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2章 俺の異世界でのパートナーは、可愛いだけじゃなかった。
14 異世界に転生した俺が目覚めたのは、白い布団の中だった。
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目を覚ましてからかれこれ10分程経つが、俺はベッドの中で背中を丸めながら、その場所から見える風景をあれこれと眺めていた。
俺が居るのは、白い壁に木枠の窓が付いた広めの部屋だった。木のベッドに丸いテーブルに小さなソファ。必要最低限の家具しかないのは客室か何かだろうか。
異世界というよりはどこか異国のホテルのように感じられる。
窓の外には青空と、そよぐ緑色の木の葉が見える。
俺は温かい匂いのする布団の中で何度も息を吸い込んで、ほっと息を吐き出した。
こんなことしていて良いのか分からないけれど、休める時は休んだ方がいいというのは、異世界転生の鉄則だ。いつ何時に何が起こるかなんて分からないのだから。
それにしても俺は大分優雅で恵まれた転生者だと思う。
ラノベの主人公といえば、元の世界の本人が死んでるのも珍しくないし、目的もなく路頭に迷う奴が居たり、急にモンスターに襲われるってパターンも多い。
その点俺は、あったかい布団の中でサブヒロインの女の子を待っているのだ。
ラノベの主人公たちには悪いが、俺は好待遇で異世界生活を楽しんでいるであろう美緒を連れ戻すという目的は80%くらいにして、後の20%くらいはこの世界を満喫したいと思っている。
小さい足音が廊下の奥に鳴って、俺は緊張を走らせた。
(メルだよな?)
初対面でなるべく悪い印象を持たれたくないと気張って、あたかもまだ寝ていたかのように目を瞑る。
そんな作戦を考えたのも束の間、ドンドンドンと力強くドアがノックされ、返事を返す余裕もないままドアがバタリと開かれた。
「入るわよ! ユースケ、起きてる?」
随分と可愛い声に違和感を覚えて、俺はゆっくりと目を開いた。視界に飛び込んできた少女の姿に、俺は一瞬「えっ?」と硬直する。
ベッドに横たわったままの状態で彼女と目が合って、俺は苦笑交じりに頭を下げた。
「メル……さん?」
別人かと思いながら確認する。それは「違います」とすぐに否定して欲しかったからだ。
この絶望感を払拭して欲しかった。
しかし!
「おはよう。少しは寝れた? 私がメルよ。よろしくね」
サファイアみたいに青くて丸い瞳が、にっこりと微笑む。
俺は「討伐隊」メンバーとして彼女の所に来たのだ。ままごとの相手じゃないだろう?
『可愛いメルとドッキドキの討伐旅』みたいのを考えてた俺の妄想は、その返事で完璧に砕け散った。
メルは可愛かった。可愛い。そう、『可愛い』という評価は間違っていない。
けれど、幼女なんて求めてたわけじゃない。
「よ、よろしく。速水佑助です」
「貴方、異世界から来たんでしょ? 私の討伐隊のメンバーになってくれるってクラウに聞いたわ。本当に有難う!」
まだ小学校低学年くらいの小さく華奢な体が、どうしても討伐隊の文字と結びつかない。人形のような可愛らしい顔も、クラウの言っていた「強い女」とは程遠い。
俺はゆっくりと身体を起こして足を床に放り投げると、状況が飲み込めないまま頷いて、彼女に向かって首を傾げた。
栗色のくせ毛を耳の横で縛ったツインテールが、彼女の動きに合わせてモコモコと動いている。メルも俺を観察しているようで、両手で水色のワンピースのスカートをつまみながら、表情をころころと変えていた。
可愛いんだが、これじゃないんだ。
これじゃ、俺の理性は飛んでいきそうにない。
(けど、マスコットみたいなものだと考えれば、悪くない……かな?)
「ちょっと触ってもいい?」
絶望が時間の経過と共に妥協へと変わっていく中で、突然メルの手が俺にボディタッチを始めた。
ペタペタと小さな手が、胸やら背中やら腕を揉み込んでいく感触がくすぐったくて、俺はぐっと笑い出すのを堪える。
年齢は置いといて、こんなに可愛い女子と密着することが新鮮過ぎて、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ俺はドキッとした。彼女から無駄にいい匂いがするのも問題だ。
「全然ダメね。ぐにゃぐにゃじゃない」
しかし、一通り触られまくった所で、俺は一方的にそんな評価を下されてしまった。
パンパンと両手で俺の胸を叩いたのが終わりの合図らしい。メルは自分の腕をぎゅっと組み合わせて、「そうねぇ」と首を捻った。
「もう少し筋力付けないと、最後まで戦えないわよ? それに、その腕じゃ剣も持ったことないんでしょ?」
触っただけで分かるのか。
反抗する言葉もなく、俺は「ない」とはっきり答えた。
「でしょ? 後で鍛冶屋さんに行って初心者向きの剣を見繕ってもらいましょう」
「鍛冶屋って、武器作ってる所?」
「そうよ。討伐に行くなら剣くらい持ってないと」
そう言って、くるりと体を翻したメルの背中には、長い洋剣がぶら下がっている。
少女の身体には大分長く、肩の上に柄が飛び出ていて、鞘の先も地面を擦りそうだ。こんなのを使いこなせるなんて、よほどの達人なのかもしれない。
武器を常時持たなきゃならない程この世界は物騒なのかと心配になるが、剣が出てくるといよいよ異世界らしくなってくる。
「助かるよ。ところで、討伐隊って何するんだ? 詳しい事聞いてなくてさ」
ベッドの縁に腰掛けると、メルはその隣にちょこんと飛び乗って、人差し指をくるくると回しながら説明を始めた。
長い剣の柄が俺の方に傾いて、密着を阻止している。
「国の外れにエルドラって町があるんだけど、少し前にモンスターが住み着いちゃって、それを退治しに行くのよ。山の上の観光地で私も好きな場所なんだけど、そいつのせいで今は閉鎖してるの」
「そっか。大変そうだな。討伐隊のメンバーも集まらなかったんだろ?」
「そうなのよ。けど、そこまで強い奴でもないから、私一人でも十分だと思うの。クラウ様が心配性なだけ。ちょっと過保護なところがあるのよね。ユースケは保護者役で付けてくれたんだと思うわ」
「ってことは、まさか他に討伐隊のメンバーは居ないのか?」
それって本当に大丈夫なんだろうか。メンバーが集まらなかったってことは、リスクが高いってことなのでは。
俺の懸念にメルはぴょんとベッドを飛び降りると、腰に手を当てて仁王立ちになり、ぷうっと頬を膨らませた。
「ユースケは、私と一緒じゃ不服なの? ちゃんと守ってあげるから、心配なんて無用よ!」
人は見かけによらないというのは、クラウに会った時に学習済みだ。
「分かった、分かりました。俺、戦いに行くとか初めてだからさ、色々頼んだよ」
自分が付き添いでしかないことは認めるから、せめて足手纏いにはなりたくない。
俺は観念して「よろしくお願いします」と小さな少女に頭を下げた。
メルは「よろしい」と嬉しそうに微笑む。笑顔だけを切り取れば、戦いなど無縁の可愛い少女だ。
「じゃあ、ごはんにしましょうか。おなか減ってるでしょ? 椅子に掛けて待っててね」
クラウの言う通り、世話好きなのは間違いないようだ。
メルは颯爽と部屋を出て行って、『何かを煮たもの』を鍋ごと運んできた。
部屋に充満していた匂いの正体はこれらしい。空腹を掻き立てる美味そうな匂いとは裏腹に、トマトか何かの赤い汁に浸かった物体が何なのかが気になる。
(異世界ラノベの定番だろ、これは……)
異世界どころか、異国でもありそうなシチュエーション。
「さぁ、どうぞ」と笑顔で取り分けられた皿の中には、野菜以外に肉の塊が沈んでいる。
豚や牛や鶏の肉だったらいいけど、ここでそんなものが出るわけないと俺は思っている。
「いただきまぁす」
テーブルの向かいに座って先に食べ始めたメルは、トマトスープのポトフを食べているようだった。一口食べてほころんだ頬に手を添える様子に偽りはないだろう。
「なぁメル、この肉は何の肉だ?」
変な好奇心が沸いて、俺は率直に尋ねてみる。
「これはクラウ様が、ユースケに食べさせてくれって送ってくれたのよ。この世界では良く食べるけど、そっちの世界にはないのかしら。狩りたてですっごく美味しいわよ?」
「狩りたて?」
ふと嫌な予感がした。
「今朝、門から逃げ出してたんですって。カーボよ。さぁどうぞ」
(アイツかー!!! 食べられるのかよ、お前は!)
けど、そんな可愛い顔で勧められたら、断るわけにはいかなかった。
俺を襲ってクラウにあっという間に退治された、牙の長い犬のようなカーボは、見た目よりも大分美味しかった。これはもう、慣れるしかないだろう。
俺が居るのは、白い壁に木枠の窓が付いた広めの部屋だった。木のベッドに丸いテーブルに小さなソファ。必要最低限の家具しかないのは客室か何かだろうか。
異世界というよりはどこか異国のホテルのように感じられる。
窓の外には青空と、そよぐ緑色の木の葉が見える。
俺は温かい匂いのする布団の中で何度も息を吸い込んで、ほっと息を吐き出した。
こんなことしていて良いのか分からないけれど、休める時は休んだ方がいいというのは、異世界転生の鉄則だ。いつ何時に何が起こるかなんて分からないのだから。
それにしても俺は大分優雅で恵まれた転生者だと思う。
ラノベの主人公といえば、元の世界の本人が死んでるのも珍しくないし、目的もなく路頭に迷う奴が居たり、急にモンスターに襲われるってパターンも多い。
その点俺は、あったかい布団の中でサブヒロインの女の子を待っているのだ。
ラノベの主人公たちには悪いが、俺は好待遇で異世界生活を楽しんでいるであろう美緒を連れ戻すという目的は80%くらいにして、後の20%くらいはこの世界を満喫したいと思っている。
小さい足音が廊下の奥に鳴って、俺は緊張を走らせた。
(メルだよな?)
初対面でなるべく悪い印象を持たれたくないと気張って、あたかもまだ寝ていたかのように目を瞑る。
そんな作戦を考えたのも束の間、ドンドンドンと力強くドアがノックされ、返事を返す余裕もないままドアがバタリと開かれた。
「入るわよ! ユースケ、起きてる?」
随分と可愛い声に違和感を覚えて、俺はゆっくりと目を開いた。視界に飛び込んできた少女の姿に、俺は一瞬「えっ?」と硬直する。
ベッドに横たわったままの状態で彼女と目が合って、俺は苦笑交じりに頭を下げた。
「メル……さん?」
別人かと思いながら確認する。それは「違います」とすぐに否定して欲しかったからだ。
この絶望感を払拭して欲しかった。
しかし!
「おはよう。少しは寝れた? 私がメルよ。よろしくね」
サファイアみたいに青くて丸い瞳が、にっこりと微笑む。
俺は「討伐隊」メンバーとして彼女の所に来たのだ。ままごとの相手じゃないだろう?
『可愛いメルとドッキドキの討伐旅』みたいのを考えてた俺の妄想は、その返事で完璧に砕け散った。
メルは可愛かった。可愛い。そう、『可愛い』という評価は間違っていない。
けれど、幼女なんて求めてたわけじゃない。
「よ、よろしく。速水佑助です」
「貴方、異世界から来たんでしょ? 私の討伐隊のメンバーになってくれるってクラウに聞いたわ。本当に有難う!」
まだ小学校低学年くらいの小さく華奢な体が、どうしても討伐隊の文字と結びつかない。人形のような可愛らしい顔も、クラウの言っていた「強い女」とは程遠い。
俺はゆっくりと身体を起こして足を床に放り投げると、状況が飲み込めないまま頷いて、彼女に向かって首を傾げた。
栗色のくせ毛を耳の横で縛ったツインテールが、彼女の動きに合わせてモコモコと動いている。メルも俺を観察しているようで、両手で水色のワンピースのスカートをつまみながら、表情をころころと変えていた。
可愛いんだが、これじゃないんだ。
これじゃ、俺の理性は飛んでいきそうにない。
(けど、マスコットみたいなものだと考えれば、悪くない……かな?)
