124 / 221
章なしで行きたいんだが~オオミヤからチチブへ
第124話 勇者謝罪する
しおりを挟む
チチブの街中では、争いが起きようとしていた。
それをオオミヤ城にいる姫のローザに伝えるのだが、何もしないって言う答えが返ってきた。
「おいおいこのまま放っておくのかよ。」
俺はローザの盗聴器に話しかける。
「何も出来ないでしょ。どうしてほしいのよ。」
ローザからは、そんな弱気な答えしか、返ってこない。
「そりゃあ、戦争を回避って言うか、暴動の鎮圧くらい、やってほしいよ。」
俺も折角連絡してるんだから、なんらかのアクションは起こしてほしい。
「くくく、何言ってるのかしらね、ユウタ。」
だけど、ローザからは俺の望む答えは、返ってこない。
「何って、俺、おかしな事言ってるかな?
何か、間違ってる?」
「はあ?本気で言ってるの?
ユウタが私を連れ出したから、こうなっちゃったんじゃない。」
「はあ?なんでそうなるんだよ?」
俺には、ローザの言ってる事が分からない。
俺の横目に、ユミコもうつむいて首を横に振ってるのが見える。
って、俺が間違えてるのか?
「ほんと、なーあんにも、分かってないのね、ユウタって。」
盗聴器の向こうで、ローザがニヤけてるのは、分かる。
「むっかぁ、何なんだよ、おまえ。それがお姫様の態度かよ。」
俺はおとなげなく、幼女のローザに腹をたてる。
「ふーうん、お姫様に逆らうんだぁ。お姫様がその気になったらどうなるか、分かってないなんて、ほんとバカよねえ、ユウタって。くすくす。」
「はあ?おまえがその気になったら、どうなるんだよ。国の暴動も止められないくせにさ!」
くそ、何で幼女ごときに馬鹿にされなくちゃなんねーんだ!
「何よ!ドラゴンさんの仇のくせに!
ユウタの事、処刑してやってもいいのよ!」
ムカつく相手ではあるが、ドラゴンさんの名を出されると、弱い。
「その事はごめん。悪かったよ。」
俺はローザをお城に連れ帰ってよかったのか、自信がもてなかった。
城の住民や王様の態度を目の当たりにしたら、あの海底洞窟にそっとしといた方が、ローザのためなのではと、思ってしまう。
「な、何よ急に。ひゃ、百万回謝っても、許してあげないんだからね!」
「ああ、ごめんなさい、ごめんなさい、中略、ごめんなさい!
これで百万回と一回、謝りました。もう許してください!」
「え、嘘。ほんとに百万回謝るなんて。
これで許してあげないと、私、嘘つきじゃない。ドラゴンさんの嫌いな、嘘つきに、ぐすん。」
なんか急に、ローザがしおらしくなる。
つか、これで百万回謝った事になるなんて、なんかローザを騙してるようで、心がいたむ。
それをオオミヤ城にいる姫のローザに伝えるのだが、何もしないって言う答えが返ってきた。
「おいおいこのまま放っておくのかよ。」
俺はローザの盗聴器に話しかける。
「何も出来ないでしょ。どうしてほしいのよ。」
ローザからは、そんな弱気な答えしか、返ってこない。
「そりゃあ、戦争を回避って言うか、暴動の鎮圧くらい、やってほしいよ。」
俺も折角連絡してるんだから、なんらかのアクションは起こしてほしい。
「くくく、何言ってるのかしらね、ユウタ。」
だけど、ローザからは俺の望む答えは、返ってこない。
「何って、俺、おかしな事言ってるかな?
何か、間違ってる?」
「はあ?本気で言ってるの?
ユウタが私を連れ出したから、こうなっちゃったんじゃない。」
「はあ?なんでそうなるんだよ?」
俺には、ローザの言ってる事が分からない。
俺の横目に、ユミコもうつむいて首を横に振ってるのが見える。
って、俺が間違えてるのか?
「ほんと、なーあんにも、分かってないのね、ユウタって。」
盗聴器の向こうで、ローザがニヤけてるのは、分かる。
「むっかぁ、何なんだよ、おまえ。それがお姫様の態度かよ。」
俺はおとなげなく、幼女のローザに腹をたてる。
「ふーうん、お姫様に逆らうんだぁ。お姫様がその気になったらどうなるか、分かってないなんて、ほんとバカよねえ、ユウタって。くすくす。」
「はあ?おまえがその気になったら、どうなるんだよ。国の暴動も止められないくせにさ!」
くそ、何で幼女ごときに馬鹿にされなくちゃなんねーんだ!
「何よ!ドラゴンさんの仇のくせに!
ユウタの事、処刑してやってもいいのよ!」
ムカつく相手ではあるが、ドラゴンさんの名を出されると、弱い。
「その事はごめん。悪かったよ。」
俺はローザをお城に連れ帰ってよかったのか、自信がもてなかった。
城の住民や王様の態度を目の当たりにしたら、あの海底洞窟にそっとしといた方が、ローザのためなのではと、思ってしまう。
「な、何よ急に。ひゃ、百万回謝っても、許してあげないんだからね!」
「ああ、ごめんなさい、ごめんなさい、中略、ごめんなさい!
これで百万回と一回、謝りました。もう許してください!」
「え、嘘。ほんとに百万回謝るなんて。
これで許してあげないと、私、嘘つきじゃない。ドラゴンさんの嫌いな、嘘つきに、ぐすん。」
なんか急に、ローザがしおらしくなる。
つか、これで百万回謝った事になるなんて、なんかローザを騙してるようで、心がいたむ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる