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8章 刻一刻と迫る危機
85 熱風の吹きつける町へ
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「どうして、俺はダメなんですか?」
美緒に会いに行くことを否定された俺は、納得できる理由が欲しかった。
ティオナはすぐに返事せず、俺をじっと見ている。
話すべきことを悩んでいるのか、話すべきかと悩んでいるのか。
そんな彼女は、夕方会った時と少し印象が変わっていた。青髪の美少女なことは変わらないが、落ち着いた感じがする。
10年くらい時が経ってしまったような。違和感というか、こんなだったかもしれないと納得させられてしまうほどに自然な変化だ。
「若さを保つのも大変なんだよ」
俺の心を見透かして、ティオナは沈黙の末に口を開いた。そして、メルに顔を向ける。
「メルーシュ様は覚えてないかい?」
「えっ……?」
「狭いんだよ、下の部屋は」
眉を上げるメルに笑んで、ティオナは俺に視線を返した。
「あれだけの女子に親衛隊の二人まで入ったら、窮屈で仕方ないよ。あそこは人が生活できるように作られた場所じゃない。魔王に危険が迫った時、数日生き長らえるようにと作ったただの空間なんだよ。大勢で入ったら、空気だって足りなくなる」
その話を聞いて、明らかにメルが委縮しているのがわかる。自分の両腕を抱えて、肩を震わせる彼女は、クーデターがあった10年ほど前、そこに居たのかもしれない。
「きちんと覚えてはいないけれど、そうね」
「いいよ、メル。無理に思い出さなくていいから」
「その通りだ。メルーシュ様が記憶を戻して良いことなんてこれっぽっちもないよ」
ティオナの言葉一つ一つがハイドの言葉に繋がっている気がして、俺は「ちょっと」と彼女に詰め寄った。
咄嗟にメルに腕を掴まれたせいで少し距離があったが、自分の漠然とした不安をぶつける。
「この騒動は、元老院のハイドが起こしたことで間違いないよな?」
本人の口からそうは聞いたが、それだけでは100%納得はできない。
ティオナは困惑した目を俺の口元に漂わせ、深いため息をついた。
「あの男は心配性なんだよ。この国の為を思うばかりに……いや、思いすぎなんだね、アレは。周りが見えなくなってる」
「それって、ティオナ様から見てどうなんですか? 間違ったことしてるとは思わないんですか?」
「やり方はどうであれ、根本的なところは間違っていないと思うよ」
ティオナは俺の前に出て、白く細い手をメルの頬に伸ばす。
「そんな瞳をして。魔法を使ったのかい?」
「いいえ。使っていません」
赤い瞳をまっすぐに彼女へ向け、メルはきっぱりと答えた。
「懸命だね。平穏を望むなら、そうしていたほうがいい」
「平穏、って」
彼女はハイドと同じ言葉を口にする。
俺は自分の意志でここに来たと思っているけれど、もしかしたらそうじゃないのかもしれないと思った。俺の目には見えない何者かの意思に、この場所へと誘導されてしまったのかもしれない。
「下が狭くて俺の居場所がないっていうなら、美緒が無事かどうか一目見れるだけでいいんだ」
どうせ叶わぬことだと思った。否定されるだろうと予測して、
「駄目よ」
その通りの返事が返ってきて、俺はきつく息を飲み込んだ。
離れた位置から複数の足音が近付いてくるのが分かって、俺たち三人が同時に顔を上げる。
「何か騒々しいと思ったら、二人ともここまで来てたんだ」
暗がりから先に現れたのはクラウだった。その後ろにヒルドもいて、悠長に手を振ってくる。
「ユースケに隊長! チェリーのこと、ちゃんとリトさんに頼んできたよ。心配することないって」
「そうか。美緒は? アイツも居たか?」
「もちろんだよ。ユースケが無事だって言ったら、ホッとしてたよ」
早口で尋ねる俺に、ヒルドは笑顔で頷いた。
とりあえず「良かった」と安堵したところで、ティオナがクラウの前に進んだ。
「良い所に来て下さいました、クラウ様」
しかしそれはあまり穏やかな話ではなかった。
彼女は俺たちを見渡して、一人一人に突きつけるような視線をくれる。
「クラウ様と、ユースケ様、そしてメル様にはここ以外の場所へ避難していただきます」
「ちょっと、僕が入ってないけど?」
「ええっ?」と口を横に開くヒルドを無視して、ティオナは続ける。
「騒動が落ち着くまでです」
「聞いてないよ、どういうこと?」
声を強めるクラウに、ヒルドが強気に説明した。
「セルティオを仕向けたのは、元老院のハイド様なんだよ」
「そうなのか?」
「クラウ様の胸に、心当たりはあるはずですよ」
ハイドの名前を聞いても動揺を見せなかったクラウが、一転して厳しい表情で自分の胸元を鷲掴みにした。
「そうか」とクラウが呟いた理由を、俺は知らない。
美緒がここに居る以上、あまり遠くには行きたくなかった。
けれど俺の心の準備などお構いなしに、ティオナが高く伸ばした手をぐるりと回した。白い光を緞帳のように俺たちの頭上へと降らせる。
彼女は、一瞬で俺たちをその場所に運んだ。
『次元の間』だ。
さっきハイドに連れて来られた場所。彼の姿はもうなかった。
向こうへ戻れと言ったハイドの言葉を拒絶して逃げ出してきたばかりなのに、俺は一時間と経たぬ間にここへ戻ってきてしまった。
「何だ、ここは……」
ヒルドとメルは初めてくるこの場所に驚いている。何もない暗い空間にそびえる門に、ヒルドは何度も感嘆の声を上げるが、「お前は行かせないよ」とティオナがぴしゃりと言った。
「ちょっと待ってくれ、ティオナ。僕たちを向こうに行かせようっていうのか?」
「荒療治させていただきますよ。これは、ハイドに対する私のちょっとした抵抗です」
クラウは不信感を示すが、それ以上ティオナに言い返せない事情があるらしい。
「今のグラニカには、クラウ様が必要なんです」
そういえば、この国はそんな名前だった。
ティオナは俺たちを向こうの世界に送るというのか。
ハイドによる強制送還から目的が避難へと変わったところで、俺は美緒を置いて元の世界になんて戻りたくはなかった。
「俺はハイドにも向こうへ帰れって言われた。やっぱり俺は、この世界に邪魔なのか?」
「この世界に居ても、貴方は損をするだけ。けど、無理矢理なんてのは私の性に合わないんだよ。帰すんじゃない、クラウ様やメル様に、向こうを案内してやってくれないか?」
「案内?」
「向こうの事情に詳しい人が必要だろう?」
有無を言わさぬ笑みを一つ浮かべて、ティオナは門の前に立った。扉は閉まっている。
彼女は俺たちに背を向けると、扉に向かって大きく腕を広げた。
「私は一つ賭けをしたんだ。なぁに、美人の戯言だと思ってくれていい」
「美人……?」
「絵描きは黙っててくれるかい?」
疑問符を投げかけたハイドを、ティオナはキッと肩越しに睨みつける。
「もしユースケ様がハイドの要求を呑んだら、私はあの男に従おうと思ってね。けれど、逆らった……まぁ、こうなるだろうとは思っていたさ。貴方は女を追ってこの世界に来た男だから」
淡々とティオナは言った。
「私は面倒なことが嫌いなんだ。だから、中立でいてやる」
「ユ―スケ」
メルが恐怖を帯びた声で囁いて、俺の後ろに隠れてしまう。
「大丈夫だよ、メル。向こうはそんなに怖い場所じゃないから。けど……俺たちはこっちに戻ってこれるんですよね? 美緒と離れたくないんだ」
「お熱いね。ユースケ様がこっちに戻りたいと思うなら、恐らく戻ってこれるだろうよ」
「恐らく、って。ちょっと待って……」
見上げた門が静かに開いていく様を見て、俺は重要なことを思い出した。
この門の開閉は、彼女にしかできないということだ。
俺が最初にこの世界に来た時、ティオナは自分の休暇を理由にこの門を開け放っていた。けれど、さっきハイドとここに来た時、扉は閉まっていたのだ。
だからあの時、ハイドが俺を強制送還させるには彼女の存在が必須だったわけで。
「まさかあの時、ティオナ様もここに居たのか?」
今度はメルやクラウも一緒だ。俺を案内役と言った彼女が何を企んでいるかがさっぱり読めない。
ティオナは俺の問いに答えず、うっすらと笑みを浮かべた。
「頼みますよ、クラウ様」
ティオナの声が鼓膜に響いた。抵抗する間もなく、俺の視界は暗転する。
何度こんな目に遭っただろう。
数秒後、視覚より先に聴覚が戻ってくる。
人の歩く音、何かの話し声に懐かしい感じがした。
熱風に照り付けられた不快感と眩しさに、そっと瞼を開いていく。
