たい表情をして悲しげな雰囲気がある
「陛下、先程より人間界の使者から帝国にエリスという絶世の美女を保護したという事です」
「……そうか、いずれは私が直々に帝国へ出向く必要があるな」
「……いかがいたしますか?」
「出発の準備をして帝国に使者を送って皇帝同士の会談の申し入れをせよ」
「仰せのままに」
「……やっと会えるのか…エリス、愛する人よ……どうか無事でいてくれ」
城の窓から心配そうな視線で外を見つめるルシアだった。
一方、帝国ではあの事件から1年がたとうとしていた。ケインは謹慎中に再び様々な礼儀作法や女性に対する接し方と騎士団の見習いとしても一から修行をした。
そしてエリスは最初は心を閉ざしたがマリンナやミヤノ、そして女性従者の働きにより少しずつ笑みを取り戻していた。
コンコンっ
「エリス?わたしよ、入るわね」
ガチャ
「お義母さま、ごきげんよう」
「おはよう、調子はどうかしら?」
エリスとマリンナは、この1年間で母娘のような絆を結び固い信頼関係になった。
「お義母さま、みてください」
エリスはマリンナに手作りの毛糸で編んだブレスレットをみせた
「まぁ綺麗ね」
「ふふっ、これお義母さまにプレゼントです」
「いいの?ありがとうエリス」
そこへメイド長のミヤノがやってきた
「エリス様、私にはないのですか?」
「ないわよ!ね~エリス!」
マリンナはエリスの頭を優しく撫でた。マリンナは一人息子のケインのみなので、エリスが初めてできた娘のようで可愛くて仕方ない。
「ミヤノの分もあります、どうぞ」
「ありがとうございます!エリス様!」
そこへマリンナの従者がやってきた
「マリンナ様、例の使者が会談の申し入れの書状をお持ちになられました、いかがいたしますか?」
「わかったわ、通してちょうだい」
マリンナはエリスに感謝を言って部屋を後にした。
「ねえ、ミヤノ」
「はい、何でしょうか?」
「会談ってだれと?」
「魔界と人間界に隣接する国のルシア皇帝です」
「!?」
エリスはルシアという言葉を聞いて胸が熱くなった。懐かしい名前……
「そうですか」
それから数ヶ月後、
帝国にルシア皇帝が来訪してマリンナとの会談に臨んだ
謁見の間に現れたのは誰もが魅了される黒髪に赤い瞳で細身の長身のルシアが謁見の間を堂々と歩いてマリンナの元へ向かい膝をつく
「東国の皇帝ルシアただいま、帝国皇帝代理王妃様にお目通り叶った事を喜び申し上げる」
「息災だったか?ルシア」
「はい、マリンナ様は?」
「息災よ」
その後、マリンナは真剣な顔で言った
「わざわざ帝国に出向くとは珍しいわね、どんな風の吹き回しかしら?」
するとルシアは静かな笑みを浮かべて言った
「ご存じでしょう……我が愛する人を迎えに参りました」
マリンナの顔が強ばった。無理もないルシアの愛する人がエリスだからだ。
「あの娘は私の義娘よ、それに息子の許嫁。それを知って言ってるの?」
「お言葉ですが、あの男にエリスを任せられませんよ」
2人は静かだが互いに引かない姿勢だった
「はぁっ、わかった……お前には夫がした過ちもある。だからまずはエリスと会う機会を設けてやる、そこで私も交えた3人で話しましょう」
「わかった、異論は無い」
見た目とは裏腹に物分りが良く素直なルシアを羨ましがるマリンナがいた。
「あなたは物分りが良くて素直で良いわね。どうかしら、わたしの養子に」
「断る、歳上に興味は無い」
するとマリンナはルシアを睨んだ
「なにか仰った?」
「なにも」
「よろしい、今宵は泊まっていけよ。もてなしてやる」
「気遣い感謝する」
こうしてルシアが滞在する事になったが、城中にルシアの美貌のウワサが女性の間で広まった。しかもエリスの恋仲という、ややこしい事実まで広まってしまった。
そしてウワサはエリスのもとへも届くのだった
先の大戦でエリスを100年後の世界へ脱出させ人間界の皇帝を介錯した人物で見た目は冷たい表情をして悲しげな雰囲気がある
「陛下、先程より人間界の使者から帝国にエリスという絶世の美女を保護したという事です」
「……そうか、いずれは私が直々に帝国へ出向く必要があるな」
「……いかがいたしますか?」
「出発の準備をして帝国に使者を送って皇帝同士の会談の申し入れをせよ」
「仰せのままに」
「……やっと会えるのか…エリス、愛する人よ……どうか無事でいてくれ」
城の窓から心配そうな視線で外を見つめるルシアだった。
一方、帝国ではあの事件から1年がたとうとしていた。ケインは謹慎中に再び様々な礼儀作法や女性に対する接し方と騎士団の見習いとしても一から修行をした。
そしてエリスは最初は心を閉ざしたがマリンナやミヤノ、そして女性従者の働きにより少しずつ笑みを取り戻していた。
コンコンっ
「エリス?わたしよ、入るわね」
ガチャ
「お義母さま、ごきげんよう」
「おはよう、調子はどうかしら?」
エリスとマリンナは、この1年間で母娘のような絆を結び固い信頼関係になった。
「お義母さま、みてください」
エリスはマリンナに手作りの毛糸で編んだブレスレットをみせた
「まぁ綺麗ね」
「ふふっ、これお義母さまにプレゼントです」
「いいの?ありがとうエリス」
そこへメイド長のミヤノがやってきた
「エリス様、私にはないのですか?」
「ないわよ!ね~エリス!」
マリンナはエリスの頭を優しく撫でた。マリンナは一人息子のケインのみなので、エリスが初めてできた娘のようで可愛くて仕方ない。
「ミヤノの分もあります、どうぞ」
「ありがとうございます!エリス様!」
そこへマリンナの従者がやってきた
「マリンナ様、例の使者が会談の申し入れの書状をお持ちになられました、いかがいたしますか?」
「わかったわ、通してちょうだい」
マリンナはエリスに感謝を言って部屋を後にした。
「ねえ、ミヤノ」
「はい、何でしょうか?」
「会談ってだれと?」
「魔界と人間界に隣接する国のルシア皇帝です」
「!?」
エリスはルシアという言葉を聞いて胸が熱くなった。懐かしい名前……
「そうですか」
それから数ヶ月後、
帝国にルシア皇帝が来訪してマリンナとの会談に臨んだ
謁見の間に現れたのは誰もが魅了される黒髪に赤い瞳で細身の長身のルシアが謁見の間を堂々と歩いてマリンナの元へ向かい膝をつく
「東国の皇帝ルシアただいま、帝国皇帝代理王妃様にお目通り叶った事を喜び申し上げる」
「息災だったか?ルシア」
「はい、マリンナ様は?」
「息災よ」
その後、マリンナは真剣な顔で言った
「わざわざ帝国に出向くとは珍しいわね、どんな風の吹き回しかしら?」
するとルシアは静かな笑みを浮かべて言った
「ご存じでしょう……我が愛する人を迎えに参りました」
マリンナの顔が強ばった。無理もないルシアの愛する人がエリスだからだ。
「あの娘は私の義娘よ、それに息子の許嫁。それを知って言ってるの?」
「お言葉ですが、あの男にエリスを任せられませんよ」
2人は静かだが互いに引かない姿勢だった
「はぁっ、わかった……お前には夫がした過ちもある。だからまずはエリスと会う機会を設けてやる、そこで私も交えた3人で話しましょう」
「わかった、異論は無い」
見た目とは裏腹に物分りが良く素直なルシアを羨ましがるマリンナがいた。
「あなたは物分りが良くて素直で良いわね。どうかしら、わたしの養子に」
「断る、歳上に興味は無い」
するとマリンナはルシアを睨んだ
「なにか仰った?」
「なにも」
「よろしい、今宵は泊まっていけよ。もてなしてやる」
「気遣い感謝する」
こうしてルシアが滞在する事になったが、城中にルシアの美貌のウワサが女性の間で広まった。しかもエリスの恋仲という、ややこしい事実まで広まってしまった。
そしてウワサはエリスのもとへも届くのだった
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