「ちょっと触ってもいい?」
絶望が時間の経過と共に妥協へと変わっていく中で、突然メルの手が俺にボディタッチを始めた。
ペタペタと小さな手が、胸やら背中やら腕を揉み込んでいく感触がくすぐったくて、俺はぐっと笑い出すのを堪える。
年齢は置いといて、こんなに可愛い女子と密着することが新鮮過ぎて、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ俺はドキッとした。彼女から無駄にいい匂いがするのも問題だ。
「全然ダメね。ぐにゃぐにゃじゃない」
しかし、一通り触られまくった所で、俺は一方的にそんな評価を下されてしまった。
パンパンと両手で俺の胸を叩いたのが終わりの合図らしい。メルは自分の腕をぎゅっと組み合わせて、「そうねぇ」と首を捻った。
「もう少し筋力付けないと、最後まで戦えないわよ? それに、その腕じゃ剣も持ったことないんでしょ?」
触っただけで分かるのか。
反抗する言葉もなく、俺は「ない」とはっきり答えた。
「でしょ? 後で鍛冶屋さんに行って初心者向きの剣を見繕ってもらいましょう」
「鍛冶屋って、武器作ってる所?」
「そうよ。討伐に行くなら剣くらい持ってないと」
そう言って、くるりと体を翻したメルの背中には、長い洋剣がぶら下がっている。
少女の身体には大分長く、肩の上に柄が飛び出ていて、鞘の先も地面を擦りそうだ。こんなのを使いこなせるなんて、よほどの達人なのかもしれない。
武器を常時持たなきゃならない程この世界は物騒なのかと心配になるが、剣が出てくるといよいよ異世界らしくなってくる。
「助かるよ。ところで、討伐隊って何するんだ? 詳しい事聞いてなくてさ」
ベッドの縁に腰掛けると、メルはその隣にちょこんと飛び乗って、人差し指をくるくると回しながら説明を始めた。
長い剣の柄が俺の方に傾いて、密着を阻止している。
「国の外れにエルドラって町があるんだけど、少し前にモンスターが住み着いちゃって、それを退治しに行くのよ。山の上の観光地で私も好きな場所なんだけど、そいつのせいで今は閉鎖してるの」
「そっか。大変そうだな。討伐隊のメンバーも集まらなかったんだろ?」
「そうなのよ。けど、そこまで強い奴でもないから、私一人でも十分だと思うの。クラウ様が心配性なだけ。ちょっと過保護なところがあるのよね。ユースケは保護者役で付けてくれたんだと思うわ」
「ってことは、まさか他に討伐隊のメンバーは居ないのか?」
それって本当に大丈夫なんだろうか。メンバーが集まらなかったってことは、リスクが高いってことなのでは。
俺の懸念にメルはぴょんとベッドを飛び降りると、腰に手を当てて仁王立ちになり、ぷうっと頬を膨らませた。
「ユースケは、私と一緒じゃ不服なの? ちゃんと守ってあげるから、心配なんて無用よ!」
人は見かけによらないというのは、クラウに会った時に学習済みだ。
「分かった、分かりました。俺、戦いに行くとか初めてだからさ、色々頼んだよ」
自分が付き添いでしかないことは認めるから、せめて足手纏いにはなりたくない。
俺は観念して「よろしくお願いします」と小さな少女に頭を下げた。
メルは「よろしい」と嬉しそうに微笑む。笑顔だけを切り取れば、戦いなど無縁の可愛い少女だ。
「じゃあ、ごはんにしましょうか。おなか減ってるでしょ? 椅子に掛けて待っててね」
クラウの言う通り、世話好きなのは間違いないようだ。
メルは颯爽と部屋を出て行って、『何かを煮たもの』を鍋ごと運んできた。
部屋に充満していた匂いの正体はこれらしい。空腹を掻き立てる美味そうな匂いとは裏腹に、トマトか何かの赤い汁に浸かった物体が何なのかが気になる。
(異世界ラノベの定番だろ、これは……)
異世界どころか、異国でもありそうなシチュエーション。
「さぁ、どうぞ」と笑顔で取り分けられた皿の中には、野菜以外に肉の塊が沈んでいる。
豚や牛や鶏の肉だったらいいけど、ここでそんなものが出るわけないと俺は思っている。
「いただきまぁす」
テーブルの向かいに座って先に食べ始めたメルは、トマトスープのポトフを食べているようだった。一口食べてほころんだ頬に手を添える様子に偽りはないだろう。
「なぁメル、この肉は何の肉だ?」
変な好奇心が沸いて、俺は率直に尋ねてみる。
「これはクラウ様が、ユースケに食べさせてくれって送ってくれたのよ。この世界では良く食べるけど、そっちの世界にはないのかしら。狩りたてですっごく美味しいわよ?」
「狩りたて?」
ふと嫌な予感がした。
「今朝、門から逃げ出してたんですって。カーボよ。さぁどうぞ」
(アイツかー!!! 食べられるのかよ、お前は!)
けど、そんな可愛い顔で勧められたら、断るわけにはいかなかった。
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