「え――」
ブロロと車が通り過ぎる音がした後に、俺は覚醒する。
最初に目に飛び込んできたのは、公園の見慣れた滑り台だった。
どうやら俺は、いつもの公園に戻ってきたらしい。
美緒に会いに行くことを否定された俺は、納得できる理由が欲しかった。
ティオナはすぐに返事せず、俺をじっと見ている。
話すべきことを悩んでいるのか、話すべきかと悩んでいるのか。
そんな彼女は、夕方会った時と少し印象が変わっていた。青髪の美少女なことは変わらないが、落ち着いた感じがする。
10年くらい時が経ってしまったような。違和感というか、こんなだったかもしれないと納得させられてしまうほどに自然な変化だ。
「若さを保つのも大変なんだよ」
俺の心を見透かして、ティオナは沈黙の末に口を開いた。そして、メルに顔を向ける。
「メルーシュ様は覚えてないかい?」
「えっ……?」
「狭いんだよ、下の部屋は」
眉を上げるメルに笑んで、ティオナは俺に視線を返した。
「あれだけの女子に親衛隊の二人まで入ったら、窮屈で仕方ないよ。あそこは人が生活できるように作られた場所じゃない。魔王に危険が迫った時、数日生き長らえるようにと作ったただの空間なんだよ。大勢で入ったら、空気だって足りなくなる」
その話を聞いて、明らかにメルが委縮しているのがわかる。自分の両腕を抱えて、肩を震わせる彼女は、クーデターがあった10年ほど前、そこに居たのかもしれない。
「きちんと覚えてはいないけれど、そうね」
「いいよ、メル。無理に思い出さなくていいから」
「その通りだ。メルーシュ様が記憶を戻して良いことなんてこれっぽっちもないよ」
ティオナの言葉一つ一つがハイドの言葉に繋がっている気がして、俺は「ちょっと」と彼女に詰め寄った。
咄嗟にメルに腕を掴まれたせいで少し距離があったが、自分の漠然とした不安をぶつける。
「この騒動は、元老院のハイドが起こしたことで間違いないよな?」
本人の口からそうは聞いたが、それだけでは100%納得はできない。
ティオナは困惑した目を俺の口元に漂わせ、深いため息をついた。
「あの男は心配性なんだよ。この国の為を思うばかりに……いや、思いすぎなんだね、アレは。周りが見えなくなってる」
「それって、ティオナ様から見てどうなんですか? 間違ったことしてるとは思わないんですか?」
「やり方はどうであれ、根本的なところは間違っていないと思うよ」
ティオナは俺の前に出て、白く細い手をメルの頬に伸ばす。
「そんな瞳をして。魔法を使ったのかい?」
「いいえ。使っていません」
赤い瞳をまっすぐに彼女へ向け、メルはきっぱりと答えた。
「懸命だね。平穏を望むなら、そうしていたほうがいい」
「平穏、って」
彼女はハイドと同じ言葉を口にする。
俺は自分の意志でここに来たと思っているけれど、もしかしたらそうじゃないのかもしれないと思った。俺の目には見えない何者かの意思に、この場所へと誘導されてしまったのかもしれない。
「下が狭くて俺の居場所がないっていうなら、美緒が無事かどうか一目見れるだけでいいんだ」
どうせ叶わぬことだと思った。否定されるだろうと予測して、
「駄目よ」
その通りの返事が返ってきて、俺はきつく息を飲み込んだ。
離れた位置から複数の足音が近付いてくるのが分かって、俺たち三人が同時に顔を上げる。
「何か騒々しいと思ったら、二人ともここまで来てたんだ」
暗がりから先に現れたのはクラウだった。その後ろにヒルドもいて、悠長に手を振ってくる。
「ユースケに隊長! チェリーのこと、ちゃんとリトさんに頼んできたよ。心配することないって」
「そうか。美緒は? アイツも居たか?」
「もちろんだよ。ユースケが無事だって言ったら、ホッとしてたよ」
早口で尋ねる俺に、ヒルドは笑顔で頷いた。
とりあえず「良かった」と安堵したところで、ティオナがクラウの前に進んだ。
「良い所に来て下さいました、クラウ様」
しかしそれはあまり穏やかな話ではなかった。
彼女は俺たちを見渡して、一人一人に突きつけるような視線をくれる。
「クラウ様と、ユースケ様、そしてメル様にはここ以外の場所へ避難していただきます」
「ちょっと、僕が入ってないけど?」
「ええっ?」と口を横に開くヒルドを無視して、ティオナは続ける。
「騒動が落ち着くまでです」
「聞いてないよ、どういうこと?」
声を強めるクラウに、ヒルドが強気に説明した。
「セルティオを仕向けたのは、元老院のハイド様なんだよ」
「そうなのか?」
「クラウ様の胸に、心当たりはあるはずですよ」
ハイドの名前を聞いても動揺を見せなかったクラウが、一転して厳しい表情で自分の胸元を鷲掴みにした。
「そうか」とクラウが呟いた理由を、俺は知らない。
美緒がここに居る以上、あまり遠くには行きたくなかった。
けれど俺の心の準備などお構いなしに、ティオナが高く伸ばした手をぐるりと回した。白い光を緞帳のように俺たちの頭上へと降らせる。
彼女は、一瞬で俺たちをその場所に運んだ。
『次元の間』だ。
さっきハイドに連れて来られた場所。彼の姿はもうなかった。
向こうへ戻れと言ったハイドの言葉を拒絶して逃げ出してきたばかりなのに、俺は一時間と経たぬ間にここへ戻ってきてしまった。
「何だ、ここは……」
ヒルドとメルは初めてくるこの場所に驚いている。何もない暗い空間にそびえる門に、ヒルドは何度も感嘆の声を上げるが、「お前は行かせないよ」とティオナがぴしゃりと言った。
「ちょっと待ってくれ、ティオナ。僕たちを向こうに行かせようっていうのか?」
「荒療治させていただきますよ。これは、ハイドに対する私のちょっとした抵抗です」
クラウは不信感を示すが、それ以上ティオナに言い返せない事情があるらしい。
「今のグラニカには、クラウ様が必要なんです」
そういえば、この国はそんな名前だった。
ティオナは俺たちを向こうの世界に送るというのか。
ハイドによる強制送還から目的が避難へと変わったところで、俺は美緒を置いて元の世界になんて戻りたくはなかった。
「俺はハイドにも向こうへ帰れって言われた。やっぱり俺は、この世界に邪魔なのか?」
「この世界に居ても、貴方は損をするだけ。けど、無理矢理なんてのは私の性に合わないんだよ。帰すんじゃない、クラウ様やメル様に、向こうを案内してやってくれないか?」
「案内?」
「向こうの事情に詳しい人が必要だろう?」
有無を言わさぬ笑みを一つ浮かべて、ティオナは門の前に立った。扉は閉まっている。
彼女は俺たちに背を向けると、扉に向かって大きく腕を広げた。
「私は一つ賭けをしたんだ。なぁに、美人の戯言だと思ってくれていい」
「美人……?」
「絵描きは黙っててくれるかい?」
疑問符を投げかけたハイドを、ティオナはキッと肩越しに睨みつける。
「もしユースケ様がハイドの要求を呑んだら、私はあの男に従おうと思ってね。けれど、逆らった……まぁ、こうなるだろうとは思っていたさ。貴方は女を追ってこの世界に来た男だから」
淡々とティオナは言った。
「私は面倒なことが嫌いなんだ。だから、中立でいてやる」
「ユ―スケ」
メルが恐怖を帯びた声で囁いて、俺の後ろに隠れてしまう。
「大丈夫だよ、メル。向こうはそんなに怖い場所じゃないから。けど……俺たちはこっちに戻ってこれるんですよね? 美緒と離れたくないんだ」
「お熱いね。ユースケ様がこっちに戻りたいと思うなら、恐らく戻ってこれるだろうよ」
「恐らく、って。ちょっと待って……」
見上げた門が静かに開いていく様を見て、俺は重要なことを思い出した。
この門の開閉は、彼女にしかできないということだ。
俺が最初にこの世界に来た時、ティオナは自分の休暇を理由にこの門を開け放っていた。けれど、さっきハイドとここに来た時、扉は閉まっていたのだ。
だからあの時、ハイドが俺を強制送還させるには彼女の存在が必須だったわけで。
「まさかあの時、ティオナ様もここに居たのか?」
今度はメルやクラウも一緒だ。俺を案内役と言った彼女が何を企んでいるかがさっぱり読めない。
ティオナは俺の問いに答えず、うっすらと笑みを浮かべた。
「頼みますよ、クラウ様」
ティオナの声が鼓膜に響いた。抵抗する間もなく、俺の視界は暗転する。
何度こんな目に遭っただろう。
数秒後、視覚より先に聴覚が戻ってくる。
人の歩く音、何かの話し声に懐かしい感じがした。
熱風に照り付けられた不快感と眩しさに、そっと瞼を開いていく。
「え――」
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